ナルガクルガの素材から誕生する、夜陰に紛れる黒の狩猟弓。
最終強化で闇夜弓【影縫】へと至る。
可視光を吸収する迅竜の毛は、暗闇での狙撃に極めて効果的だという。
本項では希少種であるナルガクルガ希少種、二つ名持ちモンスターである白疾風ナルガクルガの武器も扱う。
目次
性能
闇夜弓【影縫】
MHP2G
- 他のナルガ武器と同様に、ヒドゥンボウでも闇夜弓【影縫】でも一発生産できるし
ティガアローから派生強化することもできる。
勿論ティガアローから派生強化するとレア素材を使わなくて済むので、
とりわけ弓は尻尾の切断ができないため、派生強化で手に入れる者が多いだろう。
- 攻撃力324の数値だけ見れば心もとない。が、会心率50%の数字はそのイメージをぶち壊す。
単純な威力ならば他の弓にも引けを取らない。
矢の溜めレベルも優秀で、溜め1 溜め2 溜め3 溜め4
(要装填数UP)拡散4 連射5 貫通5 連射5
もっとも、溜め補正の都合上溜め1や溜め2を主力にして高火力になることはありえないのだが。
ナルガクルガの唯一の遠距離攻撃の棘飛ばしからか、溜め3で貫通Lv5に達しており、
夜砲【黒風】と同様に貫通系攻撃に長けていることがうかがえる。
そのため、装填数UPのスキルは基本的にはつけない方がいいだろう。
- 他のナルガ武器の例に違わず属性は無属性…だがしかし、なんとこの弓はすべてのビンに対応している。
普段は強撃ビンと高い会心率で獲物に悲鳴を上げさせ、
時とあらば毒ビン麻痺ビン睡眠ビンで状態異常に陥れる多様な攻撃が可能である。
勿論一つの状態異常に絞った戦い方であれば専用の弓を使えばいいが、
これは前記の様に高めの攻撃能力に追加して全部のビンを搭載できるので、
「特効」ではなく「翻弄」というスタンスになる。
まさにナルガクルガをそのまま具現化したかのような弓である。
MHP3
- 今作ではヒドゥンボウからの派生になっている。会心率は少し落ちたがそれでも40%とまだまだ高い。
おまけに前作ではスロットが一切空いていなかったにもかかわらず、2個もついている太っ腹。
さらに、今作ではナルガクルガに亜種が登場。それによって突風弓【裏影縫】も造れるように。
それぞれを比較してみると…。名前 攻撃力 会心率 溜め ビン 曲射 スロット 溜め2 溜め3 溜め4 闇夜弓【影縫】 235 40% 貫通3 貫通4 (貫通4) 睡眠ビン、減気ビン以外装填可能 放散 2 突風弓【裏影縫】 245 20% 拡散3 貫通3 貫通4 毒ビン以外装填可能 集中
溜め3時点では、素の期待値でも射撃レベルでも影縫が上回る。
しかし、射線やクリティカル距離を意識しながら溜め3が溜まった段階で即射撃することは難しいので、
結果として最初から溜め4が解放されている裏影縫の方がダメージ効率で勝ることがほとんどである。
一応影縫も増弾で溜め4貫通を撃てるが、スキル枠を取られる関係上、ほぼ裏影縫の劣化である。
また、影縫は会心率が高いことで貫通弓の定番装備であるジエン防具と相性が悪く、
今作の汎用火力スキルである弱点特効*1による火力の伸びしろも少ないため、
結果として火力でも裏影縫に劣ってしまう。
さらに地味ながら裏影縫は溜め2が拡散であり、貫通弓の弱点である雑魚処理がしやすいというメリットもある。
MH3G
- 今作ではまず会心率が急激に降下し(強化を繰り返すことである程度取り戻すことは可能)、
その上対応しているビンをごっそり減らされるという異常事態が発生した。
また、スロットがないこともMHP2Gの時に戻ってしまった。
MHX
- ヒドゥンボウ最終形態は闇夜弓【影縫】。
攻撃力190に会心率40%で、相変わらずの貫通弓。曲射は放散型。
ただし、溜めレベルは 連射3-貫通2-貫通3-(貫通4) と溜め3が貫通LV3止まりであり、
LV1強撃ビンしか装填できないという欠点がある。
毒・麻痺ビンが装填できるが、過去作に比べると基礎性能は少々弱体化した感が否めない。
そもそも今作の貫通弓はMH4からのモーション値低下を引きずっており、
無属性武器はまるごと戦力外扱いの悲哀に沈んでいる。
MHXX
- 続くMHXXでは貫通矢のモーション値が1.25倍になったことで、
無属性貫通弓もどうにか勝負の土俵に上がれるようになった。
その中でこの弓の性能はと言うと…
- 闇夜弓【影縫】を限界突破させると直後からスロット2を獲得、
LV1&LV2強撃ビンの両方を装填可能になり、溜め3が貫通4に向上。
攻撃力は30ずつ増えていき、究極強化すると無明弓【正定】という銘になる。
会心率40%はそのままに攻撃力は310に到達、
溜めレベルは 連射3-貫通4-貫通5-(貫通4) と貫通5を手に入れる。
この性能が如何ほどなのかは下のラファガボウの項目と共に記載されているためそちらへ。
MHW:I
- マスターランクにおいてナルガと共に新大陸に進出を果たした。
他のナルガ武器は半数ほどが固有デザインを失ってしまったが、
弓はその波に飲まれず闇夜弓としての姿を保っている。
- ナルガ弓と言えば低攻撃力・高会心が特徴的な無属性弓であったが、
会心率が20%と従来の半分程度まで落ち込み、やや地味になってしまった。
そもそもMHW系列の弓はかつてない属性重視環境であるため、
よほど物理性能がぶっちぎっていない限り物理弓にはお呼びがかからない状態である。
属性弓と比較してもさほど物理性能が高くはない本武器の肩身は狭かった。- 一応属性解放で水属性240が出るが、生産水弓の中では最下位であり、
文字通り焼け石に水という悲しい結果に終わってしまった。
- 一応属性解放で水属性240が出るが、生産水弓の中では最下位であり、
MHRise
- ナルガクルガが登場するのでもちろん作成できる。
ただ続投しただけではない、かつてない大躍進を遂げたのだ。- 攻撃力210&会心率40%
- 溜め3で貫通Lv4、溜め4を解放させると貫通Lv5が撃てる
- 拡張性の高いレベル2スロット×1
それだけではなく、かつての貫通矢はレベルが上がってもクリティカル距離が延びるだけだったが
MHRiseではモーション値そのものが大きく上がり、貫通矢Lv5はLv4の1.2倍もの威力がある。
あのブロスホーンボウですら貫通Lv4で止まってしまう中、
頭一つどころか半身飛び出すほどの圧倒的火力を持っているのだ。
ここに有用な装飾品を詰め込めるレベル2スロットまで付いてくる超豪華仕様。
- ここまでならバランスブレイカー間違いなしだが、ビンについてはどうだろうか。
この弓が装着できるのは接撃ビン*2・麻痺ビン・毒ビン……以上。
今作でもやっぱり強撃ビンは許されなかった。
しかも今作には強撃ビン追加スキルは存在しない。
物理弓なのに強撃ビンが使えないのはあまりにも致命的…かに思われた。
- MHRiseの強撃ビンはワールドで弱体化された1.35倍という補正をそのまま引き継いでいる。
それと矢のレベルを踏まえると、強撃ビン込みで最高火力の貫通弓である王牙弓【稚雷】に
期待値でわずか2%劣るだけなのである。
ここまで来ると「強撃ビンを使えないことが欠点」と取るよりも
「そのままで他の弓が強撃ビン使用中と同等の火力が出せる」と考えた方が正しい。
超会心なり攻撃スキルなりで補強するとその強撃ビン込み王牙弓すら上回る始末である。
- とはいえ、弓と言えば属性特化武器。いくら高性能でも無属性貫通弓というピーキーさで、出番はあるのだろうか?
- 弱点属性がバラけやすい→属性よりも攻撃力が重要
- 高く飛んで降りてこない射撃型モンスターの存在→長射程で有利に戦える
- 「大物」、「ヌシ」、古龍らの巨体ボス→多段ヒットが狙いやすい
しかも属性ビルド百竜弓が超強力であるため、全属性の百竜弓を育てようとすると
それこそ百竜を狩り尽くす勢いで周回することになるだろう。
かくしてこの弓は百竜夜行周回用として確固たる地位を築いたのだった。- 地味ではあるが、毒ビンと麻痺ビンで状態異常のサブクエストクリアにも役立つ。
- 出番はこれだけにとどまらず、
発売初期のエンドコンテンツともいえるマカ錬金のためのナルハタタヒメ周回にも適性がある。
ナルハタタヒメが巨大で多段ヒットが簡単に狙える他、
浮遊しているために剣士では弱点を狙えるタイミングが限られるところを
こちらはいつでも狙えるうえに、貫通するため位置取りの影響を緩和できる。
ダウン時にわざわざ足場に登らなくていいのも立ち回りに幅がでる。
貫通ナルガライトと共に護石マラソンの定番装備だというのがVer.1.1.2までの評価。- 一応、龍属性貫通百竜弓がライバルだが、スキルがカツカツな弓に属性強化を盛る余裕があまりなく、
Lv5までどうにか盛れた上でなおほぼ互角といった性能。
さらに、こちらは麻痺ビンが使え、ナルハタタヒメの麻痺状態は大ダウンと同じモーションをとるため
通常のモンスターよりもメリットが大きい。
そのため、生産難易度も加味するとやはりお呼びがかかるのはこちらになるというわけだ。
- 一応、龍属性貫通百竜弓がライバルだが、スキルがカツカツな弓に属性強化を盛る余裕があまりなく、
- ちなみに、火力スキルを詰め込んだ場合は弱点属性を突くより更に火力が出ることがある。
とはいえ、弓には火力より優先させるべきスキルもあるし、貫通矢はモンスターとの相性差が大きい。
そのため万能武器とは程遠く、Ver.1.0では一強状態までは行っていない。
- 面白い運用では攻撃力210と会心率40%という非常に高い期待値に接撃ビン強化なので、
この弓は最も矢切りメインでの運用に適した弓でもある。
ガンナー特有の低い防御力で前線に出て、立ち回るため扱うのは苦労すると思うが射撃では切れない尻尾が切れたり、
身躱し矢斬りで相手の攻撃をいなしつつ大ダメージを与えたりと、
今までとは違う弓の戦いが出来るので、変わった戦い方がしたいのであればこの戦法をオススメする。
- Rare5のヒドゥンボウII、つまり上位武器に強化するのに必要な素材の中に迅竜の牙が混じっている。
そう、迅竜の鋭牙ではなく迅竜の牙である。他のナルガ武器はRare5に強化するのには全て上位素材を要求してくるのに
この弓だけはなぜか牙だけは下位素材を要求して迅竜の鋭牙は使用しないのだ。
- Ver.2.0では、ライバルの百竜弓が更に強化されたのみならず、それすら上回る強力な属性貫通弓が登場した。
対して闇夜弓には強化先がなかったため、流石に立場は苦しい…なんてことは全くなかった。
装飾品追加で火力スキルを存分に積めるになったことで暗夜弓のスペックを最大限に発揮できるようになり
ここに来てLv2スロットを有していたことも更に評価を上げ、相変わらず最強クラスの火力を発揮している。- その火力たるや、上記の貫通弓で弱点属性を突いてやっと闇夜弓に追い付けるほど。
強撃ビン補正まで含めると流石に分が悪いが、それでも闇夜弓が接撃ビンを付ければ食い下がれるので
相当なものである。
- その火力たるや、上記の貫通弓で弱点属性を突いてやっと闇夜弓に追い付けるほど。
- しかし、ナルハタタヒメが乱獲対象から外れ、
バゼルギウスやドス古龍らは物理貫通矢と相性があまり良くないことから
担ぐ機会そのものが減っている印象は否めない。
- Ver.3.0では、百竜弓がさらに強化され無属性特化した百竜弓に期待値で追いつかれてしまった。
あちらは強撃ビンが装填可能なため、闇夜弓はさらに厳しい立場に。
加えて、百竜夜行で使おうにも、爆破属性を付与した貫通百竜弓で事足りるようになってしまっている。
MHR:S
幾多の魂を吸って、永久の呪を
纏い昇華した闇夜弓。瞬きする
間も与えず、獲物を射る。
(闇夜弓【刹那】)
古の凶手が生みだした暗器。
黒羽の弓矢は、鮮烈な死の
香りを纏って闇夜を飛翔する。
(無明弓【正定】)
- 最終強化は「無明弓【正定】」。
溜め段階と対応ビン、スロット、無属性はそのままに、- 攻撃力330&会心率40%
- 百竜装飾品スロットはLv1
しかし、前作のような活躍は厳しいだろう。
なぜなら、イヌキがほとんど上位互換として君臨しているからである。
上位まで厳しい戦いを繰り広げていた百竜弓がMR強化不可で助かったと思いきや、
新たな強敵が現れてしまう結果となった。- イヌキは攻撃力360&会心率0%で、素の期待値は無明弓とほぼ互角。
しかし初めから溜め4解放済みで、特効系を使えるLv2百竜スロットを有し、しかも強撃ビンが装填可能。
強弓珠の有無と百竜スロットの分は超会心運用で埋められるとしても、強撃ビンの差はどうしようもない。
刃鱗磨きを採用するにしても、その分更にスキル自由度の差が開いてしまうことに… - Ver.11では新システム「傀異錬成」が登場。
これで百竜装飾品スロットをLv2に拡張できるようになり、攻撃力も補強できるようになった。
しかし、矢レベルや溜め段階、装填可能ビンについては手を加えることはできない*3ため、
イヌキの優位が揺るぐことはなかった。 - それ以上に問題となるのが、イヌキの項にもあるように仮想敵の少なさと属性の大躍進。
Ver.13では奮闘という新スキルが追加された。これは赤ゲージがあることで
会心率が強化される上に、Lv3の2段階目ではなんとスタミナ消費無効という弓(と双剣)の立ち回りを
根本から変えてしまう効果が発動する。だが、このスキルは属性にも最大1.2倍という大きな強化ももたらす。
傀異錬成では属性値にも大幅な増強ができるため、Ver.10で物理の弱体化、属性の強化を受けた弓では属性特化が
主流になるのは当然の成り行きであった。
- このように、環境の変動に応じて如何ともしがたい武器になってしまったナルガ弓だが、
MHR:S発売当初からアップデート第1弾でナルガクルガ希少種の参戦が確定していたため、
そちらの素材を使った強化や新派生による更なる伸びしろがあるはず、という希望的な見方もされていた。
発売時点の環境では強撃ビンがないこと以外は最強クラスであることは間違いないため、
更なる強化があれば評価が逆転することもあり得るはずだ、と言う意見も根強かった。- 実際には通常種と希少種で派生が分かれることになり、無明弓【正定】の評価に影響することはなかった。
では、当の希少種弓のその結果は……下記をご覧いただきたい。
- 実際には通常種と希少種で派生が分かれることになり、無明弓【正定】の評価に影響することはなかった。
MHF
- G10にてナルガクルガがしばらくぶりに故郷の樹海に戻ってきたことで遷悠武器として実装。
凄腕ランク(HR5)の遷悠種でヒドゥンボウIを生産し、
G級遷悠種(GR100*4)でヒドゥンボウII→闇夜弓【影縫】と強化していく。
おおまかな性能のコンセプトは変わらないがこちらでは連射弓である。 - 生産時点のヒドゥンボウIの基本性能は攻撃力330、会心率30%で、溜め3は連射Lv4となっている。
天嵐武器以上覇種武器未満といった攻撃力だが会心率30%により、
秘伝書ボーナス、見切り+5と併せてG級前ながら会心率を100%に持って行けるため、
やはり他の遷悠武器同様、特殊効果を除けば覇種武器を凌ぐような性能。 - 最終段階である闇夜弓【影縫】は
- 同ランク帯では低めの攻撃力608
- それを補う会心率40%
- 溜め3は変わらず連射Lv4
- オマケとして毒瓶強化+2
弓では近接武器と違って遷悠ナルガ武器の特徴である毒が表に出て来ないため、
低めの攻撃力を高会心で補うというP2G時と変わらない方向性となっている。
しかしながらMHFでは武器の会心が単純な長所とはならないため、
閃転スキルを使って余剰会心を攻撃力にしたり、
見切りを切っても会心率100%にできるためその分他の火力スキルを入れたりと工夫が必要。
MHXR
- 通常種のヒドゥンボウ、亜種のギリーボウ、希少種のエクリプスボウが登場。
ヒドゥンボウが水属性、ギリーボウが土属性、エクリプスボウが氷属性。
全てロングバレルが装着されている。
加えて、特殊種であるナルガクルガ烈水種のものも実装されている。 - 烈水種の烈弓【惨雨】(☆5)は、
美しい鮮やかな蒼色のカラーリングに変化しており、
中央の部品は白銀色に変化している。黄色の模様が浮き出ているのも特徴。
突風弓【裏影縫】
MHP3
- 前述の通り、総合的に闇夜弓【影縫】に勝っている。
- ライバルは角王弓ゲイルホーン。
素の期待値でも、溜め4の射撃レベル*5でもあちらに劣るため、
一見向こうのほうが強力であると判断されがち。
ただし、痛撃5達人9(or10)の神おまがあれば、
強撃ビンを追加し火力特化したゲイルホーンの期待値を上回る装備を作成可能。
お守りを掘るハードルは高いが、それを乗り越えた場合、
高火力と高い汎用性を両立した非常に強力な弓になってくれる。
仮に当該護石を所持していなかった場合でも、装填できるビンはこちらの方が多く、
こちらにはスロットが2個もある(むこうはスロットが一切ない)上、
強撃ビンにデフォルトで対応しているため、差別化は十分できている。
MH3G
- 攻撃力は288と低いが、会心率のアイデンティティの奪還に成功して40%の会心率を持つ。
また、スロットも1つ取り戻して過去作との差が少ない、相変わらずの貫通戦闘スタイルになっている。
…かと思われたが重大な事があった。それは強撃ビン非対応。
強撃ビンだけでなく毒ビンも使えない。麻痺と睡眠は使えるのでサポートには…といっても
ビンの強化能力は無いのでサポートなら別の弓を使えばいい。- 一応、強撃ビンに対応させれば貫通弓としては悪くはない性能に留まるが、逆にパッとする所もない。
そもそもヒット数重視の貫通矢で無属性なのは旨味が少なく、
追加するのであれば同等の物理期待値に雷270、溜め3が貫通LV5のエルクエスタの方が良いだろう。
- 一応、強撃ビンに対応させれば貫通弓としては悪くはない性能に留まるが、逆にパッとする所もない。
- 今作では、希少種武器のエクリプスボウも存在する。
極星弓【太一】
- MH3Gで初登場したナルガクルガ希少種の弓。
見た目は各作品で共通だが名称は異なり、
MH3Gでは「エクリプスボウ」、MHR:Sでは「極星弓【太一】」と言う名称で生産される。
ここでは他の武器種に合わせ、後者の名称を掲載する。
MH3G
- ナルガクルガ希少種の登場に伴って造ることが可能になった弓、エクリプスボウ。
会心率は20%で回復しきれなかったが代わりに素の攻撃力が312に上昇。
突風弓【裏影縫】とは対応しているビンが違っていて、強撃ビン、毒ビン、ペイントビンが対応している。
強撃ビンに対応しているので火力面では上々。
- また、突風弓【裏影縫】は貫通主体の弓だったが、これは貫通ではない。
溜め1 溜め2 溜め3 溜め4
(要装填数UP)曲射 連射5 拡散4 連射5 拡散5 爆裂
連射弓として担ぐのが望ましい。- 前作で注目されたファーレンフリードの最終強化系である暴砂弓ファルガレイドとは
攻撃力こそ324と先を越されているがあちらは会心率がない。
また、あちらは溜め3までは矢のレベルがLv1だったりLv2だったりと使いにくい。
そのため、必然的に溜め4で闘うことになるが、いかんせん溜め4を使いすぎると
DPSに支障がでるので望ましいとは言えない。
おまけにエクリプスボウの溜め3も暴砂弓ファルガレイドの溜め4も連射Lv5なので、
エクリプスボウがダメージ効率では勝る可能性が高い。
ファルガレイドが真向から対立したら、文字どおり「弓の弦を切る」ようなことになってしまうだろう*6。
- 前作で注目されたファーレンフリードの最終強化系である暴砂弓ファルガレイドとは
MHR:S
- 2022/8/10の無料大型アップデートでナルガクルガ希少種が復活した事によりこの弓も復活。
エクリプスボウではなく極星弓【太一】と言う名称で生産、強化できる。
他の月迅竜武器は北斗七星や南斗六星を元にした銘となっているが、
この武器のみ北斗七星が指し示す星である北極星が元となっている。
極星弓とあるがこの武器とはまったく関係ない。
奇しくも抱えている問題まで共通している。
元のナルガ弓がパッとしなかっただけに、こちらには期待をしたいところである…。
- その性能は……
- 攻撃力は
神無属性弓としては上々の360 - 会心率0%
- 貫通3-連射3-貫通4-拡散5 溜め4解放済みだがタイプがバラバラ
- 対応ビンは毒ビンのみ
接撃ビン強化もあるが - スロットは通常種と同じLv2×1
- 百竜装飾品スロットも通常種と同じLv1
- 攻撃力は
- 本作のナルガクルガ希少種武器に共通の仕様変更として、会心率全没収の代わりに攻撃力は標準より高い。
MRのスキル環境では会心や攻撃を盛る手段には事欠かず、高めの期待値を一層伸ばすことも十分に可能。
しかし、本作の無属性拡散弓はMHR:S最強クラスの物理弓こと大魔導弓レメゲティアが頂点に君臨し、
そのすぐ下では麗枝弓ステラフロル、大蛛弦ピェジスアルクといった、
制作時期の早い大業物達がしのぎを削り合う超激戦区。
そんな魔境に極星弓は強撃ビンを筆頭とする通常種弓の欠点をそのまま引き継いで参入した結果、
物理火力・伸びしろの両面で勝ち目のない強豪らによる四面楚歌に陥ることとなった。- 比較的早期*7に作成できる無属性拡散弓の中でも特に完成度の高い恍然忘我混沌のゴンと極星弓を比較した場合、
混沌のゴンからLv1スロットと毒ビンを除く全てのビンを没収して、
特効系の百竜装飾品を使えなくして、矢タイプをバラバラにして、
代わりに溜め4を解放済みにしたのが極星弓。
利点の代わりに失ったものが多すぎかつ致命的であり、誰の目にも明らかな完全敗北を喫している。
そして、混沌のゴンから物理火力にあまり関与しないビン*8と麻痺ビン強化を削り、
代わりに溜め3を拡散Lv5、Lv2スロットをLv3にランクアップし、更に攻撃力を+10したのがレメゲティア。- 溜め3が貫通4である以上、拡散弓として火力を出す場合は意地でも溜め4だけを狙って撃ち続ける必要があり、
溜め3の拡散で妥協ができる他の拡散弓と比較すると手数やスタミナ消費などでも不利となる。 - 製作時期の速さで勝負しようにも、よりによって同じMR10で青熊剛弓【甜壺】が作れてしまう。
溜め3が拡散2という欠点はあるものの、強撃ビン対応、特効系を積める百竜スロットLv2、
攻撃力も10上と、繋ぎとしての立場も奪われてしまっている。
こちらは素材元の関係で製作難易度も見劣りしがちだし - この武器の唯一の他武器には無い強みである溜め4解放済みという一点を掘り下げてみると、
上位~MR攻略段階では弓溜め段階解放の発動には上位防具のピアスが必須となっており、
この段階で使えたならば、弓溜め段階解放が不要=MR帯の他の頭防具が装備可能になるという、
上記の運用面の制約を差っ引いても非常に強力なアドバンテージになりえた……のだが、
前出の通り当武器はMR解放後まで作成が出来ず、
MR解放後はLv4スロット一つで弓溜め段階解放が発動可能な強弓珠【4】が
当武器と同じMR10で作成可能になるため、
溜め4解放済みという強みの価値は既にあって無いようなレベルにまで落ち込んでしまっているのである…。
せめてもう少しだけ入手時期が早ければ、あるいは強弓珠【4】の入手時期が少しでも遅ければ
ほんの僅かな間とはいえ輝けたのだが…
- 溜め3が貫通4である以上、拡散弓として火力を出す場合は意地でも溜め4だけを狙って撃ち続ける必要があり、
- また、通常種武器で傀異錬成では矢レベルと装填可能ビンをカスタマイズできないことに触れたが、
当然ながら矢タイプについても変更は不可であるため、本武器の問題点には
百竜装飾品スロットを除いて一切手出しができない。
剣士武器は錬成及び追加スキルとの相性の良さによって汎用武器として一気に台頭できたのだが…
- 比較的早期*7に作成できる無属性拡散弓の中でも特に完成度の高い恍然忘我混沌のゴンと極星弓を比較した場合、
- 以上、極星弓は様々な方面でライバル達との差別要素が無い無いづくしの弓となってしまい、
弓使いの夢は夢のまま終わってしまうのであった……
今後の作品では良い意味で無二の存在になれるよう、星々に祈ろう- 幸い、派生強化の場合は傀異化素材もレア素材も不要であり、ナルガクルガ希少種を数回狩れば容易に作成可能。
ライバルとの差別化に難儀するものの性能自体は悪くないため、
その見た目に引かれたのならこちらを担いでも充分に渡り合えるだろう。
逆に一発生産だと朧月の欠片を要求され、製作難易度もレメゲティアに負けかねない*9- そして、Ver.12.0.1で武器重ね着機能が実装。好きな弓をこの見た目にすることも可能となった。
- 幸い、派生強化の場合は傀異化素材もレア素材も不要であり、ナルガクルガ希少種を数回狩れば容易に作成可能。
暁闇弓【影向】
- MHXで初登場した二つ名持ちモンスターである、白疾風ナルガクルガの弓。
生産時の名称は「ラファガボウ」。
MHX
- ラファガボウ最終強化は暁闇弓【影向】。
ちなみに「影向」は仏教用語で、神仏が仮の姿で来臨する事をいうらしい。
攻撃力210、会心率35%と威力が激増、さらに溜め3は貫通LV4に上昇。
そして、LV1&LV2強撃ビンの両方を装填できる。曲射は通常種と同じ放散型。
無属性貫通矢としては間違いなく最強クラスの逸品といえよう。- …が、これにはとんでもない落とし穴がある。
闇夜弓【影縫】の項でも述べたが、MHXの貫通矢のモーション値が低すぎる事が最大の問題で、
貫通弓が物理性能だけで勝負するのは端から不可能という状況に陥ってしまっているのである。
海竜種や獣竜種が多数復活したため属性付きの貫通弓は多少の復権を果たしているが、
無属性のコイツに関してはそもそも担ぐ相手がほとんどいないというのが実情である…。
- また、煌黒弓アルカニスの存在が痛すぎる。
攻撃力230と影向の期待値を僅かに上回り、強撃ビン両LVに対応しているだけでなく、
溜め3の貫通矢がLV5(クリティカル距離が長い)で、何より高めの龍属性24を兼ね備えている。
狩技を回しやすい事を除けば影向の上位互換である。
一応、超会心を発動させれば物理火力では逆転できるが…
- …が、これにはとんでもない落とし穴がある。
MHXX
- 暁闇弓【影向】を限界突破させて最終強化すると曙光弓【朔風】。
こちらはLV14から 連射2-貫通3-貫通5-(貫通5) に向上するほか、
会心率35%はそのままに攻撃力が320まで増加する。
- 貫通矢のモーション値修正も相まって、通常種武器共々無属性貫通弓として恥じない性能を手に入れた。
特に影縫の強化は大きく、影向に期待値で僅差にまで迫ったのである。- これら兄弟は超会心を主軸に立ち回ることになるため、実際の火力は数値以上であると言える。
単純な期待値では曙光弓が勝るものの、ここに更に武器スロットを利用し
挑戦者のような火力スキルをスキル構成内に入れられるのであれば無明弓の逆転が決まってくる。
また、溜め2は無明弓が貫通4に対し曙光弓が貫通3なので、ブレイヴでの233サイクルで運用する場合
モーション値は同じでもクリ距離の点で無明弓の方が立ち回りやすい。
だが、曙光弓は装填数UPで現れる溜め4も貫通5であり敵が多少離れても追撃しやすく、
二つ名武器なのでアクセルレインや身躱し射法、トリニティレイヴンといった
狩技の回転数が上がるため、中々に甲乙つけがたい。- ブレイヴ集中を利用した溜め2ばらまきでも無明弓はそれなりの火力が期待できる。
- これら兄弟は超会心を主軸に立ち回ることになるため、実際の火力は数値以上であると言える。
- が、新たなライバルも登場している。
- 物理性能がほぼ互角、イヌキマクリ・ドイヌキ
- 強撃ビン装填不可ながらも火力は随一、グロズヌィ・鏖弓シャンギー
余談
- 影縫いはフィクションでよく見られる忍術のひとつ。
地面に写った相手の影に針や刃物を突き立てることで、
縫い留めるかのように体を動けなくしてしまう摩訶不思議の術というような描写が多い。- 闇夜弓に麻痺ビン特化のような拘束効果のイメージはないが、
忍者のような姿の防具が作れるナルガクルガらしい銘ではあるだろう。
- 闇夜弓に麻痺ビン特化のような拘束効果のイメージはないが、
- 握り部分の上下から黒い嘴のようなスタビライザーが伸び、
それ以外の部分には黒い迅竜の毛がびっしりと植え込まれているため、
弓全体が翼を広げた烏のような印象もある。- 概要にもある通り、この毛には可視光を吸収する効果があるらしい。
…と書くと、なんだか凄い効果のようにも見えるが、「黒い物体」というのは、程度の差こそあれ、
あらゆる色の光を吸収する性質を持っているのが普通である。
物体の色というのは、その物体が反射している光の色であり、
例えばリオレウスの赤い鱗は、光に含まれる「ヒトの知覚が赤いと感じる波長の光」だけを反射し、
それ以外の色は吸収しているため「赤く見える」のである。
これに対して、光を吸収する物体は特定の波長の光を反射しないため「色がない=黒い」と認識される。 - 暗闇に紛れる狩猟動物であるナルガクルガだけに、特筆されるほど反射率が低い体毛を持っているのだろうか。
現実の鉄砲でも、反射が狙いに悪影響を与えないよう射手の視界に入る部分に艶消し加工を施すことがあるので、
発想としては結構実用的だと言える。 - 「光を反射しない究極の黒シート」というものも開発されている。
このゴムシートの表面は細かいギザギザになっていて、そのギザギザの中で光の反射・吸収が行わる。
それを何度も繰り返すことで光のほとんどがシートに吸収されるという仕組みになっているそう。
もしかすると、ナルガクルガの黒い毛もそのシートと同じ働きをするのかもしれない。
- 概要にもある通り、この毛には可視光を吸収する効果があるらしい。
- MH4Gではナルガクルガ希少種素材が交換で手に入るが、弓は作成不可能。
一方で、何故かエクリプスボウの名で発掘武器として出土する事がある。
関連項目
モンスター/ナルガクルガ
モンスター/ナルガクルガ/派生作品
モンスター/ナルガクルガ亜種
モンスター/ナルガクルガ希少種
モンスター/白疾風ナルガクルガ
武器/ナルガ武器
武器/骨縛刀【カゲヌイ】 - 同じく「影縫」の銘を持つ太刀。
武器/白羊といふ名の白骸 - 極星武器の方は希少種武器と同じく「極星弓」の名を冠する。