弦を弾くことで洗練された音を
奏でる狩猟笛。優美なる旋律は
聴きし者を幻惑させるという。
(ワンデリオン)
ワンデリオン最終進化型。
夜鳥が奏でる幻は、華々しく、
美しく、そして残酷な世界。
(睡琴公爵トラオム)
目次
概要
- MHXの新モンスターであるホロロホルルの狩猟笛。
見た目も音色も完全にハープ。
ホロロ武器特有の深い青色に金の装飾、そして優美な形状。
掻き鳴らせば吹き鳴らせばポロロロンという幻想的な音が鳴る。
明らかに笛じゃないが、もはや楽器であればマトモな部類というのが最近の風潮である。
性能
MHX
- 下位ホロロホルルを倒せば一発生産できるほか、セロヴィセロからの派生でも生産可能。
ただ一発生産の場合は微妙に面倒な夜鳥の翼膜5枚やドラグライト鉱石を要求されるため、
少々遠回りをしてでもセロヴィセロ派生の方がずっと楽になることが多い。
下位での音色は白青緑。
スタミナ減少無効や風圧軽減、体力回復【小】&解毒といった防御寄りのラインナップである。
- 最終強化は眠琴公爵トラオム。
攻撃力180に睡眠属性22とスロット1つ。
斬れ味は素で青30、匠+2で白20とやや微妙。
上位強化で音色は紫青緑になるが、ぶっちゃけ需要の少ない旋律ばかりである。
スタミナ減少無効【大】はそれなりに有用だが、
そもそも双剣使いや弓使いは自前でドーピングしている事がほとんど。
物理威力がかなり低い割に睡眠属性値も微妙で、ソロでもパーティでも攻撃性能は微妙なところ。
風圧軽減を維持しつつ、リオレイア希少種の頭を爆弾で破壊するような使い道はあるだろうか。- ライバルは羊歯笛ファーン、そしてぐでたまフライパン【熱】。
ファーンに関しては攻撃力・属性値・斬れ味の全てで上回っているが、
あちらはスロット数2つに加え、耐だるまや聴覚保護といった割と出番の多い旋律を持つ。
そして問題のぐでたまフライパン【熱】。
どう考えてもネタ武器そのものだが、やはり攻撃力ではブッチギリでトラオムが勝る。
しかし睡眠属性26と若干ながら属性値で上回られており、旋律に攻撃力強化【小】を持つ。
いくら物理性能でトラオムが勝るとはいえ、パーティプレイの火力ではフライパンに軍配が上がりかねない。
トラオムの差別化は風圧軽減がポイントだろうか。 - 当然ソロの場合は最もバランスの良い睡眠笛なのだが、ソロではそもそも睡眠自体が候補から外れがち。
あのキリンですら爆笛ナパームベルなどの爆破属性笛で殴り倒した方が速いという事態になりやすい。
そして武器攻撃力の低い下位では例のフライパンに全く勝てないので、少々存在感が薄いのは否めない。
見た目や音色、そして武器名はかなり評価されているのだが…。
- ライバルは羊歯笛ファーン、そしてぐでたまフライパン【熱】。
MHXX
- G級に昇格し、強化を得たトラオムはLV9で究極強化の睡琴大公ペルトラオムとなる。性能は
- 睡眠狩猟笛中2位の攻撃力300
- 同じく1位の睡眠属性値30
- 斬れ味は素で白30に匠2で紫30
- スロット数は1つのまま
旋律だけで言えば聴覚保護と会心率UPを持ち睡眠属性値も比較的高めの快航笛モスカスイートが、
物理性能は完全に死んでいるものの、支援性能が高めになっている。
眠らせることだけを考えればペルトラオムが最も属性値が高いため有効だが、完全に突き放せるほどの属性値はなく、
それ以外の性能を総合的に見ると、眠らせる目的であっても
聴覚保護が使えるモスカスイートや大羊歯笛アルファーンに出番を奪われることも十分にある。
さらにソロでの運用に関しても物理性能で上をいく存在が出てしまったためこちらの方向でも厳しくなってしまった。
ウルヴァリオン
- MHXXで追加されたホロロホルルの二つ名持ちモンスター、朧隠ホロロホルルの素材を使って作られた
ワンデリオンの二つ名版とでもいうべきハープもとい笛。
形状はワンデリオンと変わらず、一部が赤くなっている。
途中に朧琴候爵トラオムを挟み、究極強化で朧琴大侯ゲントラオムとなる。
ゲントラオムの性能は- 睡眠狩猟笛トップの攻撃力310
- 睡眠属性値はワースト1位の18
- おまけ程度の会心率10%
- 斬れ味は素では青100だが匠の追加分が白一色(50)
- 音色はワンデリオンと異なり紫赤緑
- 二つ名武器であるためスロットはなし
- 狩技ゲージが溜まりやすい
斬れ味は残念ながら白までしか出ないが、今作では紫と白の斬れ味補正の差が小さいため、
攻撃力強化【大】の使えるこちらの方が物理性能は上となる。
何よりも攻撃力強化【大】の旋律が使えることが売りであり、
これにより支援性能も自身の殴り性能もどちらも高水準に仕上がっている。
もう一つ使える旋律としては回復速度【大】があり、
こちらは赤ゲージの発生機会が多いブレイヴスタイルとの相性が良い旋律となっている。
- 睡眠武器として見ると、1度眠らせられればいい方で、2度目を狙うのは非常に難しい。
エリアル以外の大剣がいる場合、睡眠と攻撃力強化を活かしやすいので、そういった場面では特に活躍しやすくなるだろう。
- 同じ攻撃力UPを吹ける笛として、ぐでたまフライパン灼がある。
あちらは、攻撃力が少なく、旋律による上昇量も少ないが、こちらより睡眠属性の値が高いのが魅力。
何度も眠らせつつ、攻撃力もあげてサポートしたいなら、フライパンも候補になるだろう。
睡眠を作戦に組み込むなら、素直に手数武器を選ぶか、他のハンターに任せた方がいいけど
- さらに今作では音撃震のダメージが攻撃力依存になった。
この武器は睡眠属性の笛で最高の攻撃力を持ち、かつ攻撃力強化【大】の旋律が使用できるため、
睡眠状態の敵に音撃震を叩き込める最大威力の狩猟笛ということになる(他人に眠らせてもらうならその限りではないが…)。
ただし前述のとおり属性値が低く狙えるチャンスが少ないため、ロマン砲の域を出るか微妙ではある。
一番の問題は狩技ゲージの蓄積と睡眠のタイミングが合うかどうかかもしれない
余談
- MHX、MHXXともに体験版で狩猟笛を選択すると、この武器での出撃となる。
その際に下画面には公式HPでも使われているホロロ防具一式装備のハンターが表示されるが、
ポーズがよりにもよって『連音攻撃の2段目』である為、武器を高々と掲げてしまっており
肝心のワンデリオンその物が画面に映っていないという事態になっている。- ちなみに製品版と比べると、音色は同じでも睡眠属性を持っていない。
これは他も同様で、武器の属性が全て無属性と設定されている仕様の為である。
- ちなみに製品版と比べると、音色は同じでも睡眠属性を持っていない。
- トラオムとはドイツ語で「夢」を指す単語である。
睡眠属性を持つこの武器にはピッタリの銘であろう。
他のホロロ武器も眠りに関連する銘を冠している。