MHR:Sで新登場したスキル。
名前の通り、溜め攻撃を対象とした効果を持つ。
目次
概要
- 溜め攻撃の属性値と状態異常蓄積値を上昇させる効果を持つ。
固定値が加算されるのではなく、元の属性値・状態異常値に割合上昇をかける形式のため、
活用するには武器本来の属性値が高い必要がある。
名前のイメージに反してというか物理方面には全く影響を及ぼさない。
- 最大Lv3まであり、段階に応じて上昇量が上がる他、武器種によっても効果量が異なる。
頻繁に溜め攻撃ができる武器種は低く、単発で隙が出やすい武器種ほど高い傾向にある。
なお、溜め段階は効果量に一切影響しない。
武器種ごとの適用される攻撃、及び倍率は以下の通り。武器種 適用される攻撃 倍率 Lv1 Lv2 Lv3 大剣 溜め斬り全般
強なぎ払い
飛び込みなぎ払い1.1 1.3 1.5 太刀 威合(気刃解放斬り) 1.1 1.2 1.3 片手剣 溜め斬り 1.5 1.75 2.0 ハンマー 溜め攻撃全般 1.1 1.15 1.2 ランス 溜めなぎ払い、カウンター突き 1.3 1.5 1.75 ガンランス 溜め砲撃 1.3 1.5 1.75 チャージアックス 溜め二連斬り 1.1 1.3 1.5 ヘビィボウガン 溜め撃ち 1.05 1.1 1.15 弓 溜め射撃、剛射、剛連射 1.05 1.1 1.15 - さらに、その攻撃に元々の属性補正がある場合は重複する。
例えばランスのカウンター突きはMHR:Sから1.5倍の補正がかかるようになったため、
スキル込みで2.625倍という高い補正が得られる。 - 操虫棍の速攻型の猟虫には溜め攻撃があるが適用されない。
MHRiseからは猟虫溜め攻撃も集中の対象になっているだけに残念。
- さらに、その攻撃に元々の属性補正がある場合は重複する。
- 発売直後のVer.10.0.3時点では装飾品が存在しなかったが、
Ver.11にて溜幅珠【2】、Ver.13にて溜幅珠II【4】が実装された。
防具ではゴルムシリーズとメデュレトXシリーズ、王国拠点司令シリーズで付与でき、
Ver.12からはエスピナZシリーズもこれに加わった。
また、護石や傀異錬成で付与されることもある。
- 近接武器では基本的に溜める=単発の威力増幅なので、
そこで属性ダメージを増やしたところで従来作の環境であれば正直微妙以外の何物でもない。
だが本作は属性値が大インフレを起こしており、
それを乗算で引き上げるこのスキルは武器種によっては強力な追加ダメージ源として機能しうる。
前述の通り単発威力を引き上げる溜め攻撃という図式は大半の近接武器で共通しているので、
あとは使用頻度とのトレードになってくるだろう(後述)。
- ガンナーについては、弓は武器次第だがほぼ無条件で機能するスキルである一方、
ヘビィボウガンは使いどころをやや選ぶ傾向にある。
武器種ごとの詳細
大剣
- 属性大剣が躍進したサンブレイクだが、それは流斬り連携による手数増加によるもの。
流斬り連携で溜めが入るのは締めの強溜め斬り(⇒真・溜め斬りor激昂斬)の部分のみなので、
威糸呵成の構えで飛ばさないなら効果が載るのは3~4回に1回程度ということになる。
このためかLv3補正値は1.5倍であり、近接武器の中では平均といえるだろう。
ただし、本作の属性大剣の属性値は素で3桁が平然とある魔境であり、
200ぐらいならやり込めば比較的スキル負荷を抑えつつ狙える。
瞬間レイトウ本マグロに至ってはその気になればチャージマスターなしで氷属性389というメチャクチャな数値になり、
そこにチャージマスターの1.5倍をかけると……あとはどうなるかお分かりであろう。
三回振り切って溜め斬りまで入るのであれば、見返りは大きい。
- 連携を問わず出せるジャンプ溜め斬り、および鉄蟲糸技の金剛溜め斬りや
ハンティングエッジ派生の溜め落下突きにも効果がある。
特にハンティングエッジから派生した溜め落下突きは、属性補正が2倍かつ3ヒットする為、
チャージマスターの恩恵をフルに得ることができる。
流斬り連携であってもハンティングエッジを主体に攻めるのであれば、十分に恩恵を得られるだろう。- 本作においても大剣で人気なのは溜め斬り連携+カウンター(主に威糸呵成の構え)の物理特化型だが、
それに対して流斬り連携+ハンティングエッジの属性特化スタイルもマルチ適性の高さや快適性などで負けずとも劣らない。
後者のオトモとしてチャージマスターはまさにうってつけのスキルと言える。
- 本作においても大剣で人気なのは溜め斬り連携+カウンター(主に威糸呵成の構え)の物理特化型だが、
- もちろん、溜め斬り連携ならフル活用可能。
カウンター軸の場合チャージマスターが大抵の攻撃に乗るので属性弱点が物理弱点とイコールなら十分実用的。
ただし、当然だが斬り上げやなぎ払いに終始する戦い方では恩恵が得られない。
太刀
- 対象は気刃解放斬りのみだが、これこそ本作での太刀が誇る切り札。
色を全て使って三連斬にした場合、ただでさえ総計モーション値463の超威力に加え、
1.5倍→2倍→3倍とどんどん補正倍率が上がる属性ダメージまで大盛りに。
機会こそ限られるが、属性太刀でのワンチャン勝負のロマンがさらに増すことだろう。
抜刀術【技】と会心撃【属性】も併用するとなお良し。
技1つでも対象が対象のためか、Lv3補正値は剣士武器でハンマーに次いで低い1.3倍。
- 当然ながら特殊納刀を採用している場合、活用できる場面はない。
疾替えで威合と併用する時は注意。
片手剣
- こちらも対象は溜め斬りのみだが、太刀と違い不遇。
MHRiseの時点で溜め斬り自体とその後の派生がそれほど強力でなかった上に、
MHR:S発売に伴うアップデートで全体的にモーションの攻撃性能が強化された片手剣において、
溜め斬りは数少ない強化の対象外となってしまった。一方で同じバックステップからの派生においては、
こちらもやや不遇であったジャストラッシュが大きく強化を受けており、
そのまま突進斬りor滑り込み斬り、斬り上げという択も含めると、バックステップ派生から
溜め斬りを出すという選択肢はさらに弱まっている。
- 使いどころが絞られるからかLv3補正値は2倍と剣士武器でももっとも高いが、
それでも属性片手剣で使われるかは疑わしい。- ちなみにMH4G~XXの溜め斬りには属性補正2倍の補正があったが、
MHWorldでの駆け上がり斬りへの派生が実装されたことに伴いこの補正が没収されていた。
そのため、このスキルは溜め斬りにXX以前の属性補正を再度付与するようなイメージとなる。 - 同じくバックステップから派生するジャストラッシュの剣攻撃部分には
1ヒットごとに1.5倍の属性補正が付いており、それが複数回ヒットするのだから
属性ダメージ目的でも使いどころはないと言わざるを得ない。
- ちなみにMH4G~XXの溜め斬りには属性補正2倍の補正があったが、
ハンマー
- 属性補正が強く連続溜めができる溜め変化:勇や、溜め攻撃をしながら溜め段階を上昇できる回転攻撃:溜により、
出す攻撃ほぼ全てが溜め攻撃という戦法が普通に起きうる武器であるため、属性ハンマーでの有用性は極めて高い。
というか傀異錬成をやり込んでいくと属性で攻める方が強力になりやすいため、
それを支えるチャージマスターは最優先で搭載されうるスキルとなっている。- 溜め変化:勇のために集中を採用しようとした場合、
集中Lv2、スロット2-2-1を持つゴルムアームにチャージマスターLv1も付いているので、
ついでの形で発動しやすいのも利点。
それを見越してか補正値はLv3でも1.2倍と、剣士用では最も低く設定されている。
- 溜め変化:勇のために集中を採用しようとした場合、
- Lv1での上昇量が10%で、2と3では5%ずつしか増えない。
よってLv1が最も効率が良く、ハンマーでの本スキルの活き易さを考えてもそれで十分な見返りを得られると言える。- 尚、溜め変化:勇の各種溜め連携の重ねの追撃部分にはチャージマスターの効果が乗らない。
Lv2やLv3での実上昇幅は他の属性乗算スキルにやや劣る為注意。
尤もそれを加味した上でもLv2以降が弱いわけではないので、スキルの組み方はよく考えて決めよう。
- 尚、溜め変化:勇の各種溜め連携の重ねの追撃部分にはチャージマスターの効果が乗らない。
- 溜めが不要の縦振りアッパーを主体にするなら有用性は下がるが、
高威力コンボである回転攻撃⇒4段目アッパー⇒叩きつけの流れでは最初の回転4段までは効果が載る。
このため極端な戦い方をしない限り、溜め変化:武や変化なしでも一定の効果は得られる。
ランス
- 対象は溜めなぎ払いとカウンター突き。
特に溜めなぎ払いはアンカーレイジの突きに並ぶ高火力攻撃なので、
ダウンを奪った際のラッシュには積極的に活用されやすい。
振りが大きいせいかLv3補正値は1.75倍と高倍率で、属性ランスの爆発力を高めてくれる。
- カウンター突きはZR+A長押しでしばらく溜めた後に自動で発動する突き、
またはパワーガードの派生で繰り出せる強力な突きに適用される。
パワーガードを多用するスタイルなら有効活用しやすいか。
ガンランス
- 対象は溜め砲撃のみ。
しかし砲撃には武器の属性値が乗らないうえ、デフォルトで付与されている火属性値は
放射Lv.8でさえ22とおまけレベルの値である。
Lv3補正値はランスと同じ1.75倍と高めであるものの、こうした仕様から優先度は低い。
- 太刀と同じく、入れ替え技にブラストダッシュを採用すると対象技がなくなる。
チャージアックス
- 強属性ビンの大幅強化で属性チャアクも躍進しているが、
対象が剣モードの溜め二連斬りのみでは普通に使う分にはほぼ恩恵がない。
スキル名だけ見ればいかにもチャージアックス向けなだけに惜しい
集中が乗る高圧属性斬りにも効果があれば……CFC派生時は溜めずに放てるからだろうか
ビンチャージが早い技なので、超出・ホッパーは当然として斧強化運用ですら変形前にこれで殴ることがあり、
決して出番がない技ではないのだが……。
- Lv3補正値は大剣と同じ1.5倍。だが、剣強化時のビン爆発には残念ながら補正が乗らない。
そのため、強属性チャアクの剣強化状態での二連斬り(斬撃2回+ビン爆発2回)は、
チャージマスターLv3より〇属性強化Lv5を発動させた方がダメージが多いという結果になってしまっている。
- ただし、オーバーヒート斬りを連発するなら【溜め二連斬り→盾突き】×nの連打で戦えるため、恩恵が大きくなる。
属性値を活用しやすく会心撃【属性】も載る戦法なので、
超出や斧強化よりオーバーヒート斬りが主体になるなら搭載を検討する余地はあるだろう。
へビィボウガン
- 溜め撃ちさえすれば全ての弾種が対象になる。
運用スタイルによっては安全な距離から延々と溜め撃ちできるためか、
Lv3補正値は1.15と全武器種でもっとも低い。
- 対象となる属性弾と貫通属性弾の基礎属性値が低いため、連撃や伏魔響命等、
属性値へ合算するスキルのほうが効果が大きい。
それらを付けた上でこのスキルを採用すべきかであるが、
弾が効きづらいが属性が効く相手ならばそれなりの効力を見込むことができる。
逆に弾も属性も効く相手(ディアブロス等)であれば攻撃力を上げたほうが良い。
- 取り回し・生存スキルを押し退けてまで採用すべきかは微妙であるため、
余裕があればといったところである。
本気で運用するなら、ヘビィにとって重要性の低い集中まで積まないといけなくなるため、
かなりスキルが圧迫されるのが難点。
完全にサブを捨ててチャージマスター属性弾に特化するのでなければ運用は難しいだろう。
- 使い道としては、滅龍弾と貫通滅龍弾が挙げられる。
これらの弾は属性の比率が大きく、弾数も少ないため、
溜め打ちと併用して極限まで単発火力を高めるパーツとして使用するのである。
このスキルがあることで、滅龍弾をキャンプで補充せずモンスターを倒しきれるようになるならば、
非常に有用な火力スキルとなるだろう。
実際に、このスキルを搭載して滅龍弾の溜め撃ち主体でモンスターを狩る戦法も、
極限まで火力を追求するタイムアタックを中心に存在する。
弓
- ハンマー同様に溜め攻撃をガンガン使う…というより、「溜め」が攻撃の起点であるので、
弓においては矢斬りメインのような変態狩猟スタイルでない限り
無条件で常に属性値を上昇させるスキルと考えて差し支えない。
あまりに発動条件が緩いためか、ヘビィと並んで最低の1.15倍になっている。
- 直接溜める攻撃ではないが、溜めレベルが反映される剛射や剛連射でも有効。
- 弓は武器本来の属性値が低いので、倍率で上昇する本スキルは本来なら単独では効果が薄い。
素の属性値では最も属性値が高い弓ですら上昇値は連撃Lv3>チャージマスターLv3 になってしまう。
しかしながら、前述の通り武器の傀異錬成によって武器属性値をガンガン伸ばせるようになった
(最大で+35)上に、その伸びた属性値もチャージマスターの乗算対象になっている。
なので他の属性強化系スキルも複合させる必要はあるが、火力スキルとして十分実用的。
- これらの事情から、モンスターの肉質ごとの吟味こそ必要であるが攻撃と同程度には重宝されるスキルとなっている。
関連項目
アクション/溜め斬り
アクション/溜め攻撃
スキル/溜め威力 - MHFにおける溜め攻撃強化スキル。こちらはモーション値が上がる。