「マグロ・サンダーボルト」

Last-modified: 2024-03-01 (金) 19:42:03

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被害者の会登場人物

被害者主人公と協力者サムライヘルム・オブ・デス・ヤクザクラン
ニンジャスレイヤーイシイ・ウェイダ
ナラク・ニンジャウィンドブラスト
ナンシー・リーハシバ
デッドムーンアベ
アマクダリ・セクトイシイ・メリッサ - ウェイダの幼妻
ラオモト・チバオチダ - グレーターヤクザ
アガメムノンアンジョ - グレーターヤクザ
ネヴァーモアモチダ - グレーターヤクザ
ブラックストーンシンダ - グレーターヤクザ
その他マン・オブ・ウォー・ヤクザクラン
ラッキー・ジェイクゲンダチ - 顔役
トラタ・ハリマナカ

あらすじ

「コンセプトが怖いだろ。終わりが無い。無限に走り続けるってのが、怖いんだよ。ルームランナーを見てると、いつも俺はマグロのことを考えちまうんだ」

 

「誰もが違法行為とは無縁ではいられない」、ここは電脳犯罪都市ネオサイタマ
ミカジメ料を取り立てるべく闇雑貨店に赴いた若ヤクザアベは、店主のトラタにある与太話を始めた。死ぬ瞬間まで泳ぎ続けるという、にわかには信じがたい神秘的ストーリーを持つスシ・ネタ……マグロについてだ。

 

所は変わって、とある廃ビル。母国への帰還を夢見るケチな犯罪者ラッキー・ジェイクは、その日も修羅場の真っ最中。
銃も弾切れ、万事休すか。しかしふと目をやると、手ごろな瀕死の浮浪者が転がっている!
これ幸いとばかりに哀れな浮浪者を身代わりにするジェイクであったが……待て、その男からはぎ取った衣装は……おお、ハンチング帽とトレンチコートだというのか!?
さらに間の悪いことに、瀕死のジェイク(仮)の確保にやってきたのは、電脳ドラッグに狂ったアベのメンター・ハシバであった。トリップ中のハシバは人相確認をすっぽかし、ジェイク拷問殺マシンをジェイク(予想)に装着してしまう……!!

 

かくして「一定速度以下でばくはつするクソ装置」を取りつけられた哀れなニンジャスレイヤーは、ニンジャスレイヤーを捕縛してしまった哀れなヤクザ・オヤブン、イシイ・ウェイダが仕掛ける残忍なる24時間耐久デスマラソンに挑むことを余儀なくされたのである。

 

「あいつら一生、時速100キロだかで泳ぎ続けるんだとよ。泳ぎ出したら止まらねえ。止まれねえのさ」
ニンジャマグロ・ヤクザマグロ・アンド・ドラッグイルカ・ランニング・ストーリー!!
走れ!走れ!ニンジャスレイヤー!サンダーボルトの如く! 


解説

ドラッグ。ダメ。ゼッタイ。
ニンジャスレイヤーは薬物乱用防止のなんかに貢献しています。

 

連載予告時、そのタイトルだけで実況ヘッズを爆笑させ、否応なしに期待が高まっていたエピソードがついに登場だ。

 

触れるもの全てを巻き込み加速していくマグロ・スノーボール。巻き込まれた誰もが事態の全貌を知らず、勝手な解釈を行い、的外れな最善手を取り始める。歯筋も軸もバラバラなギアが過剰回転を始め、物語という機械は読者の精神を巻き込み、ねじれていく。
巡り巡ったインガオホーはサイオー・ホースとなり、円環水槽の如く、回転スシ・バーの如く紡がれてゆく。
殺戮者も、ヤクザも、頼れるアイツも、手ごわいアイツらも……ヘッズも、ほんやくチームも、原作者も、もはや止まることは許されない!
泳ぎ続ける「マグロ」の如く、「電光石火」で突き進む物語は何処へ向かうのか?
かの天狗スシ野球そしてニンジャアニマルを踏破し、狂おしきエピソードタイトルから覚悟を備えて挑んだ歴戦のヘッズ群をしてなお、酸欠魚状態に追いやられた衝撃的な結末とは!?

 

ウキヨエ連載エピソード投票では連載終了直後であるにも関わらず第3部狂気エピソードの双璧「ノーホーマー・ノーサヴァイヴ」同率3位をマークし、それを目の当たりにした集計担当者は西へ旅立ったまま戻らなかった。ナムサン!
2014年度のエピソード人気投票では2位にランクイン。順位発表時に原作者のモーゼズ氏が語ったところによると、モーゼズ氏の好きなもの、日本の危険でクールなものを全て混ぜて、カラテと一緒にミキサーにかけた結果出来たゴキゲンな物語がこれだという。

 

2022年10~11月には、ニンジャスレイヤープラスにて行われた「再放送希望エピソード」のアンケートで1位になったことを受け、「初ニンジャ読書の方でも楽しめる実況向けの再放送エピ」として、第4部シーズン4の8話開始までの準備期間内に再放送が行われた。

 

物理書籍版では「不滅のニンジャソウル#4:ケオスの狂騒曲」に収録。



「待てよ、ここからが大事なんだぜトラタ=サン。ヘッズがリージョンを開けっ放しでコメントする理由はな…あいつら、リージョンを閉じながら表示しないと、ネタバレして死んじまうんだ」
  • あんなクソ装置着けられて流石にフジキド可哀想…と思ってたけど、冷静に考えたらあんな死にかけの状態でもし悪意ある相手に見つかったら普通はそのままカイシャクされて第三部完だっただろうから命が繋がっただけむしろ幸運だったんだよな。フジキドはクソ装置に感謝すべきでは?(イルカ目) -- 2022-10-23 (日) 11:24:37
  • ↑つまり、こうだ、ハシバはほとんどブッダ。 -- 2022-11-08 (火) 21:21:39
  • ↑……ゆえに、反ブッダ -- 2022-11-08 (火) 22:04:26
  • このころのフジキドはまだ心臓が止まれば死ぬ身体だったのだなあ(彼真狂 -- 2022-11-14 (月) 17:10:18
  • 改めて読むとエピローグでしんみりしてしまう。左に振り切れまくったエピソードなのに、不思議だ… -- 2022-11-24 (木) 20:08:20
  • アベがハシバを撃ったのがソンケイするハシバの教えというのがインガオホーを感じる エピローグのハシバは確かにソンケイに値する兄貴分であった -- 2022-12-01 (木) 17:56:05
  • インガオホーではあるけどもう止まれないマグロと化した自分をかつて授けたインストラクションで撃ち抜いて止めてくれたのは救いでもあるんだよな…… -- 2022-12-03 (土) 00:51:27
  • どちらかと言えば左寄りだけど、事の発端以外は終始シリアスで読後はショッギョ・ムッジョを感じられる良い作品。狂気エピソードは全部単話ながら心を打つ作品が多くて好きですわ -- 2022-12-04 (日) 18:12:10
  • これ以降3部のエピソードでフジキドが重症を負うと「まさかここからマグロ冒頭に繋がるんじゃないだろうな…」とヘッズが慄くようになってたの実際好き -- 2023-12-22 (金) 16:03:21
  • ソンケイは忍殺世界を理解する上で非常に重要というか役立つ概念なのだが、初出がこのエピソードなのでなんだかギャグめいたアトモスフィアを伴っている -- 2024-03-01 (金) 19:42:02