◆忍◆ ニンジャ名鑑#(未掲載) 【グリフォン】 ◆殺◆
登場エピソード
「フン……努力はしましょう」
人物
- ザイバツ所属のニンジャ。ベオウルフと共に「マスター位階に匹敵するカラテの持ち主」と称されていることから見るに、実力はありながらもザイバツの組織内政治に適合できず下位の位階に留まっていた者達の一人だったのかもしれない。
- 作中ではベオウルフの指揮下で行動。若造が目上のベオウルフやランチハンドに対しても横柄な口調で接する横で、彼は一貫して遜った態度をとっていた。奥ゆかしい。
外見
- 猛禽めいたフルフェイス・メンポを装備。その奥には残忍な眼光が閃く。
元ネタ・考察
- グリフォン(英:Griffin)は鷲の上半身とライオンの下半身を持つ伝説上の生物。様々なファンタジー作品に登場し実際有名であろう。恐ろしいモンスターとして扱われることもあるが、古くはアポロン神に代表される神話上の神々を象徴するホーリーアニマルともされていた。
- 同行していたボロゴーヴやマーチヘア、過去に登場したバンダースナッチやジャバウォックといったザイバツ・ニンジャを思うと、上記から派生しルイス・キャロル作品中に登場することとなったグリフォンを念頭とした出典の可能性も一考な。
ワザ・ジツ
- 優れたニンジャ跳躍力によって繰り出される立体的な空中殺法が持ち味。垂直方向への高高度跳躍はもちろん、周囲のオブジェクトを足場代わりに縦横に跳び回り、流れるように滑らかな空中制動から実際速い攻撃を仕掛ける。
- ワザマエのレベルは高く、ザ・ヴァーティゴにも「手練れ」「侮れん」と評されている。
- ケリ技の他、一対のヴァジュラ(vajra:短い柄の両端に刃の付いたブディズムの法具。ルーツは古代インドの武具)を得物として用いる。また、飛び道具としては「羽根めいたスリケン」を使用。
- 垂直跳躍からの落下攻撃は地の文にて「モズ・ニンジャクランじみた」と形容されているが、彼に憑依したソウルが同クランのものであったのかまでは明言されていない。
- (((ツル・ニンジャクラン……?あるいはトブ・ニンジャクランかも……?)))
ストーリー中での活躍
- 新たなザイバツの"あるじ"となったダークニンジャの命に従い、ベオウルフの指揮下でエンシェント・ドラゴン・ドージョー地下の捜索に携わる。得体の知れないピンクを地下で捕え、一旦地上の拠点に戻ってきたところでユカノらと遭遇、キョート城直結のポータルを巡ってイクサすることに。
- ユカノ、次いで縛めを脱したザ・ヴァーティゴと交戦。そのスピードとワザマエは、スパルトイらとの連携もあって両者をおおいに苦しめる。が、ザ・ヴァーティゴがマストダイ・ブレイドを手にしたのが運命の分かれ目。垂直落下攻撃に合わせたノボリグルマ・キリによって正中線から身体を両断され、爆発四散を遂げた。彼の死は、このピンクの狂人が只者ではないことをベオウルフらに知らしめたのだった。
一言コメント
- カガクニンジャ・クランのミサイルカラテの名手、コンドルのジョー=サンな? -- 2014-07-16 (水) 17:15:48
- 最後は中国の武侠ドラマめいたアクションであった。 -- 2014-07-16 (水) 18:42:11
- 地味だけどルチャめいた空中殺法は実際かっこいい -- 2014-07-16 (水) 23:04:39
- ピンクメンポ被害者の会の会員の一人。実力はあるのだが、相手が悪すぎる。 -- 2014-07-16 (水) 23:06:23
- アルバトロス=サンの上位互換な…? -- 2014-07-17 (木) 12:58:46
- 「流麗」「滑らか」「均整のとれた」地の文=サンからカラテの美しさを凄く強調されてるよね。 -- 2014-07-19 (土) 18:15:40
- 中国映画のワイヤアクションめいてスゴイ滑らかに回転しながら跳ぶイメージ -- 2014-07-19 (土) 21:05:19
- 確かなワザマエ、あまりに相手が悪かった -- 2015-01-26 (月) 00:28:32