基本スペック
駆動方式[MR]/ ミッション[6速]
初期馬力[フルチューン渡しの為不明。実車は280ps]/カーナンバー:31-79
全長:4,430mm
全幅:1,810mm
全高:1,160mm
最高速度:351km/h
モード別カテゴリー | 称号 |
ST無敗 | 【】 |
夏休み称号 | 【】 |
ワンメイクバトル | 【NA2キング】+【NSXチャンプ】 |
エンジン形式バトル | 【V6選手権】 |
期間限定首都一TA・1 | 【伝説のNSX】 |
期間限定首都一TA・2 | 【俺のNSX】 |
備考:5DX+より追加。ターミナルスクラッチ12枚目の景品としてのみ入手可能。
加速性能は良い方だが、NSX (NA1)と比べてミッションの数が異なり、あちらが5速に対しこちらは6速であるのでNA1含めたトラクションの良い5速に出だしで多少遅れをとる。
コーナリング性能はリアが出やすい方だが軽くカウンターをあてるとすぐ止まる。
対接触性能はフロント側が強めだが、粘りに必要なサイド側があまり強い方ではなので、先述の滑りやすさと相まってインにねじ込まれた際に挙動を乱しやすい。
乱入対戦ではなるべくイン側を詰めて内側に入らせないような立ち回りをすると守りやすい。
以上のことから初心者にオススメ出来るが、前述のように獲得にはかなりの時間がかかるため、よほどの強運の持ち主でない限り初心者で持っている人は少ないというかほぼ皆無。
ターミナルスクラッチ12枚目の景品という事もあり遭遇率はマイナー車以上に低い。
また、この車種もNA1同様リアガラスのチームステッカーが下部に貼られる。
選択可能カラー
注意事項:GT-R (R35)等と同様に、ドレスアップパーツ類及びカスタムカラーが存在しない。 *1よって初期選択カラーから変えられないので現状一生そのカラーと付き合うことになる。
慎重に選ぶべし。
(色見本左から)
チャンピオンシップホワイト |
ニューフォーミュラレッド |
インディイエロー・パール |
モンテカルロブルー・パール |
シルバーストーン・メタリック |
ベルリナブラック |
ミッドナイトパール |
グランプリホワイト |
セブリングシルバー・メタリック |
チャンピオンシップホワイトを選択すると、ヘッドライトガーニッシュとホイールの色がホワイトになる。他は全てシルバー。
雑記
- 通常のNSXと違い、各部の軽量化*2やカーボン製シェルのレカロシートに専用エアロパーツ*3が奢られ、さらに搭載される3.2L V型6気筒 DOHC VTECのC32B型エンジンは、なんと選抜された職人が手作業で組んでいる。
また、職人の手作業を必要とする工程が多いので、納車に2~3ヶ月という期間を要していた。
その膨大なコストと手間が掛けられた甲斐があってか、国産V6エンジン搭載車の中では、特に音が良いことで有名なクルマとして数えられている。
2005年7月に生産終了を発表すると、駆け込み需要が発生し、1週間で予約枠が埋まりそのまま生産終了となった。 - NSXーRは92~95年までのモデル(E-NA1型)と、02~05年までのモデル(LA-NA2/ABA-NA2型)がある。
マニアは区別をつける為、前者を92R、後者を02Rと呼び分けている。
また、本車はNSX-Rが正式名称となるが、92Rの場合はNSX Type-Rが正式名称である。 - LA-NA2/ABA-NA2型は、従来のホンダワークスが運用していたGH-NA2型から変更される形で、2002年から全日本GT選手権(JGTC)に参戦。*4
ただし、市販車のモノコックをそのまま使用しているのはこのデビューイヤーのみで、以降はボディ構成をパイプフレーム化された為、市販車とは全くの別物と化している。JGTCからスーパーGTとなった後も2009年まで引き続き参戦し、2007年には最終戦を待たずしてGT500クラスのチャンピオンも飾ったが、2004年仕様のみ従来のNA仕様からターボ仕様に変更されていた。
ちなみにNSX-GTのアイデンティティであり、このLA-NA2型以降は大型化され、より特徴的になったリアハッチエアダクト*5だが、「市販されているNSXにはあんなものは付いていないだろう」と、他のワークスチームから多数のクレームが寄せられた。*6
その為、主催団体のGTアソシエイションから正式に認可を受けようと、上記のNSX-R GTが限定販売されるに至った。 - この後期モデル(LA-NA#/ABA-NA#型)と前期・中期モデル(E-NA1/GH-NA#型)の一番の違いは、リトラクタブルヘッドライトがオミットされ、スリーク(固定式)ヘッドライトに変更されたことだろう。理由は、衝突安全性と空気抵抗の改善、フロントオーバーハングの軽量化の為である。
- 初期型NSX-R(E-NA1型)が販売終了してから本車が発売されるまでの間、NSXにはTypeS-Zeroというグレードが設定されていた。
通常のNSXから96Kg軽量化された上に足周りもハードなセッティングに変更され、通常のNSXに標準装備されていた運転席・助手席のエアバックやパワーステアリングもオミットされており、中期モデル・GH-NA#型においてのタイプRポジションといえるスパルタンなモデルだった。
熟成の進んだシャシー・ボディ・Egを揃えた上に92Rと同等の装備を奢られ、それを凌駕するポテンシャルを秘めていたにも関わらず、なぜタイプRの称号を与えられなかったかというと、当時の開発チームが「タイプRを名乗るにふさわしい領域に達していない」と判断した為であり、タイプRという称号の重みと、それを名乗る為に求められるハードルの高さを印象付けるエピソードとなった。
本車が発売されたことによってS-Zeroは廃止された。
- またNSXは、通常モデル・NSX-R問わず本田技研工業自ら「NSXリフレッシュプラン」という経年車を工場に戻し、新車時の性能や、質感を蘇らせるサービスを行っている。
さらに、このサービスのおかげでNSXは今でも部品が全て手に入る。*7ホンダは、2040年までこのサービスを継続する予定。
ただ、現在では新車時の素材がない物もあり、どのようにして、新車時の品質へ復元するか、頭を悩ませているという。*8 - 本車は「ドリフトキング」の愛称で知られる、土屋圭市氏が愛用していたことでも有名。氏は「レースで乗るマシンを日常でも乗る」事を信条としており、R32型GT-Rと並んで、数台NSX(主にNA1型)を乗り継いでいる。
- 特に02Rは現役レーサーとしては最後にステアを握った02-03年型ARTA NSXの頃に登場し、試作第一号のテストマシンをドライブした事もあってか、「一生モノ」と言い切るほど溺愛している。
なお、土屋氏のNSX-Rはプレミアムカラーのプラチナホワイト・パールになっているが、ルーフまで同色に塗るカスタムオーダープランを組んでいる。エンジンはリミッターカットと吸排気チューニングにとどめ、スキルを持ったドライバーが全開で踏み切れる事がコンセプト。足回りはDG-5と10年に渡って微調整を続けた共同開発の土屋脚、長年のパートナーでもあったイマージュの特注ブレーキキットで万全を期す。
- 本車の市販前、2001年東京モーターショーでコンセプトモデル「NSX-Rコンセプト」が出展された。
市販モデルとの相違点は、素地のカーボンボンネット*10が装着されている点と、市販モデルに比べて大型のリアディフューザーが装着されている点。- なお、NSX-Rコンセプトはグランツーリスモシリーズにも収録されている。こちらは前述した01年の東京モーターショーをピックアップした外伝作品「グランツーリスモConcept 2001TOKYO」に初めて登場し、PS2時代のモデルも流用していた、PS3のGT6まで収録されている。
ちなみに、「Concept」では後の「NSX-R GT」によく似た、オリジナルのLM仕様及びそのロードカーも併せて収録されている。その、もはやホンダが逆輸入したかのような秀逸かつよく似たデザインは必見。
- なお、NSX-Rコンセプトはグランツーリスモシリーズにも収録されている。こちらは前述した01年の東京モーターショーをピックアップした外伝作品「グランツーリスモConcept 2001TOKYO」に初めて登場し、PS2時代のモデルも流用していた、PS3のGT6まで収録されている。
- 2005年2月には、初代NSX最後の特別仕様車として、SUPER GT参加のホモロゲーション取得用に5台限定で「NSXーR GT」というモデルを発売した。
カタログ上での相違点は、CFRP製エアロバンパーなど外観のみで、エンジンやサスペンションの基本的な性能は変わらず、価格は5,000万円と設定されていた。
高価な設定価格が災いしたのか、実際に製造されたのは2台、販売されたのはたったの1台だけだという*11。
しかし、後述のNSXリフレッシュプランを施行する施設を見学した方が、責任者にこの件を質問したところ、「ホンダが外観変更だけで、設定価格を3,800万円も高くするはずがない。恐らくエンジンに価格相応の手が入っている筈。」と回答があったという。
こちらのブログに記述がある。→http://mmnsx.blog.fc2.com/blog-entry-52.html- ちなみに余談ではあるが、唯一販売された1台を実際に購入した人物は、化粧品や健康食品の通販で有名な株式会社DHCの代表取締役会長・吉田嘉明氏である。
車雑誌「ベストカープラス」の当時の取材によると、「5台限定なら、5000万円でも安いと思い1号車をオーダーした」と購入を決断したとの事。
ホンダ広報部によると、「吉田会長は普段NSXには乗っていないが、定期的に点検整備を受け、いつでも乗れる状態にしてある」との事で、現在も大切に保存されている。
- ちなみに余談ではあるが、唯一販売された1台を実際に購入した人物は、化粧品や健康食品の通販で有名な株式会社DHCの代表取締役会長・吉田嘉明氏である。