構想
- 2.1.0で大幅強化された馬場専用セットThe Legacy of Raekor("Raekorセット")および新Vile Wardを装備し、敵複数をFurious Charge("FC")で、敵単体をWhirlwind("WW")で攻撃するビルド。
- クールダウン減少("CDR")をできるだけ多く積み、クールダウンつきのスキルをできるだけ頻繁に使うことを目標とする。
戦い方
- 敵が複数いればFCで処理する。敵単体に対して主にWWを使用し、FCのクールダウンが終わればこれも使う。
- FCを一度にできるだけ多くの敵に当てるようにする(下記の注記参照)。
- そのためには、できるだけ多くの敵をFCに引っ掛ける(Dreadnoughtの効果)ようにする。FCの経路に障害物(壁、扉、各種clickable items)があると敵がうまく引っ掛からないので注意。
- 少数の雑魚が残った場合これらをいちいち殲滅しないで先に進むようにすれば効率がよい。
パーティプレイ
- このビルドはグループにはあまり向いていません。ここではソロのみ記載しています。
- それでもあえてグループでやりたい方は、FCは(i) 同じ場所から動かずマウス(もしくはキー)を押しっぱなしにして、または(ii) 敵を壁に追い詰めてから撃つようにし、それ以外の状況ではWWを使うようにしてください。
良い点
- FCのCold Rushの効果で、敵がほぼ常時凍結しているので、敵の攻撃を受ける機会が少ない。
- 新Vile Wardのレジェンダリ―効果のため、理論上敵が多ければ多いほどDPSが青天井で上がる。すなわち、FC本来のダメージ x (1 + 0.3X x Y) (XにはVile Wardによって0から5までのいずれかの数字が入る。YはそれまでにFCが当たった敵の累計)のダメージを各敵に対して与えることができる。具体的には、ダメージ増35%のVile Wardを装備している場合、1体目には1.35倍、2体目には1.70倍、3体目には2.05倍のダメージが与えられる(注)。敵が密集している大きいマップ(墓場1枚マップなど)では、驚くほど高いDPSを出すことができる。
- 従って、敵の密度の高いNephalem RiftやGreater Rift("GR")を効率よく攻略できる。
悪い点
- 敵集団をあちこちに引きずり回すため、多くのクラス・ビルドと非常に相性が悪い。
- 敵少数、特に敵単体に対するDPSが低い。いかに敵単体とりわけRift Guardianを素早く処理できるかがこのビルドのカギになる。
スキル
Active Skills
- Furious Charge(Dreadnought)
自分のセットアップにあったルーンを選ばないと、Elementalダメージ増加の恩恵を得られない。このビルドはLightningダメージ増を積むので、Lightning系のルーンであるDreadnoughtを選ぶ必要がある。なお、Raekorセットの効果で、どのルーンを選んでも全部のルーンの効果がFCに乗るのでご心配なく。 - Whirlwind(Wind Shear)
敵少数に対する攻撃手段。Taegukの攻撃力防御力上昇効果のスタック維持に優れている。また下記のとおり、Lpfsの効果を継続的に得られる。 - Wrath of the Berserker(Insanity)
いわゆる馬場変身。馬場変身自体の効果に加え、Insanityの攻撃力50%増はとても効果が大きい。 - Call of the Ancients(Together as One)
いわゆる三馬場。被ダメージを半減してくれる。高GRではすぐに死ぬが、高いCDRのため長い時間を待たずに呼び出すことができる。 - Ignore Pain(Ignorance is Bliss)
Pride of Cassiusを装備してCDRを54.3%積み、かつGogok of Swiftnessのswiftness効果を15スタックさせれば、CDRが約61%となる。この場合、ほぼ常時被ダメージ50%減が実現でき、かつ高いgain life per fury spent("Lpfs")が得られる。WWのWind ShearおよびFCのStaminaの効果で多くのfuryを得られるため、継続的にLpfsの効果を得られると期待できる。敵の攻撃力が低いところでは、Ignorance is BlissをBravadoに変更すれば、常時早足効果が得られる。 - Battle Rage(Bloodshed)
このスキルはGRのランクその他の状況により、適宜Sprint、War Cryなどに変更する。
Passive Skills
- Boon of Bul-Kathos
必須。CDR61%を維持することができれば、変身時間20秒クールダウン約15秒となる。三馬場も登場時間20秒クールダウン約15秒となる。 - Rampage
必須。RampageのSTR増加は25までスタックするので、STRが最大25%増加する。STRが上昇すると攻撃力のみならず防御力も上がるので有用。敵が多いGRではこれをかなりの時間維持できる。 - Bloodthirst
Ignorance is BlissのLpfsと合わせて高い回復能力を狙う。GRのレベルが低い場合は必須ではない。 - Ruthless
Ruthlessの効果はいわゆるskill damage multiplierではない独立のdamage multiplierであると考えられている。この場合、同効果により純粋にダメージが1.4倍される。従って、Ruthlessは敵大群にFCを使ったがエリートが殺しきれずに残ったという状況に対処できる点で本ビルドと相性がよい。
装備
武器
- 右手・Odyn Son: Lightningダメージ増が必ずついてくる。Ramaladni's Giftを使い、これにSTR (or ダメージ10%増)、CDRおよびソケットをつけたものがベスト。一番重要なのはダメージ("1100 - 1400 Fire Damage"というやつ)なのでここは妥協しないこと。武器のソケットにはFlawless Royal Emeraldを嵌める。
- 左手・Shard of Hate: Ramaladni's Giftを使い、STR、VIT、CDR、およびソケットをつける。
- Raekorセット頭: STR、VIT、Critical Chance("CC")、およびソケットがついたものがベスト。セカンダリにControl Impairing Effectの持続時間減があると望ましい。ソケットにはFlawless Royal Diamond を嵌める。
- Raekorセット胴: STR、VIT、FCスキル増 (or Eliteダメージ減、下記参照)、およびソケット3個がついたものがベスト。ソケットにはFlawless Royal RubyまたはFlawless Royal Diamondを嵌める。できればセカンダリにHealth Globes Grant +X Lifeをつけたい。FCスキル増は上記のskill damage multiplierであるから、Vile Wardの効果やレジェンダリ―ジェムの効果など2.1.0でskill damage multiplierが増えたことを考慮すると、たった15%のFCスキル増をつけるよりも、Eliteダメージ減などをつけた方がいいのではないかという意見も有力。
- Raekorセット篭手: STR、CC、Critical Hit Damage("CHD")、およびCDRがついたものがベスト。
- Raekorセット脚: STR、VIT、All Resist、およびソケット2個がついたものがベスト。ソケットにはFlawless Royal RubyまたはFlawless Royal Diamondを嵌める。
- Raekorセットブーツ: STR、VIT、All Resist、およびWWダメージ増がついたものがベスト。できればセカンダリにHealth Globes Grant +X Lifeをつけたい。
- Vile Ward: FCダメージ増加の数字が高いものを優先(35%が最大値?)。STR、VIT、CDR、およびFCスキル増(or All Resist)がついたものがベスト。できればセカンダリにHealth Globes Grant +X Lifeをつけたい。
- Pride of Cassius: Ignore Pain 6秒増のものを優先。これにSTR、VIT、All Resist、およびLife +X%がついたものがベスト。
- Strongarm Bracers: Lightningスキル増、STR、VIT(or All Resist)、およびCCがついたものがベスト。
指輪とネックレス
- Stone of Jordan: Lightningスキル増、CDR、ソケット、およびEliteダメージ増がついたものがベスト。
- Unity: CC(or STR)、CDR、Elite Damageおよびソケットがついたものがベスト。2.1.0ではLife per Hitが必ずしもつかないようになった。
- ネックレス: Lightningスキル増(or STR)、CC、CHD、CDRおよびソケットがついたものがベスト。ただし、これが実現できるのは5つのプライマリプロパティがつくThe Flavor of Timeのみ。その他のネックレスの場合、Lightningスキル増(or STR)、CC、CHD、およびソケットがついたものがベスト。GRのレベルが高くなってきたら、Xephirian AmuletまたはCountess Julia's Cameoなどの属性吸収アミュレットがよい。The Star of Azkaranthももちろん最有力候補に上がる。高レベルGRではFire Chainが非常に痛いので、ぜひ拾いたいところではあるが、ドロップレートが極めて低い。
レジェンダリ―ジェム
Bane of the Trapped、Taeguk、およびGogok of Swiftnessを指輪とネックレスのソケットに嵌める。Taegukの代わりに、Wreath of Lightningも候補に入れてよい。Bane of the Trappedによるダメージ増加は、skill damage multiplierではないため、上記のFCのダメージ増に対する掛け算となり効果が大きい。よって、他の2つに先んじてアップグレードを狙うのがよいと思われる。
その他
Paragon Point: 移動スピードおよびCDRを優先する。
CDRの検証: 上記のとおりにBoon of Bul-kathosを選択し、CDRを装備に積み(指輪とネックレスにはCDRをつけづらいので、3つのうち2つに8%を積むと想定)、かつParagon Point 50をCDRに振れば、CDRが54.30%となる。さらにGogok of Swiftnessのswiftnessを15スタックさせると、CDRが約61%となる。この場合、各クールダウンつきスキルのクールダウンは以下のとおりとなる。
- 馬場変身および三馬場: 効果時間20秒、クールダウン約15秒
- FC: クールダウン約3.9秒。従って、FCセットの効果により、敵2体にFCを当てれば直ちにクールダウンがゼロ秒になる。すなわち、敵2体以上に対してFCを連打できる。
- Ignore Pain - Ignorance is Bliss: クールダウン約6.7秒。従って、Ignore Plain 6秒増のPride of Cassiusを装備すれば、これをわずか約0.7秒に減らせる。
応用例: 武器をMaximusに持ち替え、Lightningダメージ増をFireダメージ増に置き換えれば、火Raekorになる。MaximusにはRamaladni's Giftを使い、Fireダメージ増、CDR10%、STR、およびソケットをつけるのがベスト。ただし、この場合WWをFrenzyに、BloodthirstをBerserker Rageに、Ignore PainのIgnorance is BlissをIron Hideにそれぞれ変更する。ここまで雷Raekorについて解説してきた手前いいづらいが、装備の要求レベルが低くかつ雷Raekorに劣らない強さを得られるため、作者のようにWWに格別の思い入れがない限り火Raekorの方がよい。
高レベルGR: GRレベルが36を超えるあたりから、RG処理にかかる時間がそれまでの雑魚処理にかかる時間よりも長くかかることが多くなる。また、エリートの特殊攻撃で即死するようになる。そこで、特別な対策および戦術が必要になる。具体的には以下のとおり:(i) 上記の火Raekorに切り替え、さらに武器をFurnaceに換える、(ii) レジェンダリ―ジェムのTaegukまたはWreath of Lightningを、攻撃系レジェンダリージェムのうち敵単体に対する攻撃力が最も高いMirinae, Teardrop of the Starweaverに換える、(iii) Fire ChainおよびElectrifiedはCold Rushで固めている時も発動するので、属性吸収アミュレットを装備していない限りこれらを持つエリートは無視する、(iv) 敵をこぼさないようにするため、FCの距離をできるだけ短くし、かつ壁やその他障害物に触れないよう、小刻みに少しずつ前進する、(v) PowerやConduitのpylonがあったら、これに触らずかつ周りの雑魚を残しておき、ゲージが99%になったのち戻ってきてpylonの効果でRGを処理する(なお、エリートが落とす紫の玉は時間がたつと消えるので、かならず敵を生きたまま残しておく必要がある点に注意)。
筆者の経験では、GRレベル38あたりがpylonまたはStonesinger(いわゆる分裂ゴーレムRG)に恵まれない場合に到達できる限界である。また、同じくGRレベル38あたりから属性吸収アミュレットがないとたとえpylonまたはStonesingerに恵まれたとしても時間内クリアが非常に難しくなる。通常であれば回避の他に方法がないFire ChainやElectrifiedが強力なHP回復源となるため、高GRでは火または雷吸収アミュレットの有無で劇的に難易度が異なる。
コメント
- RORG・Leoricを使う場合、おそらくSOJを捨てたほうがいいでしょう。たった一つのsecondary affixでダメージwo半減効果は大きすぎます。ただしLeoricをつかうなら、二刀流でCDRを稼ぐ必要性が減るためDPSの大幅な上昇を期待できるtwo-hand weaponsを使った方がよい気もします。 -- 作者? 2014-09-10 (水) 10:43:49
- SoHをSKにして使ってみてますがなかなか面白い 火Raekorの2handのもっさり感に飽きてきてたのでちょうどいい -- 2014-10-14 (火) 04:56:22
- 確かに2handはもっさりしてるし、NRレベルだとオーバーキル気味なので、雷二刀でWreath of Lightningをつけると、NRや箱集めをより快適にできる気がするね。 -- 2014-10-14 (火) 14:20:07
- オーディンを右手に装備しないといけない理由がわかりません。左手じゃダメなのですか? -- 2014-10-15 (水) 08:24:50
- 右手にダメージ(大きく2100などと表示されるDPSではなく、1500-2000などと表示される武器ダメージ)が高い武器を装備する必要があります。Odyn Sonの方が武器ダメージが高くなるのが通常なので、Odyn Sonを右手に装備します。SoHより武器ダメージが低いOdyn Sonはあまりいい品ではないので、他の武器ダメージの高いSunkeeprなどを検討したほうがいいです。 -- 2014-10-15 (水) 12:21:48
- 詳しくはhttps://docs.google.com/spreadsheet/pub?key=0Avxzyy5pHlsZdDZoVzNQeVl3XzA3bExpdk5yTVdaV1E&gid=0のdamage formulaを参照。要するに、振りの速さは関係なく、一撃が重い武器を右手に装備すると有利ということです。ただし、振りが速いとFurious Chargeのend animationが少し早く終わる(よって少し連打しやすくなる)という利点もあるにはあります。大体の場合、連打できるかどうかのボトルネックはCDRになるので、やはりIASは重要ではないです。 -- 2014-10-15 (水) 14:26:38
- ご丁寧にありがとうございます!とても勉強になりました! -- 2014-10-16 (木) 02:55:10
- 継続させる様コントロールするのが半端なく難しいですね。 -- 2014-11-09 (日) 21:11:50
- RORG装備して、頭をレオリッククラウンにするのはどうだろうか?? -- 2015-02-06 (金) 12:45:52
- ⬆は何故一番最初のコメントを読まないんだ? -- 2015-02-06 (金) 13:28:44