概要
【棍スキル】で覚えられる特技の一つ、および一部の敵が使用する特技。
プレイヤーサイド
僧侶・武闘家・旅芸人・占い師・デスマスター
【足ばらい】-【黄泉送り】-【なぎはらい】-【氷結らんげき】(【氷結らんげき・改】)-【天地のかまえ】-【水流のかまえ】-【奥義・棍閃殺】(【占技・天輪殺】)-【断空なぎはらい】-【豪雪氷結乱撃】(【豪雪氷結乱撃・改】)
いたずらもぐら
棍スキル42Pで習得する。
対象と自分を中心とした正面270度の範囲の敵に通常攻撃の1.3~1.5倍(【僧侶】のものは1.8~2.0倍)のダメージを与える。消費MPは2。
【ぶんまわし】や【オノむそう】などの他の範囲攻撃特技と比べると、とても演出や名前が地味であるが、その分だけ特技のモーションが遥かに短く、威力もそこまで低くないのでむしろかなり使いやすい。
ただしそれらと異なり攻撃範囲が270度であり、真後ろの相手を攻撃できないのには注意。
なぎはらいの極意
1Lvあたりダメージ+4%、Lv6で+24%にアップする。
最大で24%の強化になり、倍率が約1.6~1.8倍程度と大きく上昇する。棍使い達には必須の一品と言えるだろう。
【ブランマトック】、【めいふのばんにん】、【ジラフマスター】がドロップする。
実装当初は1Lvあたり+2%だった。
なぎはらいの真髄
1Lvにつきテンション時のなぎはらいダメージが+20され、Lv6では+120される。
テンションがトリガーになることから、事実上能動的にテンションが扱える【武闘家】向けの宝珠である。
【わかめ王子・強】がドロップする。
変遷
Ver.1.0
前方約180度の敵に対して、通常攻撃の約0.6倍のダメージを与える特技。
そのダメージの低さから、2匹相手に使ったとしても、通常攻撃で各個撃破したときと戦闘全体の【n確】が変わらなかったことが多く、なかなか使う機会のない特技であった。
Ver.1.1
範囲攻撃特技が軒並み消費MPが修正されたなか、消費MPは据え置きでダメージが通常攻撃の約0.8倍に引き上げられた。
これ以降は、敵が2匹以上でたら気軽に使える性能といえるようになった。
Ver.1.2
特技に武器の属性がかかるようになったため、【にちりんのこん】を装備すれば光属性の範囲攻撃ができるようになった。
通常攻撃だけの単調な戦闘だった【リュウイーソー】狩りになぎはらいという選択肢が追加された。
なぎ払いを使うかどうか、使うとしてもまんたんを含めたMPとの兼ね合いで何発まで当てるかといった、【リュウイーソー】狩りプレイヤー達の試行錯誤が行われるようになった。
Ver.1.3
錬金効果の状態異常がかかるようになったため、複数の敵に状態異常をばら撒く用途で使えるようになった。
ちなみにVer.1.4で範囲が広くなるまでは、180度という範囲は実はブレス攻撃とほぼ同じ範囲であった。
なぎはらいで巻き込める範囲が分かれば、ブレスを受けない立ち位置も分かるため、覚えておいて損はないだろう。
Ver.1.4
範囲が前方270度と広くなり、ダメージも通常攻撃の0.8~1.2倍に修正された。
Ver.1.5
プレオープンした【コロシアム】で【ためる弐】とあわせることで相手をまとめて殲滅できる強特技。
現在の武闘家はこれのコンボか爪のタイガーとGFを併せ持つ職業なためトップクラスに強く、コロシアム限定での弱体化が叫ばれている。特になぎはらいの異常な範囲は「如意棒」とも呼ばれるほど。
コロシアムの外でもスーパーハイテンションなぎはらいはとても強力であり、ピラミッド等の複数の敵と戦う場面でもかなりの戦闘力を誇る。
Ver.2.0
仲間になったいたずらもぐらが持つ棍スキル18pまで割り当てる事によって習得できるようになった。
ためるや超ちからためから続けて使ってくれるとなかなか強力なダメージを出してくれるのだが、使って欲しい時に限ってなかなか使ってくれない事も多い。
Ver.2.1
コロシアムでのバランス調整の結果、【タイガークロー】とともコロシアム内に限り弱体化。如意棒のような異次元攻撃範囲が修正された。
Ver.2.2
1.3~1.5倍程度に威力が上昇。範囲攻撃に乏しい武闘家や旅芸人にはありがたい上方修正。
その燃費の良さとなかなかの倍率で武闘家はピラミッドで十分に席を作れるだろう。
そしていたずらもぐらの超ちからためからのなぎはらいコンボもかなり使いやすくなり、通常の状態でも十分に使えるだろう。
僧侶に関しては槍に威力が及ばないが、攻撃範囲や燃費はこちらが圧倒的に優れる。使いやすさを選ぶか、威力を選ぶかは人次第。
また、サポート仲間が相手が1体でもこの技を使うようになった。これは氷結らんげきが氷属性である関係で、氷属性を軽減する相手には積極的にこっちを使う為。
また、フォースや武器の属性が弱点である敵にもこっちを優先してくれる。
なお、武闘家も使える技故にコロシアムではこの威力アップは適用されない。
威力上昇の影響を受け、これを覚えたいたずらもぐらの作戦をガンガンいこうぜ系のものにしていると、相手が1匹であっても通常打撃の代わりにこれを使う事が増えた。
そのため、ためるや超ちからためからのコンボを以前よりやってくれやすくなった。
Ver.3.0
達人のオーブで「なぎはらいの極意」が登場。
実装段階では元から使い勝手のいい特技の極意が少ない中で数少ない主力技を伸ばしてくれる闇属性宝珠。
Ver.4.1
対象を基準にして範囲効果を及ぼしていたのは不具合として修正され、使用者を基準とした範囲に変更された結果、遠くの敵を巻き込みにくくなった。
暗黒の魔人など、元々対象を指定しないタイプの使用者はこの修正の適用外。
なお、修正が告知されたのはVer.4.1.3aのアップデート時となった。
Ver.5.2
「なぎはらいの極意」の補正が2%→4%に上方修正された。
また、新規宝珠に「なぎはらいの真髄」が追加。
Ver.5.3
【僧侶】の使用するものの倍率が約2倍程度に強化された。
敵サイド
多数のモンスターが使用するが、使用者によって性質が異なる。
味方サイドは武器スキルの都合で棍の技のみが「なぎはらい」と呼ばれているが、そういった事情が無い敵サイドでは他の武器や巨大な腕による「なぎはらい」を使う者もいる。
攻撃範囲を調整するためか、剣やオノ型の武器を持っているにもかかわらずぶんまわし・オノむそうではなくこちらを使ってくるケースも見られる。
妖剣士オーレン系統
【妖剣士オーレン】【月夜の将】【封魔フォーゲル】【蒼怨の武骸将デゾス】が使用する。
範囲は正面180度と狭く、前者3体のものは威力が通常攻撃よりやや低め。
蒼怨の武骸将デゾスが使うものは通常攻撃の1.2倍程度のダメージとなっている。
蒼怨の武骸将デゾスや【蒼怨の邪骨将マッゼ】は同じモーションの【ふきとばす】という技も使う。
暗黒の魔人系統
【暗黒の魔人】【暴魔アヴィーロ】が使用。右手にオレンジ色の光を纏わせ力をためて周囲を攻撃する。
正面270度の広範囲に物理ダメージを与え、短時間【転び】により【休み】にする。
暗黒の魔人のものは570程度のダメージを与える。守備力次第では700を越える事もある。また、怒り時には200程ダメージが増える。
長めの溜めがあり、対象を指定していない関係で向きを変えないので回り込めば回避可能。大きく振りかぶっている右腕の少し右の位置が丁度真後ろとなる。
無対策で食らうと即死か聖女の守りをまず間違いなく消費してしまう上に、生き延びたところに他の攻撃で追い打ちをかけられる事もあるので回避は何よりも優先しておきたい。この戦闘では他に優先すべき行動が幾つもあるため難しいが。
ちなみに、たまに発動直前にくるりと別方向を振り向くことがある。2回行動の内2回目がこの技だったときに起こりうる現象のようで、最も近くにいる対象を指定する際に画面上の暗黒の魔人の向きが変わっていないということらしい。全員被弾という割と致命的なことにもなりうるので、認識はしておきたい。
暴魔アヴィーロのものは暗黒の魔人よりダメージが低くなっている。
その他
【冥獣王ネルゲル】が使用するものはオーレンのものと似ており、正面180度にダメージを与える。
【ナドラガンドの決戦】では【邪竜神ナドラガ】が使用。演出が暗黒の魔人と似ており、右手にオレンジ色の光をまとわせて力をため、約4秒後に一気に薙ぎ払い、範囲内の相手全員に570前後のダメージを与える。
攻撃範囲が非常に広く、安全地帯はナドラガのすぐ傍のごく狭い範囲となる。
使用してくるのは第1、第3、第6段階。第6段階では【たたきつける】も使用するが、なぎはらいとは攻撃範囲と安全地帯が反対のため、位置取りには気を付けたい。
【砂上の魔神帝国】では【黒衣の剣士パドレ】が使用。
2秒ほど溜めた後、前方範囲に【ふっとび】効果付きの通常攻撃と同等の威力の剣閃を放つ。
【時獄の開門】使用後はノックバックが強制転倒に強化される。
【いばらの巫女と滅びの神】では【闇の根源の幻影】が使用。プレイヤーと同じ性能となっている。
闇の根源の幻影は移動速度が早く、設置型特技との組み合わせで被害を大きくしてくる。
【王の戴冠】では【魔王ヴァレリア】が使用。彼女の武器はオノとしてもヤリとしても使えるハルバード型の武器のため、違和感は全く無い。
ただでさえ攻撃力の高いヴァレリアが繰り出す範囲攻撃と言うこともあり、まとまって複数人が食らうと危険な特技である。