DQ5 
DQ5における仲間になった【ライオネック】。
なぜかSFC版での歩行グラフィックは【シャドーサタン】のカラーリングになっている。
仲間になる確率 
1匹目 | 2匹目 | 3匹目 |
---|---|---|
1/64 | 1/128 | 1/256 |
仲間になったときの名前 
1匹目 | 2匹目 | 3匹目 | 4匹目 | |
---|---|---|---|---|
SFC版 | ライオウ | イオネス | デビルラ | ネック |
PS2版 | ムラタ | |||
DS版 | ホリー |
DS版4匹目の名前の由来は【堀井雄二】だろうか。
覚える呪文・特技 
ステータス 
Lv | 力 | 素早さ | 身の守り | 賢さ | 運のよさ | 最大HP | 最大MP | 経験値 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
初期 | 3 | 101 | 97 | 106 | 100 | 117 | 202 | 23 | 2071 |
最大 | 23 | 140 | 210 | 200 | 200 | 200 | 400 | 300 | 808132 |
耐性 
強度 | 属性 |
---|---|
無効 | ヒャド・吹雪、バギ、休み |
強耐性 | メラ、ギラ・炎、イオ、 ザキ・麻痺、ルカニ、ラリホー、マヌーサ、メダパニ、マホトーン、マホトラ、毒 |
弱耐性 | (なし) |
無耐性 | デイン、メガンテ・体当たり |
解説 
クリア後の隠しダンジョン、【謎の洞窟】の上層部でのみ勧誘が可能。
また、仲間にするためには主人公のレベルが41以上必要。
勧誘可能なエリアも狭く、【シュプリンガー】や【メガザルロック】等の随伴や、地下3階以降は出現しない事情から1/64という確率以上に仲間にしづらい。
勧誘の際はある程度の運か、根気強さが必要となる。スマホ版なら【モンスターブローチ】が欲しいところ。
ライデイン・ギガデインといった珍しい【デイン系】呪文を習得可能。【勇者】以外ではシリーズ初のデイン系の使い手である。
デイン系は軽減する敵が比較的少なく、MPの伸びもよいためある程度は雑魚戦での連発も可能。
リメイク版では【コロヒーロー】や【プオーン】などのギガデインの使い手が追加されたが、MPの伸び方に大きな違いがあるので競合することもない。
高い耐久力と豊富なMP、強力な攻撃呪文を併せ持ち、魔法使い系の仲間モンスターでは最高峰の存在。
特に攻撃呪文・特技に対する耐性は非常に高く、吹雪は無効、【メラ系】・【イオ系】・炎にも強耐性を持ち、終盤の敵に使い手が多いことも相まって大きな恩恵となる。
【メガンテ】と【たいあたり】は無耐性だが、使用者がかなり限られるので気になる場面はまず無い。
装備にも恵まれており、HPもそれなりに伸びるなど、耐久力は全体的に高いレベルと言える。
補助特技は完全耐性のものが少ないため、特に致命的な【ザキ系】・【やけつくいき】は【エルフのおまもり】を装備させて被弾を抑えたい。
しかし致命的な欠点として、高い耐久力に反し攻め手には欠ける部分が目立つ。
まずはSFC版限定だが、魔法使いタイプにとってクリア後の火力の要ともいえる【やまびこのぼうし】が装備できない。
如何にギガデインが強力とは言え、山彦イオナズン、山彦メラゾーマに火力面で見劣りするのは否めない。
リメイク版ではやまびこのぼうしが削除されたが、そもそもDQ5のクリア後は極端な物理偏重環境であり、魔法使いというだけで肩身が狭い。
彼が仲間になるころには【たたかいのドラム】+【はかいのてっきゅう】という最高の雑魚散らしの手段が整っており、山彦効果も乗らない攻撃呪文であえてMPを消費して戦う意義が薄い。
ラスボス・裏ボス戦での最強の攻撃手段はたたかいのドラ厶+【ふぶきのつるぎ】による打撃とされているが、ライオウは力が最大140、装備可能武器も【きせきのつるぎ】止まりと、流石に打撃で活躍させるのは難しい。
特に加入時期からして一番活躍すべき裏ボスの【エスターク】はデイン系無効・バギ系強耐性と、彼の得意な攻撃手段と極めて相性が悪い。
エスターク以外にも戦闘開始時に【マホカンタ】が掛かっているガメゴンロードや【メカバーン】、デイン系・バギ系無効の【キラーマシン】、ギガデインの通りが悪い【グレイトドラゴン】や【セルゲイナス】等、雑魚敵の中にも厳しい相手が多数存在する。
また、高い耐久力と言っても無効にできるのは吹雪系・ヒャド系のみで、魔界での雑魚戦での使い手が多い【はげしいほのお】や【ヘルバトラー】が頻繁に唱える【イオナズン】で無視できない程度のダメージを受ける。
デイン系の使い手なのにデイン系に無耐性で、【エビルマウンテン】周辺で【ガメゴンロード】(SFC版では【いなずま】がデイン系)と戦っていると結構ダメージが嵩む。
リメイク版ではいなずまがイオ系になり、敵にデイン系の使い手がいなくなったので弱点が一つ減ったが、今度は魔界組としては珍しくザキ系無効ではないことが災いし、リメイク版ではザキ系完全耐性なら防げる【ギガンテス】の【みなごろし】が直撃することが目立つことになった。
こんな微妙な性能でありながら、加入時期はクリア後限定でヘルバトラー並に遅い。しかも、勧誘可能エリアはヘルバトラーより狭い。
仮にジャハンナ周辺にでも出現するか、もしエビルマウンテンが仲間にできる場所であれば、ラストダンジョン及びラスボス戦で活躍できたのではないかとも言われている。
他の魔界限定仲間モンスターが【グレイトドラゴン】、【キラーマシン】、【ギガンテス】、【ヘルバトラー】という、いずれも打撃攻撃面で優れた連中ばかりなのに比べ、クリア後限定かつ攻撃面で大幅に劣るこいつはパーティに入れづらいことは間違いないだろう。
実際に【ジャハンナ】周辺で勧誘できて、多くのプレイヤーが先に仲間にするであろうグレイトドラゴンは耐性面でも互角以上の実力者なのでなおさらである。
なお、【最大レベル】が23と非常に中途半端なところが特徴であり、仮に成長率がおよそ一定であると仮定した場合、あと7レベル上がって最大レベルが30だったらカンストが狙えそうなパラメータがちらほらある。
なぜこんな中途半端なところで成長が止まるのか極めて謎である…(初期レベルから20回上がると考えればキリが良いとはいえるが)。
しかし攻撃特技への優秀な耐性と中々の初期能力から、特に低レベル・少人数のボス撃破の【縛りプレイ】で活用されている。
レベル3(初期レベル)のライオネックを使い、SFC版では【ひとしこのみ】ありで1体、なしで2体、PS2版では2体、DS版では1体でエスタークを倒したという記録が残っている。【ようせいのけん】で守備力を高めるまでは運は絡むものの長所となる高耐性を活かしエスタークの猛攻を凌げる。
低レベルクリアのエースである【スライムナイト】 や【パペットマン】 でも低レベルだとエスタークの攻撃には耐えきれず、他のモンスターも耐性や守備力に穴があるため、エスタークを低レベルで撃破するには意外にもこいつが最も適しているといえるだろう。
また、PS2版の【ミルドラース】も初期レベルのライオネック2人組で倒したと言う報告もある。彼にはデイン系も通用する点を踏まえると、クリア前の加入ならば活躍させる機会が増えたであろう事から惜しまれる。
DQ5に詳しいプレイヤーには使われるマニア向けのモンスターだと言えるだろう。
縛りプレイ以外で運用するならば、上限レベルの低さとギガデインを見越してのすごろく要員や【デーモンスピア】に加えて【やいばのよろい】+【はめつのたて】を絡めた終盤のメタル狩り要員が適任か。
また、SFC版では【モシャス】でライオネックに化けた【ジェリーマン】が唯一、敵としてギガデインを使ってくることがある。
モシャスでコピーした姿で放たれる呪文は味方が使うものと同じ威力なので、ギガデインは耐性次第で200以上のダメージをパーティー全員が受け、バギクロスでも灼熱や輝く息に匹敵するダメージを受けることがある。
が、パーティにギガデインを覚えたライオネックがいるということはこちらのレベルもかなり上がっているだろうから、その頃には不意打ちされるかよほど油断して手を抜かない限り化けられる前に倒せるので実際に化けられることはほぼ無い。心配なら逃げてしまってもいいが、貴重な小さなメダルを落とすことがあるので面倒でなければせっかくなら倒した方がよい。
また、主人公のレベルが上がっていると敵に呪文や特技が通りやすくなるという仕様もあるためラリホーやマホトーンで容易く無力化できる。
リメイク版ではモシャスで化けてもギガデインを唱えなくなり、バギクロスも敵仕様に弱体化、ルカニも強耐性とは言え一応効くので、大して脅威ではなくなった。
ライオネック自身が元々バギ系無効なので、SFC版とは逆に圧倒的に優位に立てる。こちらからギガデインを叩き込んでやろう。
SFC版DQ5発売の約1ヶ月前に発売された『ドラゴンクエストV 導きの書 CD+』内のデータブックおよびモンスターカードでは仲間率が極端に低い【メガザルロック】や【キラーマシン】、ヘルバトラーと共に隠しモンスター扱いになっている。
関連グッズのジグソーパズルでもメガザルロックと共に隠しモンスターのような扱いで描かれており、顔がシュプリンガーに隠れている。