【第一章 王宮の戦士たち】

Last-modified: 2022-06-24 (金) 20:47:22

・DQ4の章
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DQ4

【ドラゴンクエストIV 導かれし者たち】を構成する【章】のうち、最初の章である。
英語版でのタイトルはNES版ではThe Royal Soliders、DS版以降ではRagnar McRyan and the Case of the Missing Children(ライアンと子供失踪事件)。

これは バトランドという 小さな国の 王宮戦士の 物語。

というメッセージで始まる。主人公は【バトランド】の王宮戦士【ライアン】
バトランド国内で起きている子供の失踪事件の謎を解くことが目的である。
 
最初の章ということで、RPG慣れしていないプレイヤーを考慮してライアン1人での冒険が基本とされている。
ただし、章中盤~後半では一章限定で戦闘に加わるNPCである【ホイミン】を仲間にすることができる。特に深い意味はないが、この章ではホイミンを先頭にしていても町に入るときには強制的にライアンが先頭に並び直される。
章のシナリオ自体も短く、端的に言えば【フレア】【アレクス】の所まで連れて行き、【古井戸の底】【そらとぶくつ】を拾い、【湖の塔】を攻略するだけ。
行動範囲も【岩山】【海】に囲まれたバトランド領のみと狭いが、【町】【村】合わせて2つと【ダンジョン】3つが存在する。
そのシナリオの短さに反して、実は敵の出るダンジョンが3つもあるのは第四章までにおいて唯一。
意外にも第二章~第四章にはそれぞれ2箇所ずつしかない(敵の出ない洞窟も含めれば第三章と並び最多タイ)。
【フィールド】のBGMは【戦士はひとり征く】
 
開始直後は【スライム】【はさみくわがた】【おおみみず】【エアラット】といったザコモンスターを相手にすることとなる。
ライアンはそれまでのDQの歴代主人公と比べるとレベル1でもかなり強く、しかもフィールドやイムルへの洞窟では敵が3匹以上徒党を組んで出ることはないので、初心者であっても【イムル】に向かう道中程度では死ぬようなことはほとんどない。
逆にライアンの感覚に慣れると第二章メンバーの初期パラメータの弱さや、開始直後から自重せずに画面いっぱいに敵が出てくることに戸惑うだろう。
なお、ライアンは呪文を一切使えないのでホイミン加入まで回復は【やくそう】頼みとなる。わざわざ買わずとも序盤なら道中で拾える分で間に合うが、切らしてしまうと命取りなので無駄遣いは控えよう。ただし、ライアンは【すばやさ】が低く、序盤の雑魚でも先手を取られることが多いのでヤバいと思ったら回復はお早めに。ちなみに成長運にもよるが道中で【すばやさのたね】が拾えることもあり、本章の雑魚はライアンでも先攻できる可能性がある程度にすばやさが低い敵が多い。
なお、ホイミン加入後も、湖の塔に向かう際には保険として薬草2個程度は持ち込んだ方が無難だろう。敵の強さや同時出現数は古井戸の底→湖の塔上層→下層と段階を踏んで上がっていく。
また、夜間は城の周辺でも毒使いの【バブルスライム】が出現するので要注意。上記の通りそんなたくさん出てくるわけではないので、よほど消耗した状態でもなければ負けることはまずないが毒を喰らうと面倒。
夜間には昼間には出現しない敵が出現すること、危なくなったら早めに【宿屋】に泊まったり、薬草を使って【HP】を回復する、といった基本を学ぶこととなる。
なおFC版では、イベントを進行するためには一度夜にイムルを訪れる必要がある。
 
章のボスは【ピサロのてさき】【おおめだま】
この時点では台詞内では言及されないものの、黒幕である【ピサロ】の名がモンスター名として早くも登場する。
第五章で合流したときのレベル格差の発生を抑えるためか、章終了時には【バトランド王】から【経験値】(FC版は3000、リメイク版は10000)が与えられる。
 
【低レベルクリア】が比較的容易に行えることも特徴である(特に逃走成功率が高く、中断機能が使えるDS版以降)。前述のホイミンの存在や、ボスのいるダンジョンで【はじゃのつるぎ】が取れること、さらに道中で拾える資金で(リメイク版のみ)ブレス軽減効果のある【てつのたて】などの防具が揃えられることが大きい。
ボス戦は多少の運も必要だが、【防御】を上手く使えばレベル1撃破も可能である。
 
戦士であるライアンは呪文を使えず、ホイミンは回復役として重宝するもののダメージソースとしてほとんど機能しないので終始ライアンが1匹ずつ敵を倒していくことになる。一応、複数攻撃の手段として破邪の剣の【ギラ】はあるもののほとんどの敵はギラ1発には耐えうるHPがあり、同一グループで3匹以上出ることがないので結局打撃で1体ずつ倒すのと大差ないなど、一気に多数の敵を倒せないこの章は経験値を稼ぐ効率が悪く過剰な【レベル上げ】をするには非常に不向き。
そこまで慎重にならなくても装備を整えるために戦っていけば武装が揃う頃にはクリアには十分な強さになっているはず。武具と自分を信じて臆せずにボスに挑むといい。逆に防具をちゃんと買い揃えないままだとレベルを相当上げないとかなり厳しい。
 
以下ではFC版を前提に話を進めるが、レベル1でボスを撃破する場合でも最後にもらえる経験値を足せば最低レベル11にはなる。ただし、それはあくまでも極端な例。
普通にプレイしていればボス戦の適正レベルは8~9程度であり、大体はレベル12で終えることになるだろう。ちょっと粘って自力でレベル12まで上げてボスを倒したとしても結局Lv13で終える(Lv14にはギリギリ届かない)ことになり、労力に対して見返りはほとんどない。
第五章で加入時のライアンは他のメンバーに比べてかなりレベルが遅れることになるが、パーティ全体のレベルを上げているうちにその差はあっという間に埋まるので心配はいらない。
レベルを上げたければ第五章で上げる方が明らかに効率が良いので、過剰レベルで章ボスをボコりたいという願望でもない限りははっきり言って無駄な時間を過ごすだけである。
「ドラゴンクエストマスターズクラブ」では第1章をLV20まで上げて終えたという報告があり、「ジャンプ放送局」ではなんと第一章でLV99まで上げたという報告もあったのだから、不利な状況ゆえにレベルを可能な限り上げてみるというやりこみには向いているのかもしれないが…。

ドラけし!

DQ4イベント「それぞれの旅立ち」の最初のステージ。ボスはピサロのてさきだがその他の登場モンスターは【バブルスライム】を除くと原作の該当場所に登場しないものばかり。
具体的には4に出ない【ブラウニー】【キラーリカント】【ぬすっとウサギ】。4に出るが生息地が違う【スライムベス】【マヒャドフライ】


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