妙高

Last-modified: 2020-11-12 (木) 06:33:11
No.055
私、妙高型重巡洋艦、妙高と申します。共に頑張りましょう。妙高(みょうこう)妙高型 1番艦 重巡洋艦
艦船ステータス(初期値/最大値)
耐久44火力40 / 59
装甲32 / 49雷装24 / 59
回避34 / 69対空16 / 64
搭載6対潜0
速力高速索敵12 / 39
射程10 / 49
最大消費量
燃料40弾薬65
艦載装備
220.3cm連装砲
2零式水上偵察機
2未装備
装備不可
改造チャート
妙高妙高改(Lv25) → 妙高改二(Lv70)
図鑑説明
ワシントン海軍軍縮条約下で建造された重巡洋艦です。
平賀譲氏設計による日本海軍の第一級の戦闘艦です。
現代の海上自衛隊のイージス艦にも、その名は受け継がれています。

※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、最大値はLv99の時の最大値を指します。

CV:種田梨沙、イラストレーター:bob (クリックするとセリフ一覧が開きます)

セリフCV:種田梨沙、イラストレーター:bob
入手/ログイン私、妙高型重巡洋艦、妙高と申します。共に頑張りましょう。
母港/詳細閲覧提督。お呼びになりましたか?
何か、御用でしょうか?
もし難しい話なら向こうでいたしましょうか?
母港/詳細閲覧(節分)節分ですね。はい、提督用のお豆はこちらです。鬼はー外!…うふふ、楽しいですね。
母港/詳細閲覧
(2016バレンタイン)
提督。あの……よかったら、こちらを受け取っていただけますか? あ……これは、私から……です。
母港/詳細閲覧(ホワイトデー)え? 提督、このクッキーを私に? ありがとうございます♪ 頂きます…うふふ、うれしい♪
母港/詳細閲覧(二周年)提督、おめでとうございます、二周年ですね! 私達も本当に嬉しいです、はい!
母港/詳細閲覧(三周年)提督。今日のような大切な日に、この妙高を側に置いていただけて、感謝致します。
母港/詳細閲覧(梅雨)雨の季節、梅雨ですね。雨の音も、目を閉じて聞いていると……心が落ち着きますね
母港/詳細閲覧(夏真っ盛り)ずいぶんと暑くなりましたね。夏、ですものね。…ああ高雄、いつも元気ね。え? 水着ですか?
母港/詳細閲覧(秋)秋、どこか寂しい季節…でも、読書には最適ですね。提督、何をお読みですか?
母港/詳細閲覧(Xmas)提督、メリークリスマス! 私、ケーキを焼いてみました。よかったら召し上がって。
ケッコンカッコカリ(反転)提督の素晴らしい戦略、戦術、尊敬申し上げています、これからもずっと。
ケッコン後母港(反転)提督に倒れられたら、私…! お疲れの時は、少しお休みになってくださいね? 妙高のお願いです。
編成妙高、参ります。
出撃この戦い、退くわけには参りませんわ!
妙高、参ります。
遠征選択時どうしましょう
アイテム発見どうしましょう
開戦撃ちます!
航空戦開始時
夜戦開始致し方ありません…追撃戦に移行します!
攻撃第一・第二主砲、斉射、始めます!
撃ちます!
連撃/弾着観測射撃/夜戦攻撃もう降参してください
小破もうやめてください!
ああっ!…まだ…引けません…!
中破/大破これ以上…私にどうしろと言うのですか…
勝利MVP他の皆さんの努力の結果です。皆さんを褒めてあげて下さいね。
旗艦大破
帰投艦隊帰投です。素晴らしい戦果ですね!
補給ありがとうございます、提督
改装/改修/改造また、強くなってしまいました。
これでは、どんどん強くなってしまいますわ。どうしましょう。
どうしましょう。
入渠(小破以下)ここは…静かですね。
入渠(中破以上)私のような者が、お休みを頂いても良いのでしょうか。
建造完了あら、新しい仲間をお迎えしますね。
戦績表示作戦司令部よりご伝言があるそうですよ。
轟沈(反転)また…来世で…さようなら…
時報深夜0時、もうこんな時間! 一日は早いものですね、提督。
マルヒトマルマル。提督? あまり深夜まで無理しては、お身体に障りますよ?
マルフタマルマル。後はこの妙高が目を通しておきますから、ねっ、ていと…あっ…
マルサンマルマル。急に提督が毛布をかけてくれたから、私、びっくりしました。
マルヨンマルマル。提督、これはどうしましょう? あら…提督? お休みですか?
マルゴーマルマル。提督がお休みのうちに、書類は、私が全て処理しておかないと…
マルロクマルマル。んっ…もう朝か…提督のお仕事は大変。あら? 来客かしら?
マルナナマルマル。はーい! …ああ、足柄でしたか。どうしたの? 目を丸くして。
マルハチマ…ああ、おはようございます。足柄が先程…提督? 顔色が優れませんね
マルキュウマルマル。はぁ…提督、足柄との朝食会議の予定を忘れてたんですね?
ヒトマルマルマル。もう…。私からも謝っておきますね。…ところで、この書類ですが…
ヒトヒトマルマル。そうですね、お昼は執務室で早めの昼食をとりながら作業ですね
ヒトフタマルマ…あっ。また来客? どうぞ。えっ、羽黒? どうして涙目…ああっ、行かないで!
ヒトサンマルマル。提督。頭抱えてる理由は、分かりました。お話は業務の後で。
ヒトヨンマルマル。提督。お説教はしたくはありませんが、少しお話いいですか?
ヒトゴーマルマル。提督が忘れっぽいのは仕方ないとして、そもそも約束とは守る為にあるので…
ヒトロクマルマル。みんな提督との約束を楽しみにしているわけで、それを忘れてしまうのはどうかと…って、聞いてますか?
ヒトナナマルマル。この分だと、お夕食もどなたかと約束があるのではないですか?
ヒトハチマルマル。えっ…今日は、私のカレーが食べたいって? …し、仕方ないですね。
ヒトキュウマルマル。妙高特製カレーです! これは、お肉のブランデーフランベが特徴で…
フタマルマルマル。それでは、私は夜の鎮守府の見回りに行ってきますね。…提督?
フタヒトマルマル。なんだかんだ言っても、提督は艦娘みんなに愛されてるのね。うふふっ。
フタフタマルマル。鎮守府は異常なし! …あら、那智? 達磨一瓶片手にどちらへ?
フタサンマルマル。えっ、提督と晩酌の約束なの? はぁ…もう…。…提督の…ばか…。
放置時提督も、とてもお忙しそう。その間に、いろいろとやれることをやっておきましょう。いつ提督がお呼びになってもいいように…。

ゲームにおいて

  • 妙高型のネームシップ。姉妹艦には那智足柄羽黒が存在している。
    • ネームシップということもあり、他の姉妹艦3隻と比べて雷装値の上限が10高くなっている。
  • 編成任務である『「妙高」型重巡姉妹の全4隻を編成せよ!』が第四艦隊の開放条件の1つとなっているが、妙高は他の姉妹艦よりレア度が高く、ややドロップし難い。
    幸いデイリー任務などで周回する南西諸島海域の全域でドロップするので、任務の消化がてら根気よく回るといい。
  • 妙高は激戦を経て生き残ったのだが、改造前の運は他の重巡と同じ10止まり。青葉の20がむしろ謎に思える。重巡の運設定は適当である。
    • 昭和17年(1942年)1月4日、大型軍艦としては太平洋戦争で最初に損害を受けた艦となった。もしかしたらこのせいで運が10のままなのかも知れない。それでも10というのはちょっと……
    • 改二になることで32と大幅に上昇。運の改修は必要だが、夜戦カットインも考慮できるようになった。生き残り艦の面目躍如といったところか。
  • 中破絵のインパクトが凄まじい。おかげでコラ画像に引っ張りだこ。
    • 川内那智も似たようなことになっているので、運営「中破した(状態の)イラストお願い。」bob氏「中破した(瞬間の)イラストですね。」といった語弊があったのだろうか。
      • もっともこのネタでいじることをあまり快く思わない提督もいるので乱用は控えること。
    • タカラトミーの「黒ひげ危機一発 とびこれ!!」で島風金剛天津風と並んで妙高(中破ver.)がまさかのラインナップ入り。かわいい。
  • 一見クールに見えるが怒らせると怖いらしく、妹の足柄曰く「一度火がつくとお説教が長い」とのこと。
    普段そう見えないだけにその怖さは余計らしい。
    • 14時~16時の時報では延々と提督にお説教している。かれこれ2時間。怖えぇ…。
      • もっとも内容を察するに「提督が羽黒との約束を忘れて泣かせた」のが原因らしいので…。
    • ちなみに初風にも恐れられている(本人曰く「深海棲艦より妙高姉さんの方が怖い」)。これは彼女が妙高と衝突して艦首を切断・動けなくなったところを爆撃されて沈んだため。妙高姉さんに言いつけるわよ!!
    • お説教の怖さに少々隠れているが提督への好意はあるようで、23時時報の「……提督の……ばか。」は破壊力抜群。

小ネタ

  • 新潟県妙高山からの命名。日本百名山に数えられ、越後富士の愛称も持つ名山である。実は今でも小規模な噴気が上がっている活火山である。だから怒らせると怖い。*1
    • 艦内神社は妙高山の麓に鎮座する「関山神社」から分霊を受け、特に「妙高神社」と呼ばれていた。
      • そのため「妙高神社」なるものが(地上に)存在すると勘違いし参拝に行ってしまった乗組員も居たようである。
  • 妙高型の一番艦だが実は三女。
    那智の方がはるかに先に竣工し、末妹のはずの羽黒も妙高より3ヶ月早く竣工、さらに足柄との年の差はひと月足らずである。
    • 那智は竣工直後、各種試験を行う間もなく昭和3年の大観艦式に引っ張りだされ、国産初の1万トン級重巡と大いに喧伝された。
      このため、当時の海軍関係者や戦後の研究者の中には、妙高型ではなく那智型と認識する人も多く、米軍も終戦まで那智型として扱っていた。
  • 扶桑型以降の日本軍のよくあるパターンで艦中主砲状態になっているが、あっちと違い砲塔位置がまとまっているのでそこまで防御がひどい訳ではない。
    20.3cm連装砲5基を装備。ちなみに三連装砲塔3基にしなかったのは砲塔直撃の際の攻撃力低下が10→8→6となり9→6よりも緩やかだからという説が。
    • 彼女たちが相次いで誕生した時、英国議会では「1万トン級巡洋艦に10門も8インチ砲を積めるわけがない、日本は何かごまかしをしてるのではないか?」と議論が沸騰。
      「日本人は体が小さいから余計に砲が積めるのではないか?」との珍問答まで飛び出した。居住性を切り捨てたのは事実だし、14cm単装砲辺りは実際小柄な日本人に合わせたという参考例は有るが……。
      しばらくして英国海軍は正式に妙高型と古鷹型についてのデータ提供を要求してきたが、日本海軍は断っている。
      実はこれ、英国海軍が「8インチ砲を搭載しているのだから対8インチ砲防御だろう」という先入観があった為である。
      妙高型は元来偵察巡洋艦の発達型で初期計画の図面には「壱万頓十三万馬力軽巡大体之図」と書かれている。
      つまり妙高型は運用用途としては砲力を強化した「偵察巡洋艦」であり、装甲から見た場合は「軽(装甲)巡洋艦」、さらに対8インチ砲防御を諦め対6インチ防御に留め、同クラスの砲を持つ艦と正面から殴り合う事は考えず、高速で避退する事を前提にする事で8インチ砲10門を搭載可能にしたのである。
      軍縮条約による軽/重巡洋艦という分類はあくまでも政治的なものである、という点は要注意であろう。
  • 彼女以降の重巡は利根筑摩以外全て主砲が連装砲5基で紛らわしいが、見分け方はいろいろある。
    • 高雄型とは砲塔配置が同じだが、高雄型は巨大な艦橋を備えているので見分けやすい。
    • 最上と似ているが、最上は3番砲塔が高い位置にあるのに対し、妙高は2番砲塔が高い位置にある。

「前部主砲塔3基」の憂鬱

  • 日本で最初に全周砲塔をピラミッド配置にしたのは、妙高ら「すべての重巡の姉」古鷹である。
    しかし古鷹型の単装二〇サンチ砲塔は自動揚弾機がないという欠点のため、建造中だった3番艦4番艦は途中で連装砲塔を前部2基・後部1基に変更され、後に古鷹と加古も大改装の末これに準じたコンポーネントに落ち着いた。
  • 妙高型、高雄型ではこのピラミッド配置を連装砲に応用した。しかしこのピラミッド配置には第3砲塔の射角が限定されるという、戦闘艦にとってはジレンマとなる問題があった。
    そこで最上型では前より2基を甲板位置、第3砲塔をひな壇搭載として「後ろ向き第3砲塔」を避けた。
  • 最上型の次級である利根型では再び後ろ向き第3砲塔が採用され、さらにその後ろに第4砲塔も艦橋前部に後ろ向き搭載された。しかし利根型は少し事情が異なり、後部に航空艤装を優先するため主砲塔を配置しないという前提の上でとられた設計である。つまり利根型の第3・第4砲塔は実質的に後部砲塔なのだ。
  • そして利根型の次級、未成となった伊吹型では条約を意識する必要が完全になくなり、再び最上型の配置に戻っている。つまり最上型設計以降の日本海軍では後ろ向き前部砲塔は艦の大きさを節約するための策であり、次善策ととらえていたのだろう。
  • 一方のアメリカは後ろ向き前部砲塔をよしとせず、米重巡は大戦後半に起工されるデモイン級に至っても前部2基・後部1基の配置を固持した。
    その代り3連装砲塔を早期に採用して日本重巡の火力に対抗しようとしたが、結局後述の通りいろいろ愉快なことになったのも日本重巡とまた同じだった。
  • しかしピラミッド配置が嫌とは言えない事態になった。最上型の登場である。米軍も対抗してブルックリン級の建造に乗り出すが、
    すでに軽巡の枠がきつくなっていた為、最上よりもタイトな設計を要求された結果、日本とは逆行してブルックリン級で米軍初のピラミッド配置をとることになった。
  • しかし前述のとおり、この設計が重巡洋艦に持ち越されることはなかった。軽巡洋艦でもブルックリン級とセントルイス級のみで終わり、ポスト条約型のアトランタ級では3段雛段砲塔を採用している。
    アトランタ級は水雷戦隊旗艦として建造されており、最上型を想定していたブルックリン級などとは要求性能に違いがあった。
  • さてこの騒動を巻き起こした張本人が当然のごとくイギリスである。
    そもそもイギリスのなんつーかいろいろやらかした感しかないネルソン級戦艦が主砲塔前部3基集中配置という不思議な構造だったため、このスタイルが世に出ることになってしまったのである。
    • ネルソン級の主砲塔配置はピラミッド式である。しかし日本重巡と異なり、第3砲塔も前向きに搭載されていた。
    • だが、散布界は悪いわ故障は頻発するわと評価は最悪。
      2番艦ロドネーはビスマルク追撃戦に参加しているが、条約型であるキングジョージV世との共同で、
      しかもこの時点でビスマルクは逃げることも反撃することもかなわぬ半身不随の身であった。
  • ネルソン級の教訓を「生かした」つもりで砲塔の数を減らし、その代りに4連装砲塔を採用するというアイデアも出たが、キングジョージV世級にしろフランスのリシュリュー級にしろ故障が頻発するという結果を残すことになる。
    キングジョージV世級などは砲門数を確保しつつ条約の排水量内に収めるため多連装を採用する必要もあった。ノースカロライナ級も当初は4連装の14インチ砲を搭載予定だった。
  • 英軍艦に比べ砲撃力・雷撃力ともに上回り、戦闘力だけならとても高いうえ速さも併せ持つ艦だが、
    日本海軍が居住性を重視しなかったため乗り心地が悪かった模様。詳しくは足柄の項で。
    • これは元の設計になかった固定魚雷発射管12門を無理やり居住区のある中甲板に増設したせい。その後の改装で固定発射管が取り払われると幾分か良くなってはいる。
      • 設計陣には1万トンの中で、いかに多くの8インチ砲を装備するかが求められ、設計者の平賀譲は魚雷兵装の全廃を主張した。用兵側はおさまらなかったが設計の権威たる平賀譲氏に反論はできないし、しても聞く人間ではなかった。艦政本部は欧州への長期出張に平賀譲氏を送り出しその間に魚雷を搭載したのであった。
      • なおこれは、用兵側が主力艦隊の砲戦で使える超長距離魚雷を求め、それの研究が造兵側で始まっていたのだが、それを造船側に説明せず魚雷搭載を求めたことにある。妙高型建造当時の魚雷性能ならば全廃の主張は当然であるが、将来の超長距離魚雷搭載のためと説明されていれば魚雷搭載を平賀譲氏も肯定したと思われる。ホウレンソウは大事だよ
    • 米重巡に関しては実は日本と似たようなもん。砲塔の数を増やした日本に対し、米重巡は3連装砲塔の採用で火力を増大した。
      しかし、当初古鷹型よりわずかに大きいペンサコラ級に連装2基・3連装2基の重火力を詰め込もうとした結果、水族館状態になって居住性最悪の上凌波性も激悪、
      さらに第2砲塔のクリアランス不足で射角によっては砲撃時に艦橋が損傷する、と、やっぱしいろいろやらかしている。
      青葉型に相当するノーザンプトン級、ポートランド級を経て、妙高と同世代のニューオリンズ級ではトップヘビー対策として雷装を廃止した(ペンサコラ級~ポートランド級も条約明けまでに撤去)。
      攻撃力を優先した日本軍に対し、米軍は安定と居住性改善のために攻撃力をトレードオフした形になる。
      とはいっても、甲板防御が25mmしかなく、相手の8インチ砲に対して防御の不安が付きまとったのは実は米重巡も同じであった。英重巡がもっとひどいことはさておき。
      • で、妙高型・ニューオリンズ級程度の能力を想定して、条約外のドイツがつくったアドミラル・ヒッパー級(プリケツPrinz Eugenは同3番艦)は1.5倍の15,000トン越えである。如何にドイツの海軍技術力低下による排水量増大を考えたとしても、これはひどい
  • 偵察巡洋艦としての役割も求められたため、新造時より航空機運用能力を有する。*2
    一方、4番主砲を発射すると爆風で艦載機が破壊される危険性が常に存在した。事実「妙高」はスラバヤ沖海戦で、右舷カタパルトで射出を待っていた艦載機を主砲の爆風で破壊している。その後重巡高雄も主砲斉射で自分の飛行機を吹っ飛ばしてしまっている。戦争前に利根作る時点で気づいてはいたようだが。*3
    しかし、巡洋艦搭載の水偵は、文字通り艦隊の眼として終戦までちゃんと役に立っている。
    • 戦争末期の礼号作戦の勝利、そして北号作戦の完全成功の裏には、足柄大淀の水偵の活躍があった。
      また、日本海軍主力艦の最期の海戦となったペナン沖海戦においても、羽黒の水偵が駆逐艦神風を誘導し、羽黒の生存者救助に大きく貢献している。
  • 昭和10年、演習のために臨時編成された第四艦隊に姉妹全員が編入される。第四艦隊事件で有名なあの第四艦隊である。
    • 同艦隊には最上三隈姉妹も編入されたが、まだ15.5cm砲を積んでいた「でっかい軽巡」時代だったため、重巡洋艦は妙高型4隻のみであった。
    • 妙高は船体中央部のリベットが緩む被害を受けた。人間に例えれば「お腹がたるんだ」などという生易しいものであるはずもなく
      肋骨がヒビだらけになる重傷*4である。
      駆逐艦のような小型艦のみならず、龍驤や妙高のような大型艦までもが敵と砲火を交える以前に波風によって重傷を負ったというのだから、海軍が受けた衝撃の程が思われる。
      • 妙高型は本来の設計にない魚雷等で重量が増えた分は船体を軽量化するしかないのだが、重量が増えれば船体に加わる応力は増加し、船体を軽量化すれば強度は低下する。両方をやれば強度が不足するのは当然であり、台風だけでなく30ノットを超えると船体が歪み、砲塔が旋回しなくなる問題もあった。幸いというべきかそのような戦闘は一度もなかったが
  • 昭和17年1月4日1200頃、ダバオのマララグ泊地にてB17の11機の空襲に合い、250kg爆弾1発が前甲板に命中、旗艦を那智へと移し、応急修理後佐世保へと向い、*5*6
    1月18日から2月18日まで佐世保にて修理。*7太平洋戦争における最初の重巡洋艦の損傷であった。*8
  • スラバヤ沖海戦では第五戦隊所属の那智・羽黒の弾薬消費により、急遽別働隊の妙高・足柄等が呼び出される。
    これにより戦場で四姉妹が初めてまともに共闘した。
    • この戦いでは四姉妹を中心として、僚艦と共に英重巡洋艦「エクセター」英駆逐艦「エンカウンター」米駆逐艦「ポープ」を撃沈する。
      那智と羽黒に関してだけを上げるなら、蘭軽巡洋艦「デ・ロイテル」同艦「ジャワ」を魚雷により撃沈させている。
      不確定だが羽黒単独が放った魚雷で蘭駆逐艦「コルテノール」を撃沈させるなど、妙高型は十分な戦果を上げている。
    • この海戦の後、妙高も足柄とともに溺者救助に参加している。
  • 妙高型は4隻とも昭和17年後半にかけて戦時改装において爆雷を装備している。
    妙高は昭和17年11月10日~27日佐世保工廠にて艦尾両舷に爆雷手動投下台2基装備、11m内火艇2隻の艦尾にも装備し、
    昭和18年中ごろまでにさらに爆雷投下台を2基追加装備している。
    同年11月17日~12月15日には佐世保工廠にて零式水中聴音機を装備して、対潜戦闘もできるようになっていた。*9
  • ブーゲンビル島沖海戦では、妹の羽黒と一緒に奮戦した。夜戦の混乱によって初風と衝突したものの、羽黒が姉を庇うべく、単艦で突出し奮戦したお陰で、ことなきを得た。
    この頃になると夜戦における照射射撃(探照灯使用)は危険を伴い、「照射艦が敵の容易な目標になって早期に戦闘不能になる」という戦訓により、電探活用照明弾射撃、照明弾射撃、無照射射撃の研究が進められており、これらが夜戦の主流になっていた。*10(旗艦が探照灯をつけて戦い、新月・神通における水雷戦隊司令部全滅も戦訓の一つ)
    この戦いにおいて妙高は30発、羽黒は29発の照明弾を打ち上げていた。*11
  • 第三次渾作戦では、大和武蔵と共に出撃が予定されたが、その矢先に米軍がマリアナ諸島に来襲したことにより作戦は中止されてしまった。代わりに発令されたあ号作戦により、妙高と羽黒はマリアナに向かう第一機動艦隊に合流して主力の甲部隊(艦隊旗艦大鳳翔鶴瑞鶴が所属)を護衛し、マリアナ沖海戦に参戦した。
  • レイテ沖海戦において、第五戦隊旗艦として羽黒と共にレイテ湾を目指し進撃する。しかし、途上のシブヤン海で空襲により右舷後部に被雷、大破。旗艦を羽黒に委ね単艦で撤退した。
  • レイテ沖海戦後、本土への回航中、夜間に米潜水艦「バーゴール」から魚雷を受けて大破、艦尾がほぼ切断され行動不能にされた。
    しかし妙高も黙ってはおらず、二二号対水上電探を使い、主砲と高角砲によるレーダー射撃を実施しバーゴールに直撃弾を得た。信管不発で撃沈には至らなかったが、砲撃で潜水艦を大破に追い込むという戦果を上げている。
    • その後は最も危険と言われる海域を羽黒に曳航されて無事にシンガポールに辿り着き、そのまま終戦を迎えている。実に良い姉妹関係と言える。
  • シンガポールのセレター軍港停泊時に白地に濃緑と茶の迷彩が施され、防空艦として終戦のその日まで主砲を天に向けていた。
  • 戦後は英軍に接収され、1946年7月8日(14日とも)にマラッカ海峡にて海没処分された。
    • 保管員だった堤勘助中尉の証言によれば、元乗員たちは「愛する妙高が英海軍に実弾射撃標的等にされて沈められるのは耐え難い」と、連合軍と交渉。
      これが実を結び、せめてもの餞として日本人の手によって海没処分することが許可されたのだった。
    • 英海軍士官1人のほか、指揮官脇山大尉以下日本人保管員たちが曳航・海没作業員として妙高に乗り込み、海没予定地への死出の航海を担った。
      予定地へたどり着いたのは真夜中頃。英駆逐艦が点灯した探照灯の光芒に照らされる中、きちんと停泊の形で投錨し、注水弁が全開された。
      1缶だけ運転されていた缶は注水時に消火されたものの、蒸気圧力の続く限り発電機は運転、全艦電灯を点けたままとし、「生きた艦」として最期を飾らせたという。
      そして最後に残った堤中尉が導火線の先端を持ち、英士官が点火。彼らが艦を離れて10分後、水中爆発音とともに瞬く間に妙高は海中へその姿を没した。時に午前0時14分だった。
      沈没の瞬間、艦首の御紋章がまるで別れを告げるかの如く、探照灯の光に最後のきらめきを見せながら波間に消えていったという。
      • 処分当日の夜明け、堤中尉は艦内をゆっくり一巡し、下士官用のヤカンと士官次室用の洗面器、長官公室のテーブル掛けの一片を妙高の形見として持ち帰った。
        捕虜となった身では、この3つを持ち帰るのが精一杯であったという。
        この3つの形見の品はその後、佐世保東山海軍墓地に妙高の慰霊碑が建立された際、軍艦妙高の遺骨の代わりとして内部に納められた。
    • 終戦時、外地にあった日本艦艇はかなりの隻数になるが、その中でもシンガポールに入港していた妙高と高雄は、ともに艦隊の華と謳われた10,000トン型巡洋艦のネームシップであり、まさに東西横綱級の2隻だった。
      • シンガポールと本土の海路は完全に遮断されていたため妙高・高雄は帰国を断念、シンガポール防衛の任についていた。帰国できたあの二人たちは凄すぎたのだ。
  • 妙高の戦没者慰霊碑は姉妹艦の那智、足柄、羽黒とともに長崎県佐世保市の海軍墓地(東公園)に建立されている。
  • 自己紹介の最後にある通り、現在はこんごう型護衛艦(イージス艦)の2代目「みょうこう(DDG-175)」が現役である。
    本艦は現在第3護衛隊群第7護衛隊に所属しており、母港である舞鶴基地は「あたご」「ひゅうが」の母港にもなっている。7護隊にはほかにぽいぽいゆうだちも在籍しているが、そちらの母港は大湊基地。
  • この2代目みょうこうは、日本で妙な人気を博すアメリカ映画「バトルシップ」に出演している。この映画自身はラズベリー賞をもらって轟沈している*12
    現実では「こんごう型護衛艦」なのだが、映画内では「あたご型護衛艦」がモデルになっている。
    また、映画版「亡国のイージス」でも、イージス艦「いそかぜ」役として2代目「みょうこう」が出演している。尚、役は某半島の工作員に乗っ取られて東京へミサイルを向ける悪役である。
    2代目とは言え、妙高さんは意外に人気者のようだ。どちらの作品でも轟沈しているが・・・
  • 実はちょっと長めの髪を後ろで編み込みにしてます」という絵師発言がある通り、シニョンという種類の髪形をしている。
    素の状態ではわかりづらいのだが、改二の中破絵ではこれがわかりやすく示されている。
  • 「妙高」の名前は、上野駅から信越本線経由で直江津駅*13を結ぶ「名士列車」の一つであった。2015年の北陸新幹線長野駅~金沢駅間の開通時には「上越妙高駅」が設置され*14、並行在来線の妙高高原駅~直江津駅間は『えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン』に移管されて、「妙高」の名を残している。が、やっぱり社名がね… (--;

この艦娘についてのコメント

最新の15件を表示しています。 コメントページを参照

  • 新規でも妙高さんは知ってるみたいな人多そう -- 2018-10-02 (火) 21:26:53
    • だいたい中破絵のせい -- 2019-10-05 (土) 02:04:52
  • 舞鶴でみょうこうを見学してきたので記念カキコ -- 2018-11-17 (土) 20:20:20
  • 新潟東港で『みょうこう』の CIWSをミニオン化もとい、20ミリオン化(ユニバーサル製)する海自の悪乗り、艦内にアンパンマンもいた。 -- 2019-07-17 (水) 01:11:47
  • 通常海域だとすぐに大破するイメージだったけど、イベントでは張り切って活躍してくれた -- 2019-09-15 (日) 10:55:13
  • 2300初めて聞いた。これはすさまじい破壊力。 -- 2019-10-04 (金) 23:01:40
  • 他の低練度な重巡を差し置いて、真っ先に海域の序盤で中破or大破する役立たず。イベントの連合艦隊では被弾しにくいので、それなりに活躍はしてくれるが、高難易度の通常海域ではタダのお荷物。 -- 2019-10-15 (火) 16:45:17
  • 一番練度高いくせに4-5での大破撤退原因ぶっちぎりのナンバーワン。いい加減にしてくれ。 -- 2019-10-22 (火) 14:02:46
  • 海上自衛隊「まあまあ落ち着いて」 -- 2019-12-01 (日) 00:40:47
  • イージスでは初の女性艦長だって -- 2019-12-02 (月) 10:57:49
  • 妙高改が二期移行に伴う初期持参装備変更が未確認な艦娘の一人です。改造予定の方は妙高改のコメント欄への報告かこちらへの記述をお願いします。 -- 2019-12-04 (水) 13:49:29
  • 未改造のページの19時の時報の特徴の字が間違っています。誰か修正お願いします -- 2020-01-26 (日) 01:03:41
    • 修正しておきました。チェックありがとー。 -- 2020-02-23 (日) 09:01:53
  • 触りたくなる眉毛 -- 2020-02-18 (火) 18:00:13
  • 時雨の「がんばろう」発言に対して周りの人たちが「これ以上…私にどうしろと言うのですか…」という言葉が返ってくる状況になりませんように。 -- s.k? 2020-04-09 (木) 01:24:38
  • リアルで見るとは思わなかった。軽症であってほしい。https://livedoor.blogimg.jp/nanjstu/imgs/5/5/5574b38a.jpg -- 2020-09-26 (土) 10:09:04
    • 何かなと思ってみたら・・・けがが軽症であってほしいなとは思う -- 2020-09-26 (土) 10:14:15
  • シロッコ実装が噂になり、スイカバーで吹っ飛ばされるイタリア駆逐の予想イラストが量産される中に何故か妙高さんが混ざっている…。 -- 2020-11-12 (木) 06:33:10
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*1 かつては「新潟県中頸城郡妙高村」に所在していたが、2005年に「新井市」「妙高高原町」と合併して「妙高市」が成立した。
*2 航空設備はカタパルト1基と水上機2機および格納庫が設けられ、後の近代化改装でカタパルト2基と水上機3機に強化された。(格納庫は廃止)また、後基部に艦載機揚収用のデリックが1基装備された。
*3 爆風で艦載機が破壊されるのは当時悩ましい問題であった。一応の方策として、砲戦が予測される状況では事前に艦載機を射出し、間に合わなかった場合は破壊されるも已む無しとされた。
*4 人間の場合、肋骨はわりと折れやすく、また折れても大したことがない場合もある骨だということは内緒。
*5 出典元 学研 歴史群像太平洋戦史シリーズ69 完全版妙高型重巡 P32
*6 出典元 アジア歴史資料センター レファレンスコードC08030089100『昭和17年1月4日~昭和17年1月17日 第2水雷戦隊戦時日誌(2) P23』
*7 出典元 アジア歴史資料センター レファレンスコードC08030332900『昭和17年1月1日~昭和17年1月31日 佐世保鎮守府戦時日誌(5) P47』
*8 出典元 丸エキストラ 戦史と旅4 重巡洋艦の戦歴 P45
*9 出典元 学研 歴史群像太平洋戦史シリーズ69 完全版妙高型重巡 P50-74
*10 出典元 学研 歴史群像太平洋戦史シリーズ69 完全版妙高型重巡 P164。
*11 出典元 アジア歴史資料センター レファレンスコード C08030045000 『昭和17年12月1日~昭和18年11月2日 第5戦隊戦時日誌戦闘詳報(4)』P31
*12 とは言えこの賞、あのバート・レイノルズの珍作『キャノンボール』も受賞していたりする(興行収入約721万ドル)。
*13 信州と北陸を結ぶ、古くからの交通の要衝であり、「鉄道唱歌」にも歌われている。直江津市は1971年に隣の高田市と合併して「上越市」となっている。
*14 旧「脇野田駅」。隣の妙高市とギリギリの位置にあるので、こういう駅名になった。まぁ、県内には「燕三条駅」という前例もあるが…