目次
ページ
・目次
・1ページ (大罪)
・2ページ (始まりの鏡~鏡の鏡)
3ページ (湖の鏡~イベントなし幻想体)
時間アヒル
アヒルのような頭部を持つ白く溶けた姿の幻想体。
全身に時計と歯車が描かれている。
歯車が浮く、白い液体のようなものが流れる宮殿のような空間を形作る。
幻想体は出会った者へ自身が何に見えるかと問う。
アヒルのようなくちばし、ウサギのような耳と複数の見え方がある、そして正確な姿が判断できないため、どちらなのかハッキリしない。*1
鏡ダンジョンのイベントのモチーフは"ジョゼフ・ジャストロウ"の『Rabbit–duck illusion (アヒルとウサギ)』である。
幻想体のデザインやE.G.Oギフト"溶けた時計のゼンマイ"は"サルバドール・ダリ"の『記憶の固執』をモチーフにしている。
イベントではどのような幻想体なのかすら分からないが、"サルバドール・ダリ"本人は『記憶の固執』へ「私たちを楽園から駆逐した、生誕についての恐るべきトラウマが描かれている」と解釈している。
E.G.O 永続は英語だと永遠を意味する"Everlasting"であるが、これは『The Persistence of Memory (記憶の固執)』の執拗などといった意味以外にも持続性という意味も持つ"Persistence"に合わせていると思われる。
ちなみに、時計とウサギという点から児童小説『不思議の国のアリス』に登場する"白ウサギ"に関連するのではないかという見解もある。
???
水色の半透明の四次元立方体と3個のリングを持つ幻想体。
宇宙のような空間を形作るが、草地と岩のようなものもある。
鏡ダンジョンのイベントを見るに四次元立方体は"ディスク"のようだ。
ディスクは複数ある軌道が勝手にくっ付いてきたと主張する一方、軌道はディスクの方が引っ張て来たと主張する。
イベントではディスクと軌道、どちらが可哀想でどちらが悪いのかを問いてくる。
お互いが自身のことを被害者だと思っているため、言い合いがエスカレートすると、ディスク側が耐えきれなくなり、声も聞こえなくなってしまう。
しかし、ディスク本体も軌道を回っている存在であるため、その真実に気づくとディスクは落ち着く。
E.G.Oギフト "ディスクの破片"は"ミッテルベルク先史時代保護区"で見つかった遺物である""ネブラ・ディスク"である。
そしてイベントの"軌道" "膨張"などといった単語から、この幻想体は惑星と衛星の関係を表してると思われる。
???
様々な生物の骨が組み合わさった姿をした幻想体。
幻想体同様、骨が置かれた空間を形作る。*2
鏡ダンジョンのイベントでは幻想体本体への言及がないため、どのような幻想体なのかは不明である。*3
骨の中には微かに声のようなものが聞こえる。
しかし骨が多すぎるため、見つけたその骨で合っているかすら分からない。
正確なモチーフは不明だが、イラストの背景、主に壁が頭蓋骨で形成されていることから、地下につくられた共同墓地/キリスト教徒の集会の場であった"カタコンベ"だと思われる。
"カタコンベ"はキリスト教徒が死者を葬る場所であった。迫害時代には礼拝や集会のために集まった場所でもあった。
そのため、キリスト教関係の話を大元のモチーフにしていると思われる。
???
人間の上半身の骨のような姿をした幻想体。
病院で使用される様々な道具が宙に浮いた空間を形作る。
骸骨の中には人影が見えるが、その人影が苦しんでいる。
しかし、その人影は幻想体にとっての未練にしかすぎず、苦しい日々を無理に過ごさせているような状態である。
呼吸器を渡すことにより、苦痛は和らぐが一時にしかすぎない。
逆に呼吸ができず亡くなったという事実を受け入れさせることが重要なのだと思われる。
縛られた王
赤い包帯によって全身が椅子に縛られた人型の幻想体。
幻想体を縛る包帯と同様の物がそこら中に絡まる、宮殿のような空間を形作る。
攻撃時でしか確認できないが、同じく包帯が絡まっている大きな剣を使用する。
鏡屈折鉄道4号線の終着駅にて登場するが、幻想体との戦闘前に前座として嫉妬大罪?との戦闘がある。
嫉妬大罪?が出現する際幻想体の包帯と同様の物が人型を形成するため、4号線に登場する嫉妬大罪は全てこの幻想体に操られているとも考えられるが詳細は不明。
1~3号線の最終ボス同様専用BGMがあるが、12駅目「難関」と終着駅「饗宴」で計2曲用意されている。
12駅目「難関」では『Audite, pauper』(ラテン語で"貧しい人々の声を聞け")
終着駅「饗宴」では『Vovete miserias』(ラテン語で"不幸を誓う")
赤い包帯によって縛られているため、縛られた王は自由に動けない状態である。
しかし幻想体鎮圧時に血を吹き出しながら卵へなるため、イベントのテキストからしても逆に包帯がなければ王は形を保つことができないようだ。
《拘束》の侵蝕スキルのセリフでも、『この紐は包帯であり、足枷』との言及がある。
また王はいつも椅子に縛られているにも関わらず、実際には戦闘中見せるように包帯を千切って立ち上がることが可能であり、
これについてイサンは観測情報で「何かを伝えるために縛られたままでいる」のではと推測している。
立ち上がって放つ《王の前へ出でよ》は特別強力なスキルであり、相応の理由がある時のみ立ち上がっていることが見て取れる。
なお、《王の前へ出でよ》は唯一の憤怒属性、かつ唯一の減算コインスキルでもある*4。
(恐らく)彼のギフトである《強要された重荷》が王冠の形状であることや、包帯が彼を玉座へと縛り付けていることから、
彼を悩ませ縛っているのは放棄することのできない王としての立場や責務だと思われる。
一方で包帯は彼の傷を癒すために作られたものであり、かつ実際には傷を隠すことしかできていないものでもあるとの事だが、
その傷の正体については《拘束》の侵蝕時の姿が「玉座の一部がヒースクリフの頭部を貫通し血を流させている」ものであることや、
戦闘のwave1で下人を倒すと苦悩するような仕草をし、wave2の開始時時点では体力が6割しか残っていないことなどが推測の材料となるだろう。
一つの仮説としては、彼の傷になっているのは自分の統治の結果臣民を苦しめてしまった過去であり、
王であり続けることでその責任を果たそうとしている(=包帯を解き、王であることをやめればただの罪人になってしまう)といったことが考えられる。
なお、《拘束》が古代ギリシャの故事『ダモクレスの剣』を彷彿とさせるモーションであることや、
《拘束》の『独りで統治する者であるがゆえ』とのセリフから、縛られた王も絶対君主である可能性が高い。
モチーフが国家の政体の一種である神権政治ではないかという仮説もある。
「神権政治」は特定宗教を統括する組織と国家を統治する機構が実体的に同等なことを指すものであるため、
その場合は鏡屈折鉄道 終着駅の幻想体が宗教に関連しているという推測は残ることになる。
戦闘時の被ダメージモーションの、頭を抱えてうなだれる様子が特徴的。
余りにも辛そうで、人間臭さすら醸し出す姿が笑いを誘い、様々なコラ画像が作られたりした。
???
石で作られた手の姿をした幻想体。
指の先にはまた手があり、その手に付いた指の先にはまた手がある。
中指にはE.G.Oギフト"手首サポーター"と酷似した物を付けている。
金色の鎖が巻かれた柱がある石の空間を形作る。
出会った者へ握手を求める幻想体。
握手の感覚は石を握るのと同じだが、多少なりとも精神的に和らぐようだ。
しかし、この幻想体が握りたかったのはそんな温もりではなく、儚い欲望である。
この幻想体の残した爪痕は"誰かの寂しさが残した傷"である。
幻想体のデザインは図形の部分と全体が自己相似(再帰)になっているものなどを指す"フラクタル"のような形状になっている。
夢貪る濁流
いくつかの蛍光灯が背中に刺さった、大きな口を2つ持つ、鯱のような姿の幻想体。
頭部に目はないが、実は骨格には眼球があるはずの穴が開いている。*5
夢見る流れの変異体だと思われる。
狂暴そうな見た目に反して、精神的な年齢は幼そうな感じがする。
イベント文では"私たち"と言っていることから、複数の人格のようなものを持つ存在だということが分かる。
幻想体にとって蛍光灯は目的地へ行くまでに必要とする大事な輝きであるのと同時に息をするための道具でもある。
幻想体は忘れてしまったが夢があった。何の夢かも覚えていないけれど、あると信じて奥深くへと潜っていく。
一見、夢を見るだけの可愛らしい幻想体に見えるが、夢見る流れの変異体だと考えると、とても悲しい存在であることが分かる。
蛍光灯は上記の効果を齎すのと同時に薬物でもある。
モチーフは詩人"강해림 (カン・ヘリム)"の『맹목 (盲目)』だと思われる。
E.G.Oギフト"エンドルフィンキット"のモチーフは神経剤解毒剤キットである"Mk1"だと思われる。
TGSのときのE.G.Oは"深淵航路"であった。
在りし日の肖像
頭の無い人型と大きな顔を持つ姿の幻想体。
人型はE.G.Oギフトと同様の肖像画を所持しており、下半身からは腕か足のようなものが2本生えている。
異界の肖像の変異体である可能性がある。
木造の古い邸宅の内部のような空間を形作る。
邸宅に入って来た者へ自身が持つ肖像画を見せ、主人の顔が見えるか問う。
幻想体曰く肖像画には主人が描かれているらしいが、実際にはその顔は確認できない。
また主人の顔を覚えている者もいないらしいため、その主人がどのような人物であったのか、また本当に存在したのかすら知る事はできない。
しかし、幻想体の特異な身体的特徴を考えると、肖像に顔がない事を理解していないのは強迫的な思い込みだけによるものではなく、そもそも自分で直接肖像を見ることができない可能性もある。
幻想体は屋敷へ起こる悲劇を防ごうと屋敷を守っている。
そのため邸宅へ訪れた者を招かざる客と呼び、戦闘時には顔の見えない肖像画を複数用意して主人を知っているかどうか試してきた。
どれが主人の肖像画か判断できた者へは警戒を少し解くが、判断できなかった者へは敵意を向けてくる。
鏡ダンジョンでのイベントから、幻想体は自身の妄想、および自身に同調して顔が見えたと言った者のイメージから主人の記憶を捏造保ち、「自分は主人を忘れていない」と思い込もうとしている存在だと分かる。
E.G.O《過ぎし日》では装備者によって手に持つ肖像画、および幻想体自身の全体的な外見が少し変化する*6様子が確認でき、囚人のイメージが幻想体の記憶の中の主人、および肖像に影響を及ぼしていると考えられる。
イサン、グレゴールの背後に立つ在りし日の肖像はそれぞれ彼らを象徴する特徴を備えていたのに対し、
イシュメールのE.G.Oでだけはそれが確認できないのは、彼女には主人の顔が見えなかったという事だろうか。*7
また、イシュメールに《過ぎし日》が実装された際、抽出バナーに凶弾の射手のギフトである《思い出のペンダント》が描かれていた事で話題になった。
彼のイベントでの『お前が愛する人々に、お前はただ頭が飛んでいった者として記憶されるように。』というセリフや、
彼が恐らくペンダントの肖像に描かれた人物を撃ってしまったであろう事実から、両者の間には深い関係があると思われる。
《思い出のペンダント》のイラストには髪の長い(恐らく)女性の肖像がはっきりと描かれているため、その場合彼女が在りし日の肖像の主人ということになる。
邸宅に悲劇が起きる点、主人の肖像画を見せる執事という点などから、モチーフは『嵐が丘』の"ネリー・ディーン"だと思われる。
邸宅の壁には五線譜のようにも見える傷が付けられている。*8
邸宅の外は明るい森であるが、どことなく妖精提灯の領域に似ている印象も受ける。*9
凶弾の射手=ヒースクリフ
邸宅の主人=ペンダントの肖像に描かれた人物=キャサリン
在りし日の肖像=ネリー
と当てはめて考えると、三者の間の関係性に多くの共通点が見られる。
キャサリンの記憶を失った後のネリーの足跡については未だ詳細が知れないため、再登場が待たれる。
ゼンマイ装置時間起き上がりこぼし
歯車などが付いた金属製の鐘の姿をした幻想体。
上部には時計のような箱に目が付いている。
歯車が回る時計塔内部のような空間を形作る。
この幻想体は2本の赤い紐で自立しており、絶妙なバランスを保っている。
バランスを取り戻す度に鐘の音がなるようだ。
かなり反らしても、揺れる幅が大きくなるだけで倒れることはない。そして揺れ幅の大きさだけ鐘の音も大きくなる。
しかし一度倒れてしまうと、再び起き上がり、揺れることができなくなる。
正確なモチーフは不明だが、鐘とおきあがりこぼしの特徴を合わせたように見える。
???
登山をする人の姿をした人型の幻想体。
複数の頭部と腕を持っている。
標高の高い雪山のような空間を形作る。
凍って固まってしまった死体であるため、それぞれの指も固まってしまっている。
そのため、標識の役割を担っている。
破裂した腕が北へ、警告サインを出している腕が東へ、折れた手の腕が西へ指している。*10
北には壊れた村があり、その中には湯気が立つ小屋がある。
東には洞窟があり、様々な悲鳴が鳴り響く。
西には花畑があり、休めるほどの暖かさがある。
雪山で凍った死体が標識の役割を担っているという点から、モチーフはエベレストなどで亡くなった人の死体がランドマークとなる話である。
???
一対の翼がついた大理石の彫像の姿をした幻想体。
頭部と腕は光でできており、片手で剣を持ち、もう片方の手でラッパを吹いている。
崩れた石でできた神殿のような空間を形作る。
幻想体は何かを称える彫像であるのと同時に何かに対する呪いのようなものが掛かっている。
祈り、ラッパの音を鑑賞すれば、体力と精神面に良い効果を齎す。
しかし、その場から離れると、幻想体の光は消え、赤黒い血が流れ始める。
そして彫像にはヒビが入り、揺れ始める。
モチーフは"ギリシア神話"に登場する勝利の女神"ニケ"だと思われる。
幻想体のデザインとE.G.Oギフト"古びた彫像"はその女神を表現した彫像『サモトラケのニケ』。
E.G.Oギフト"偽装された和平"は『マタイによる福音書』の10章34節「わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ。」から引用されたものだと思われる。
???
青いシャツを着た、一つ目の巨人の姿をした幻想体。
目には何か刺さっており、腕には沢山繋がった時計を巻いている。
病院の廊下のような空間を形作る。
幻想体は目が見えなくなってしまっているため、出会った者へ代わりに自身が持つ記録の内容を教えろと言う。
その記録には409号室にいる患者について書かれており、秘密を守らなくてはならない。
幻想体はその真実を知ると、絶叫してしまう。
信じて貰えなかったとしても、怒り狂ったように暴れる。
何でもない書類だと嘘を付くと、簡単に信じてしまい、自身がある者たち*11に騙されたと思い込む。
誰かに騙された一つ目の巨人という点、血液採取パックの幻想体、携帯用救急セットの幻想体、鎮痛剤の幻想体と同じく病院に関する幻想体である点、
そして見た目が『ギリシア神話』に登場する単眼の巨人"キュクロープス (サイクロプス)"に酷似している点から
モチーフは『オデュッセイア』に登場する"ポリュペーモス"だと思われる。
青いシャツを着ており、腕を蒔くっている姿からキム・ジフン氏を連想するユーザーが多い。
そのため、キム・ジフン氏本人をモチーフにしたというネタが生まれ、"ジフンクロップス"や"キム・ジフン"と呼ばれる。
???
黄色い縦線が入った金属製の人型幻想体。
腕は鋭利になっており、足はないため、浮遊している。
真っ白な都市のような空間を形作る。
幻想体曰く、この都市は市民同士接触することも、見ることもできない誰も傷つかずに済む都市"メトロポラリス"だと言う。
唯一の話者であるこの幻想体が言う通り、他の市民に会うことはできない。
誰にも会わなければお互い傷つくことはないという考えであるが、触れられない悲しさも持っている。
握手を求めると禁忌だと言い、接触を拒んでくる。
自分が傷つくことが嫌で物理的に干渉できないフィールドを展開させられると思われる。
モチーフは"フリッツ・ラング"の映画『Metropolis (メトロポリス)』に登場する"アンドロイド・マリア"だと思われる。
E.G.Oギフト "物理干渉保護フィールド"は『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する排他的精神領域である"ATフィールド"である。
終末カレンダー
顔と様々な模様が掘られた石板に肉のようなものが生えている姿をした幻想体。
形態が変わると腕が生えたり、石板周辺が動き、黄色/紫色に光る内部が見える。
廃墟になった街のような空間を形作る。
眷属として終末土偶という個体が存在する。
こいつらは幻想体本体へ生贄を捧げるために行動する存在であり、D社支部の旧L社内では生き埋めにされた職員達が生き残るためにくじ引きで誰が生贄になるか決めていた。
この幻想体は崇拝される側のようで、人間又は土偶を捧げなければならない。捧げないと怒り、腕を生やして攻撃的になる。*12
しかし、最終形態の紫色に輝く内部が見えてるときは土偶を捧げることが出来ず、囚人が生贄にならなければいけなかった。*13
この怒り狂ったであろう状態で人間である囚人を捧げると瞬時に鎮圧される。
モチーフは"2012年人類滅亡説"といったマヤ文明に関する話だと思われる。
幻想体のデザインはマヤ暦だと思われる。
形態変化時に見える内部の光はスキル"燃え上がる宇宙"やパッシブ"火の祝祭の開幕" "星の祝祭の開幕"などから太陽関連だと思われる。
路地の番犬
犬の頭部を3つ持つ、電信柱と人間が刺さった獣の姿をした幻想体。
人間は黒く焦げているようだ。
無作為に地面に電信柱が刺さる街のような空間を形作る。
体に刺さった電信柱には雷が集まり、一定量溜まると強力な技を出せる。
電気が溜まってるため、勿論触れたら感電する。戦闘時では電信柱に攻撃をすると感電バフを付与される。
イサンの観測では黒き狼*14と表記されているが、幻想体の名前は全原語"番犬"である。
イサンによると、幻想体は食を求める獣のようにではなく、実験で使われる動物のような存在だと言う。
3つの犬の頭部を持つことから、『ギリシア神話』に登場する冥界の番犬"ケルベロス"がモチーフに見える。
他にも電気で動いている点、人の死体を使っていることや複数の狼がくっ付いている点、実験動物だと表現される点などから、"フランケンシュタイン"の要素も入っているとも考えられる。
そのため正確なモチーフは不明だが、鏡屈折鉄道1号線や始まりの鏡でキリスト教に関連すると推測される幻想体 断首魚と共に実装されたり同じ駅に出されたりなど、断首魚もしくはキリスト教などと何か関連性を持っていると思われる。
初期コンセプトアートでは犬の頭部が4つであったり、武器が剣や槍のような案であった。
あなたは強くなりましたか
KR : 당신은 강해졌나요 EN : Have You Become Strong CN : 你变强了吗 |
---|
識別番号 : T-04-10-06 |
危険度 : ??? |
E.G.O : ネジの外れた一撃*15 |
おもちゃ工場のような施設の姿をした幻想体。
他幻想体と違い、改造されて眷属化した者たちとしか戦っていないため、どのような固有空間を持つかは不明。
幻想体本体と思われる施設の方とは戦ってない都合上、本当の名前も不明である。
しかし、2章ストーリーにて出てきた"お前ぶたれたい?しこたま?"の名前上表記に"あなたは強くなりましたか"と書かれている。
識別番号も同様の理由で不明だが、眷属の番号が"T-04-10-06-A"であるため、最後のその他の情報を書くと思われるものを除いた番号がこの幻想体のものだと思われる。
名前や能力から"あなたは幸せでなければならない"の変異体だと思われる。
この幻想体にはボタンがあり、「あなたはあなたが立ち、そして住まう都市を愛していますか?」という質問をしてくる。
強化を進行するボタンと止めるボタンがあるが、どちらを何回押すのが正しいのかはよく分からない。
どちらのボタンを押しても誤った入力と言われ、再びボタンを押すことを促される。
強化を止めるボタンを3回押すと施設の稼働が中止される。
しかし、両方のボタンを計5回押すと施設埋没を開始して、自爆する。
"お前ぶたれたい?しこたま?"の台詞「うれしい!!!」「たのしい!!!」「ザ・ゲーム・オブ・デス!」や
2章ダンジョン内のイベントにある"楽しいルーレットの部屋"では敵が負けるとそのまま自爆する点。
"お前ぶたれたい?しこたま?"戦のイベントでもボタンを押した回数で機械が自爆する点。
これらのことから、モチーフは韓国の飲み会ゲームの1つ「더 게임 오브 데쓰 (ザ ゲーム オブ デス)」だと思われる。
バジリスープク
断首魚
頭のない、巨大な手を持つ魚の姿をした幻想体。
胸から腹にかけて大きな袋を持っており、中には血もしくは水が満タンに入っている。
他にも脳と脊髄のようなが見える。
魚用水槽のような空間を形作る。
主な攻撃方法は巨大に発達した手と尻尾での物理攻撃だが、内部に溜まった血を首から放つ《血射砲》を行うこともできる。
袋に溜まったものが水なのか、血なのかで状態が変わる。
初期コンセプトアートでは頭部があった。
ちなみに、断首魚の右のイラストには"人魚+新婦"と書かれている。
英語名が"Headless Ichthys (頭部のないイクトゥス)"であることから、キリスト教に関係するものがモチーフだと推測される。
この言葉はギリシャ語で"ἸΧΘΥΣ"であり、意味は魚である。
他にも"ΙΗΣΟΥΣ (イエス)" "ΧΡΙΣΤΟΣ (キリスト)" "ΘΕΟΥ (神の)" "ΥΙΟΣ (子)" "ΣΩΤΗΡ (救世主)"の頭文字を並べたものでもある。
鏡屈折鉄道1号線や始まりの鏡で路地の番犬と同じ駅で出されたり、同時に実装されたりと何かしら関連性があるように見える。
黒檀女王の林檎
紫色のドレスとマントを身に着けた林檎の姿をした幻想体。
幻想体の下半身は根になっているが、そこから地面全体へと蔓が伸びて絡まっている。
そのせいで範囲内にいる者は足が取られて、移動速度が遅くなる。
上記の能力や幻想体の名称/容姿が似ているため、白雪姫の林檎の変異体だと思われる。*16
蔓が絡まった森のような空間を形作る。
この幻想体は精神に直接話しかけてくることが可能であり、話しかける相手に応じて適性のある言語に変わるらしい。*17
好戦性を示しておらず、「白雪を連れて来い」と言っている。
幻想体 薔薇の狩人とも関連性があると思われ、そちらで追っている林檎も白雪姫の林檎だと思われる。
そのため、『白雪姫』の物語に反している白雪姫の林檎を処分し、物語通りに事を進めようとしている幻想体だと推測される。
モチーフはドイツの民話『白雪姫』に登場する"王妃"だと思われる。
危険度がWAWであるが、クリフォト抑止力により、かなり戦闘性能が落ちている。
黄金色の林檎/偽物の林檎
根っこの手足を持つ黄金の林檎の姿をした幻想体。
そして本当の姿は腐った林檎から湧き出て、頭や手足を構築する蛆虫の姿をしている。
黄金色の林檎と同じような金色の林檎が置かれた、蔓で絡まった森のような空間を形作る。
黄金色の林檎が動かなくなった際、ユーリが真っ先に内部にあった黄金の枝を取ろとし、そのまま捕食された。
その後にユーリの頭などを活用し、グレゴールへ精神攻撃を仕掛けてくる。
これらのことから、妖精提灯のように相手を誘惑して捕食するような幻想体だと思われる。
金色の林檎ということからモチーフは様々な神話に登場する"黄金の林檎"だと思われる。
そして本当の姿である偽物の林檎は人を誘い込む蛆虫の集合体であることから、トロイア戦争の発端とされる事件に出てくる"不和の林檎"ではないかという推測がある。*18
桃色の靴
名前の通り、桃色の靴の姿をした幻想体。
履いた者を操る能力を持つことから"赤い靴"の変異体だと思われる。
ゲームで遊ぶことしか考えてないような"お前ぶたれたい?しこたま?"が履いている点や赤い靴の変異体と考えられる点から、この幻想体も履きたくなるよう誘惑することが可能だと考えられる。
桃色のリボンが絡まる空間を形作る。
この幻想体は赤い靴同様、周囲の者を魅了するが、複数人を操ることが可能に見える。
幻想体自体を履いた"お前ぶたれたい?しこたま?"以外にも、リボンに絡まりながら踊るような者たちが出てくる。
ファウストによると旧L社の職員であるらしいため、この幻想体はリボンを使って死体を操るようなことも可能だと思われる。
ムルソーの観測情報でも「死んだ者がいる場合、桃色のリボンが巻き付けられた者達が生き返る」と言及されている。
ちなみにリボンの感触は布ではなく、植物に近いらしい。
韓国語の名前は"분홍신"であるが、これは直訳すると"桃色の履物"になる。同時に"赤い靴"という意味を持つ。
童話や幻想体の赤い靴は"빨간구두"であるのに対して、こちらは"분홍/핑크구두(桃色/ピンクの靴)"などではなく"분홍신(桃色の履物)"である。
韓国内では赤い靴を"분홍신"と表記することもある。*19
これらのことから、モチーフは童話の『赤い靴』であり、踊る部分をメインにしたと思われる。
複数人を魅了する要素はバレエ映画"The Red Shoes"のようからだと考えられる。
バーバヤーガ
巨大な氷でできた鳥類の足の姿をした幻想体。
足の上には同じく氷でできた城が建っている。
2章ダンジョン最下層の氷漬けになった街のような空間を形作る。
この幻想体もあなたは強くなりましたか同様に本体とは戦っていないが、眷属から識別番号が予想できる。
しかし、危険度に関しては眷属と同じTETHなのかは不明。*20
ちなみに、2章ダンジョン最終マスで眷属たちと戦うことになるが、1wave目は城の中である。その城はこの幻想体だと思われる。
2章ダンジョン最下層での出来事は黄金の枝による影響かもしれないため、この幻想体の能力がどのようなものなのかは不明である。
しかし、2章ダンジョンに登場した幻想体が人/死体を操る力を持つ幻想体であるため、この幻想体もロージャの記憶から生まれた住民やJ社カジノの奴隷たちを眷属化したとも考えられる。
モチーフはスラヴ民話に登場する魔女"バーバ・ヤーガ"だと思われる。
幻想体のデザインは魔女が住んでいると言われる"鶏の足の上に立つ小屋"から考えられたと思われる。*21
天の執行官の補佐
2対の黄色い翼を持つ石板を持ちながら、祈る姿をした幻想体。
文字の刻まれた石板の幻想体と同じ存在という見解もあるが、同時に違う存在という意見もある。
柱のある宮殿のようなエメラルド色の空間を形作る。
断首魚と同じく、鏡ダンジョン内でのイベントが存在しない。そして未だに敵としても実装されない1番の不遇幻想体とも言える。
一応嵐の鏡ではこの幻想体のギフトだと思われる"宣告の瞬間"が追加された。
イベントがないため、正確にどのような幻想体なのかは不明である。
ロージャのE.G.O 執行のパッシブ"天の宣告"がE.G.Oギフト"文字の刻まれた石板"と似た効果であるため、上記の通り文字の刻まれた石板の幻想体と同じ幻想体ではないかという意見がある。
しかし、「正邪を記録する。彼の者が下した正邪を、それは記録する。」と言われている存在から"執行"という名前のE.G.Oが抽出される疑問がある。
「判断は補佐の仕事ではないからだろう。」とも言っている。
他にも見た目が文字の刻まれた石板の幻想体とは所々違う点がある。
文字の刻まれた石板の幻想体と茨の道の幻想体と同じく天の補佐シリーズの1体だと思われる。
モチーフはユダヤ教の天使の1人であるウリエルという推測がある。
サンドルフ
E.G.Oギフト | |
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??? |