目次
ページ
・目次
・1ページ (大罪)
・2ページ (始まりの鏡~鏡の鏡)
3ページ (湖の鏡~イベントなし幻想体)
時間アヒル
アヒルのような頭部を持つ白く溶けた姿の幻想体。
全身に時計と歯車が描かれている。
歯車が浮く、白い液体のようなものが流れる宮殿のような空間を形作る。
幻想体は出会った者へ自身が何に見えるかと問う。
アヒルのようなくちばし、ウサギのような耳と複数の見え方がある、そして正確な姿が判断できないため、どちらなのかハッキリしない。*1
鏡ダンジョンのイベントのモチーフは"ジョゼフ・ジャストロウ"の『Rabbit–duck illusion (アヒルとウサギ)』である。
幻想体のデザインやE.G.Oギフト"溶けた時計のゼンマイ"は"サルバドール・ダリ"の『記憶の固執』をモチーフにしている。
イベントではどのような幻想体なのかすら分からないが、"サルバドール・ダリ"本人は『記憶の固執』へ「私たちを楽園から駆逐した、生誕についての恐るべきトラウマが描かれている」と解釈している。
E.G.O 永続は英語だと永遠を意味する"Everlasting"であるが、これは『The Persistence of Memory (記憶の固執)』の執拗などといった意味以外にも持続性という意味も持つ"Persistence"に合わせていると思われる。
ちなみに、時計とウサギという点から児童小説『不思議の国のアリス』に登場する"白ウサギ"に関連するのではないかという見解もある。
???
水色の半透明の四次元立方体と3個のリングを持つ幻想体。
宇宙のような空間を形作るが、草地と岩のようなものもある。
鏡ダンジョンのイベントを見るに四次元立方体は"ディスク"のようだ。
ディスクは複数ある軌道が勝手にくっ付いてきたと主張する一方、軌道はディスクの方が引っ張て来たと主張する。
イベントではディスクと軌道、どちらが可哀想でどちらが悪いのかを問いてくる。
お互いが自身のことを被害者だと思っているため、言い合いがエスカレートすると、ディスク側が耐えきれなくなり、声も聞こえなくなってしまう。
しかし、ディスク本体も軌道を回っている存在であるため、その真実に気づくとディスクは落ち着く。
E.G.Oギフト "ディスクの破片"は"ミッテルベルク先史時代保護区"で見つかった遺物である""ネブラ・ディスク"である。
そしてイベントの"軌道" "膨張"などといった単語から、この幻想体は惑星と衛星の関係を表してると思われる。
???
様々な生物の骨が組み合わさった姿をした幻想体。
幻想体同様、骨が置かれた空間を形作る。*2
鏡ダンジョンのイベントでは幻想体本体への言及がないため、どのような幻想体なのかは不明である。*3
骨の中には微かに声のようなものが聞こえる。
しかし骨が多すぎるため、見つけたその骨で合っているかすら分からない。
正確なモチーフは不明だが、イラストの背景、主に壁が頭蓋骨で形成されていることから、地下につくられた共同墓地/キリスト教徒の集会の場であった"カタコンベ"だと思われる。
"カタコンベ"はキリスト教徒が死者を葬る場所であった。迫害時代には礼拝や集会のために集まった場所でもあった。
そのため、キリスト教関係の話を大元のモチーフにしていると思われる。
???
人間の上半身の骨のような姿をした幻想体。
病院で使用される様々な道具が宙に浮いた空間を形作る。
骸骨の中には人影が見えるが、その人影が苦しんでいる。
しかし、その人影は幻想体にとっての未練にしかすぎず、苦しい日々を無理に過ごさせているような状態である。
呼吸器を渡すことにより、苦痛は和らぐが一時にしかすぎない。
逆に呼吸ができず亡くなったという事実を受け入れさせることが重要なのだと思われる。
縛られた王
赤い包帯によって全身が椅子に縛られた人型の幻想体。
幻想体を縛る包帯と同様の物がそこら中に絡まる、宮殿のような空間を形作る。
攻撃時でしか確認できないが、同じく包帯が絡まっている大きな剣を使用する。
鏡屈折鉄道4号線の終着駅にて登場するが、幻想体との戦闘前に前座として嫉妬大罪?との戦闘がある。
嫉妬大罪?が出現する際幻想体の包帯と同様の物が人型を形成するため、4号線に登場する嫉妬大罪は全てこの幻想体に操られているとも考えられるが詳細は不明。
1~3号線の最終ボス同様専用BGMがあるが、12駅目「難関」と終着駅「饗宴」で計2曲用意されている。
12駅目「難関」では『Audite, pauper』(ラテン語で"貧しい人々の声を聞け")
終着駅「饗宴」では『Vovete miserias』(ラテン語で"不幸を誓う")
赤い包帯によって縛られているため、縛られた王は自由に動けない状態である。
しかし幻想体鎮圧時に血を吹き出しながら卵へなるため、イベントのテキストからしても逆に包帯がなければ王は形を保つことができないようだ。
《拘束》の侵蝕スキルのセリフでも、『この紐は包帯であり、足枷』との言及がある。
また王はいつも椅子に縛られているにも関わらず、実際には戦闘中見せるように包帯を千切って立ち上がることが可能であり、
これについてイサンは観測情報で「何かを伝えるために縛られたままでいる」のではと推測している。
立ち上がって放つ《王の前へ出でよ》は特別強力なスキルであり、相応の理由がある時のみ立ち上がっていることが見て取れる。
なお、《王の前へ出でよ》は唯一の憤怒属性、かつ唯一の減算コインスキルでもある*4。
(恐らく)彼のギフトである《強要された重荷》が王冠の形状であることや、包帯が彼を玉座へと縛り付けていることから、
彼を悩ませ縛っているのは放棄することのできない王としての立場や責務だと思われる。
一方で包帯は彼の傷を癒すために作られたものであり、かつ実際には傷を隠すことしかできていないものでもあるとの事だが、
その傷の正体については《拘束》の侵蝕時の姿が「玉座の一部がヒースクリフの頭部を貫通し血を流させている」ものであることや、
戦闘のwave1で下人を倒すと苦悩するような仕草をし、wave2の開始時時点では体力が6割しか残っていないことなどが推測の材料となるだろう。
一つの仮説としては、彼の傷になっているのは自分の統治の結果臣民を苦しめてしまった過去であり、
王であり続けることでその責任を果たそうとしている(=包帯を解き、王であることをやめればただの罪人になってしまう)といったことが考えられる。
なお、《拘束》が古代ギリシャの故事『ダモクレスの剣』を彷彿とさせるモーションであることや、
《拘束》の『独りで統治する者であるがゆえ』とのセリフから、縛られた王も絶対君主である可能性が高い。
モチーフが国家の政体の一種である神権政治ではないかという仮説もある。
「神権政治」は特定宗教を統括する組織と国家を統治する機構が実体的に同等なことを指すものであるため、
その場合は鏡屈折鉄道 終着駅の幻想体が宗教に関連しているという推測は残ることになる。
戦闘時の被ダメージモーションの、頭を抱えてうなだれる様子が特徴的。
余りにも辛そうで、人間臭さすら醸し出す姿が笑いを誘い、様々なコラ画像が作られたりした。
???
石で作られた手の姿をした幻想体。
指の先にはまた手があり、その手に付いた指の先にはまた手がある。
中指にはE.G.Oギフト"手首サポーター"と酷似した物を付けている。
金色の鎖が巻かれた柱がある石の空間を形作る。
出会った者へ握手を求める幻想体。
握手の感覚は石を握るのと同じだが、多少なりとも精神的に和らぐようだ。
しかし、この幻想体が握りたかったのはそんな温もりではなく、儚い欲望である。
この幻想体の残した爪痕は"誰かの寂しさが残した傷"である。
幻想体のデザインは図形の部分と全体が自己相似(再帰)になっているものなどを指す"フラクタル"のような形状になっている。
夢貪る濁流
いくつかの蛍光灯が背中に刺さった、大きな口を2つ持つ、鯱のような姿の幻想体。
頭部に目はないが、実は骨格には眼球があるはずの穴が開いている。*5
夢見る流れの変異体だと思われる。
狂暴そうな見た目に反して、精神的な年齢は幼そうな感じがする。
イベント文では"私たち"と言っていることから、複数の人格のようなものを持つ存在だということが分かる。
幻想体にとって蛍光灯は目的地へ行くまでに必要とする大事な輝きであるのと同時に息をするための道具でもある。
幻想体は忘れてしまったが夢があった。何の夢かも覚えていないけれど、あると信じて奥深くへと潜っていく。
一見、夢を見るだけの可愛らしい幻想体に見えるが、夢見る流れの変異体だと考えると、とても悲しい存在であることが分かる。
蛍光灯は上記の効果を齎すのと同時に薬物でもある。
モチーフは詩人"강해림 (カン・ヘリム)"の『맹목 (盲目)』だと思われる。
E.G.Oギフト"エンドルフィンキット"のモチーフは神経剤解毒剤キットである"Mk1"だと思われる。
在りし日の肖像
頭の無い人型と大きな顔を持つ姿の幻想体。
人型はE.G.Oギフトと同様の肖像画を所持しており、下半身からは腕か足のようなものが2本生えている。
異界の肖像の変異体である可能性がある。
木造の古い邸宅の内部のような空間を形作る。
邸宅に入って来た者へ自身が持つ肖像画を見せ、主人の顔が見えるか問う。
幻想体曰く肖像画には主人が描かれているらしいが、実際にはその顔は確認できない。
また主人の顔を覚えている者もいないらしいため、その主人がどのような人物であったのか、また本当に存在したのかすら知る事はできない。
しかし、幻想体の特異な身体的特徴を考えると、肖像に顔がない事を理解していないのは強迫的な思い込みだけによるものではなく、そもそも自分で直接肖像を見ることができない可能性もある。
幻想体は屋敷へ起こる悲劇を防ごうと屋敷を守っている。
そのため邸宅へ訪れた者を招かざる客と呼び、戦闘時には顔の見えない肖像画を複数用意して主人を知っているかどうか試してきた。
どれが主人の肖像画か判断できた者へは警戒を少し解くが、判断できなかった者へは敵意を向けてくる。
鏡ダンジョンでのイベントから、幻想体は自身の妄想、および自身に同調して顔が見えたと言った者のイメージから主人の記憶を捏造保ち、「自分は主人を忘れていない」と思い込もうとしている存在だと分かる。
E.G.O《過ぎし日》では装備者によって手に持つ肖像画、および幻想体自身の全体的な外見が少し変化する*6様子が確認でき、囚人のイメージが幻想体の記憶の中の主人、および肖像に影響を及ぼしていると考えられる。
イサン、グレゴールの背後に立つ在りし日の肖像はそれぞれ彼らを象徴する特徴を備えていたのに対し、
イシュメールのE.G.Oでだけはそれが確認できないのは、彼女には主人の顔が見えなかったという事だろうか。*7
また、イシュメールに《過ぎし日》が実装された際、抽出バナーに凶弾の射手のギフトである《思い出のペンダント》が描かれていた事で話題になった。
彼のイベントでの『お前が愛する人々に、お前はただ頭が飛んでいった者として記憶されるように。』というセリフや、
彼が恐らくペンダントの肖像に描かれた人物を撃ってしまったであろう事実から、両者の間には深い関係があると思われる。
《思い出のペンダント》のイラストには髪の長い(恐らく)女性の肖像がはっきりと描かれているため、その場合彼女が在りし日の肖像の主人ということになる。
邸宅に悲劇が起きる点、主人の肖像画を見せる執事という点などから、モチーフは『嵐が丘』の"ネリー・ディーン"だと思われる。
邸宅の壁には五線譜のようにも見える傷が付けられている。*8
邸宅の外は明るい森であるが、どことなく妖精提灯の領域に似ている印象も受ける。*9
凶弾の射手=ヒースクリフ
邸宅の主人=ペンダントの肖像に描かれた人物=キャサリン
在りし日の肖像=ネリー
と当てはめて考えると、三者の間の関係性に多くの共通点が見られる。
キャサリンの記憶を失った後のネリーの足跡については未だ詳細が知れないため、再登場が待たれる。
???
歯車などが付いた金属製の鐘の姿をした幻想体。
上部には時計のような箱に目が付いている。
歯車が回る時計塔内部のような空間を形作る。
この幻想体は2本の赤い紐で自立しており、絶妙なバランスを保っている。
バランスを取り戻す度に鐘の音がなるようだ。
かなり反らしても、揺れる幅が大きくなるだけで倒れることはない。そして揺れ幅の大きさだけ鐘の音も大きくなる。
しかし一度倒れてしまうと、再び起き上がり、揺れることができなくなる。
正確なモチーフは不明だが、鐘とおきあがりこぼしの特徴を合わせたように見える。
???
登山をする人の姿をした人型の幻想体。
複数の頭部と腕を持っている。
標高の高い雪山のような空間を形作る。
凍って固まってしまった死体であるため、それぞれの指も固まってしまっている。
そのため、標識の役割を担っている。
破裂した腕が北へ、警告サインを出している腕が東へ、折れた手の腕が西へ指している。*10
北には壊れた村があり、その中には湯気が立つ小屋がある。
東には洞窟があり、様々な悲鳴が鳴り響く。
西には花畑があり、休めるほどの暖かさがある。
雪山で凍った死体が標識の役割を担っているという点から、モチーフはエベレストなどで亡くなった人の死体がランドマークとなる話である。
???
一対の翼がついた大理石の彫像の姿をした幻想体。
頭部と腕は光でできており、片手で剣を持ち、もう片方の手でラッパを吹いている。
崩れた石でできた神殿のような空間を形作る。
幻想体は何かを称える彫像であるのと同時に何かに対する呪いのようなものが掛かっている。
祈り、ラッパの音を鑑賞すれば、体力と精神面に良い効果を齎す。
しかし、その場から離れると、幻想体の光は消え、赤黒い血が流れ始める。
そして彫像にはヒビが入り、揺れ始める。
モチーフは"ギリシア神話"に登場する勝利の女神"ニケ"だと思われる。
幻想体のデザインとE.G.Oギフト"古びた彫像"はその女神を表現した彫像『サモトラケのニケ』。
E.G.Oギフト"偽装された和平"は『マタイによる福音書』の10章34節「わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ。」から引用されたものだと思われる。
???
青いシャツを着た、一つ目の巨人の姿をした幻想体。
目には何か刺さっており、腕には沢山繋がった時計を巻いている。
病院の廊下のような空間を形作る。
幻想体は目が見えなくなってしまっているため、出会った者へ代わりに自身が持つ記録の内容を教えろと言う。
その記録には409号室にいる患者について書かれており、秘密を守らなくてはならない。
幻想体はその真実を知ると、絶叫してしまう。
信じて貰えなかったとしても、怒り狂ったように暴れる。
何でもない書類だと嘘を付くと、簡単に信じてしまい、自身がある者たち*11に騙されたと思い込む。
誰かに騙された一つ目の巨人という点、血液採取パックの幻想体、携帯用救急セットの幻想体、鎮痛剤の幻想体と同じく病院に関する幻想体である点、
そして見た目が『ギリシア神話』に登場する単眼の巨人"キュクロープス (サイクロプス)"に酷似している点から
モチーフは『オデュッセイア』に登場する"ポリュペーモス"だと思われる。
青いシャツを着ており、腕を蒔くっている姿からキム・ジフン氏を連想するユーザーが多い。
そのため、キム・ジフン氏本人をモチーフにしたというネタが生まれ、"ジフンクロップス"や"キム・ジフン"と呼ばれる。
???
黄色い縦線が入った金属製の人型幻想体。
腕は鋭利になっており、足はないため、浮遊している。
真っ白な都市のような空間を形作る。
幻想体曰く、この都市は市民同士接触することも、見ることもできない誰も傷つかずに済む都市"メトロポラリス"だと言う。
唯一の話者であるこの幻想体が言う通り、他の市民に会うことはできない。
誰にも会わなければお互い傷つくことはないという考えであるが、触れられない悲しさも持っている。
握手を求めると禁忌だと言い、接触を拒んでくる。
自分が傷つくことが嫌で物理的に干渉できないフィールドを展開させられると思われる。
モチーフは"フリッツ・ラング"の映画『Metropolis (メトロポリス)』に登場する"アンドロイド・マリア"だと思われる。
E.G.Oギフト "物理干渉保護フィールド"は『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する排他的精神領域である"ATフィールド"である。
黒檀女王の林檎
終末カレンダー
黄金色の林檎/偽物の林檎
あなたは強くなりましたか
KR : 당신은 강해졌나요 EN : Have You Become Strong CN : 你变强了吗 |
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識別番号 : T-04-10-06 |
危険度 : ??? |
E.G.O : ネジの外れた一撃*12 |
桃色の靴
バーバヤーガ
路地の番犬
断首魚
E.G.Oギフト | |
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??? |
天の執行官の補佐
バジリスープク
E.G.Oギフト | |
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サンドルフ
E.G.Oギフト | |
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