アクション/冥雷

Last-modified: 2023-12-22 (金) 11:07:54

標高の高い寒冷地域に適応したベルキュロスの亜種、ドラギュロスの司る、ではない何か
"古龍たちを苦しめる暗き光"*1、"漆黒の衝撃"*2と云われる。

目次

概要

  • ベルキュロスは「舞雷竜の雷液」として世に流通するその体液によって、
    強力な電気エネルギーを無尽蔵に生み出すことができるとされ、
    これを利用した非常に強力な放電攻撃を多数繰り出す。
    ドラギュロスはそのベルキュロスより派生したと考えられる種だが、
    雪山や高地などの極地に適応すべく、さらに別の形態を獲得している。
    それが『冥雷』と呼称される謎のエネルギーで、『冥雷竜』の由来でもある。
  • ドラギュロスは全身から黒い雷赤い雷赤黒い雷など、
    明らかに普通の電気とは異なる、謎の雷撃を主たる武器とするが、
    この冥雷は、ハンターやギルドによる調査により、
    龍属性エネルギーを帯びた特殊な雷であることが判明している。
    「特殊な」というのは、前述の通り、もともとベルキュロスから派生したモンスターであるため、
    発電を行うための器官をそのまま応用していると考えられるからである。
    実際、ドラギュロスの翼は何も手を加えずとも自然と帯電し、赤黒い静電気を発生させる。
  • この電気を強大に結集することで冥雷とし、放電攻撃を行うが、
    その性質は電気エネルギーと龍エネルギーの中間あたり、
    もしくはその双方を併せ持ったようなかなり特殊なもの。
    ハンターや他のモンスターがドラギュロスの放つ冥雷の直撃を受けると、
    雷属性攻撃を受けたかの如く黄色い電気に包まれ、
    最悪、激しい電撃により全身が痺れて麻痺状態へと陥ってしまう。
    ドラギュロスの体内から神経性の麻痺毒は確認されていないことからも、
    この冥雷は、「龍属性エネルギーを帯びた電気」と表現するのが最も適切と考えられる。
  • ドラギュロスはこの冥雷を、ただ単に放電するばかりでなく、
    球体状に結集したものを拡散させたり
    上空に舞いあがりながら凄まじい規模の黒雷を落雷のように落とすこともある。
    その謎極まる冥雷の軌道はどうも角で制御している模様。
    属性という文字通りな繋がりもあり、古龍種との共通点を感じさせる。
    • なお、冥雷の色合いには一定の法則がある。
      うつ伏せになっての体内放電攻撃や、上空から放つ急降下大放電キックなどは真っ黒色の雷、
      球体状に結集した冥雷球や、鉤爪からオーラのように放つ場合は赤色、
      上空から落雷の如く放つ放射冥雷や、レーザー状のブレスは赤黒い雷となっている。
      広範囲へ向けて放電する場合は黒色、球やオーラ状のエネルギーに圧縮した場合は赤色、
      一点に収束して放つような場合には赤黒色となるものと思われる。
  • 覇種ドラギュロスはそのあまりに強いエネルギーを持つ。
    無尽蔵に生み出す冥雷は自身の体力でもコントロールしているようだ。
    これを裏付けるかのように、攻撃を加え、弱らせると冥雷は暴走を起こし
    ドラギュロスの全身を焦がし尽くし、それだけでは物足りないかのように強大になる。
    このとき、彼の放つ冥雷は黒き雷から一転して、赤白き雷へと変化、
    抑えることが出来ないのか、3連レーザーは最早レーザーとは呼べないほどの極太サイズへと変貌し、
    冥雷エネルギーをチャージする時点で雷が轟く音がし、放電した際には爆音とも言うべき轟音を発する。
    強力すぎる冥雷のエネルギーは、瞬間的に放出すると白く発光するのだろうか。
  • 辿異種ドラギュロスは、覇種個体が見せた強大な冥雷を完全に制御する術を身に着けており、
    威力を犠牲にする代わりに超広範囲を巻き込むように放電させたり、
    一点に凝縮させて一撃必殺級の威力を実現したりと言った応用を見せる。
    特にエネルギーを最大限まで凝縮して放つビームは地面を溶かしてしまう程の熱量も秘めている。
    覇種個体ですら暴走してしまう程のエネルギーを完全に制御できているのは異常発達した角のお陰であり、
    部位破壊されて角を失うと一転、小規模の冥雷しか満足に扱えず、
    出力を高めようとすると暴走し、自身が逆に傷を負ってしまう。

その他

  • アルバトリオンは生態調査が進んでいないため詳細不明だが、
    ジンオウガ亜種の操るそれは、蝕龍蟲という虫たちの持つエネルギーの力を借りた龍光だとされている。
    ドラギュロスのものと異なり、赤黒い雷で統一されており、
    冥雷よりも純粋な龍属性に近いのかもしれない。
    • ドラギュロスと異なり、ジンオウガ亜種のものは「発電」しているわけではないようで、
      どちらかと言えばエネルギーそのものと言える。
      龍光の発生源は蝕龍蟲であるが、元をたどればその起源は「龍殺しの実」であり、
      これだけを見れば電気そのものとは何の関連性もない。
  • 古の種族である黒穿竜メラギナスも龍属性の雷を発するが、
    前述の4種とは大きく異なる黒と黄金の雷を撒き散らす。
    メラギナスは単なる龍属性ではなく闇属性」という複属性を司るモンスターだが、
    その正体は"冷気"と"龍雷"が混ざり合った性質の属性であり、
    (もとが赤黒いかどうかは不明だが)金色の外見に何らかの影響はありそうである。

余談

  • ドラギュロスの冥雷にしろ、ジンオウガ亜種の龍光にしろ、
    「龍が苦手とするもの」というような意味合いの説明がちらほら見受けられるが、
    両者とも古龍種との立場関係は未だ不明。
    • ただし、ジンオウガ亜種に関しては、「獄狼竜の剛角(尖角)」の説明文の中で、
      「その恐るべき迫力は、全てのに反旗を翻した証なのか?」と記されており、
      「獄狼竜の龍毛」の説明文でも「蓄えられた龍殺しのエナジーは全てのを恐れさせる」と書かれている。
      「全ての古龍を恐れさせるほどの龍属性を纏っている」という意味だと解釈すると、
      ジンオウガ亜種並びに蝕龍蟲はとんでもない量の龍属性エネルギーを蓄えていることになる。
  • 冥海竜ラギアクルス希少種武器銘にもこちらと同じ「冥雷」という単語が付く。
    本種の操る電撃は異質な蒼黒い色に染まっており、
    ドラギュロスのそれと同じく雷属性を帯びているなど似たような特徴も多い。
    ただしこちらには龍属性を含んでいるという情報は無く、純粋な雷属性攻撃であると目されている。
    この電撃の正体は設定資料集でも明かされることはなく、現状は原理が一切不明のものとなっている。
    なお、MHFとメインシリーズは世界観を共有していないことが明言されているため、
    両者に関しては名称が被っただけで完全に別物であると思われる。

関連項目

モンスター/ドラギュロス
システム/龍属性
システム/雷属性
アクション/雷
アクション/放電
アクション/雷球
アクション/龍ブレス


*1 「真舞雷鎚【鴉】」:MHF 2012アニバーサリーパッケージ付属資料設定集
*2 シーズン8.5のプレビューサイトにて「討て!漆黒の衝撃」や「雪山に舞い、黒き衝撃をもたらすもの」との記述がある。