ゲーム用語/Steam

Last-modified: 2021-11-07 (日) 17:37:20

アメリカ合衆国の企業「Valve Corporation」が開発、運営しているPC向けプラットフォーム。
読みは「スチーム」で、蒸気を意味する英単語のSteamと綴り・読みともに同様である。
主にWindows、Mac OS、Linuxといった、
オペレーティング・システム(以後、略してOSと表記する)で利用することが可能。
PCゲーム、PCソフトウェアのダウンロード販売、ストリーミングビデオサービスの提供や、
Steam固有サーバーを用いたマルチプレイのサポートなど、
幅広いサービスを展開しているプラットフォームである。
利用するにはSteamソフトウェア本体Steamアカウント、及びインターネット接続が必要である。

概要

  • PCゲームの購入先として、最も有名なプラットフォーム。
    PCユーザーだけでなく、ゲーミングPCを製造・販売している企業ですら、
    「PCゲームと言えばSteam」と言われる事があるほど有名な存在である。
  • Steamでは、ソフトウェア本体またはWebサイトのストアから、
    現在販売されているPCゲームや今後発売予定となっているPCゲーム等を閲覧する事が可能である。
    また、ジャンルやカテゴリー毎にPCゲームを区別して検索する事も可能で、
    直接ゲームタイトルを入力して検索、販売ページを閲覧することも出来る。
    • 販売ページ下部には、そのPCゲームの動作要件が記載されている。
      自身のPCが購入したいPCゲームの要求スペックを満たしているかどうか、
      事前に確認することが可能である。
  • ソフトウェアは全てダウンロード販売となるため、
    冒頭で述べた通りインターネット接続環境がSteamのサービス利用の際に必須となる。
    パッケージ版として販売されているSteam版PCゲームも存在することがあるが、
    大体はパッケージに認証コードが付属しており、「Steam上で入力して認証する」というケースが多い。
  • Steam本体ソフトウェアはSteam公式サイトからダウンロードする事が出来る。
    その後、PCにインストールし、Steamアカウントにログインして利用する形になっている。
    最近では、主にゲーミングPCをターゲットに「プリインストール*1」されているケースも増えている。

ゲームについて

  • Steamを語る上で欠かせないのが販売されているゲームタイトルの多さ
    その数は非常に多く、過去の名作から現在発売されている新規ゲームタイトル、
    更にはインディーズゲーム*2やアダルトゲーム*3
    果てにはアーリーアクセスゲーム*4も含まれているため、そのラインナップは幅広い。
    • 何故ここまで幅広いラインナップを実現できているかというと、ダウンロード販売という形態を採っているため。
      特に、過去の名作をプレイしたいと思った時にそのゲームがパッケージ版のみの場合、
      パッケージ版が生産終了していた場合、頑張って中古品を探すか、最悪入手不可能という事になる。
      しかし、ダウンロード販売は販売サービスのサーバー側にデータが存在する限り、
      販売元が発売を終了しない限り、いつでも購入することが出来るというメリットがある。
      このため、Steamには過去から現在に至るまで幅広いゲームタイトルが揃っているのである。
    • 当然ながら、アダルトゲームの購入には年齢認証が必要となる。
      Steamアカウントに生年月日を登録し、それを用いて認証する形となる。
  • 特記すべき事柄が無い限り、販売ページ下部にそのPCゲーム(PCソフトウェア)が動作する環境が記載されている。
    具体的には
    • 対応しているOS
    • 動作するのに最低限の性能を備えている、及び高負荷環境でも動作する水準のCPU及びGPUの型番
    • 必要なメモリ(RAM)容量(ビデオメモリ…VRAM容量も表記されることがある)
    という形で表記されている事が多い。
    自身のPC環境でも動作するのか、それを確認するためにもちゃんと目を通しておくことを推奨する。
    • ちなみにSteamで購入したソフトウェアは、正しい手続きを行うことで返金を受けることが出来る。
      基本的に、まずは販売ページに記載されている動作環境をしっかり確認してから購入すべきだが、
      動作環境を満たしているにも関わらず動作しない可能性が絶対に無いという訳ではない。
      返金を受けられる期間は定められているため、
      ソフトウェア購入後出来るだけ早い段階で動作確認をしたほうが良いだろう。
      体験版がリリースされている場合、それを用いて事前に動作確認をするのもありである。
  • ゲームタイトルによっては無料、ないし有料のDLCが発売されていることが多いが、
    Steamではゲームタイトル本体とDLCがセットになった、セットパッケージで販売されているケースが多い。
    このため、この販売形式を利用することで新規ユーザーは個別にDLCを購入せずとも、
    ゲームタイトル本体とセットでDLCを購入、プレイすることも可能となる。
    もちろん、ゲームタイトル本体のみを購入したり、DLCのみを個別購入する事も可能。
    • 後述するモンハンにおいても、
      ゲームタイトル本体とDLCがセットになったパッケージ販売がなされているモノがある。
  • 購入したゲームはSteamアカウントに紐付けられ、
    対応ゲームタイトルであればSteamクラウドサーバーにセーブデータもバックアップされる。
    このため、PCを新調したり別PCでプレイしたい場合も、1つのSteamアカウントがあれば、
    ゲームをダウンロード、インストールするだけで即座にゲームをプレイする事が可能である。
    • なお、初回起動時のみ正規購入品である認証を実施するためにインターネット接続が必要。
      初回認証後はオフライン環境でもプレイすることが可能となる。
    • 注意事項として、1つのSteamアカウントでゲームをプレイできるPCは1台のみという点が挙げられる。
      同一のSteamアカウントを用いて、
      インターネットに接続された複数のPCで同時にゲームを遊ぶ…という事は出来ないので気をつけよう。
  • Xboxシリーズにおける実績、PlayStationシリーズにおけるトロフィー機能に相当する機能として、
    Steamには「実績」と呼ばれる、ゲームをやり込んだ証となる機能が設けられている。
    この実績はユーザー自身が獲得した実績、他のユーザーが獲得した実績を閲覧することだけでなく、
    そのゲームを所有している「全Steamユーザーが獲得した実績*5」の比率を閲覧する事も可能になっている。
  • PCゲーム特有の事情として、
    グラフィックオプションが別途設けられ、グラフィックス設定を細かく調整できる事が多い。
    これはユーザー自身の手で自身のPCスペックを強化したりすることが可能、
    つまり性能差が幅広く存在するため、各々のPC環境が好みに応じて調整できるようにするためである。
  • ゲームの購入は「Steamウォレット」と呼ばれる仮想通貨を用いる。
    この通貨は現実の通貨と全く同じ価値を持っているため、
    純粋に「Steam上で売買するためのお金」という風に捉えて貰って問題ない。
    また、クレジットカード・デビットカード・プリペイドカードやPaypal、
    コンビニ決済、銀行振込などによる直接的な支払い方法にも円建てで対応している他、
    これら直接的な支払い方法を用いてSteamウォレットに金額をチャージするという使い方も可能である。
    • MHST2ではSteamキー(CDキー)版(ダウンロードコード)をイーカプコンなどの
      ECサイトで購入することができるようになり、購入のハードルが少し下がった。
      また、MHRiseでは、Switch版のようなダウンロードカードも発売予定である。

オンライン環境について

  • Steamのオンライン環境は単純なオンラインマルチプレイに限らず、
    Steamコミュニティと呼ばれるユーザー交流機能、
    フレンド機能やチャット、ボイスチャットなど多岐に渡る。
  • Steamコミュニティやフレンド機能はユーザー間交流として利用することが可能。
    単純な文章による交流だけでなく、動画や画像による交流も可能となっている。
    また、フレンド同士であれば専用のチャット、ボイスチャット機能が利用可能である。
  • オンラインマルチプレイはSteamが設けている専用サーバーを用いる形となる。
    利用自体は無料であるが、PlayStation NetworkやNintendo Switch Online等とは異なる、
    独立したサーバーであるため、
    同じSteam版ユーザー同士としかオンラインマルチプレイが出来ないので注意が必要。
    • 例外は「そのゲームタイトル固有の専用サーバーを利用する」ケースのみ。
      この場合は同一ゲームタイトルであれば異種ハード間でのクロスプレイが可能となる。
      ただし、オンライン環境の利用にはそのゲームタイトル毎の条件が適用されるので、
      随時確認が必要となる。*6
  • Steamフレンド機能を用いることで、ゲームをギフトとしてプレゼントする事が可能である。
    親しいフレンドに自身がオススメするゲーム、同じゲームをプレイして欲しい時に利用すると良いだろう。

モンハンにおいて

  • 性能が限られているゲーム機と異なり、ユーザー自身の手で性能を調整できるPC版故に、
    モンハンシリーズにおいてもグラフィックオプションが新規に設けられており、
    グラフィック設定を細かく調整できるようになっている。
    相応のPCスペックがあれば、ゲーム機以上のクオリティでモンハンを楽しんだり、
    あえて設定を下げてフレームレート重視でプレイする…といった、
    各々のスタイルでモンハンのゲーム環境をチューニングする事が可能である。
  • Steam版モンスターハンターシリーズは無料でオンラインマルチプレイを楽しむことが可能である。
    これは上述した通り、Steam側のサーバーを利用するためである。
    ただし、この関係上サーバーが独立しているため、
    MHW及びMHW:IはPSハードユーザーとXboxハードユーザー、
    MHRiseとMHR:S、およびMHST2はNintendo Switchユーザー間とのクロスプレイは不可能であるため、注意したい。
  • なお、有志の手によってMODが開発されている事がある。
    これらを導入して遊ぶことが出来るのも、PC(Steam)版だけのメリットである。
    ただし、これらMODは全て非公式であり、
    尚且オンラインプレイの際はお互いが同じMODを導入していないと誤動作を招く可能性がある。
    以上の理由から、MODを導入した環境下でのオンラインマルチプレイはやめたほうが良い。
    あくまで自己責任で、個人で楽しむもの、と捉えるのが無難である。
  • コントローラはPC用コントローラーだけでなく、SwitchやPS4、PS5、XBOXなどのものもそのまま使うことができる。
    以前はMODでボタン表記を修正する必要があったが、MHW:IやMHRiseではゲーム内オプションからボタン表記が変更可能。
    SteamがNintendoSwitchProコントローラーやDualSenseに公式対応していることもあり、
    使い慣れているコントローラーで不自由なく遊ぶことが出来る。
  • 全くの余談だが、MHW:IはSteamで配信中のゲームの中でも高負荷な部類に入る為、
    PCパーツのレビュアー達の間ではCPUやGPUの性能の検証・比較を行う為の
    ベンチマークソフトの一つとしてMHFに替わってよく用いられている。

関連項目

シリーズ/モンスターハンター:ワールド - Steamで初めて発売されたモンハンシリーズ。
シリーズ/モンスターハンターワールド:アイスボーン - MHWの有料DLC。
シリーズ/モンスターハンターライズ - PC版としては初めて、先行して発売しているSwitch版と同等の内容を含んでの発売となる。
シリーズ/モンスターハンターライズ:サンブレイク? - シリーズとして初めて、コンソール版とPC版が同時発売となる予定の作品。
シリーズ/モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~ - 派生作品(RPG)としては初めてPC版となったモンハン。

シリーズ/モンスターハンターフロンティアオンライン - こちらはSteamではないが、初めてPCでサービス提供されたモンハン。


*1 最初からインストールされていること。
*2 個人から同人規模で開発されたゲームのこと。
*3 18禁ゲームのこと。
*4 開発中のゲームを販売しつつ、完成に向けて随時アップデートしていくスタイルを採るゲームタイトルのこと。
*5 「グローバル実績」と呼ばれている。
*6 例えば利用するのに月額料金を支払わなければならない、等。