複数の骨によって構成される構造のこと。転じて、基本的な構造一般を指すこともある。
骨組み(ほねぐみ)とも言い換えられる。
またそれから転じて、全体の構造を支えるための硬化した部分、
及びそれらが繋がり合って出来上がった構造の支持をその役割とする構造のこと。
(Wikipediaより)
目次
概要
- ユーザー同士がモンスターについて語る時に、骨格という言葉が出てくることがある。
この時の骨格という言葉は、いわゆるモンスターのコンパチブルモーション、
つまり一部モーションを使い回している一群を指している(用例:ギギネブラはティガレックス骨格など)。- 例えば、初代MHに出てくるモンスターはほとんど胴体、足、尻尾が同じ位置にあり、
イャンクック(鳥竜種)とリオレウス(飛竜種)とグラビモス(飛竜種)の尻尾回転攻撃、
ディアブロス(飛竜種)とグラビモスとガノトトス(魚竜種)のタックルは
威力や技の速さは違うが、良く見るとほぼ完全に同じ動きをしている。
このようなコンパチは他のゲームでは使いまわし、手抜きなどとして批判の対象になりやすいが、
モンハンの場合はそれが最初期から概ね生態系という設定中に組み込まれており、
「同じ骨格」というのは種族ごとの統一性や特徴として理解されることが多く、
モンスターの体格によって受ける印象や性能差も大きくなるため批判される事は少ない。- むしろ、ショウグンギザミの半回転切りが、後続のシリーズにてダイミョウザザミにも逆採用されるなど
骨格の規格統一を逆手に取り、作品を追うごとに新技を経てパワーアップする事例も多く見られる。
- 例えば、初代MHに出てくるモンスターはほとんど胴体、足、尻尾が同じ位置にあり、
- モーション(骨格)を使い回したことが逆にアイデンティティになったモンスターもいる。
例えば、かつてイャンクックはより後で登場してくる大型飛竜の基本骨格&モーションを共有し、
プレイヤーからは飛竜との戦闘の基本を教えてくれる「クック先生」として広く親しまれていた。
同様に、MH3(G)のロアルドロスも後に登場する海竜種の基本骨格&モーションを持ち、
プレイヤーが最初に水中戦を繰り広げる大型モンスターであるため、
イャンクックと同様に「水中戦を教えてくれる先生」といったポジションを確立している。
また、同作ドスジャギィは立ち位置としては旧作のランポスと同じながら、
獣竜種のモーションを流用しており、後に未知の獣竜種と戦うハンターの良い教材となっている。- 現在においては種族間でモーションを共有する例はあまり多くなくなった。
一種族で特徴的なモーションが共有されており、
同一種族が共通祖先から派生したことを印象づけるファクターになっている。
MH3での獣竜種や海竜種もそれぞれの骨格を元に多様なモンスターが作製されている。
獣竜種の悪名高い後退しながらの軸合わせや、海竜種の這うような陸上移動を見れば、
以前戦った○○と似たモーションを繰り出してくる可能性がある…と準備できるだろう。
- 現在においては種族間でモーションを共有する例はあまり多くなくなった。
- いつ誰がこの言葉を使い始めたかは定かではないが、
恐らくはMHP2のアカムトルムを筆頭に、MHP2Gのナルガクルガやウカムルバス、MH3のギギネブラやベリオロスなど、
ティガレックスの体格と似通ったモンスターが多く現れた事が要因だと思われる。
これらのモンスターは飛竜種に属しながら従来のリオレウスなどとは大きく異なる姿勢・動作をとり、
飛竜種で纏めるのに不都合が生じた。
そこで、体格が似通ったモンスターはその行動も似通っていることから種族とは別の観点から
「このモンスター達は骨格が同じだね。」という事で使われ始めたのだろう。
もっとも、上記のようにコンパチ自体は初代MHから盛大に行われているのだが、
裏を返せば、それだけティガレックスの骨格は当時のユーザーからしてみれば
極めて斬新だったということなのかもしれない。
- MHP2G以前の作品およびMHP3には、骨格が共通しないモンスターを同じエリアで2頭同時に出せないという、
おそらくハードウェアの処理に起因するシステム上の制約が存在していた。
明言されてはいないものの、MHP3で乱入の仕様が変更された理由の一つであると考えられる。
MH3、MH3G以降の作品ではこの仕様は撤廃され、
種族や骨格が異なるモンスターの同時狩猟クエストも珍しくなくなった。
- 3DCGモデリングにおいて、動作を制御する軸芯の事を「ボーン」と呼び、
MH世界における骨格にはこの用語としての意味合いも持つ。
例えば、イャンクックとイャンガルルガに共通する動作が多いのは
この「3DCGボーン」を使い回しているから(上記説明で言う所の「コンパチ」)であり、
3DCGボーンの微調整によって個々の動作を個性分けした後、ポリゴン等で肉付けして外観的個性を付ける。
(この『肉付け用の外観パーツ』一つ一つに、いわゆる肉質が細分化される。)
読んで字の如く、まさに「骨格 = bone」となるわけである。
初期はこれが語源であると言う公式説明は存在せず、
「骨格」という用語はあくまユーザー間でのみ使われていた言葉だったが、
後々の開発スタッフのインタビュー等で
開発スタッフも使っている用語である事が判明、半ば公式の用語となっている。- 最初に判明したのはMHFであり、そちらではユーザー間で用いられる用語をそのまま公式で用いる事が多い為、
半ば自然なものと見られていた。
後に本家シリーズにおいても、ゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』に連載されていたインタビュー記事において、
開発者がしばしば「骨格」と発言していることが確認され、本家シリーズのスタッフも使っている用語と判明した。
また、タマミツネのインタビューによると、骨格の事を「骨」と略して呼ぶこともあるようだ
(例として、ガララアジャラの骨格を「蛇骨」と呼ぶなどしている)。
- 最初に判明したのはMHFであり、そちらではユーザー間で用いられる用語をそのまま公式で用いる事が多い為、
- MH界隈における骨格はモンスターの生態系を表現する世界観から発祥したと考えられ、
本来の意味や上記で説明した「ボーン」の他、共通した祖先を持つ「系統関係」、
対峙した際のデジャヴに繋がる「所作」や「姿勢」といった複合的な要素を内包している。
以降の説明においても、本来の骨格という言葉からはやや外れた意味合いとしても使っているため、
閲覧の際には留意されたし。
- ちなみに、ゲームとしてのプレイングに影響が無い範囲で言えば
人間(竜人などの「人間型の存在」も含む)のキャラクターも「ボーン」の概念によって成立している。
こちらは生体的な特徴と言うよりは、グラフィックデータとしてのシステム面での側面の話となる。
大まかな動きやちょっとした行動は多くのNPCで共有され、
店員の相槌や村人の往来など、注意深く観察して見ると随所に共通行動が散見される。
また、人間の「ボーン」データは作品を超えてシステム的な互換性があり、
過去のキャラクターが次作以降のシリーズに登場できるのも、こうしたシステム互換を利用した物である。
動作としては同じでも、行動の意味合いやニュアンスが微妙に変化する機微などが人間味をよりリアルに表出し
特に、過去作の登場人物が多く再登場するMHX(X)では作品を盛り上げる重要な要素となっている。
例えばドンドルマのガーディアン隊長などは顕著に違いが反映されていて、面白い。
骨格の使われ方
- このように、モンハンにおける「骨格」は似通った動きをするモンスターをまとめる際に使用される例が多いが、
ガララアジャラのように、モーションが他のモンスターに流用されず、
固有の骨格を持つに至るモンスターもいる。- ジンオウガは新たに発見された牙竜種のモンスターだが、
他に牙竜種のモンスターがいなかったため、メインシリーズではMHXXまでジンオウガのみの骨格であった。
MHWorldにて新たな牙竜種が登場したものの、新大陸の大型牙竜種は
爬虫類のように四肢が横に張り出し、背骨を横にくねらせて歩くものと
哺乳類型食肉目の様に後脚が発達し、真下に向かって伸びているものという2種類の新規骨格であり
レックス骨格をベースに哺乳類風にアレンジし、前脚が後脚より大きく
横に張り出し気味なジンオウガとは共通点が無い。
ちなみに、派生作品であるMHFでは「エルゼリオン」なるジンオウガ骨格の古龍種が確認されていた。
ガララアジャラは他に蛇竜種に属するのが飛竜骨格のガブラスのみであるため、
やはりガララアジャラ専用の骨格となっている。
ミラボレアスの骨格はMHP2Gまでミラボレアス種専用のものであったが、
MH3Gにて大幅なモーションの変更を加えられ、新たな黒龍であるグラン・ミラオスに流用された。
その後MH4にてミラボレアスにグラン・ミラオスのモーションが逆輸入され、
より両者の骨格の類似が分かりやすくなった。
なお骨格とは関係ないが、ミラボレアスの飛行時の動きがガブラスと似通っていることから、
ミラボレアスをドスガブラスと呼ぶ人もいる。
- ジンオウガは新たに発見された牙竜種のモンスターだが、
- MH4からは乗り状態が追加され、骨格はいよいよ分かりやすいものになった。
骨格ごとに乗った際の暴れモーションが割り振られており、
大抵の場合、同骨格のモンスターは同じ暴れモーションを取るようになっているためである。
リオレウスとグラビモスの暴れモーションが同じ点を見ると、
あれだけ体格に違いがあっても骨格は同じだという事実がよく分かるだろう。- ただし、ウルクススなどそのモンスターの特徴を生かした暴れモーションもあるため、
同骨格=同じ暴れモーションと決め付けるのは早計ではある。
- ただし、ウルクススなどそのモンスターの特徴を生かした暴れモーションもあるため、
- MHWorld以降はモンスター同士で縄張り争いを起こすようになり、
この縄張り争いが骨格が共通している別のモンスターの縄張り争いに流用されるケースもある。
- モンスターによっては戦闘中に骨格が変動するという例もある。
要は基本的に姿勢が変化しているだけなのだが、単に咆哮中は頭が上がるといったものではなく
姿勢変化は攻撃モーションが終わってもしばらく続き、この間の攻撃モーションが大きく変わる。
ゲーム的に言えば一種のモードチェンジといえる。- 初出は無印モンスターハンターのミラボレアス。
直立形態と四足形態を持ち、倒れ込みの際に姿勢が変化、行動も変化…といいたいのだが、
この時点ではお世辞にもそれを活かした動きが出来ているとは言い難く、
攻撃モーションはほとんどが直立状態で行われ、たまに頭が下がるという程度の認識だった。 - MH3にて飛竜種や古龍種の一部がホバリングを行うようになり、
それまでの飛び上がる→特定行動→着地の一連の動作でしかなかった飛行が、
ホバリング姿勢という別のモードとして確立する。
また、水棲モンスターの地上・水中での動作の切り替えもまた姿勢の切り替えを使っている。
これらのモードチェンジは骨格(ボーン)自体はそのままに姿勢を入れ替え、
動作もその姿勢に沿ったものにさし変わる。
このような姿勢変化もまた、共通する動作を纏めたものという定義に従えば骨格が変動していると言えるのだろう。 - 特徴的な姿勢変化としては、MH3Gのグラン・ミラオスが挙げられる。
四足形態・直立形態を交互に切り替え、攻撃モーションもそれに伴って大きく変化する。
骨格そのものは前述のミラボレアスに酷似するが、中身は完全に別物。
後にMH4でミラボレアスが復活した際にはミラオスの動きが逆輸入され、
MH4のミラボレアスも直立形態と四足形態のそれぞれに対応した戦略が求められるようになっている。 - MH4ではゴア・マガラが該当。
通常時はドス古龍によく似た姿勢ではあるものの、攻撃モーションはまったく独自のものが多い。
ところが狂竜状態になり6足形態になることで攻撃はより苛烈に、さらに独特の物へと変化する。
この姿勢こそが後に邂逅するシャガルマガラの骨格そのものであり、
シャガルマガラと対峙するハンターに「どこか見覚えがある」モーションを見せることで
成体と幼体というモンスターの設定に説得力を持たせている好例といえる。
なおゴア・マガラはMH4Gで特殊個体が登場し、姿勢変化もさらに頻繁に行うようになる。
もともとのゴア・マガラ骨格が独自のものである上にシャガルマガラの骨格も併せ持つため、
攻撃モーションの種類は全モンスターの中でも格段に多い。 - MH4Gのラスボスであるゴグマジオスも姿勢変化を行う。
通常時はシャガルマガラ骨格、そして直立時は(ほぼ)独自骨格という、極めて珍しいタイプのモンスターである。
6足形態のマガラ骨格ではシャガルマガラと同様の攻撃を見せ、機動力もそれに準じて非常に高い。
超巨大龍にもかかわらずフワリと華麗なサイドステップを決めたり、
一旦構えてから物凄い速度で六足突進してきたりとかなり類似点が多い。
一方の直立形態では、姿勢はミラボレアス骨格がベースと思われるものの、
巨大な翼脚を地に降ろしており、共通するモーションも極めて少ないため、印象は大きく異なる。
基本的に「爆熱重龍油ブレスを放つための姿勢」であるため直立状態でいる時間は比較的に短い。
- 初出は無印モンスターハンターのミラボレアス。
- 派生作品独自のモンスターも、一部の例外を除きメインシリーズモンスターと共通の骨格が用いられている。
例えば先述したMHFのエルゼリオンはジンオウガと同じ骨格であり、
MHXRのネフ・ガルムドはクシャルダオラなどと同じ骨格である。
また、モンスター開発の過程で元となった骨格のモンスターとはかけ離れた姿になったものも居る。
MHFのオルガロン種、イナガミが特に有名か
(前者はクシャルダオラらと同じ、後者はキリンがベースにはなっている)。
この内MHFに関しては、派生作品でありながらプレイヤーからはそうとは見做されない状態が長く続き、
完全独自骨格や(それに繋がる)新たな種族を用意せず、
メインシリーズモンスターと共通の骨格を用いることについて「使いまわし」という批判や揶揄が起こっていた。
現在ではこのような声は全く見られない。
- 上述にある通り、モンスターだけでは無く、人間の骨格もゲームに大きく作用している。
個々別々の作品を超えてのボーンの共有は為されていないが、
キャラメイクと言う形でシステムコンセプトが共有されている。
また、拠点やフィールド(近年ではムービー)で装備の外観が変更されるのも
人間の骨格(3DCGボーン)があってこそ機能する要素であり、
ハードウェアの処理速度が向上してシリーズが進むほど
防具合成や重ね着装備などの形で
「骨格」+「スキルなどのシステム処理」+「デザインの外観処理」と言った多重構成で
より深く世界観を演出できる様になった。- 人間の骨格に関してはモンスターとは扱いが異なるため仔細な説明は割愛するが、
ざっくり簡単に要約すると
キャラメイクのディフォルト状態、かつ、無装備のインナー状態が
『人間の骨格』と解釈するとイメージが分かりやすい。
- 人間の骨格に関してはモンスターとは扱いが異なるため仔細な説明は割愛するが、
主な骨格
- 以下に、ユーザーの中でも比較的有名なものを挙げる*1。
ケルビ型
- 現実世界における偶蹄類や奇蹄類のような蹄をもった草食動物のような姿をしたモンスターがこれに当たる。
そのまままっすぐ走ることもできるが、ジグザグにステップしながら移動することが多い。
また、MHP2以前は絶命時に吹っ飛んで地面に叩き付けられるモーションも共通していた
(現在のメインシリーズではキリンのみ例外で、吹き飛ばずにその場で崩れ落ちる)。
- 共通して見られるモーション
- 突進
角を振りかざして一直線に突進する。
かなりの威力を誇る上、予備動作なしでいきなり繰り出してくるため被弾しやすい。 - いななき
馬のように嘶いたあと周囲に攻撃する。
キリンは雷、キリン亜種は巨大な氷柱を周辺に発生させ、イナガミは地割れを起こす。 - 後方キック
MH4におけるキリン及び亜種が使用してくる。
イナガミはキックと同時に後方に岩を連続で飛ばすモーションが付いている。
- 突進
- 乗り状態:ハンターが乗馬のような形で乗り、
それに呼応する形で激しくステップを踏みながら暴れる。
その様子は暴れ馬に乗るカウボーイの如し。
- イナガミは当初はキリンをベースにする予定であったが、
キリンの仲間として作り上げるのに技術的な問題があったようで、
完成後のデザインは比較的キリンよりもかなり太めの体躯になっている。
とはいえ骨格が同じなため、ゲーム内で確認できるモーションではキリンと共通なものが多い。
ワイバーン型
- 該当モンスター
- 鳥竜種
- イャンクック、ゲリョス、イャンガルルガ、クルペッコ、ホロロホルル、プケプケ、アケノシルム、
ヒプノック、ファルノック、フォロクルル、トリドクレス - 魚竜種
- ガレオス、ドスガレオス、ガノトトス、ジュラトドス、ブラントドス、
ヴォルガノス、アルガノス&ゴルガノス - 飛竜種
- リオレウス、リオレイア、バサルモス、グラビモス、フルフル、モノブロス、ディアブロス、
セルレギオス、ライゼクス、パオウルムー、レイギエナ、バゼルギウス、レ・ダウ
エスピナス、グレンゼブル、ベルキュロス、ドラギュロス、アノルパティス、
ゼルレウス、メラギナス、ヴァルサブロス、グレアドモス、UNKNOWN、ゼナセリス - 蛇竜種
- ガブラス
- 翼竜種
- メルノス、ノイオス、ラフィノス、バルノス、コルトス、バオノス、ハルプス
- 造竜種
- 護竜リオレウス
- 初出
- MH
- 常に二足歩行し、前脚が飛行(若しくは遊泳)するための翼器官として分化しているのが最大の特徴。
尾の有無や翼の骨組みといった違いはあれど現実世界の鳥類と概ね同じ骨格であるといえる。
元々初代の「モンスターハンター」に登場する大型モンスター(飛竜)はほぼ全てがこのタイプであり、
それもあってメインシリーズだけで見ても種類、対象種族数共に現時点では最多となっている。- 鳥竜種のクルペッコやホロロホルル、ワイバーン型とレックス型の中間であるセルレギオスも
ワイバーン骨格をベースに独自の姿勢やモーションでカスタマイズされている。 - ベルキュロス、ドラギュロス、ゼナセリスは翼から生える鉤爪がついた鞭のような器官、
副尾という第二、第三の尻尾など付属物が多い。
- 鳥竜種のクルペッコやホロロホルル、ワイバーン型とレックス型の中間であるセルレギオスも
- ほぼ共通して見られるモーション
- 一部に共通するモーション
- 乗り状態:吠えながら身体を揺すった後、全身を激しく上下左右に揺さぶりつつ
反時計回り、時計回りと回転する。暴れ疲れ時は尻尾回転を繰り出す(ホロロホルルは翼爪引っ掻き)。
暴れる前に明確な予備動作があるものが多く、カメラが引くため難易度は低め。
レックス型(ティガ骨格)
- 該当モンスター
- 初出
- MHP2
- 絶滅種であるワイバーンレックスの原始的な特徴を残したまま進化した飛竜種。
前脚の翼への分化が未発達で、どちらかといえば歩行に適した構造になっているのが特徴。
また、ベリオロスやヒュジキキのように飛行する種も存在する中で
ポボルバルムのように飛ぶ役割を捨て別の用途に翼を使う種もいる。- アカムトルム、ウカムルバス、オディバトラス、ボガバドルムは飛竜種でありながら翼をもたないが、
コンパチブルモーションは同じであり、レックス型骨格である事に疑いはない。 - ケオアルボルも同じレックス型骨格で、更に翼膜に当たる部位も確認できるが、
「飛竜とは異なる祖を持つ」という設定を初代ハンター大全の頃から持つ古龍種であることを考えると
ワイバーンレックスのような原始の飛竜から進化したのではなく、収斂進化だと思われるが
現在は詳細は明らかになっていない。 - アルシュベルドはセルレギオスのようにワイバーン型とレックス型の中間であり、共通するモーションも多い。
どちらかというとワイバーン型寄りのセルレギオスに対してアルシュベルドはレックス型寄りとなっている。
- アカムトルム、ウカムルバス、オディバトラス、ボガバドルムは飛竜種でありながら翼をもたないが、
- 3DCG的な見方ではティガ骨格はワイバーン骨格を大幅に調整し直したものであり、大まかな構造は共通している。
そのためか、近年の作品では見られないがMHXXまでは
未発見時のティガレックスやナルガクルガがワイバーン骨格の立ちモーションを取っていることがあった。
なんならティガは発覚しても咆哮するまでは至極当然のように二足のまま近づいてくる。
またMHW:Iで復活したティガ骨格のモンスターは撤退時、若しくは他モンスターとの相対時に
ワイバーン骨格のそれをティガ骨格向けにリメイクした威嚇モーションを行う。
- 主な行動
- 突進:こちら目掛けて突進してくる。
ティガレックス、ナルガクルガ、ギギネブラのように、そのまま這うように突進してくるものと、
ベリオロスやヒュジキキのように、獣が駆けるように突進してくるものとがある。 - 尻尾なぎ払い:尻尾をなぎ払うように振り回して敵を打ち据える。
ナルガクルガ、ベリオロス、アカムトルム、ウカムルバス、マム・タロト、ヒュジキキ、ミ・ルなどが使用。 - 咆哮:前脚で上半身を高く持ち上げて咆哮する。モンスターごとに挙動にかなりの差異がある。
ティガレックス、ギギネブラ、ベリオロス、ヒュジキキ、ミ・ルなどに見られる。
マム・タロトはこのモーションで熱ブレスを放つ。
- 突進:こちら目掛けて突進してくる。
- 乗り状態:半身を二回持ち上げた後、身体を左右に揺さぶる。
- 超大型飛竜のそれは、しがみ付いているだけのハンターなどぶっ飛んでしまいそうな迫力である。
暴れる時間は長いが、休憩時間も長い為、スタミナさえ確保しておけば乗り成功は容易いだろう。
なお、意外に思われるが十八番の咆哮を行わない。 - ナルガクルガやベリオロスも同様の行動をし、この後に回転攻撃が加わる。
こちらは咆哮もする他、休憩モーションは後述のティガレックスと同様である。
- 超大型飛竜のそれは、しがみ付いているだけのハンターなどぶっ飛んでしまいそうな迫力である。
- 乗り状態(ティガレックス):暴れ出し、地面の上を激しくのた打ち回る。
とにかく暴れて暴れまくるため、乗った地点から大きく動いてしまう場合が多く、
エリア端にいると身体ごとエリア外に出されて乗り失敗になることも珍しくない。
恐らく全骨格中最も激しい抵抗モーションだろう。
背中に乗られる事へのトラウマでもあるのだろうか...?- また休憩モーションも超大型飛竜のそれとは異なり、下にゼエゼエと少々呼吸困難となり、
その後は頭を振るわせながら復帰する、というものとなっている。
- また休憩モーションも超大型飛竜のそれとは異なり、下にゼエゼエと少々呼吸困難となり、
ラオシャンロン型
- 動く山と形容出来るほどの巨体を誇る陸棲生物であり、
四足歩行に加えて一時的な直立二足歩行をこなす事も可能な
超大型モンスターのパイオニア的存在。
特にゾラ・マグダラオスに関しては海外のファンから「ゴジラ」の愛称で呼び親しまれている*2。
人類側の防衛線を闊歩しながら突破を試み*3、対するハンター側は
持っている武器に留まらず、バリスタや大砲、撃龍槍といった兵装により撃退する
…といった特別感溢れる駆け引きもここから生まれる事となった。
- 長らくラオシャンロン固有の骨格となっていたが
MHWorldにて同様の骨格を有するゾラ・マグダラオスが登場し、
固有骨格から脱却することとなった。- ゾラ・マグダラオスは背中の骨格に翼にあたる器官が存在していることが
設定資料集より明かされているため、この骨格も古龍によくある
「四肢を持ちつつも翼を有する」という特徴をしっかり踏襲している。
- ゾラ・マグダラオスは背中の骨格に翼にあたる器官が存在していることが
ミラ型
- トカゲのような細長い体と背中の巨大な翼が特徴。
一言でいうならファンタジーに登場する「ヘビが神格化した」原義のよく見る形のドラゴン。
ドス古龍との相違点は、普段は二足歩行をする点(ただし、這いずって突進する際には四つん這いになる)と、
四脚が体の下に真っ直ぐ伸びておらず、ワニやトカゲのように体の横に突き出すような形になっていること。- 直立時のゴグマジオスも、尻尾叩き付けなどごく一部のモーションが共通する。
モーション自体は咆哮や乗り状態の暴れ、その他の攻撃などはほぼ独自モーションとなっており、
あくまで動きの一部を流用していると言った程度である。
立ち姿の足の開き方や前腕の構え等、本来の意味での骨格はミラボレアスそのものであるが、
ミラボレアスに比べて首が非常に短い(というよりミラボレアスが非常に長いのだが)ため、
首から下が同じ動作をしていてもあまり同じ動作に見えないものも多い。
このため、這いずり状態の一部動作は海竜型と共通しているモノがある。 - 直立時のゴグマジオスも、尻尾叩き付けなどごく一部のモーションが共通する。
- 共通して見られるモーション(MH4以降)
- 乗り状態:頭部に乗ったハンターを振り落とすべく、長い首を振り回しつつ暴れ回る。
暴れる時間が比較的長く、咆哮までの時間が短いこともあり、初見で乗りを成功させるのは難しい。
- また、MHW:Iのミラボレアスは扇状火炎放射を吐く際、四つん這い状態から翼を地面につけて行う。
- ゾ・シアに関しては少々特殊であり、基本的にはゴア骨格でありながらも、
後ろ足で立ち上がる戦闘姿勢や討伐時の倒れ方などがこの骨格のものになっている。
大猿型
- その名の通り、サルをモチーフとした牙獣種に見られる骨格。
ただし登場初期からドドブランゴをはじめ上半身が猿、下半身が獅子のそれから成る「ゴリライオン」として
デザインされていたことから*4現実のサルに比べて指の本数が少ない*5他、
後脚は例外なく踵の高い趾行向きの構造であり*6、直立時よりも四足歩行時の機動力が重視されている。
猿らしく腕を使った技が多い。
- ほぼ共通して見られるモーション
- 引っ掻き:目の前にいる相手を引っ掻く。
コンガ、ババコンガ、ブランゴ、ドドブランゴ、ケチャワチャなどが使用。 - バックステップ:後足で蹴り上げるような仕草をした後、バックステップする。
ただの軸合わせではなく、れっきとした攻撃モーションで、当たった時のダメージも大きい。
ドドブランゴ(亜種)、ラージャン、ゴゴモアが使用。 - 悪あがき:討伐された際に、最後の抵抗なのか正面を引っ掻いてくる。
クエストクリア後の仕様により単体狩猟のクエストでは転ばされるだけでダメージを受けないが、
複数狩猟等、即座にクエストクリアにならない場合、この攻撃に当たるとしっかりダメージを喰らう。
ダメージはそう大したことないのだが、G級のラージャンなどでは回復薬Gを1個分余分に使わされるので注意。
一部のモンスターは使用しない。
- 引っ掻き:目の前にいる相手を引っ掻く。
大蟹型
- 初出
- MH2
- MH2にて登場したカニ型モンスターの骨格。特に前者5種はヤドカリとかなり似通った特徴を持つ。
しかし現実世界のカニやヤドカリ(十脚類)とは違い、四本足+鋏の六脚しかない。
本数的にはカマ1対2本+後ろ足2対4本をもつカマキリなどの昆虫類と同じである。
足が横向きに生えているにもかかわらず、現実の多くのカニと違って前や後ろにも歩ける*7
(というよりは、他のモンスターよりも真横に動きやすい)。
- アクラ種はこの骨格に尻尾を追加したものだが実際はほとんど共通したモーションがなく、
軸合わせの動きや討伐時の倒れ方まで異質なものである。
- 共通して見られるモーション
- 大ジャンプ:飛び上がってボディプレスを行う。
- 引っ掻き:ハサミを使って前面をひっかく。
- 乗り状態:ヤド/背中に乗ったハンターを連続ジャンプで振り落とそうする(扱うモーションはこれのみ)。
巨大虫型
- MH4から登場した、巨大な節足動物に見られる骨格。
ベースとなったプログラムはダイミョウザザミなどの大蟹型骨格のようで、
前肢(前脚)を使った攻撃などの一部のモーションは大蟹型骨格にも共通する。
特にショウグンギザミが顕著に類似行動を取るので、冷静に観察して見ると解かりやすい。
- よく勘違いされるがMHFのアクラ種は甲殻種の骨格ベースのためゲネル・セルタスの骨格とは別である。
- アトラル・カはモデルとなったカマキリの姿勢と同様に頭部と胸部を直立させている。
- 実は、超巨大モンスターであるアトラル・ネセト(アトラル・カの城塞形態)もこの骨格をベースとしている事が
開発者へのインタビュー記事で明らかとなっている。
厳密に言うと、尻尾があるという共通点のためかゲネル・セルタスの骨格を流用しているようである。
ただし、あまりに大きさが違いすぎたり、アトラル・ネセト固有ギミックが多すぎるためか、
そのまま流用できているものは一切無いと語られている。
- ヤツカダキが頭を伸ばしている際は骨格的には前後が逆転し、
ゲネル・セルタスの尻尾の動作で頭を動かしている。
- 殆どのモンスターに見られるモーション
- 引っ掻き:一瞬体を起こしてから前方を触肢で引っ掻く攻撃。
ゲネル・セルタスとヤツカダキは行わない。 - 二連引っ掻き:前に歩きながら、左右の触肢で一回ずつ前方を引っ掻く。
アトラル・カとヤツカダキが使用する。 - ガス噴射:全身からフェロモンガスや可燃ガスなどを噴き出す。
ゲネル・セルタス、アトラル・カ、ヤツカダキが使用する。 - 歩行:三歩ずつじりじり近付くように歩く。瀕死時にはうめき声を出し体を揺らしながら歩く。
瀕死時の足を引き摺るモーションのみゲネル・セルタスも共通する。 - ハンター発見時:触肢を掲げる。
アトラル・カとヤツカダキはバインドボイスを発生させる。
ゲネル・セルタスは行わない。 - 威嚇:触肢または前肢を数回擦り合わせた後に掲げる。
- 怒り状態移行:触肢または前肢を掲げて身震いする。
- 引っ掻き:一瞬体を起こしてから前方を触肢で引っ掻く攻撃。
- 死に様:仰向けにひっくり返り、右側に傾いて絶命する。他の虫型モンスター同様、絶命後もピクピク動く。
ただしアトラル・カだけは例外的で、絶命時はうつ伏せに倒れ、絶命後は体は一切痙攣しない。
- 乗り状態:全身を震わせてハンターを振り下ろそうとしてくる。
暴れる時間が長い上にアトラル・カ以外は咆哮をしてこないため、難易度はやや高め。*8
ドス古龍型
- 該当モンスター
- 初出
- MH2
- スフィンクスやグリフィン、ペガサスのような四足哺乳類に翼を取り付けた空想生物に似たフォルムの龍。
体の下に真っ直ぐ伸びた四肢と、背中に生えた大きな翼が特徴。
クシャルダオラを見るとわかりやすいが、特に後ろ足が発達しており*9、
大きい身体を持ちながら力強く、そして素早く動くことを可能にしている。
MH2(Dos)にて登場した新骨格の古龍であるためこう呼ばれる。- なお、ドス古龍の1体であるオオナズチは独自の骨格をしており、実はこのカテゴリに含まれない。
クシャルダオラやテスカト種と同期であるためそう呼ばれるだけである。
分かりやすい相違点は四肢の伸び方で、オオナズチの四肢はトカゲのように体の側編へ張り出したものとなっている。
MH4Gでは乗り状態のモーションも独自のものである。
ただしコンパチブルモーションはこれらとほぼ同じで、ダウン時のモーションもドス古龍のそれと同様のものとなっている。
- なお、ドス古龍の1体であるオオナズチは独自の骨格をしており、実はこのカテゴリに含まれない。
- 更にこの骨格は、戦闘時クシャルダオラの様に頭部を水平に突き出した姿勢で活動するタイプと、
アルバトリオンのように鎌首をもたげた直立姿勢で活動するタイプに二分することが出来る。
特に後者の鎌首をもたげるタイプはゲーム的、あるいは世界観的に強大とされるモンスターばかりである。- 後者に入るのはアルバトリオン、ディスフィロア、グァンゾルムの3種のみであるが、
内グァンゾルムを除いた2種は胸の部分に突起のような形状物が見られるのも特徴である。- MHW:Iではアルバトリオンの首の姿勢が変更され、首を水平にするものに変更された。
- 後者に入るのはアルバトリオン、ディスフィロア、グァンゾルムの3種のみであるが、
- また、牙獣種であるオルガロンとミドガロンは一見するとこれらの骨格とはかけ離れているが、
よく観察すると引っかき、麻痺、大ダウン、落とし穴回避などのモーションが共通している。
一方で翼はないため、後述する滞空ブレスは行わず、
軸合わせについても一般的な牙獣種に近いものとなっている。
- 共通して見られる攻撃
- 乗り状態:滞空し、ハンターを振り落とそうと激しく暴れまわる。咆哮は行わない。
暴れ時間がかなり長く隙も小さい上、場合によっては連続で暴れることもあるため、
スタミナ最大値を維持していなければまず振り落とされる。
更に滞空しているため仲間の援護も受けられないことも併せて、乗り難易度は全骨格中随一である。流石古龍種骨格なだけある。
一瞬の判断ミス、欲張りが命取りとなる。
獣竜型
- 該当モンスター
- 初出
- MH3
- 二足歩行の陸上性大型竜に見られる骨格。恐竜(獣脚類)のような姿が特徴。
- MHWildsに初登場したオトモであるセクレトも、現在では分類は不明とされているものの
モーションには獣竜型骨格を使用していると思しく、またその護竜にあたる護竜セクレトも同様と思われる。
- 共通して見られるモーション
- 捻り噛みつき:体を捻って後方~側面にいる敵に噛みつく。
ドスマッカォ、ブラキディオス、ディノバルド、アビオルグ、ギアオルグなどの一部以外は全員使用する。 - 噛みつき:前進しながら噛みつく。ドスマッカォ以外の鳥竜種、ボルボロス、ギアオルグなど見られる。
- 踏み込み噛みつき:こちらに倒れ掛かるように噛みついてくる。振られる尻尾にも判定がある。
イビルジョー、ディノバルド、アビオルグ、ギアオルグ、ガスラバズラが使用。 - 威嚇:姿勢を低くして相手を睨みながら唸り声を上げる。ほぼすべてのモンスターが使用する。
ブラキディオスは威嚇の後で自分の前脚を嘗め回し、粘菌を活性化させる。 - 回転尻尾:尻尾を振り回して相手を打ち据える。飛竜種が行う尻尾回転とほぼ同様。
ボルボロス、ブラキディオス、イビルジョー、アビオルグ、ギアオルグが使用。 - デンプシー:頭部を左右に振り回しながら相手に噛みつく。
イビルジョー、ドボルベルク、アビオルグ、ギアオルグが使用する。 - ショルダータックル:一瞬身をかがめて力をためた後、相手に突進するような形でタックルする。
ブラキディオス、ディノバルド以外のほぼ全種に見られる(ただし、鳥竜種はモーションが異なる)。 - 突進し、終点で尻尾なぎ払い:ハンターに向かって突進した後、停止とほぼ同時に尻尾で軽くなぎ払う。
ボルボロス、ウラガンキン、ドボルベルク、ブラキディオスに見られる。
ウラガンキンは転がり、ブラキディオスは田植え連続地面叩きつけの後でなぎ払う。 - 咆哮:大きく分けて2つのパターンがある。MHWorldではまた別のパターンも登場。
なお、ディノバルド、アビオルグ、ギアオルグ、ガスラバズラは固有の咆哮モーションを別で持つ。- ボルボロス型:後脚で地面を掻きながら咆哮する。
鳥竜種、ボルボロス、ブラキディオスに見られる。
ブラキディオスはMH3Gでは戦闘開始時、MH4では怒り移行時に行う。 - イビルジョー型:天を仰ぎながら力いっぱい咆哮する。
ブラキディオス、ドボルベルク、イビルジョー、アビオルグ、ギアオルグに見られる。
ブラキディオスはMH3Gでは怒り移行時、MH4以降は戦闘開始時、乗り攻撃中に行う。 - MHWorld
事前動作無しに正面へ威嚇するように2回咆哮する。
鳥竜種、アンジャナフ、ボルボロス、ラドバルキン、ウラガンキンに見られる。
アンジャナフ、ボルボロスは怒り移行時も同様のモーションだが、
ウラガンキンは従来通りで、近縁種であるラドバルキンもそれに準ずる。
また、イビルジョー含む全獣竜種はエリア移動する前に小さく体を震わせるようにしながら一回咆哮を行う。
- ボルボロス型:後脚で地面を掻きながら咆哮する。
- 後退振り向き:獣竜種に共通して見られる動作。こちらに向き直る際に後退しながら振り向く。
- 捻り噛みつき:体を捻って後方~側面にいる敵に噛みつく。
- 乗り状態(鳥竜種):ジャンプしながら大きく左右に体をゆすり、背中に乗ったハンターを振り落とそうとする。
なお、骨格の異なるドスランポス、ドスゲネポス、ドスイーオス、ドスギアノスも同様のモーションを取る。
- 乗り状態(獣竜種):背中のハンターを引きずりおろそうと首を捻って噛み付いてくる。
もちろん背中にいるハンターに噛み付きは当たらないのだが、
初見、特にイビルジョー戦ではハラハラさせられること必至。
- 乗り状態(MHWorldの獣竜種):軽く後ろに下がってから大ジャンプをする。
このモーションには安地が存在せず、R3で耐えなければ一瞬にして振り落とされてしまう。
初見はともかく、経験を積んでも振り落とされる可能性が高い技となっている。
海竜型(ラギア骨格)
- 該当モンスター
- 初出
- MH3
- 海竜種や、遊泳に適した体のつくりをした一部の古龍種にみられる骨格のうち、
現実世界のトカゲやワニのように、脚が身体の側面から張り出すように伸びた構造をしており、
身体をうねらすように歩行・遊泳を行うタイプの骨格。海竜種の骨格にはいくつかあるが、
この骨格は他の骨格と対比する形で、「ラギア骨格」と呼ばれることも。- 尚、この骨格の古龍種はいずれも水中、もしくは空中での活動を主とする関係で、
後脚の大きさがモンスターによって著しく異なる。
アマツマガツチは大きな前脚に対して後脚が極端に小さく、ナバルデウスは後脚がほぼ退化している。
- 尚、この骨格の古龍種はいずれも水中、もしくは空中での活動を主とする関係で、
- ちなみに、タマミツネの開発秘話やラギアクルスのMHWorldでの没の話から、
プログラミングなどの製作難易度の高い骨格である事が明らかとなっている。
単純に「首と尻尾が長い形で体長が長い生物」は、
MHWorldの時点でゾラ・マグダラオスやゼノ・ジーヴァらが存在しているが、
彼らと違い、海竜種型の骨格(及びミラ型骨格)は身体を曲げるための「関節の数」が非常に多いようで、
実際にも、首や尻尾も細かく、クネクネしたような動きが出来ることから両者との相違点が見い出せる。
他にも、タマミツネの開発秘話及びラギアクルスのMHW(:I)参戦に関わる開発秘話より、
「『這いまわる』という姿勢の関係上、地面の接点が多く、起伏の激しい環境で処理が増える」という、
「プログラミング的な難度」という技術的要因と、
「処理負荷の増加」という物理的要因の2つの問題を抱えている事が判明しており、
骨格を含めて基礎プログラムを作り直し、
加えてリアル感を重視した結果、起伏に富んだフィールドばかりとなった、
MHW(:I)でこの骨格が見られない原因となっている。- 海竜種ではないが、それに近しい骨格を取るミラボレアスは参戦に成功している。
ただ、シュレイド城は他のマップと比べ起伏が非常に少なく、ミラボレアス自体も常に四足歩行ではないなど
上記から判断する限り負担を軽減できる要素は少なからずみられる為、それも参戦に繋げられた一因かもしれない。 - 一方、MHWorldよりは減ったとはいえ
過去作と比べると起伏・ギミックが多くシームレスマップも実現しているMHR(:S)においては
ロアルドロス、タマミツネ、オロミドロと各海竜種の参戦が実現している。
但し、MHR(:S)に参戦する海竜種は何れも足で身体を浮かせるミツネ骨格のものが殆どであり
ラギアクルスやアグナコトルといった海竜骨格のモンスターはほとんど参戦していない。
単純比較は出来ないが、スペック不足が指摘されるSwitchでこれが出来ている辺り
今後のスペックアップした各機種においてはギミック量が増えても海竜種の参戦に期待が持てる状況であった。 - MHWildsでは新規海竜種のうち、海竜骨格としてバーラハーラとヒラバミが登場する。
いずれもスタンダードな海竜種像とは大きくかけ離れた、独特な要素の塊となっている。- バーラハーラに関しては久方ぶりのラギア骨格持ちでありながら
傾斜の激しい砂漠を遊泳する、砂原に聳える岩柱に巻き付く、
複数体同時に襲い掛かる、といった仕様が海竜種でも実現できるあたり、技術の進歩の証拠と言える。
他の海竜種と比べると一回り小さいあたりは負担を減らそうとしているのだろう。 - ヒラバミもまた異例中の異例として初の飛行能力を持つ海竜骨格の海竜種である。
戦闘時はアマツマガツチのそれとはまた違う、直立の姿勢で飛行する*11が、
エリア移動を行う際は海竜種が水中で行う移動モーションで空中を泳ぐ姿が見られる。
- バーラハーラに関しては久方ぶりのラギア骨格持ちでありながら
- 海竜種ではないが、それに近しい骨格を取るミラボレアスは参戦に成功している。
- 共通して見られるモーション
- 回転攻撃:最初に相手次第に噛みつき、次に尻尾で相手を打ち据える二段構えの攻撃。
- 突進:体をかがめ、バネの力で相手目掛けて突進する。ほぼ全種に共通して見られる。
また、ラギアクルス、ナバルデウス、アマツマガツチ、シャンティエンは
遊泳時にとぐろを巻くような動作をした後、きりもみしながらこちらに突っ込んでくる
強力な突進攻撃を繰り出してくることがある。 - タックル:一瞬身をかがめて力をためた後、相手目掛けて体当たりを繰り出す。
- 噛みつき:前進しながら2回噛みつく。
アマツマガツチ以外のほぼ全種に見られる。 - ボディプレス:後ろ足だけで立ち上がった後、全体重をかけて相手目掛けて圧し掛かってくる。
ロアルドロス、ラギアクルス、アグナコトルが使用。
ダメージ自体もかなりのものだが、水しぶきを撒き散らす(ロアルドロス)、振動を発生させる(アグナコトル)
など、種によって厄介な効果も付随する。 - 垂直尻尾打ち:尻尾で相手を打ち据える。遊泳中に使用してくる技。
ラギアクルス、ロアルドロス、ナバルデウス、アマツマガツチ、シャンティエンに見られる。 - 後方尻尾攻撃:後方にいる敵に対して、尻尾をパシンパシンと2回打ちつけて攻撃する。
ロアルドロス、チャナガブル、シャンティエンが使用。
- 乗り状態:8の字を描くように体をくねらせ、背中に乗ったハンターを振り落とそうとする。
アマツマガツチの場合、ハンターが乗るのは背中ではなく頭部だがモーション自体は同様。
底足竜型
- 海竜種のうち、大口、扁平で、砂中での活動に適したモンスターが属する。
骨格名は該当モンスターの属する亜目より。
ただし、チャナガブルは奇襲の際に砂中に潜る程度、水中や地上でも活動するのに対し、
ハプルボッカは半身を砂に埋めた姿勢がデフォルトである。
したがって、共通モーションはほぼない。
- 水中での行動の多くは海竜型と共通している。
その上で水底に接地して陸上での行動も一部行う。
海獣竜型(ミツネ骨格)
- 海竜種や、遊泳に適した体のつくりをした一部の古龍種にみられる骨格のうち、
現実世界のイタチのように、脚が地面に垂直になるような構造をしているために、陸上での運動能力が高い種別。
骨格名はタマミツネやオロミドロの生態樹形図で属する「海獣竜亜目」より。「ミツネ骨格」とも呼ばれる。
イブシマキヒコ、ナルハタタヒメは地上での活動はほぼ行わず、後脚もないが、前脚は地面に垂直なため、こちらの区分とした。
- 前述の海竜骨格の項目より、関節の多いモンスターは接地面が増えると処理が煩雑になる。
しかし、腹が浮いているこの骨格のモンスターは、比較的これらの問題が起こりにくいためか、
スペック不足が指摘されたMHR(:S)でもイソネミクニ、オロミドロ、
古龍種かつ浮遊しているがイブシマキヒコ、ナルハタタヒメと、数種類のモンスターがこの骨格で参戦できている。- MHWildsでは4560.89cmにも及ぶ長大な体躯を持っているジン・ダハドがこの骨格で参戦。
現状存在する海竜種の中では最も巨大な種だけではなく、
海竜種初の超大型モンスターとして明言されている。
基本姿勢はタマミツネと同様だが、バーラハーラのように岩に巻きついたり、
垂直な壁面を移動する姿が見られるなど、ここでも技術の進捗が確認できる。
- MHWildsでは4560.89cmにも及ぶ長大な体躯を持っているジン・ダハドがこの骨格で参戦。
- 共通して見られるモーション
- ボディプレス:海竜骨格と同じ。
- 前脚叩きつけ:大きく振りかぶり、倒れこみつつ前脚を叩きつける。
- 背泳ぎ:文字通り、背中を下に向けた状態で遊泳をする。
タマミツネ、ジン・ダハド以外のモンスターが行うが、主な行動はそれぞれで異なる。
モーラン型
- クジラに前脚が生えた神話上のケートスを彷彿とさせる超大型モンスターの骨格群。
ハンター及び撃龍船といった外敵に対し岩弾を噴射したり、並走若しくは駐留している撃龍船に対し
体当たりやボディプレスで押し潰すといった防衛行動を行うのが特徴。
ラオシャンロンと異なり上に乗ったまま移動し、対巨龍爆弾を設置出来るのは勿論
そのまま攻撃を加えたり、体表に生えた鉱石を採掘する事も可能である。
- 現状では峯龍亜目に属するジエン・モーラン及びダレン・モーランのみがこの骨格を有するが、
資料集にて祖先が水棲生物だった事が示唆されており、
またモンハン世界では海水や砂漠のみならず、氷や雪、果ては溶岩といった
あらゆる流体に適応したモンスター達が確認されている事から
今後の多様性拡大に期待が寄せられている。
大熊型
- 普段は四本足で移動するが、戦闘の際には二本足で立ち上がって攻撃する。
なお、こちらは討伐時には倒れこむだけで何もしてこない。
長らくMHP3で登場した牙獣種3体限定の骨格であったが、
MHRiseでこの骨格を持つモンスターが追加された。- MHWildsまでの大熊骨格のモンスターは多頭クエストでもない限り総じて単独行動を行なっていたが、
同作にて追加されたドシャグマは、大型モンスターでありながらゲーム内で
群れを形成する史上初のモンスターとなった。
- MHWildsまでの大熊骨格のモンスターは多頭クエストでもない限り総じて単独行動を行なっていたが、
- 共通して見られるモーション
- 引っ掻き:体を大きく捻りながら繰り出すものと、前進しながら3~5回連続で繰り出すものの2種類ある。
- ベアハッグ:両手で相手を挟み込むようにして引っ掻く。
- 乗り状態:体を左右に震わせた後、大猿型のように背中を引っ掻く。
ウルクススはその後反時計回りに回転、前脚を軸に水平大回転をかますという荒業を披露するほか、
ラングロトラは体を震わせるモーションの際に舌を伸ばして周囲を攻撃しようとする。
ジンオウガ型
- MHP3にて登場したジンオウガの骨格。
レックス同様に前肢の発達が著しいが、レックスよりも更に胸板が厚く歩行に最適化されている。
前脚が下に向いていると説明されることもあるが、
哺乳類ベースのケルビ型やドス古龍型、後に追加されたジャグラス型と比べると
横向きに生えており、肩が張っている。
後ろ脚が短いのもあり、お座りした犬のようなシルエットが特徴。
モーションこそ刷新されているがボーンはレックス型をカスタマイズしたものとみられ、
シビレ罠にかかった時のモーションなどに一部共通点がある。
- 前脚が発達した哺乳類風、という独特な骨格というのも災いし
ジンオウガ以外に同様の骨格を持つモンスターはメインシリーズでは1種足りとも存在せず(MHFでも古龍種のエルゼリオンのみ)、
MHW:Iでも費用対効果の面で当初は登場させる予定が無かった、とインタビューで語られている。
- 共通して見られるモーション
- 前脚叩きつけ:通称“お手”。相手を捕捉しつつ前脚を勢いよく叩きつけてくる。
ジンオウガは通常は2回、超帯電時は3回(シリーズ毎に例外あり)、疲労時は1回のみ。 - ショルダータックル:一瞬力を溜めた後、斜め前方へ思いっきり体当たりを行う。
軌道の関係上後ろ脚~尻尾にかけての判定が若干甘めになっており、後方に逃げ込めば当たらない。 - 飛びかかり:前方めがけて飛びかかる。意外に飛距離が長く、生半可な距離では被弾してしまう。
- 尻尾:MHRise時点でのこの骨格に属するモンスターはいずれも尻尾も強力な武器として扱っている。
ジンオウガの振り回しは縄張り争いで大型モンスターを吹き飛ばす程の威力を持っている事が判明している。
- 前脚叩きつけ:通称“お手”。相手を捕捉しつつ前脚を勢いよく叩きつけてくる。
蛇型
- とぐろを巻いた巨大なヘビの骨格。痕跡というには大きな四肢も有している。
- 「四肢を有した長大なヘビ型」という共通点から
ガララアジャラとダラ・アマデュラをこの骨格で包括して扱う傾向も見られるが、
基本姿勢、各部位の長さ・大きさバランス、攻撃モーションといった
同一骨格認定に使われる諸要素については、実は共通する点がほぼ無い。
かたや複数の通常フィールドに登場する一般モンスター、
かたや専用フィールドとそれに依存するモーションを持つ規格外の超大型モンスターであり、
実際のところはそれぞれ固有骨格を持っているとしたほうが正しいだろう。
- 「四肢を有した長大なヘビ型」という共通点から
- モンハンフェスタ'16にて、タマミツネに関するインタビューの中で蛇竜種の話題*12が出てきた際には、
「体がずっと地面を這うことになるので、動きに違いを持たせにくく、プログラム的にも難度が高い」
骨格であることが語られた。
また、開発者の間で「蛇骨」という呼び方が用いられていることも明らかになった。- この逸話が語られたMHX時点ではガララアジャラが現役で登場していたが、
内容は昨今増えた「(モンスターの登場可否に関わる)開発側の裏事情を赤裸々に語る」
傾向の嚆矢に近いものであったと言える。
そして、舞台一新という意味での次作であるMHWorld以降、蛇型骨格モンスターは登場できていない……。
- この逸話が語られたMHX時点ではガララアジャラが現役で登場していたが、
- 上記逸話から骨格について語る際には外せない存在である反面、
該当モンスター・登場作品共に非常に少なく、ゲーム中での存在感はあまり示せていない。
種族のバリエーションを広げ、新たな骨格の可能性を垣間見せたものの、
開発難度というあまりに悲しい壁の前に散った徒花であった……というのが現状である。
新たな狩り場で蛇型骨格モンスターと戦える日は、果たして来るのだろうか。- とはいえ蛇竜種のノウハウは後の作品でも生かされており、
例えばイソネミクニは海竜種でありながら、ガララアジャラのように蜷局を巻く姿勢を取ることがある。
- とはいえ蛇竜種のノウハウは後の作品でも生かされており、
- ちなみに、蛇竜種はガララアジャラ以外にガブラスが属しているため、
ガブラスのような骨格であれば蛇竜種が増える可能性はあるが、
彼はワイバーン骨格なのでやっぱり蛇型骨格の新人が登場する見込みは低い。
マガラ型(ゴア骨格)
- 該当モンスター
- 初出
- MH4
- ドス古龍のように胴体下へ垂直に伸びた四肢と背部に翼を持ち、
その翼を折りたたむように収納しているのが特徴。
翼が「翼脚」と言う歩脚や腕としても機能する構造に進化しているタイプと
翼が完全に翼として進化しているタイプに二分できるが、
どちらも、翼が強靭に発達している部分は共通しており、
翼も攻撃に用いたり、6本脚で走行できたり、
悪天候下で墜落しかけてもすぐさま復帰したり、
一度羽ばたけば一気に飛翔できる、高い飛行力を持つ種が多い。
また翼脚の機能を持たない場合も地上での格闘能力や運動能力に優れた種が多い。- ゴア・マガラは狂竜化した際のみ6本脚となり、普段は4本脚で行動する。
バルファルクとアン・イシュワルダは通常時のゴア・マガラをベースとしており、
翼脚を歩脚としては使用せず、代わりに翼の骨格が太く発達して巨大な指のようになっている。
そして、ネルギガンテやゼノ・ジーヴァ(および成体のムフェト・ジーヴァ)は、
ゴア・マガラの翼脚に当たる部分が完全に翼として進化している。 - ベヒーモスは独自の骨格を持つが、ネルギガンテの骨格をベースとして作られている為、
咆哮や一部攻撃、乗り攻防でのアクション等に共通点が存在する。 - 牙竜種に分類され翼も持たないマガイマガドは一見同種族で四足のジンオウガと似通った印象を持つが、
基礎モーションや一部の攻撃をゴア・マガラやネルギガンテなどと共有しており、
翼を削除したマガラ型ファイターといった側面を持つ。 - ガイアデルムは骨格こそマガラ型であるが攻撃モーションの流用はあまりなく
アカムトルムなどのレックス型超大型飛竜の攻撃モーションがよく流用されている。 - ゾ・シアは遭遇時・第1形態でこそマガラ骨格とさほど変わらないモーションを使用してくるが、
体表が黒く変質する第2形態、第3形態以降はミラボレアスと同一のモーションを一部使用してくる。
また、討伐時ではミラボレアスと全く同じモーションで倒れ伏すのも特徴。
他骨格からのモーションの流用も柔軟にこなせることから
独自の個性を持ったモンスターをデザインし易い骨格であり、
導入されて以降、その多くを看板モンスターや
ラスボス級のモンスターが占めている骨格でもあり、古龍種の占める割合が多い。 - ゴア・マガラは狂竜化した際のみ6本脚となり、普段は4本脚で行動する。
- 共通して見られる攻撃
- 突進:翼脚を用いた6本脚で駆ける。横の攻撃範囲が広く薄いのが特徴。
マガラ骨格のモンスターほぼ全てに共通してみられる攻撃方法である。
翼脚を歩脚として用いない通常時のゴア・マガラ及びバルファルクは4本脚で突進を行う。
なおバルファルクは、突進のフィニッシュで身体を持ち上げ、後述する噛み付きに派生するパターンがある他、
低空飛行突進2発目の出だしの助走も、通常の突進と同じモーションになっている。 - 二連体当たり:身体を後方にくねらせる予備動作の後、くの字型に曲がりながら素早く二回体当たりする。
ゴア・マガラ、渾沌に呻くゴア・マガラ、シャガルマガラ、バルファルク、マガイマガドが使用。 - 滑空攻撃:上空から勢いよく滑空して攻撃する。着陸時に回転しながらこちらを向き直すことがある。
バルファルクやネルギガンテも滑空攻撃を使用するが独自モーションである。
ゴア・マガラ、渾沌に呻くゴア・マガラ、シャガルマガラ、ゼノ・ジーヴァが使用。 - 噛み付き:前方に踏み出しながら相手に噛みつく。
踏み出される脚にも攻撃判定があるが、噛み付きに比べると威力はかなり低い。
ゴグマジオス、ネルギガンテ、ゼノ・ジーヴァは使用しない。 - 引っ掻き:片方の翼脚で薙ぐように相手を攻撃する。
マガラ科の古龍の場合、拘束攻撃として扱われており、被弾すると拘束されてしまう。
バルファルクは翼脚を変形させながら放つため、非常に広い判定を誇り、生半可な距離では被弾してしまう。
ゴグマジオス、ネルギガンテ、ゼノ・ジーヴァは使用しない。 - 前脚叩き付け:バルファルクとアン・イシュワルダが使用。
お手をするように前脚を叩き付けて攻撃する。単体では出さず、モンスターによってそれぞれ別の攻撃に派生し、
バルファルクの場合は翼脚叩き付け、アン・イシュワルダの場合は翼指からのビーム攻撃に派生する。 - 前脚強叩き付け:ネルギガンテとマガイマガドが使用。
前脚を引っ込めながら上半身をもたげた後、勢いよく前脚を振り下ろす。
ネルギガンテのものは振り下ろした後地面を抉って衝撃波を発生させる。
マガイマガドの場合は予備動作が簡略化された代わりに両脚交互に二連続で繰り出すようになっており、
同じく牙竜種であるジンオウガの「お手」を彷彿させる。 - 前脚薙ぎ払い:地面を抉りとりながら弧を描くように前方を薙ぎ払う攻撃。
ネルギガンテとマガイマガドが使用する。 - 振り向き引っ掻き:振り向く勢いを利用して翼脚の爪で後方を薙ぎ払う。
- 振り向き尻尾叩き付け:頭部で前方を薙いだあとステップと共に尻尾を叩き付ける二段構えの攻撃。
マガイマガドの場合は二連続で繰り出すことがある。
ゴア・マガラ、渾沌に呻くゴア・マガラ、ゴグマジオス、マガイマガドが使用。 ダイナミック土下座翼脚叩き付け:大きく上半身をもたげた後、翼脚を振り下ろして岩盤隆起を起こす。
渾沌に呻くゴア・マガラの場合、大規模に地面がささくれ立つエフェクトが発生する。
バルファルク、アン・イシュワルダは使用しない。またネルギガンテにも似た攻撃があるがこれとは異なる。- 翼脚叩き付け(交互):右の翼脚と左の翼脚を交互に叩きつけて攻撃する。
ゴア・マガラ、渾沌に呻くゴア・マガラ、シャガルマガラ、バルファルクが使用。
こちらも、渾沌に呻くゴア・マガラが使用した場合、大規模に地面がささくれ立つエフェクトが発生する。
バルファルクはモーションこそマガラと同様だが、翼脚から龍気をジェットのように噴射させることによって
威力を増幅させているらしい。 - 咆哮:多くのモンスターでもよく見られる行動であるが、
ゴア・マガラ寄りの古龍は一旦屈むような姿勢を取った後に、
前方ないしハンターに向かって咆哮を発する点が共通しており、
バルファルクとアン・イシュワルダのみ天空に向かって叫ぶように咆哮するという特徴がある。
- 突進:翼脚を用いた6本脚で駆ける。横の攻撃範囲が広く薄いのが特徴。
- 乗り状態:前脚を上げて暴れつつ時計回りに回転する。
咆哮も行うが、暴れモーション共々対処はしやすい。
モーションは全モンスター共通で、狂竜化しているか否かで変わることはない。
なお、ゴグマジオスには胸に乗った場合の別モーションも有する。
- モンハン世界の世界観設定において謎の多い古龍種の中で、
珍しく繁殖の方法について触れられている種が多い骨格であるが、
その繁殖方法に無性生殖が関わっている事が多い点が目立つ骨格でもある。- ゴア・マガラ、及びシャガルマガラは、
シャガルマガラが高所から散布した狂竜ウイルスに自身の生殖細胞が含まれており、
周囲の生物に寄生させ、ウイルスの作用でモンスターを速やかに死滅させた上で、
新たなゴア・マガラの苗床にする、という形で繁殖を行う事が明らかにされている。 - ネルギガンテ(悉くを殲ぼす個体も同様)については断言されていないが、
古龍の生体エネルギーを豊富に摂取することで、
体の棘が生体反応を起こし、卵細胞としての分化を果たすという仮説が公式設定で提示されている。 - ゼノ・ジーヴァ及びムフェト・ジーヴァについても仮説という形で、
「繁殖用の繭に王の雫と同等以上の、古龍の生体エネルギーの塊を落とし、
それを核として地脈からの生体エネルギー吸収も含めて成長、
成熟してゼノ・ジーヴァが生まれるのではないか?」という繁殖形態が提示されている。
古龍も生物とはいえ我々の基準からすれば中々変わった方法の繁殖が多い。
- ゴア・マガラ、及びシャガルマガラは、
ジャグラス型
- ワールドにて新たに登場した骨格。
四肢が真下に生え、また他の牙竜骨格に比べ後脚が発達しており哺乳類に近い印象を受ける。
動物の中でも運動性能が高い哺乳類の骨格に似ている為か、
非常に俊敏で大きな跳躍、三角飛び等も行う。動きに関しては他の牙竜種とも似ている。
ドスジャグラス型
- ジンオウガ型と同じく後肢より前肢の方が発達し、四肢が斜め下に生えている。
ドスジャグラスは通常時と満腹時ではそれぞれ別の骨格が使われている。
- テツカブラなどの両生種骨格がベースになっており、共通のモーションも多く見られる。
- ウズ・トゥナはエリア移動時に水中を泳ぐこともあるため、
それに際してドスジャグラス型初の泳ぎモーションが追加されている。
特定のエリアからは海上・水中からでもこのモーションを確認することができ、一見の価値あり。
満腹ドスジャグラス型
- ドスジャグラスが持っているもう一つの骨格。
腹部が大きく膨らんでおり、歩くときはこれを引きずるようになる。
また攻撃の際にも大きな腹部を用いての圧し掛かりやデスロールなどを行ってくる。
印象としてはザボアザギルの膨張時と似ている。
頭足種型
- ワイルズにて新たに登場した骨格。
MHWorld以来の久々の完全新規骨格であり、そしてMH4以来となる新規の無脊椎動物型骨格。
あくまでゲームシステム上の用語とはいえ骨のない軟体動物の骨格というのも変な話である。
姿形や動きは現実におけるタコのそれとはと非常によく似ているが、
現実のタコは8本の長く発達した腕を有し、そしてその全てを移動に用いるのに対し、
モンスターハンターの頭足種は移動や攻撃に用いられる長い腕が6本しかなく、
残り2本は小さく退化していて頭部の前方に埋まっており、使用されることはほぼない。- 最も大きな特徴としては、現在確認されている頭足種の2体は
移動や攻撃に用いられる6本の腕のうち4本、ないし全てが切断可能である点。
切断された腕は地面に残ってそのまま剥ぎ取り可能であり、
また腐るまで地面で蠢き続けるという他の骨格では見られない特徴を持つ。
また切断により攻撃範囲が狭まってしまうこともあるため、
他の骨格より腕切断のリターンが大きいともいえる。 - 余談ではあるが現実のタコ・イカは、一般的には触手と呼ばれる器官は
厳密には「腕」が正式名称である(イカはそれに加えて触腕も有する)のに対し、
モンハンでは頭足種の腕を触手と腕の両方を用いて表記する*13。
現実の頭足類で学術的に触手と呼ばれる器官を持つ種はオウムガイのみである。
- 最も大きな特徴としては、現在確認されている頭足種の2体は
余談
- 現在、歴代メインモンスターの中で何型なのかハッキリしていないのは巨獣ガムートくらいである。
他の大型モンスターには一切見られない独自の体構造をしているが、
同じくマンモスがモチーフとなっており、設定面での縁も深い
ポポとある程度似通った体型であることから、
彼ら小型モンスターの骨格を流用・リメイクしている…と推測することは可能である。
どちらにせよ、ガムートの骨格の由来について公式が言及したことはない、というのが現状である。
関連項目
モンハン用語/継承者 - これの判定に「骨格」が用いられたことがある。