モンスター/ヤツカダキ

Last-modified: 2022-05-20 (金) 22:37:25
種族
鋏角種(鋏角目 ヤツカダキ科)
別名
妃蜘蛛(きさきぐも)
異名
火吹き御前
英語表記
Rakna-Kadaki
危険度
MHRise:★7
登場作品
MHRise, MHR:S
狩猟地
砂原, 溶岩洞, 翡葉の砦, 獄泉郷

目次

生態・特徴

現大陸に生息する大型の鋏角種モンスター。臣蜘蛛ツケヒバキの雌個体が最大限に成長し、大型化した姿。
主に砂漠地帯や火山帯などの高温の地域で活動するが、
通常はごく限られた地域にのみ生息し、人里やその周辺に現れるケースは稀とされる
(例外的に「百竜夜行」の影響により、カムラの里に非常に近い位置にまで進撃してきた事例などはある)。
肉食性で極めて凶暴、モンスターの中でも高い知能を持つ事が確認されており、戦闘力も非常に高い。
大型モンスターの中では華奢な外見でありながら、その危険度は重量級の飛竜などにも比肩すると目されており、
ハンターズギルドでは強く警戒し、狩猟にも厳しい制限を設けている。
4本の歩脚や暗紫色の外殻の一部から先端が鉤状に曲がった大きな棘が生えており、
この「鉤棘」に自分の腹部から産出した糸を引っ掛けるようにして巻き付け、全身を包み込む習性を持つ。
本来の外殻を隠して純白に染まったその姿は、まるで白無垢を纏っているかのようと例えられる。
それに加え、自分の子であるツケヒバキを使役して戦う姿から《妃蜘蛛》とも称される。
ヤツカダキはいわゆる「真社会性」の生態のモンスターであり、雌個体のみが巨大に成長する。
雄は交尾による精子の提供のみの為に存在しており、大きさはツケヒバキとほとんど変わらず、
代わりに交尾のための触肢が発達しており、身体には大量の精子を内包している。
交尾の際に雌の腹部には複数の雄が張り付いて代わる代わる交尾をして精子を提供していき、
そして交尾直後に役目を終えた雄はそのまま死亡してしまう。
なお、交尾前の雄は精子と共に良質なたんぱく質を蓄えているため、
交尾前に雌やツケヒバキの餌になってしまうこともある。
また、交尾を終えて剥がれ落ちた雄ヤツカダキを食用とする地域もあり、
残された精子のためか白子のような味わいのする珍味だという。*1
八ツ火抱姫(ヤツカダキ)*2という名前は、糸に巻かれながら提灯のように朧気に輝く巨大な腹部などを由来とする。
この腹部は「灯腹」と呼ばれており、輝いて見えるのはその内部に溜め込まれている高温の可燃性ガスによるもの。
当然それ自体が非常に高温となっているが、それ故に灯腹を包む糸の塊の内部は
幼体であるツケヒバキにとっては理想的な生活環境となっていおり、同時に卵の孵化も促進される。
この高温を維持する為、ヤツカダキは大量の食料を必要としており、
縄張りに入った獲物は小型大型問わず積極的に襲い掛かり、ヤツカダキの危険性の一因となっている。
糸とガスを巧みに活用してツケヒバキを一挙にコントロールしているらしく、
外敵との戦闘時には腹部から頻繁にツケヒバキを召喚して攻撃や自身のサポートを任せている
(一通りの行動を終えたツケヒバキは糸を辿るようにして再び灯腹へ回収される場合が多い)。
巨大な灯腹は見た目通りの重量があり、その質量のためかヤツカダキ自身の動きは比較的鈍重だが、
糸を付けたまま周囲にツケヒバキを放ち、そのツケヒバキに糸ごと引っ張ってもらう事で、
地面を滑るように高速で動き回る事を可能としている。
絡繰り仕掛けの如く無機物めいた独特な挙動に翻弄されるハンターも多いが、
この動き方は糸とツケヒバキに強く依存したものであるため、
移動に利用している糸を断ち切られるとバランスを崩してしまうという報告もある。
粘着性の強い糸や体内に溜め込まれているガスも、そのまま外敵に対する武器として扱える。
糸の塊を放出して対象の身動きを封じ、続けて口や腹部から高熱のガスを噴き付ける戦法を好む。
普段は長い首*3を折り畳むようにして頭部を身体の中心に近い位置に格納しているが、
ガスを吐き出す際にはこれを伸ばし、そのまま大きく動かす事で前方広範囲を一挙に焼き薙ぐ。
また、下腹部からガスを噴出しながら対象に歩み寄る、身体の側面からガスを噴き出す、
真後ろに回り込む相手に対しては灯腹を直接打ち下ろして叩き潰すなど、死角と呼べる場所がほとんど見当たらない。
洞窟などでは糸を利用して天井にぶら下がり、口から火炎放射の如く断続的にガスを吐いて
眼下の一帯を纏めて焼き払うといった行動に出る事もある。
身体の各部に攻撃を受けると次第に纏っている糸が千切れていき、やがては完全に解けて本来の姿を晒す事がある。
灯腹の糸も解けてしまうと、潜んでいた大量のツケヒバキが身の危険を感じて逃走してしまう。
するとヤツカダキは即座に産卵の体勢に入り、改めて糸を紡いでツケヒバキの住処を作り直し始める。
産卵中であろうと大人しくはならず、むしろ自分や子供の脅威となり得る存在への敵意を剥き出しにし、
より激しい攻撃性を見せ始めるため非常に危険。
興奮状態に突入すると絶叫するかのような鋭い咆哮を放ち、口部からガスを漏らしながら一層激しく暴れ狂う。
ヤツカダキから得られる素材はいずれも強度に富んでおり、
糸は束ねればどんな攻撃も和らげてしまう単衣となり、甲殻は兵器の装甲に使われる程頑丈。
爪はそんな甲殻よりもさらに硬く、なんと飛竜の甲殻をも叩き割ってしまう程。
しかし鉤棘はそんな無骨な印象とは裏腹に美麗と評判であり、宝飾に使われることもあるという。
なお、甲殻ら外骨格はカルシウムなどの鉱物質を含んでいるのが強度の一因とされ、
外骨格の形成と維持の為に洞窟の鍾乳石をかじる生態が確認されているという。

概要

     白無垢まといて しゃなりしゃなりと 彷徨い歩く 八ツ火抱姫
甘えん坊の童を放ち 激越 火の如く
  • MHRiseにて新登場した鋏角種の大型モンスター。
    ツケヒバキ共々、MH4Gのネルスキュラ亜種から実に6年ぶりの新規の鋏角種モンスターとなる。
    なお、ヤツカダキはネルスキュラと違い巨大な鋏角を用いて攻撃することは無い。
    また、ネルスキュラの通常種は自身の糸で巨大な巣を作り上げる習性があったが、
    ヤツカダキは糸を自身に纏うのみで巣を作るような事はしない徘徊性*4の性質を持つようだ。
  • 2020年9月にMHRise初公開された際のPV1の頃から一瞬だけとは言え姿は公開されており、
    その後東京ゲームショウでMHRiseのディレクターである一瀬泰範氏が「ヤツカダキ」と言う名前を出していた。
    しかし、それから全くと言っていい程音沙汰が無く、正式に紹介されたのは2021年2月のPV4の冒頭となった。
  • 発売前のインタビューではオロミドロと並んでかなり格上のモンスターと明言されており、
    実際に初登場するのは最上位である集会所★7への昇格をかけた緊急クエストで、
    百竜夜行の元凶たる古龍の片割れを撃退した後とかなり終盤になっている。
    同格であるオロミドロは里下位から登場するのを考えると、より強敵として扱われているのが伺える。
    ちなみに、幼体であるツケヒバキは下位の砂原から登場する。
    • ツケヒバキの存在を考えると、本種はいわば小型モンスターのボス的な存在と言える。
      そうした立ち位置の大型モンスターがこれほど上位に位置するのは、シリーズを通しても非常に珍しい。
      他に挙げられるのは同じく火山地帯に生息するアグナコトルくらいである。
    • 種こそ違うものの、節足動物がモチーフであること、女王と妃という位の近さから
      かのクイーンランゴスタとの共通点を感じさせる。
      また、一度に一体しか配下を持たないという点は違うものの、*5
      女帝という位を持つゲネル・セルタスにも通じるものがあるかもしれない。
      彼女とは頭部を硬い前脚で守っていると言うところも共通点がある。
  • 蜘蛛らしく糸を用いた技を多用する一方で、
    飛んで火に入る夏の虫という諺があるように虫=火が苦手というイメージとは裏腹に火属性を扱う。*6
    それ故か、灼熱地帯や乾燥地帯を主な生息地としている様子。
    • ただし、ゴコク曰く溶岩洞に現れたのは百竜夜行の影響とされており、
      本来の生息地はオロミドロと同様に更に人里離れた奥地であるらしい。
  • フィールド上ではかなり大きく見えるが、
    実はギルドカードに記録されるサイズはオサイズチなどの鳥竜種並に小柄である。
    と言うのも、どうやらヤツカダキの計測サイズは一切の糸を纏っていない状態で首を格納した際の
    頭~腹までが基準らしく、足や腹部に大量の糸を纏っているため計測サイズ以上の大柄に錯覚してしまうのである。

戦闘能力

  • 「火吹き御前」の異名の通り、可燃性のガスを用いた火炎放射で攻撃を行う。
    これは首を伸ばしてブレスのようになぎ払いながら吐いてくる時もあるが、
    あくまで腹部のため込んだガスでブレスでは無いという事なのか、体の側面に向かって放射も可能。
    さらにバサルモスのように体の周囲に火炎を放った後、
    首を上に伸ばして回転させながら火炎放射を放つという攻撃も行う。
    近寄りがたいが、密着すれば当たらないので最初の火炎を避けて近づけばチャンスになる。
    • 洞窟など天井のあるエリアでは、天井に取り付いてから同様に火炎放射を行うこともある。
      この場合は安全圏にいても攻撃ができない。
    • ちなみに、火炎放射でカバーしきれない後方に対しては腹部を叩きつけて攻撃をする。
    • 側面から噴き出す放射はガードできるが判定が2回存在し、スタミナも2回削られてしまう。
      また、口から吹いてくる火炎放射はガード強化がないとガードできない。
      幸いどのパターンも前振りが長めで分かりやすいので、
      ガード強化がないなら即座に距離を詰めるか納刀して備えよう。
  • ヤツカダキ自身は自らの脚ではあまり歩き回ることは無いが、
    腹部に取り付いているツケヒバキの1体に糸を繋いで遠くに投げ飛ばし、
    ツケヒバキに引っ張ってもらうことで素早くスライドで移動する。
    さらに引っ張られている間、自身は次の攻撃の構えをして位置合わせと攻撃を同時に行うこともある。
  • この糸はダメージはないものの当たり判定が存在し、攻撃する事で切断出来る。
    ヤツカダキの脚が地面から離れている状態で糸に攻撃して切断すると転倒でダウンを奪えるが、
    ヤツカダキが移動し始めた後限定で猶予が殆どない上に、タイミングミスすると被弾がほぼ確定と、
    積極的に狙いにいくのが戸惑われる仕様。
    オトモの攻撃等で運よく転んでくれたらラッキー、程度に考えておいた方が良いだろう。
    移動開始前に切断した場合、軽く怯んで攻撃自体をキャンセル出来る。
    • ちゃんと観察していればどの方向にツケヒバキを射出したか目視出来るので、
      ある程度の移動位置の予測は可能。
      射出と引っ張るのがセットと考えると移動自体は遅めのモンスターと言える。
    • 他にも、相手との距離が離れているとツケヒバキを複数体一斉に放ち、
      火炎放射を噴かせたり糸弾を吐かせたりする。この糸弾は地面に着弾するとしばらくその場に残り、
      触れると糸拘束状態になって少しの間動けなくなってしまう。
      糸拘束状態だとヤツカダキの火炎によるダメージが増加してしまうので消散剤で解除しよう。
      • ツケヒバキの行動はヤツカダキの攻撃範囲の外や、
        こちらの逃げ道を塞ぐように配置されることが多く、
        その連携の巧みさはオサイズチとイズチの連携を彷彿とさせる。
    • ちなみに、これらの行動で出てくるツケヒバキはアクションを行った後すぐにヤツカダキの腹部へと戻るため、
      イメージとは裏腹に自由に動くツケヒバキが見られることはない。
      また、攻撃しても討伐できない仕様となっており、体力がゼロになると地面に潜って消えてしまう。
      かつてMHFに登場していた、ドスガレオス特異個体が使役していたガレオスのようなものである。
      討伐できていたらフィールドがツケヒバキの死骸で埋め尽くされていたことだろう。
    • ツケヒバキは腹部に貼りついている状態でも当たり判定を持ち体力も設定されており、
      討伐こそできないものの剥がれて地面に潜って逃げ出し減った分ヤツカダキへの援護を減らすことができる。
      ただし、後述のギミックでリセットされてしまうので積極的にツケヒバキを狙うメリットは薄い。
      また、ヤツカダキとツケヒバキが個別に当たり判定を持っているので両方に攻撃を当ててしまうと斬れ味を余分に消費する。
    • このスライド移動、相対していると分かりにくいが、
      実は移動方向に向けて火炎放射を同時に放っている。
      ヤツカダキ本体に接触するよりも先にふっ飛ばされるのはこのためであり、
      火属性やられになる原因ともなっている。
  • 原因は不明だが、稀にヤツカダキがツケヒバキと糸を繋げたまま
    エリア移動するバグが発生することがある。
    ツケヒバキはその場から動かず、糸はエリアを跨いでどこまでも伸びていく。
    時間経過か何らかの行動で糸は無くなるが、一匹だけ取り残されたツケヒバキが少し可哀想である。
  • あろうことか咆哮まで行う。しかもよりによって【大】である。
    攻撃に繋げてくるパターンこそ無いものの、巨大な蜘蛛が絶叫する姿には凄まじいインパクトがある。
    まぁ、節足動物が咆哮するというのは前例があるけど。
  • 頭部は胴体とほぼ一体化しているような配置だが、実はこれは折り畳まれているだけであり、
    噛みつきやなぎ払い火炎放射、糸を吐く時にかなり伸びているのがわかる。
    ちなみに、ダウンした時も首を伸ばして倒れてくれるので攻撃しやすくなる。
    • ちなみにこの形のモチーフとしては、アゴダチグモと呼ばれる仲間のクモが考えられる。
      首の様な長い部位を持ち、高い位置に頭部を持つ事で知られているが、
      こちらは頭から胸まで1パーツとなっており、ヤツカダキのように自在に動かすことは出来ない。
    • 頭の他に爪も折り畳み式になっており、なぎ払い攻撃などを繰り出す際に展開する。
  • 4本の脚にも糸を纏っているのだが、この糸は部位破壊可能。
    どの足でもいいので2本破壊すると小ダウン、全ての脚の糸が部位破壊として解除されツケヒバキが逃げ出す。
    その後、ヤツカダキは腹部に大量の糸を纏って巨大な糸の塊にする。
    モンスターリストの解説からして新しいツケヒバキを調達すべく、その場で産卵して卵に糸を巻き付けた卵嚢であろう。
    この間はツケヒバキを投げて移動するというような行動を行わなくなる。
    足の糸がなくなり動きやすくなったのか、自らの足で積極的に動くようになり、
    側面火炎放射を出したままカニ歩きで距離を詰めてきたりする。
    また、卵嚢を背負った腹部による攻撃は重い一撃となり、2連続で叩きつけるなど、攻撃も苛烈になる。
    大事な卵が詰まった卵嚢のはずだが、振り回したり叩きつけたりしていいのだろうか…。
    • この卵嚢を何度も攻撃すれば糸が弾けて大ダウンを取れる。
      つまり、ヤツカダキ戦は脚を2つ部位破壊→腹部を部位破壊して頭部にラッシュ、という流れになる。
      ちなみに、この手のものにありがちな時間経過の大技というようなものは無く、
      普通に糸の塊を解除した後に全ての脚に糸を纏い直す。
      また素早く卵嚢を破壊できたからといってツケヒバキの補充を妨げることはできない。
    • このように部位破壊を行いながら討伐するという性質から、破壊王が非常に役立つ。
      特に一式装備で破壊王Lv3と攻撃Lv7が発動するレウスSシリーズとの相性が良い。
      おあつらえ向きに火耐性も高く、攻略時点なら防御力もトップクラスなのでかなり快適な狩りができる。
      一式装備を作成するにはには火竜の紅玉を要求されるが、
      これまたあつらえ向きに紅玉を使う腰装備には破壊王のスキルポイントがなく、
      攻撃Lv2とヤツカダキの狩猟には関係のない風圧Lv1が設定されているのみであるため、
      ドーベルSバギィSなど、同じく攻撃Lv2を持ち作成難度の低い装備に切り替えられる。
      どちらも狙ったのかというくらいよく燃えるが。
      火耐性も高いジャナフSの腰が同じく攻撃Lv2を持つため一見こちらとの切り替えでうまく機能しそうだが、
      こちらもこちらで狙ったかの如く腰に蛮顎竜の宝玉を使うので手間という意味ではあまり意味をなさない。
      防具作りでレウスと連戦する以上例のアレが発動しない限りどちらを持っているかと問われれば火竜の紅玉の方だろう
      • 足に纏った糸に関しては纏い直す度に耐久値が増えるという仕様があり、
        上限である3回目ともなると初期値の約2倍にまで強化される。
        加えて上述の通りどれか2つを破壊すると4つ全てが連鎖的に破壊されるため、
        一切攻撃しなかった足の耐久値まで上がってしまう。
    • この形態変化のトリガーは脚の破壊ではなく、あくまで「腹部のツケヒバキが全て逃げ出す」こと。
      脚破壊とツケヒバキの逃走が連動したギミックであるため、結果的に脚破壊が形態変化を引き起こしているだけである。
      つまり腹部のツケヒバキを集中攻撃すれば、脚に糸を纏った状態でも繭形態に移行することがある。
      ただし通常状態の腹部は大して肉質が柔らかくない上、前述した通りツケヒバキを攻撃する分、
      余分に斬れ味を消費するだけなので総合的な効率としてはあまりよろしくない。
      ついでに脚に糸を纏っていようが、繭形態になると横移動火炎放射などの攻撃が解禁されるのも変わらない。
  • 弱点の頭部は普段は脚や爪の奥に収納されており、さらに爪は非常に肉質が硬いので攻撃しづらい。
    糸を纏っている脚は弱点特効が効かないがそれなりに柔らかいため、
    やはり糸を部位破壊してダウンを取り、頭部を攻撃していくのがベターだろう。
    弱点が露出していない場面が多いという都合上、弱点特効スキルはかなり相性が悪い。
    また脚の肉質は43なので緑ゲージでの心眼も機能しないという嫌な肉質の持ち主である。
    • 怒り状態では全体防御率が1.1倍され、ダメージがやや通りやすくなる。
      挑戦者を発動させて行くのも手かもしれない。
    • 弾肉質については腹部は通りが悪いため、ボウガンでは基本的に頭のみを狙っていくのが理想だが、
      頭部が収納されている間は部位自体が消失している扱いとなるため、特定のモーション中を除き、
      どこを狙っても手ごたえがないと攻略に頭を捻ることになる。
      • 貫通弾で頭を通過する軌道を狙うのは効果的…とも言い難い。
        体内に引っ込むのではなくあくまでも消失しているため、貫通弾でもやはり当たらないのである。
        頭周辺は碌にダメージが出ない部分であるため、
        剣士同様に普通に脚を狙いダウン→脚ごと繭化した腹を撃ち大ダウン、
        然る後に露出した頭を貫通弾で撃ち抜く、とした方が頭ばかり狙って戦うより早く狩れる。
        また、左右の厚みが殆どないため、
        正面または後ろから前後に貫くように撃てないとヒット数が激減する。
        大ダウン状態や噛みつき等で見られる首のような部分まで全て頭判定なので、
        きちんと通せばそれはもう素敵なダメージを稼げる。
      • 弾肉質を参照しない斬裂弾や、肉質無視の徹甲榴弾を活用するのも効果的。
        特にヘビィボウガンならば拡散祭りが有効で、面白いように部位が壊れまくる。
    • この頭の判定は他の武器にも少なからず影響を与えている。
      例として頭に剣斧の零距離解放突きを当てて張り付いた場合、
      首が伸びている間は頭を攻撃している判定になるのだが、
      そのまま頭を畳まれると胴を攻撃している判定に変化する。
      同じように特定の部位に対して貼り付ける性質の攻撃を頭部に当てると、
      頭部ではなく胴体に吸われることが頻発してしまう。
      狩猟笛の震打に至っては、刺した部位がクナイ諸共消滅したという扱いになるため衝撃波自体が発生しなくなる。
  • 上記のようにクセのある肉質ゆえに元々与えるダメージ自体が低いため気づきにくいが、実は体力も非常に高い
    通常クエストに登場するモンスターで彼女よりも体力が高いのはなんとラスボスのみ。
    そしてそちらは極めて柔らかい部位を高頻度で狙え、固定高ダメージの攻撃手段も豊富であるため、
    事実上本作で最もタフなのはヤツカダキだと言えるだろう。
    • Ver2.0追加の面子に関しても、ヤツカダキより高体力なのは単体クエストのヌシ・タマミツネのみ。
      なんとドス古龍の面々ですらもヤツカダキほどの体力は持っておらず
      いずれも明確で狙いやすい弱点部位もあるため、やはりタフネスではヤツカダキに及ばないという評価が多い。
    • Ver3.0では奇しき赫耀のバルファルクがヤツカダキとほぼ同等の体力を持つ。
      あちらはクラッチクローが恋しくなるほど非常に渋い肉質と、MRに片足を突っ込んでいる攻撃力を持ち、
      攻撃チャンスが少なくなって結果的にヤツカダキ以上にタフだと感じやすい。
      とは言っても、あちらは心眼+鈍器が有効でもあるのだが。
  • 弱点属性は氷、次点で水だが、普段は攻撃しづらい頭部や硬い爪以外にはかなり効果が薄い。
    爪の部位破壊を度外視するのであれば物理攻撃力の高い武器を担いでいくのも良いだろう。
  • ここまでタフだと何かしらの状態異常が効きやすいのではないか?と勘ぐりたくなるが、
    これまた厄介なことにヤツカダキの状態異常耐性は高い方であり、特に毒と爆破はほぼ効かない
    なんとか毒状態にしてもすぐに効果が切れてしまうため、大人しく正攻法で攻略するのが良いだろう。
    • 妨害行動は多くないので戦いづらいという声はあまり聞かれないが、
      タフ過ぎて面倒くさいといういつぞやの獣竜種みたいな声はちらほら聞かれる。
  • 口から五連の糸ビームを吐き出してくる事があり、これを喰らうと糸拘束状態になってしまう。
    間隔はかなり狭いが、ヤツカダキの正面付近に陣取っていても、
    後ろに回避して隙間に入れば当たらずに済む。
    疲労状態になるとこのビームは一本だけになってしまい、目に見えて弱体化しているのがわかるだろう。
    • 昨今創作などで口から糸を吐く蜘蛛は少なくないが、
      現実世界ではヤマシログモの仲間など、ごく僅かな種しか行う事が出来ない。
      ヤツカダキはどうかというと、口から糸を吐いているように見えるが
      この時同時に腹から糸を出している様なエフェクトが生じる為、
      糸そのものは腹先から出しているようだ。
      また、このエフェクトが出ている間は腹に攻撃判定があり、当たると糸拘束状態になってしまう。
      腹から出した糸を口で整形して放っている、ということだろうか。
  • 疲労状態になるとフィールド上に存在するリノプロス死骸などを食べたり
    あるいは直接仕留めてから食べる。
    この時は畳んでいた頭を伸ばして食べる為、頭部を攻撃するチャンスにもなる。
    移動速度は結構速いので大抵は捕食中の後ろ姿を見るだけで終わってしまうが……。
  • 討伐時には腹部からツケヒバキがわらわらと出て来て地面に潜る様子を見る事が出来る。
    地面に潜る様子だけならスライド移動の糸が切れた時や、
    脚の部位破壊や肥大化した腹部の破壊によるダウンの時にツケヒバキが大量に放出される際にも見られる。
    討伐はできないのでいくら攻撃しても意味は無い
    この様子はまさに四方八方に逃げるさまを表す慣用句「蜘蛛の子を散らす」である。
  • 百竜夜行にも登場。他には目もくれず柵や関門を攻撃する破壊型のモンスターであり、
    バサルモスよりはマシだが渋い弾肉質に加え、普段は頭を格納しているおかげで
    関門攻撃の火炎放射の時しか気絶が狙えない難敵となっている。
    貫通弾や電撃弾で攻撃も足止めも出来る大砲を使う、速射砲の鉄蟲糸弾で拘束する、
    あるいは状況が許せば撃龍槍や里のツワモノで一網打尽にするなど工夫しないと損害が拡大してしまう。
    関門の前に何匹も群がる姿は、虫嫌いには少々厳しいものがあるかもしれない。
    また、だからといって速射砲の鉄蟲糸弾で拘束したりするとバインドボイスでハンターの動きを封じてくるため、
    ヤツカダキが複数体いるとしょっちゅう咆哮で邪魔されてしまう。
    彼女が現れるのはほとんどの場合第二波以降であり、強化された狩猟設備で早期の撃退も難しくはないのが幸いだろう。
  • ただ、弱点がないわけではない。閃光玉である。
    閃光やられ中は侵攻を行わなくなる上、その場で頭を展開する攻撃を行うようになるためスタンを狙えるようになり、
    後述するが体躯の大きさで他モンスターの移動も封じられたりと、
    これを知っているかどうかで彼女たちへの対処難易度が大きく変わってくる。
    • もともと大型飛竜並の大きさがあるヤツカダキだが、
      飛竜と違い足元を広く陣取る体型な上複数出てくる事が多いため、
      反撃の狼煙などでハンターが地上にいる場合かなり視界の邪魔になる。
      現状ヌシ個体は存在しないが、荒くれや大物となると更に巨大になり、威圧感はかなりのもの。
      体長はともかく、存在感だけなら通常大型モンスターの中でもトップクラスである。
      幸い(?)にしてこちらを攻撃してくる事は無いので、
      兵器や爆弾等も駆使して撃退しよう。
      • なお、その巨大さから百竜夜行では狭い通路でなら他のモンスターの通行を邪魔しやすい。
        罠や閃光玉などで行動不能にするのは勿論のこと、
        後退弾を撃つだけでも渋滞の引き金となるので是非狙っていこう。
        近くに大砲を使っている味方や竹爆弾があれば、
        渋滞を作った所に範囲攻撃を叩き込むという連携プレイも可能。

操竜

  • 操竜時の攻撃はいずれも強力だが、操作難易度は高め。
    特に強攻撃はいずれもクセが強いので注意、逆に弱攻撃の糸吐き攻撃は扱いやすい。
    • 弱攻撃1(X / ↑+X)は2連ひっかき。
      ヤツカダキの技の中では比較的出が早い方だが、威力は高くない。
      ダメージを狙うなら後述の叩き付けをメインに立ち回る方が安定する。
    • 弱攻撃2(→+X / ↓+X)は広範囲への糸レーザー。
      攻撃範囲が広く、かなり遠距離まで届くため、強攻撃より圧倒的に使い勝手が良い。
      放つ糸は5本だが1HITしかしないので、ダメージが入ったら回避でキャンセルしよう。
      ダメージこそ低めだが、テオ・テスカトルなど高速の連続攻撃を得意とする相手には
      この攻撃を連発した方が安定して操竜ゲージを貯める事ができる。
      ちなみに、モンスターを糸で拘束できるわけではないので悪しからず
    • 強攻撃1(A / ↑+A)は前方へ叩き付け。のしかかり攻撃。
      範囲こそ狭いものの比較的素早いため、消去法でメイン技となる。
      基本的にはこの叩きつけを中心に立ち回るといいだろう、
      ラッシュをかけたい時は、叩き付け→回避→叩き付け→回避……で無難にダメージが稼げる。
    • 強攻撃2(→+A / ↓+A)は往復火炎放射。
      向かって右手側から扇状に焼き払う。攻撃後は少し時間を置いて左からもう1回薙ぎ払う。
      ヤツカダキの最高火力技だが、発動動作が非常に大きい上、前方をゆっくりと薙ぎ払うため、
      動きの遅い相手であろうと、ダウンさせておかないと初動を潰されてしまうことも多い。
      特に、2回目の薙ぎ払いは発生がかなり遅いため、余裕がある時以外は撃つべきではない。
      1発当てるだけでも叩き付けよりダメージ量が多いので、
      密着して初段だけ当てて逃げる手もあるが、上記の叩き付けよりもDPSは低くなる。
      広い範囲の敵を火やられにできるので、百竜夜行では強力な兵器となる。
    • 操竜大技(X+A)はは火炎ガスからの全方位火炎放射のコンボ。
      威力がかなり高いので、無理に攻撃するよりさっさとこの技に持ち込もう。
      ただし、長い攻撃モーションを終えるまで操竜状態は解除されないため、
      ダウン中に武器で攻撃できる時間は他モンスターと比べ短くなってしまう点に注意したい。
      百竜夜行では多数のモンスターに火やられとダメージをばら撒くことができる。

武具

  • ヤツカダキから作られる武器はいずれも火属性を帯びる。
    攻撃力はやや低めだが、近接武器の場合は素白で少々長めの青ゲージ、高い火属性、会心率に優れ、
    いずれも属性特化タイプの一品となっている。
    • 因みに斬れ味の約半分は赤ゲージという特徴的な斬れ味でもある。そこまで火属性にしなくてもいいのに。
    • 発売時点では中途半端な性能で止まっていたが、Ver2.0にて追加されたテオ・テスカトルの素材を使うことで
      最高のレア7へ強化できるようになった。
      攻撃力も改善され、会心率の高い火属性武器として
      カイザー装備のスキルを余さず活かせる相性良好な武器群となっている。
  • デザインも特徴的。和の雰囲気とは打って変わって洋物全開のデザインが多い。
    妃(エンプレス)であることの現れだろうか。
    チャージアックス巨大な鍵と館と錠前がモチーフとなっており、
    発売前に公開された時は色々と注目を集めた。
    武器のこれらのコンセプトは、結婚式場をイメージしていると思われる。
    • 全ての武器が2文字熟語+なるorたる+2つのフランス語の組み合わせで銘がつけられている。
      二つ目のフランス語には武器を象徴する語が入る。
      最終強化銘に共通して入る「ネフィラ」もまた、フランス語でジョロウグモを指す"araignée nephila"、
      またはジョロウグモの学名Nephila clavataから取ったと考えられる。
      ネフィリムシリーズに響きが近いが全く関連性はない。
  • 防具は花婿と花嫁をモチーフにしたようなデザイン。
    ベースは青に近い紫色ながらも糸で作られた白い生地が眩しい。
    白い糸の部分は着彩で変化し、黒いドレスにしたりと大きく印象を変えることもできる。
    ちなみにこちらも白無垢などでは無く洋風である。
    白無垢はすでにあることもあるからだろうか。
    詳しい説明については、防具の項目へ。
  • またオトモ防具も特徴的で、アイルーが司教、ガルクが男女を導く使者という出で立ち。
    ちなみにアイルーの武器は悲恋が書かれた分厚い本で、かなりいいところで本が終わってしまうらしい。

余談

  • MHRiseで登場したモンスターの中でも特に名前が間違えられやすく、
    ヤツガタキ、ヤツガダキ、ヤツカタギなど、
    特に名前の後半部分がSNS等で様々に間違えられている。
    酷い時はツケヒバキと間違えられることもある。
    わかりやすい覚え方として、ツケヒキとヤツカキの濁点の位置は同じ。
    あるいは登場ムービーの八ツ火抱姫を覚えておけば、間違えずに済むかもしれない。
    • 日本百名山の一つである「八ヶ岳(やつがたけ)」に語感が似ているのも
      誤読の原因となっている可能性がある。
      ヤクザに対する一般人を示す「カタギ」という言葉が存在することも要因か。奴カタギではない
    • なお、同作登場のモンスターで名前を間違えられるモンスターとしてはドラミドロオロミドロもいる。
      里と集会所で、最終盤の緊急クエストのモンスター名が間違えられやすいという謎の繋がりもある。
      • ちなみに今作は不参戦ながら、名前を間違えられるモンスターの元祖(?)としては砂原出身のこいつがいる。
  • 臣下を従える巨大な腹部が特徴的な本種であるが、
    モンスターアイコンは頭部を持ち上げたややスマートなフォルムになっている。
    また頭部のデザインはなにやら被り物をしているようにも見え、
    モデルの絡新婦や防具のブライダルなデザインから、
    和装の花嫁が身につける綿帽子を意識していると思われる。
  • 主な生息地となっている溶岩洞だが、こちらは下位から登場するフィールドである。
    そしてその溶岩洞の先人の遺物を全て集めると、雑貨屋のカゲロウから
    木彫りのヤツカダキのインテリアを報酬として貰うことができる。
    つまり、頑張って手記帳を埋めれば上位後半限定のモンスターの姿をネタバレできる
  • 同ランクの新モンスターであるゴシャハギオロミドロマガイマガドには
    個性あふれる独自のモーションを持つ縄張り争いが与えられているが、ヤツカダキには縄張り争いが一切ない。
    上位限定の難関として鳴り物入りでの登場なだけに、少し寂しい。
    ただヤツカダキは本作でも唯一の大型鋏角種なので、モーションを作るのが難しいのかもしれない。
  • モンハン公式twitter にて、
    ヤツカダキが命令をだしツケヒバキが糸でイソネミクニを拘束する」という驚きの設定イメージ案が発表された。
    勿論ゲーム内で大型モンスターを狩る様な生態行動は見られないものの、
    ヤツカダキとツケヒバキが協力して獲物を狩るという点についてはイメージ案通りの物を見る事が出来る。
    相手がハンターであるということを除けば。
  • モンハンライズ公式Twitterの2021年4月21に公開された
    溶岩洞の初期デザインおよび開発ラフイラスト」を見ると、
    既にヤツカダキの原型と思しき巨大なクモのモンスターとその卵が描かれており、
    火山地帯(イラストでは鍾乳洞ステージと表記)の開発初期から登場が決まっていたことが伺える。
    ただ、デザインはヤツカダキとはかなり異なり、人間の頭蓋骨のような頭部をしており、糸も纏っていないなど、
    絡新婦というよりは土蜘蛛のようなデザインとなっている。
    なお実際のヤツカダキも狩猟すると目からハイライトが失われ髑髏そっくりになる、
    という形でこのイメージは引き継がれているようだ。

モチーフについて

  • 本種のモチーフとなった妖怪は、まず名称としては土蜘蛛の別称である「八束脛(やつかはぎ)」、
    行動や習性面では「絡新婦(じょろうぐも)」からとられたものと思われる。
    百竜夜行の名前の元となった実在の画集『百鬼夜行』では
    絡新婦は「炎を吹き出す子グモを使役するクモ女」として描かれており、
    女性のように扱われている点や、ヤツカダキの火炎放射とツケヒバキの使役という特徴と一致する。
    また、ヤツカダシリーズの説明文では悲恋の物語と称して女に化けた蜘蛛の話が語られている。
    アイルー武具のヤツカダネコクエントに記された「悲しい愛の物語」がおそらくこの話だが、
    いいところで終わってしまって続きが気になるらしい。
    • 女性+火+悲恋というモチーフに加え、
      振り袖のように糸を纏ったり自身の体を糸で引っ張って移動をするという点は、
      歌舞伎や人形浄瑠璃の題材として人気を博した「八百屋お七」等が着想元と思われる。
      天和3年に起こった大火事の犯人として逮捕され、火刑に処されたとされる人物だが、
      何しろ江戸時代の事なので実在した人物なのか、本当に放火の咎で死刑となったのかは定かではない。
      この逸話を元にした創作の中でおよそ共通しているのは、
      ①八百屋の娘お七が火災で家を失い、寺に避難した際に小姓の青年に一目惚れしてしまう
      ②しかし、諸々の障害により2人は結ばれない/青年が切腹を命じられてしまう
      ③お七は会いたい/彼を救いたい一心で重罪と知りながら火を付ける/火の見櫓に登り虚報を発する
      …という筋書き。
      いずれのパターンでも、愛のために自身の身を省みず行動する少女の姿が描かれる
      悲恋を題材にした創作物である。特にクライマックスの振り袖姿のまま火の見櫓に登り
      自ら半鐘を打ち鳴らすというシーンは「櫓のお七」という通称があり、
      こぞって浮世絵等の題材にされている為にこれだけは見たことがあるという人も少なくないかもしれない。
      • なお、この話は江戸時代には「実録の悲恋譚」という体で取り上げられる事も多く、
        お七の生まれ年が丙午年とされる事から
        「丙午生まれの女は(特に恋愛が絡むと)気性が激しく、結婚すれば旦那の寿命を縮める」という俗信が広まる事となった。
        実際にその年生まれの女性が全員獰猛化するような事があったらどえらいことであるが、
        昔の事なのでこの迷信を信じる人も多く、
        丙午の1906年、1966年には万が一にでも女児が生まれたら困るという考えからか、
        大きく出生率が下がったという記録がある(後者では迷信追放運動等も行われた)。
    • もう一つ江戸時代には悲恋と火事に纏わる逸話がある。
      明暦3年に起こり数万人の死傷者を出した「明暦の大火」は別名「振袖火事」とも言う。
      こちらの由来も上記の八百屋お七と若干似ているが、
      ①ある少女(名前については諸説ある)がある青年に一目惚れし、恋煩いで寝込んでしまう
      ②両親に彼が着ていたのと同じ柄の振袖を作ってもらい、とても大事にしていたが、程なくして死んでしまう
      ③両親は棺にこの振り袖をかけて弔ったが、寺男達が副葬品を貰っても良かった為に質屋へ持ち込まれる
      ④その後振り袖は複数の少女たちの元を渡り歩くが、次々と持ち主が死んでしまい、寺に何度も戻ってくる
      ⑤流石に因果なものを感じた住職と寺男はこの振り袖を焼いて供養してやろうとしたが、
       その時に突如として狂風が巻き起こり、火のついた振り袖が風に舞い建物に引火した
      …という逸話がある事から。
      もっとも、こちらは同じ江戸時代のうちに作り話と一蹴されていたりもするのだが。
    • ちなみに妖怪の絡新婦は元々は「女郎蜘蛛」と書いたのだが、
      実在のクモのジョロウグモと区別の為に絡新婦の字を当てるようになったとされる
      • なお、ジョロウグモは家の窓とかに大きな巣を張る造網性のクモであり、
        コガネグモと共によくクモの絵として描かれる「黄色と黒の縞模様のクモ」の一種である。
        コガネグモとは遠縁のクモとされているが、よく似ているため混同されることが多い。
  • もう一つのモチーフである「八束脛」とは、「脛の長さが拳八つ分もある異形の者」という意味で、またの名を「土蜘蛛」という。
    • 元は古代日本において支配勢力だった大和朝廷に臣従する事を拒んだ先住民の一族を指す言葉だったが、時代が下るにつれ名前通りの異形の妖怪として解釈されるようになった。
    • 特に能の演目の一つ「土蜘蛛」では源家を祟り、最後は源頼光に斬られる狩猟クエスト大蜘蛛の妖怪として登場しており、現在では蜘蛛の妖怪としてのイメージが有名になっている。

素材

妃蜘蛛の堅殻
ヤツカダキの硬い甲殻。
硬質でかなりの重量がある。兵器の装甲に使用されることもあるという。
妃蜘蛛の絹糸
ヤツカダキの上質な糸。
柔軟な糸は緻密に束ねられることで、どんな攻撃も緩衝する単衣になる。
  • 単衣(ひとえ)とは、裏地の無い着物のこと。
妃蜘蛛の灯腹
ヤツカダキの腹にある発光器官。
朧気で妖艶な光とは裏腹に、溶けそうな程の高熱を秘めている。
妃蜘蛛の鋭爪
ヤツカダキの鋭い爪。
体の甲殻よりも硬質に発達しており、その爪で放つ打撃は飛竜の甲殻をも叩き割るという。
「鋭い爪」と明記していながら打撃に関する説明がメインという若干の違和感
妃蜘蛛の鉤棘
ヤツカダキの上質な棘。
あでやかにねじれた形状が美麗の一言。武具にも宝飾にも用いられる。

関連項目

モンスター/鋏角種
モンスター/ツケヒバキ - 幼体
システム/糸拘束状態
システム/環境生物/クグツチグモ - 同期の蜘蛛仲間。
武器/ヤツカダキ武器
防具/ヤツカダシリーズ


*1 『モンスターハンターライズ公式設定資料集 百竜災禍秘録』の125ページにおける解説より
*2 登場ムービー内で使われた表現
*3 一般的な昆虫における「胸」や、蜘蛛の「前体(頭胸部)」と呼ばれる部位に値する箇所。
*4 ハエトリグモやオオツチグモ(いわゆるタランチュラ)などクモが該当する、巣をつくらず歩いて獲物を探す性質。巣を作る型のクモの性質は造網性(ぞうもうせい)と呼ぶ。
*5 それもシステムの都合というだけの可能性もある。配下は兵であり、亜種にとっては弾でもあるため複数侍らせてもおかしくはない。
*6 熱を操る虫は現実にも存在しており、ゴミムシの仲間は体内で生成した薬品を調合して噴射する事で、摂氏100度にも到達する熱を放つ。