MHP2(G) 
- 全盛期。この時代のティガレックスの存在感を一言で表すなら間違いなくコレになるだろう。
実際にその存在感と強さは多くのハンター達に絶大なインパクトを植え付け、
今なお衰えぬ記憶(という名のトラウマ)となって残り続けている。
- 初登場となったMHP2ではパッケージを飾ったうえ、オープニングムービーでも登場。
キャラクターメイクが終わるとティガレックスがポッケ村に向かうハンターを襲撃するシーンから始まり、
丹精込めてメイキングしたキャラクターを谷底へ叩き落とすという凶行に打って出る。
- なんとかポッケ村に辿り着き、まずは簡単なクエストをこなしていく中、
なんと村長クエスト★1の忍び寄る気配でいきなり出現する。
今ではすっかり恒例行事であるが、
「ポポノタンを納品するだけ」という簡単なクエストを受注したと思ったら轟竜と鉢合わせ、
唖然としている間にその当たり判定と攻撃力の暴力によりあっさりと力尽きてキャンプ送りにされたり、
またある者は簡素な骨の武器と毛皮の鎧で挑みかかるもあっさりと返り討ちに遭ったりした。- シリーズの知名度が上がり、爆発的に新規プレイヤーが増えたのが同作である。
そのため、このクエストからティガレックスをトラウマモンスターの筆頭格に挙げるハンターは多い。- 辻本Pも自身のラジオ番組にて「何回やっても威圧感があるんですよねぇ…」と語っていた。
ティガレックスが出現するクエストは多く、やたらと顔を合わせる事が多い。
同作におけるライバル的なポジションのモンスターのため、嫌でもトラウマを克服せざるを得ない仕様なのだが、
慣れていくうちに上述の演出を含めて「良モンスである」とする人も多かった。- 続編のMHP2Gでもポッケ村という拠点の状況上、新規プレイヤーはこのクエストを受注することになる。
同作からMHをやり始めたハンターにも容赦なくトラウマを植え付け、
主役であるはずのナルガクルガを上回る程の勢いで猛威を振るった。
- シリーズの知名度が上がり、爆発的に新規プレイヤーが増えたのが同作である。
- 村長★5昇格への緊急クエスト「絶対強者」で本格的に狩猟対象として登場するわけであるが、
ある意味地形を味方に付けての登場となる。
雪山のエリア8で戦うことになるのだが、エリア7側が封鎖されているためエリア6からしか入れず、
ご存知の通りエリア6から入った場合、エリア8の狭くて戦い辛い場所へと出る。
中央の広場まで距離があるため、大抵の場合初手突進でそのまま轢かれ理不尽を感じる。
挙句、ティガレックスのサイズ的に回避等で後ろに回り込むのが難しいという倍プッシュ。
ティガレックス一頭でほとんど隙間がなくなるような場所で
全身当たり判定のコイツが暴れ回る訳である。
為す術無く起き攻めや壁ハメ等でBCへ送り返された人も多いのではないだろうか。
酷い初見殺しである。
- MHP2GではG級が追加。
ティガレックスも強化され、G★3という最上位ランクで満を持して登場する。
G級では岩飛ばしが強化されており、怒り時になると飛んでくる岩が凄まじい速度になる。- ちなみにこの岩は発射直前で既に3つの当たり判定に分かれている。
それゆえ岩飛ばしを前足と同時にガードすると、一点に集中した4つの判定に襲われ、
最悪スタミナMAXからでもクラッシュする。 - ちなみにこの岩飛ばし、腕を動かしてから引き戻し完了までの間、胴体部分にも攻撃判定がずっと出ている。
双剣で喜び勇んで胴体を殴りに行ったり、咄嗟に前方回避するとまず攻撃で尻餅、
そのまま噛みつき等でハメにかかってくるので注意。 - なお、MHP2GではG級の「熱砂の虎」というイベントクエストで、
これまで出現しなかった旧砂漠にも姿を現すようになっている。
とはいえこれ以外に特筆すべきこともなく、天鱗が出やすく設定されているわけでもないので、
プレイヤーからはそこまで注目されているわけではない。
- ちなみにこの岩は発射直前で既に3つの当たり判定に分かれている。
- 突進の最たる脅威はその追尾性能だが、一度避けても方向転換の後もう一度突っ込んでくる。
上記で語られた全身判定も相俟って轢き殺される事態が多発し、
猛然と大口を開けて突っ込まれるビジュアルも相俟って、
ティガレックスの突進をトラウマ要素の筆頭に挙げるプレイヤーは多い。
怒り状態になると180°ターンができず精度が甘くなるのだが、方向転換できる回数が2回に増える。
120°ターンしつつ正三角形を描くようにして旋回し、本命の3回目の突進を当ててくるのである。
火力とスピードも上昇しているうえ、何処へ行くか予測し辛く慣れるまでは危険。
- 遠距離だと突進が危険だが、近距離は近距離で噛みつきが厄介。
何故か二連噛みつきのホーミング性がやたらと高く、
通常時でも顔を引いたのを見てから動き始めては避けられない。
怒り時は言わずともがな。
ガンナーで連射や貫通のクリティカル距離を維持しつつ顔を狙っていると、
攻撃判定のある前脚引っかかってしまう事がある。
- また、攻撃倍率が同ランクの他モンスターに比べ若干高い。
怒り中はガンナー等低防御だとワンミス即死の可能性が非常に高くなるため、
下記の閃光玉をはじめとした対策は必須。
- この頃のティガレックスの狩猟は、閃光玉の有無によって難易度の差が非常に激しかった。
ティガレックスは突進や飛びかかりでとにかくエリア中を動き回る上、
リオレウスの火球やラージャンの気光ブレスに代表される、
「体のどこかしらが無防備になる技」がほぼ無かったからである*1。
ほぼ全ての攻撃技が全身に攻撃判定のあるティガレックスは、
「そのままでは付け入る隙の無い相手」として大いに恐れられていた。
一応OPで閃光玉を投げるシーンがヒントとして入っていたり、支給品に閃光玉が入っているのだが、
当然閃光玉が有効である事を知らなければ苦戦を強いられる事になる。- 全身が当たり判定の塊であった当時は、
武器種ごとの相性の良し悪しが極端にあらわれるモンスターとしても認知されていた。
ガードができない近接武器の中でも張り付いていないとダメージを出せない武器は総じて相性が悪く、
一歩間違えれば大ダメージを受ける恐怖に怯えながらの狩猟を余儀なくされた。
一方で、不利な中でも大剣、ハンマー、狩猟笛などは振り向きざまに早めに攻撃を出し、
すぐに向かって左に回避して判定を置き逃げするという方法で割と容易に頭を攻撃することができた。
ランス・ガンランスはガード性能+1さえつけておけばガード突きで有利に立ち回ることができ、
ガンナーに至っては閃光玉さえ投げてしまえば適当に撃ちまくっているだけで倒せてしまう(後述)。 - ティガレックスは範囲と速度にものを言わせて攻撃を繰り出してくるため、
マトモに攻撃を加えるにはまずティガレックスの動きを封じる必要がある。
そこで閃光玉を用いるワケだが、この閃光玉使用時の挙動がまた極端。
目くらまし中のティガレックスはその場から一切動かないといっても過言ではない状態となる。
一応攻撃を放つこともあるのだが、予備動作の大きい噛みつきか回転攻撃程度。
さらに他の飛竜に比べるとあからさまに威嚇の頻度が多い上、
極めつけが体の向きを変えないという有様。
これにより一撃・手数関係なく、どんな武器でも狙った部位を狙い放題にすることができた。
特にガンナーの恩恵が大きく、閃光玉さえ用意してしまえば完全にこちらのもの。
また、怒り状態中に閃光玉を投げた場合も同様で、怒り時間を大幅に削る事ができるうえ、
怒り中の肉質軟化によるダメージアップも見込める。
追加で気絶や状態異常にできればさらに怒り時間を削る事ができる…と、その効果は絶大であった。
こうした事情から、ランス系以外で挑む場合は閃光玉を調合分まで含めて持ち込み、
動きを封じて狩猟するのがセオリーとなっていた。 - PTでの狩猟では特にこれが顕著であり、4人で閃光玉を持ち込むと都合20発以上が投げられるため
終始目くらましで動きを完封したまま狩猟という戦法もあった。
MHP2Gの大連続狩猟でもティガレックスが登場するものは基本的に高難易度で、
しかも他のモンスターが閃光玉の効果が高いとはいえない、もしくは閃光玉を使ってしまうと
かえって暴れまわって厄介になるものが後に控えているという事が多く、
閃光玉はティガレックスの番までにさっさと使い切って積極的な時短が狙われていた。 - 特にイベントクエスト「武神闘宴」ではナルガクルガ、ティガレックスと来た後、
グラビモス亜種、ディアブロス亜種、激昂したラージャンという難敵ばかりが並ぶクエストのうえ、
体力が通常クエスト並かそれ以上の高さと来ているため、
到底普通にやっていては制限時間に間に合わない。
そこで、目眩し中の挙動が素直なナルガクルガとティガレックスを閃光漬けにして速攻で倒し、
残り3体を倒す時間的な余裕を得るというのが比較的難易度の低い攻略方法とされていた。
- 全身が当たり判定の塊であった当時は、
- 同作の訓練所クエストにも登場。使用武器は片手剣、大剣、ランス、狩猟笛、弓である。
使い勝手が特殊なランスや狩猟笛、弓あたりは難易度が高く、詰んだという人も多かったが、
実際にはランスは高台を背にしてガードをしておけば勝手に牙が刺さってくれるうえ、
すぐに武器をしまって採取すれば回復薬グレートやシビレ罠を安全に入手できる。
前述の通り、どの武器種でも軸をずらしつつ振り向きざまに攻撃判定を置き逃げして回避したり、
威嚇中や岩投げの直後など確実に安全なタイミングに攻撃するようにすれば被ダメージを大幅に抑えられる。
大剣と狩猟笛は立ち回りに慣れてきたら振り向きざまに攻撃判定を置き逃げしやすく、
弓も欲張らずに回避を優先して時間をかけることでクリア可能である。
- このようにMHP2時代のティガレックスは存在感・実力ともに申し分なかった。
それ故にMHP3での弱体化にがっかりしたプレイヤーも多い。- もっとも、実際はこの頃は現在と比べるとモーションが少なく、次の行動を読みやすかった上、
密着していても左腕方向に回避するだけでほとんどの攻撃をやり過ごせ、
また振り向きが隙だらけであったこともあり、
当時閃光玉なしでも被弾ゼロで討伐できるぐらいに慣れていたハンターにとっては、
(MHP3はともかく)MH4での新行動が追加されたティガレックスの方が遥かに強いと感じる場合も多い。
狂竜化個体やギルドクエストの高レベル個体ならばなおさらである。
- もっとも、実際はこの頃は現在と比べるとモーションが少なく、次の行動を読みやすかった上、
- ババコンガと同じく罠肉を活用できる相手だが、あちらと違って怒り状態では肉を食べてくれない。
そして非常にキレやすいため、結果的に中々食いつかない。
また、食べている最中に怒りへ移行すると肉を無視してこちらを攻撃しに来る。
MHP3 
- MH3では登場しなかったがMHP3には参戦が決定。
見た目はリオス夫婦やディアブロスとは違い、あまり変化していない。
強いて言うなら体や口内の色が濃くなったくらいだろうか。
また、突進や跳びかかりの着地の際に砂利や小石が飛び散るようになり、演出面の迫力が増した。
- 多くのハンターから歓迎の声を浴びて登場したMHP3だが、
ゲーム全体の難易度低下調整の煽りをガッツリ受けてしまっている。
アイテム耐性によって閃光玉や罠に頼った戦い方が出来なくなったわけだが、
それを考慮しても少々行き過ぎなのではないかといえるレベルである。
- まず当たり判定が大幅に修正。
過去に頻発していた回転攻撃後の前足に被弾、噛み付きが終わったのに口に近づくと吹っ飛ばされる、
といった事態が殆ど見られなくなった。
- 両翼の部位破壊の仕様が変更されており、
MHP2Gまでは一段階目で爪、二段階目で青色の突起(指)が破壊されるが、
MHP3以降は両方とも纏めて破壊される。
- 動く凶器と呼ばれていた突進も、
あの驚異的だった誘導性能が無くなったためかなり避けやすくなっており、
鬼畜と名高い尻尾の吹き飛ばし判定も消失した。
おまけに突進のフィニッシュにいきなり急停止して小さく後退するモーションが追加された。
恐らく、突進をやり過ごしてすぐに体勢を立て直そうとするハンターへのカウンターと考えられるが、
攻撃後にはいつも通りの軸合わせを行うために危険度は低い。
動き自体がもっさりして迫力不足なのも相まってファンからは批判が多い。- この攻撃が猛威を振るうのはハンターが壁際に追い詰められた時であり、
運が悪いと突進→急停止→以下ループ、という清々しいまでの壁ハメに陥ってしまい、
過去作品以上の地獄を経験することになる。
普段は全く怖くないのに特定の状況になると一方的に蹂躙される凶悪攻撃に変貌するのも、
この技の低評価につながっている。 - 攻撃判定が大幅に見直されたことにより、
ティガレックスの左前脚(ハンターから見て右の前脚)で立ち回ることができるようになった。
突進は必ず左前脚から踏み出すため、ティガレックスの振り向きに合わせて回避することで、
左前脚がハンターの頭上を通り越してしまうのである。
これにより、最悪だったガード不可武器との相性が大幅に改善された。
- この攻撃が猛威を振るうのはハンターが壁際に追い詰められた時であり、
- また、弾き飛ばしてくる岩もサイズダウンしている。
今作では地面によって岩が属性を纏うのでそれを考慮していると考えられる。
飛んでくるスピードはかなり速くなっているが、その分フレーム回避を決めやすい。
- 更に今作では各種攻撃に含まれていた龍属性が一切無いため、防具の龍耐性値に関わらず、
同じ防御力の装備なら受けるダメージは同じとなってしまった。
これはMH3系列の仕様上仕方ないという声が多い。
- 極めつけに怒り状態時の攻撃力の上昇も、1.5倍だったのが1.3倍に落ちている。
決して低いというわけではないが、
怒り時に本領発揮というティガレックスのシンプルな怖さにして魅力が削がれてしまった感が強い。
- 疲労状態の弱体化も激しく、突進後の方向転換に失敗し、盛大にスッ転ぶ。
この隙はかなり大きく、集中のついてない大剣でも溜め3が入るほど。
方向転換した時点で当たり判定は消失しているため、積極的に追いかけて大技を決めよう。
ただし、疲労時に大幅に弱体化するためか、疲労時間そのものは比較的短め。- スタミナを回復するべく草食モンスターを捕食するのだが、何故かエリアに着くと確定で威嚇を行う。
そのためペイントボールなどで位置を把握しておけば食事の邪魔に失敗することはほぼなくなる。
これはナルガクルガでも同じ仕様になっている。- 尚、この2頭は移動先のエリアで着地した後に威嚇を行うことが多々ある。
見分け方は簡単であり、捕食を行う時は着地と同時に明らかに普段とは違った滑らかな動作で威嚇を行う。
スタミナの切れた状態でエリアを変えたら、移動後の動向にも目を配ろう。
- 尚、この2頭は移動先のエリアで着地した後に威嚇を行うことが多々ある。
- スタミナを回復するべく草食モンスターを捕食するのだが、何故かエリアに着くと確定で威嚇を行う。
- 追加された新モーションとして、前方に滑り込みながら回転攻撃を行うモーションがある。
踏み込みの時は食らい判定がないので剣士にはあまり影響がないが、
ガンナー達にとってはちょうどクリティカル位置で回転攻撃にぶつかる憎いモーションとなっている。
この攻撃は距離に関係なくかなり多用してくるため、剣士にとってはほぼ隙だらけの攻撃になる。
MHP3のティガレックスに剣士が推奨されていた理由の一つである。
- 一方で怒り補正など攻撃倍率自体は大幅に下がったのでわかりにくいものの、
モーションの攻撃値自体は前作よりも上がっている。
特に咆哮と回転攻撃はどちらも攻撃力40→60と大きく上昇し、
威力もガード性能+2を付けたランス、ガンランスでさえノックバックしてしまうようになった。
ガード主体戦法の場合は前作よりやや苦戦するかもしれない。
逆に過去作品で最高クラスの攻撃力だった2段噛み付き(単体、突進フィニッシュ両方)は
攻撃力が若干下がっている。
- 凶暴な性格と荒々しいモーションの数々、
そしてティガレックス自体がいかにもハンターを捕食してきそうな印象から、
拘束攻撃を引っさげてくるのではないかと予想したハンターも多かったが、実装されなかった。
裏を返せば、ハンターを一方的に痛めつけ、肉体的にも精神的にも苦痛な拘束攻撃を敢えて行わず、
正々堂々と勝負をつけようとするティガレックスの株が更に上がったともいえる。
それでも、凶暴で貪欲さがシンプルに伝わってくるイメージから、拘束攻撃の追加を望むファンは多い。
生態ムービーを見る限り、捕まった時点で例の魔物のように一乙確定になってしまうかもしれないが。
- 時を同じくしてファン待望の亜種が、かの大咆哮を引っさげて登場したこともあって、
さらに通常種のインパクトが薄れてしまったとも言える。
MH3G 
- 続くMH3Gでは、対となるナルガクルガに希少種まで追加される中、まさかの不参戦。
ギャラリーにMH4のコンセプト映像が収録されており、一応そこでティガレックスの姿を拝むことはできるが、
やはりゲーム内で狩りたかったという意見は強く、彼の不参戦に落胆したハンターの多さを物語っている。- コンセプトムービーのみならず、セブンイレブンでの一番くじや、
ペットボトルのおまけフィギュアでは、MH3G未登場モンスターの中で唯一ラインナップされており、
(納期や容量か何かで)参戦させられなかったことに対する申し訳ないという気持ちは
多少なりともあるのだろう。
- コンセプトムービーのみならず、セブンイレブンでの一番くじや、
MH4 
- 前述の通りMH4のコンセプトムービーに登場し、めでたく復帰。
それと同時にナンバリング初参戦となった。- 更に亜種も復帰したほか、ナルガクルガと入れ替わる形で希少種も登場。
- ムービーでは起伏に富んだフィールドで、そこら中の岩を壊しながらハンターを執拗に追跡してくる。
ハンターが高台の上に逃げ込んでも、なんと壁をよじ登って襲ってきた。
しかしその直後、リオレウスの攻撃によって高台が傾き、じたばたと暴れながら崖から転落してしまった。
ティガレックスの飛行は基本的に強靭な四肢で跳躍してからの滑空というものなので、
咄嗟に飛ぶ事はできないのである。- 今となっては、リオレウスなどと並ぶMHシリーズの広告塔の1体とも言えるティガレックスであるが、
意外にもリオレウスと直接顔を合わせるのはこの映像が初めてである。
MHP3のイベントクエスト「狩人の矜持」でリオレウスとティガレックスが闘技場で同時出現するが、
このクエストが配信された2011年9月16日より3日前の2011年9月13日に
MH4のコンセプト映像がYouTubeにて公開されている。
これは、この2頭の生息地が異なることが理由と思われる。
- 今となっては、リオレウスなどと並ぶMHシリーズの広告塔の1体とも言えるティガレックスであるが、
- 2012年9月20~23日に開催される東京ゲームショウの『モンスターハンター4』試遊版において、
このティガレックスの討伐クエストが実装された。難易度は上級者向けで、クエスト指定地は遺跡平原。
モーションは今までの作品とはかなり変わっており、特に突進のバリエーションが増えている。
背後を取ったハンターの裏をかくように振り向きざまに繰り出してきたり、
ドリフトして再び突進かと思いきやそこから飛び掛かり攻撃に繋げてきたり。
また、回転攻撃などの際に発生する風圧は硬直時間が長くなっている。
- 今作では村クエストを進めていくと、なんと通常のティガレックス討伐よりも先に、
旅団★5のキークエストとして狂竜化したティガレックスの狩猟クエストが来る。
つまりMH3GやMH4からのハンターにとっては初遭遇となるティガレックスとの第一戦は、
よりによって狂竜化バージョンということである。さすがドSのカプコン- 一応、途中から狂竜化する個体なので最初は通常である。
- 集会場★3には通常ティガレックスの狩猟クエストがあるので、
そちらで先に通常のティガレックスと戦っている可能性はあるものの、
これも一種のトラウマクエストと言えるのではなかろうか。
OPムービー 
- MH4のオープニングムービーはなんとハンターとティガレックスの戦いがメインである。
急斜面や密林、草原を障害物を粉砕しながら駆け抜ける姿は、非常に恐ろしくも力強い物に仕上がっている。
(アイルー村Gを除くと)MHP2以来久々の大活躍であり、喜ぶファンもみられる。
- ただ、折角の活躍シーンのラストではハンター達との戦いで手傷を負った所を
突如乱入してきたゴア・マガラに踏み潰された挙句、そのまま頚椎をへし折られて撃沈。
当時はティガレックス=「絶対強者」というイメージも強かっただけに、
この展開に驚いたプレイヤーも多かったようだ。
一応、ハンターとの戦いでダメージを負ったうえで上空から強襲されて倒されてはいるのだが、
何分メインモンスター初の(あからさまな)引き立て役であったことから、
衝撃的な形での退場も含めて色々な意味で話題を呼んだ。- 尤も、相手は生態系を超越した「古龍」の幼体たるゴア・マガラであり、
一般モンスターであるティガレックスよりも上位として扱われるのはある意味当然とも言える。
このような役回りへの抜擢についても、ティガレックスが生態系上位者として
君臨するモンスターであるからこそ「強さの裏打ち」たり得るということだろう。
- 最近はメインモンスターが別のモンスターと戦闘する、といった展開のムービーが増えており、
こういった演出がしばしば行われている。
- 尤も、相手は生態系を超越した「古龍」の幼体たるゴア・マガラであり、
戦闘能力 
- 攻撃範囲やAIを中心に全体的に強化された。
特に回転攻撃は範囲が大幅に広がっており、
フレーム回避がやり易いことで有名だった怒り咆哮も、判定時間が変更され、
発生と同時に何も考えずに回転回避を出す程度では余裕で被弾してしまう。
また発見時、ハンターが武器を出して攻撃を当てようとする(若しくは攻撃を当てる)と、
通常の咆哮をキャンセルして怒り移行と同様の咆哮を放ってくる。
出会い頭からこの有様である。- 因みにこの怒り咆哮の仕様は、今作のオープニングムービーに反映されている。
猟虫を飛ばし、更にジャンプ攻撃を当てようとするも外したハンターに対し、
ゲーム内同様怒り咆哮をしているのが確認できるだろう。
- 因みにこの怒り咆哮の仕様は、今作のオープニングムービーに反映されている。
- 攻撃技も、今まで以上にアグレッシブ且つ獰猛になった。
特に、新モーションの振り返り突進を無駄の無いところで使ってくるのが大きい。
振り向きざまの頭を狙おうとした大剣使いやハンマー使い、
ティガレックスの突進をガードしてから突進で後を追おうとしたランス使い、
攻撃終わりに後ろ足を斬り刻もうとした双剣使いや片手剣使いは見事に辛酸を舐めさせられる。
攻撃判定は振り返ってすぐの出初めの部分と、突進の部分の二つに分かれているのだが、
殆どのハンターが引っ掛かるであろう出初めの部分は攻撃力が低いのが流石ティガといったところか。
- 飛び掛かり攻撃は、完全新規のモーション。
やや後方に下がる長い溜め動作が入った分、これまでの飛び掛かり攻撃よりもリーチが長く、
着地と同時に短距離を噛みつきながら突進する。
実際は着地した瞬間に攻撃判定は無くなるので、突進には直撃しても何のダメージもない。
この攻撃が猛威を振るうのはハンターが段差の上下にいる時。
その長いリーチを活かして初見ではありえないだろうと言いたくなるような距離を一気に詰めてくる。
何より動きに非常に躍動感があって格好良い。
この攻撃、ティガレックスが攻撃の際に段差に入るとほぼ必ず使ってくる。
つまり、突進の際にUターンをかけた位置が段差だった場合、
突進→ドリフトして飛び掛かり攻撃というコンボを拝むことが出来る。- 高低差に十分対応し、怒り時は2回行うと確定で威嚇するので、
過去作品での飛び掛かり攻撃はオミットされたかと思いきや、
なんと今までの飛び掛かりも普通に使ってくる。
しかも距離に関係なく繰り出し、確定で例の振り返り突進に繋げてくるため
最初の飛び掛りに引っ掛かると続け様に突進を喰らってしまう可能性が高い。
なお、この時の振り返り突進は、確定で急停止に移行する。
高レベルギルクエの個体でも、狂竜化してもこれは変化しない。
ただし、MH4のティガレックスはこの急停止の頻度がやたらめったら高く、
始動となる飛び掛かりもかなりの頻度で繰り出してくるため、
突進したと思ったらすぐ急停止で止めてしまうという光景を多々見かける。
急停止後すぐさま別の攻撃に滑らかに繋げてくるわけでもなく、
大抵の場合はいつもの振り向き軸合わせを行うため、
結果としてかなり大人しめな行動パターンになってしまっている。
イャンガルルガは異常なレベルの突進コンボで攻め立ててくるのに
急停止が本格的に攻撃に活かされる光景を見るのはMHXまでお預けとなる。
- 高低差に十分対応し、怒り時は2回行うと確定で威嚇するので、
- 細かい変更では、ドリフト直後に突進終了時のモーションを取るようになった。
基本はいつものスライディングで〆ることが多く、瞬間的には普通の突進より少し速い。
とはいえ実質的には弱体化したのと同じなので、迂闊に緊急回避してもペナルティは軽いと言える。
ただし2回ドリフトする3連続突進はこの限りでない。
- 怒り時の攻撃力が1.3倍なのはMHP3から据え置かれたが、
今作では更に俊敏性も1.25倍にダウンしてしまっている。
これは試遊台の頃から一部で報告が上がっていた。- 狂竜化すると行動速度の上限が過去作の怒り時と同じ1.4倍になる。
本作で怒り時のスピードアップが抑えられたのは、恐らく他の多くのモンスター同様に
「狂竜化することで通常個体より素早くなる(こともある)」という仕様にするためであると思われる。
これで怒り時の時点で1.4倍のスピードになっていたら、
狂竜化でそれをも超える補正を掛ける必要が出てきてしまっていた
(ラオシャンロンを除けば行動速度補正の最高値は基本的に1.4倍である)。
また、そもそもモーションの変更や新行動の追加などがなされている都合上、
体感的なスピード感は単純に補正の数値のみで比較できないことにも留意したい。
- 狂竜化すると行動速度の上限が過去作の怒り時と同じ1.4倍になる。
- 乗ると転げまわるように激しく暴れる。
最初に乗った位置から大きく移動してしまう上に暴れている時間も長く、
場所によっては直ぐさま振り払われたり、無理矢理エリアチェンジさせられたりしてしまう事も。
ただでさえ激しく動き回るティガレックスだけにダウンは積極的に狙っていきたいが、
他の飛竜以上に場所や状況については考えて動きたい。- リオレウスやリオレイア、グラビモスとは違って、背中の部位破壊は追加されていない。
そのためティガレックスに対しての乗り状態は、純粋に攻撃チャンスを稼ぐための手段となる。
- リオレウスやリオレイア、グラビモスとは違って、背中の部位破壊は追加されていない。
- ちなみに壁のよじ登りだが、疲労状態の場合、後一歩の所で力尽き落下してしまう。
この場合空中で叩き落したのと同じ扱いになる為、落し物をすると同時に地面でしばらくもがく。
高レベルギルドクエスト 
- ギルドクエストLv76以上では反転した後すぐにスライディングに入らず再度突進する
従来の仕様に戻ってしまうのみならず、なんと怒り時のドリフトが通常時の正確さに変貌する。
そのため1度避けたからといって油断すると轢き殺される。
その代わり、攻撃終了後は高確率で威嚇を行うため、実は通常個体よりも攻め入るチャンスが多い。
これ以降のレベルではシャレにならない攻撃力で暴れまわる事を考えるとなかなかの良調整とも言える。
- また、本来は狂竜化した時の追加行動であった振り向き岩飛ばしを使用するようにもなっている。
同じ条件での亜種が、通常では殆ど使用しなかった振り向き突進を行うようになるのに似ている。
一撃必殺の大咆哮を備えた亜種と、即死技こそ無いものの隙の少ない攻撃で苛烈に襲いかかる通常種で、
上手く差別化が図られているといえよう。
- アスキーメディアワークス出版の「モンスターハンター4 ギルドクエスト マニアックス」によれば、
他にも追加行動として、特定の攻撃の後に通常よりも速い突進を繰り出すようになるとのことだが、
不具合なのかそのような攻撃パターンは見られない。
仮に実装されていたとしても、高レベルギルクエでは速度が不安定に上下する狂竜化が確定している関係上、
劇的なスピードアップを感じることは余り無いかもしれない。
この行動が明確に見られるのは、MHXの荒鉤爪ティガレックスまで待つことになる。
- ちなみにLv100での攻撃倍率は10.0(個体差によって変動あり)。
これはジンオウガやブラキディオスなども同様だが、ティガレックスは各技の攻撃値が低めであるため、
意外にも最大火力はギルドクエストLv100ではワースト2である。
その代わり体力は13500とかなり高く、強敵であることは間違いない。
狂竜化個体 
- 狂竜化モンスターの中でも初期の頃から存在が描かれていたティガレックス。
戦闘力もそんな宣伝に見合った強さであった。
そして、その強さから村クエ★5のキークエストでは
多くのプレイヤーを阿鼻叫喚地獄に落とし、
狂竜化の真の恐ろしさを見せつけたのである。
- まず行動スピードが不安定であり、
いきなり狂ったような身軽になったり拍子抜けするほど鈍くなったりする。
これがティガレックスの攻撃技と見事にマッチしており、
超高速で頭を後ろに引いてからフレーム回避が不可能な遅さで2段噛み付きを放つ、
ゆっくりと体を捻ったと思った瞬間に高速で回転攻撃を行ってハンターを吹き飛ばす、
鈍い突進→超高速でドリフト→再びゆっくりかと思いきや突然怒り時並の速さになって突進
といった凶悪なモーションに変貌する。
- 狂竜モンスターに共通してあらぬ方向へ攻撃する事があるが、
ティガレックスの場合極端に多く、5回連続で行う事がある。
この仕様がティガレックスの唯一の隙と言っても良い振り向きを見事にカバーしており、
後述の極限状態による肉質硬化も相まって振り向き際を狙う剣士達を苦しめている。
- また、狂竜化すると前述の振り返り突進ではなく、振り向きつつ岩飛ばしをしてくることがある。
頻度は振り返り突進ほどではないものの、「これだけ離れていれば振り向き突進されても余裕だろ」と、
体勢を立て直すハンター達を見事に打ち崩すモーションである。
しかも、狂竜化していることで、岩にウイルス属性が宿っている。
狂竜化しないと使わない上頻度が低いがためにこの技に不意打ちされ、
かつウイルスに感染させられるため地味に厄介である。
但し存在さえ知っていれば振り向き突進より遥かに危険度の低い技であるため、
慣れることが一番の対策になるだろう。
- 狂竜状態でのスピード変化だけでなく、攻撃技そのものも強化されており、
突進のドリフト回数と、連続で行う飛びかかりの回数が+1される。
そのため狂竜化したティガレックスは、最大で4回突進を行い、
飛びかかり攻撃を3回行わないと威嚇をしない。
文字通り狂ったように暴れまわる様を的確に見切っていかないと反撃は難しいだろう。
- 前述の高レベルギルドクエストの場合、
4回の突進全てがハンターを正確に追尾するという悪夢のような仕様となる。
最初の突進で迂闊に緊急回避なんてしようものなら、轢死するのはほぼ確定と言っても良いだろう。
- ただ、狂竜化モンスターにはイャンガルルガとブラキディオスという最強コンビが君臨しており、
彼らの圧倒的過ぎる強さの陰に隠れがちなのは否めない(これは他のモンスターにも言えるが)。
むしろギルドクエストでのティガレックスは(主に右ラーのオトモとして)蔦ハメの募集が多く*2、
その実力を完全には発揮できないまま狩られてしまいがちであるため、
危険度5の狂竜化モンスターの中では御しやすい相手と認識されている感すらある。
強豪揃いのMH4(特にギルドクエスト)においては、
これほどの実力者である狂竜化ティガレックスといえどもあまり目立てないのである。- ただし、逆に言ってしまえばこれは蔦ハメ出来るエリアがあるためであり、
蔦床のないエリアでは一転して凶悪な存在へと変貌する。
特に起伏のない広々としたエリアだと、突進や飛びかかりで縦横無尽に動き回られ、
PTでもその突進をはじめとする起き攻め被弾でクエスト失敗に追い込まれることが少なくない。
くれぐれも油断と慢心無きように。
- ただし、逆に言ってしまえばこれは蔦ハメ出来るエリアがあるためであり、
MH4G 
- 下位から攻撃パターンが強化され、
ドリフト突進をすぐにフィニッシュに繋げず、そのままハンターに突進する従来の仕様に戻された。
また、P3から不評だった突進の急停止の頻度が下がった。- が、上位とG級では相変わらず旧作品の跳びかかり→突進→急停止の確定コンボを繰り出してくるので、
人によっては下位個体が一番アグレッシブに動き回っているように見えてしまうことも
(希少種はこの限りではなく亜種はそもそも旧作品の跳びかかり自体を行わない)。
- が、上位とG級では相変わらず旧作品の跳びかかり→突進→急停止の確定コンボを繰り出してくるので、
- G級ではギルドクエスト強化の高精度ドリフトを引っ提げてきた。
それに加えて、3連突進に二段ホーミングが追加された。
具体的には最初の2回はハンターが突進の軌道から逸れるとそれを追尾して無理やり軸合わせを行い、
〆の3回目はドリフトした直後に突進の出だしの動作で左腕を振り上げ、
そのままハンターの移動先へ目掛けて突っ込んでくる。まさかの未来予測攻撃である。
軸そらし目当てのダッシュを行うと、それに合わせて軸合わせをされるため、
ティガレックスが反転した瞬間に動き回るのは却って危険。
ギリギリまで引きつけて回避するのが重要となる。
G級の突進全てがこの二段ホーミングに入れ替わった訳ではなく、通常の突進も織り交ぜてくる。
つまり確定でないにもかかわらず予備動作の違いが無い。
よって事前の判別は不可能。- 一応、1回目のドリフトの時点でギルクエ強化の高精度ドリフトよりも
更に精度の高いドリフトを繰り出すという判別点が存在する。
ドリフトの際にギュイっと急角度で曲がってきたらこれが飛んでくると思ってよいだろう。 - そして最大の強化点はこの突進を怒り状態でもかましてくるという点である。
怒り状態なら一旦軸をずらせばいいやなどと、従来通りに考えたハンターを後ろから轢いていくのだ。
これによって極限個体を倒したあとに追加される闘技大会の難易度が跳ね上がっており、
分断柵を使えない立体闘技場で2体同時とくれば後は想像がつくだろう。
同士討ちも含めて通常だろうが怒り状態だろうが
驚異的な正確さでドリフトしまくる2頭に追いかけ回される羽目になる。
体力が少ない調整はされているが、ソロだと気が滅入るほどの突進を見せてくれる。
- 一応、1回目のドリフトの時点でギルクエ強化の高精度ドリフトよりも
- ちなみに今作のティガレックスは、ギルドクエストでは蔦エリアに現れなくなった。
ある意味一番の変化かも知れない。
これにより高レベル個体でも蔦ハメで完封するなんてことは不可能になり、
しかもレベル136以上からは極限状態になるため、前作ほど楽な相手とは認識されていない。
極限状態個体についてはこちらを参照のこと。
MHX 
- 初期PVにてリオレウスやジンオウガ等と共に堂々と参戦をアピール。
本作には古代林への進出が確認されており、後に公式サイトにて正式に続投が発表された。
また、ナルガクルガと久々の邂逅に加え、
そのナルガクルガとともに新要素である二つ名持ちモンスターも登場した。- 尚、MH3Gにて邂逅の機会を逃したラギアクルスが陸上戦に対応して
まさかの復活を果たし、此方との共演も実現したのであった。
更に、本作では今まで一切現れることのなかった沼地に初上陸しハンターたちを驚かせた。
- 尚、MH3Gにて邂逅の機会を逃したラギアクルスが陸上戦に対応して
- MH4からグラフィックが若干変更され、
鱗の質感がよりくっきりと見えるようになった。
頭部周辺、特に口周りを見ると分かりやすいだろう。
- 動きに関してはMH4(G)とほとんど変わってはいないが、攻撃時のエフェクトがとにかく派手になっている。
咆哮や岩飛ばし、回転攻撃の際の土煙などを見れば分かりやすい。
- 振り向き突進は振り向きモーション自体から既に攻撃動作になっており、きっちり上空まで判定が伸びてくる。
チャンスだと思ってエリアルスタイルで踏み付けジャンプしても、空中で無敵が切れた直後にはたき落とされる。
- MH4(G)では上位以降のクエストでしか見られなかった旧作モーションの跳びかかりを、
下位クエストの時点から出してくるようになった。
この飛びかかりから繋げてくる振り向き突進も、これまでの急停止で〆る一択ではなく、
ハンターとの位置や距離によってドリフトや二段噛み付きに派生するようになった。
- 怒り状態になった時のスピードの上昇値がMH4シリーズの1.25倍から1.3倍に強化された。
数値にして1.04倍という余りに微々たる値であるため、
余程ティガレックスの動きを見ている人でなければまず気付かないだろう。
- バグか仕様かは不明だが、氷海のエリア9に来た時限定で、挙動が変化する。
具体的には飛び掛かり攻撃の頻度があからさまに増え、
間髪入れずに3連続以上で飛び掛かり、突進からの〆で飛び掛かりと、
やたらめったら飛び掛かりを連発するようになるのである。
飛び掛かりはMHP3以前の従来のものではなく、MH4で追加された新モーションの方であるため、
見ている分には突進を連発する通常時とは違ったアグレッシブさがあり中々カッコいい。
しかし、とにかく動き回る影響で反撃のチャンスが少なくなってしまうので、
さっさと狩猟を終わらせてしまいたいならこやし玉で早々にご退室願おう。
- 地味ながら、飛んできた岩をガードした場合、その場で打ち消されるようになった。
- また、そのためか闘技場の分断柵に岩が当たった際に、
MH4Gまではなぜか柵を貫通して反対側まで届いていたが、
MHXからはぶつかった瞬間に砕け散るように変更された。
- また、そのためか闘技場の分断柵に岩が当たった際に、
- ゴア・マガラに首をへし折られたり、ガムートにぶん投げられたりと映像面では活躍の機会がないが、
報酬金額が細かく分けられているMHXでは村、集会所下位、集会所上位の全てにおいてこの2者を上回っている。
それどころか(別格の存在であるクシャルダオラを除き)
全メインモンスター中で村ではブラキディオスに次いで2位、
集会所(下位・上位ともに)ではそのブラキディオスに並んでトップの報酬金額を誇る。- 尤も、報酬金額は生態系におけるモンスターのパワーバランスと必ずしも一致する訳ではなく、
報酬金額に忠実に順位づけすると進化系とも言うべき存在が進化前より下に来るという事例
(詳細はこちらを参照)も出て来るので、
報酬金額での優劣は絶対的とは言えない。あくまで参考程度。
- 尤も、報酬金額は生態系におけるモンスターのパワーバランスと必ずしも一致する訳ではなく、
- 亜種の代理なのか、Xではジンオウガ通常種が苦手なフィールドであろう氷海に出現しているのだが、
(二つ名個体を含む)ティガレックス通常種が亜種の様に地帯火山に現れる事は思いの他無い。
ハンター的には支障ないが、火山棲かと言われると微妙なイャンガルルガやセルレギオスに
地底火山のクエストがある事を思うと少々意外な気がしてくる。
亜種の耐火性は通常種がマネできない程に発達しているという事だろうか?- なおそのジンオウガも地底火山に姿を見せる事は無い。
やはり火山の環境は勝手が違う様だ。
- なおそのジンオウガも地底火山に姿を見せる事は無い。
獰猛化個体 
- 勿論獰猛化した個体も登場。
折角氷海に飛来したのに、獰猛化した影響で腹が減らなくなったティガレックスの心境は如何に。
黒い霧は頭と尻尾か両前足に纏い、前者は噛みつきや回転攻撃、後者は突進や岩飛ばしが強化される。
突進では両前足の黒い霧が両方同時に演出を起こすため、派手さに磨きがかかっている。
- 多くの獰猛化モンスターは技のスピードが速くなるか遅くなる、
ブレスや雷球などのサイズが普段よりも巨大化する、といった変化に止まり、
行動パターン自体は通常個体と変わっていないのだが、
獰猛化ティガレックスに関しては上記二種に加えて行動パターンまで変化している。
一部の亜種と大差ない位には差別化されているため、通常種とは別物と捉えたほうが良い。
- 突進からの急停止をキャンセルして振り向き岩飛ばしを行うというコンボが追加。
本作で追加された荒鉤爪ティガレックス共々、不評だった急停止がついに攻撃の軸として機能するようになった。
ハンターを背にした状態での急停止は基本的にこれに置き換わると思って差し支えない。
また、飛び掛かり→突進(振り向き突進)から続けて行った場合に限り、確定で威嚇を行う。
- 飛び掛かりから二連噛みつきか振り向き岩飛ばしを行うというコンボも追加。
この飛び掛かりは通常の飛び掛かりより移動距離が短いのが特徴。
前述した振り向き突進に繋げるコンボとは見分けがつけられるようになっている。
また、飛び掛かり終了時にティガレックスの後方に居ると、
通常より移動距離が短いバックジャンプを挟んでから攻撃をしてくる。
- 他にも一回以上ドリフトを行った突進は、終わった後に確定で威嚇を行うようになっている。
ただ強化されるだけに止まる獰猛化モンスターが多い中、明確な弱体化も伴っているのは非常に珍しい。
- 霧を纏った攻撃は軒並み低速化するのだが、突進は高速化する。
特徴的な加速モーションが一瞬で終わり、腕が光るや否や最高速で突っ込んでくる、
事実上のノーモーション突進化。
このため両腕に霧が付いている時に振り向き狙いをすると轢かれる可能性がかなり高い。
- 一般に獰猛化したモンスターは通常個体に比べてすぐに怒り状態になるという傾向があるが、
何故か獰猛化ティガレックスは通常個体以上に怒り難いという珍しい特徴を持つ。
大剣やハンマーの溜め攻撃、大技系の狩技を叩き込んでも1発程度では怒り状態にはならない。
上記のように確定威嚇が追加されたうえ、怒り状態になると肉質が柔らかくなるので、
そこを付けこまれてすぐに倒されるのを防ぐためなのだろうか。- 危険な怒り状態になる頻度が低いので楽になったとも思いきやこれが中々に厄介で、
「どうせ怒る時はバックジャンプしてくれるからゴリ押ししても安全だろう」
とタカを括って深追いしすぎると、そのまま平常時の突進に轢かれたり回転攻撃に弾き飛ばされたりする。
怒り状態ではないとはいえ、獰猛化補正の入った攻撃力はかなりのものなので、
体力の回復を怠ったりしていると最悪キャンプ送りにされることも。
- 危険な怒り状態になる頻度が低いので楽になったとも思いきやこれが中々に厄介で、
OPムービー

- MH4に続き、MHXのオープニングムービーにも登場。通算3度目となるOP出演を飾った。
本作では新旧メインモンスターの大迫力バトルが描かれたOPで先陣を務める。
- 吹雪の中を悠然と進む巨獣ガムート。
洞窟で眠っていたティガレックスは、その地鳴りの如き足音(とそれで頭部に落ちてきた小石)で目を覚ます。
遥か上空からガムートに奇襲を仕掛け、顔面に跳び付いて執拗な噛み付き攻撃を繰り出す。
しかし、全体重に加えて落下速度まで動員したこの奇襲攻撃も
圧倒的な体格を持つガムートには有効打にはなり得ず、
鼻により絡め取られたあと、そのまま雪原に叩き付けられてしまう。
叩き付けられながらも即座に反撃の態勢を取るティガレックスと、
威圧するかの様に荒々しく鼻を吹き鳴らすガムート。真正面から向かい合う両者。
フィールド狭しと言わんばかりに激しく突進し、飛び掛るティガレックスに対し、
無駄な動きなど不要、受けて立つ覇者が如くどっしり構えるガムートが衝突する瞬間、映像が暗転する。- 遥か上空からの、それも不意を突かれた攻撃を歯牙にも掛けず、
どころか襲撃者たるティガレックスを鼻の力だけで地面に叩き付けるという
「不動の山神」の異名通りの圧倒的パワーを見せつけたガムートのインパクトは相当なものだが、
怪力に圧倒される描写こそあれ、その後に直様体勢を立て直して再度攻撃を試みる姿を見せるなど、
ティガレックスもまたMH4とは異なりメインモンスターとしての面目は保ったと言える。
腹を空かせた状態で苦手な寒冷地にまで出向いて狩りを行うというティガレックスの性質を考えれば、
目の前に現れた獲物をみすみす放置するという選択肢はあり得ない、という切迫した事情もあるのだろうが。
- 遥か上空からの、それも不意を突かれた攻撃を歯牙にも掛けず、
- ガムートとティガレックスは生態面でも因縁のあるモンスターである。
ガムートの幼体はティガレックスから逃れるためにポポの群れに紛れる生態を持ち、
成体になってからは逆にティガレックスからポポを守るためにポポの群れに付き添うのだという
(OPのガムートはポポの群れには与していなかったが、MHフェスタ'16のパンフの開発コメントによれば、
OPのティガレックスvsガムートは、ガムートの幼体時の恐怖体験などが絡んだ因縁のバトルであるとのこと)。
- ゲーム中でも両者の関係を語った台詞はちらほら見受けられ、
ガムートについて「ティガレックスと互角に渡り合う」という設定が語られるほか、
村長からは「轟竜の爪牙を物ともしない数少ないモンスター」という話も聞ける。- 爪牙を物ともしないという設定については、小嶋P曰く「ガムートの皮や筋肉は非常に肉厚なために
ティガレックスの爪牙が内部まで届かず容易にはダメージを与えられない」とのこと。
実際、OPムービーではティガレックスが自慢の鋭い牙でガムートの頭部に齧り付くも、
ガムートがそれを意にも介さず反撃に移る一幕が見られる。
ティガレックスは元々寒冷地に適応した身体はないというハンデも背負っており、
ムービーの状況下における真っ向勝負ではガムートが優位である可能性も高い。
- 爪牙を物ともしないという設定については、小嶋P曰く「ガムートの皮や筋肉は非常に肉厚なために
MHXX 
- G級でメインターゲットとなるクエストは本作のG級の最高ランクであるG★4にしか存在せず、
乱入もセルレギオスやラージャンといった同ランクのモンスターの単体狩猟にしか登場しないため、
G級個体に会うのはかなり遅い時期となる。
- 基本的には4GのG級を踏襲しているため、
振り向き岩飛ばしと二段軸合わせ突進を行ってくる。
ただ、二段軸合わせは大分マイルドになっており、
4G個体のような納刀ダッシュしても避け切れない角度で曲がってくることはなくなった。
また、公式ガイドブックによれば突進の速度が若干スピードアップしているようだが、
下位、上位と比べても体感的な差は殆ど感じられない。
- 獰猛化個体も相変わらずの強敵。
ただし、G級通常種の二段軸合わせとその場での振り向き岩飛ばしが削除されてしまい、
要するに上位から順当に攻撃力と体力を上げただけの状態になっている。
MH4からの飛びかかりも滅多にやってこない上、
突進からの振り向き岩飛ばしをやたらめったら多用するため、動きが単調になったという意見も見られる。
モンスターの攻撃がより多彩になったXXのG級ではより目立つ形となっている。
- 勿論、ドリフト突進を行った後に高確率で威嚇を挟む点もそのまま。
が、威嚇中に攻撃し放題なのを考慮してなのかG級個体は体力がかなり高くなっており、
通常個体でも13500、獰猛化に至っては21750とかなりのタフネスを誇る(乱入個体は若干体力が落ちる)。
ただ、村クエにもG級のティガレックスのクエストがあるので
そちらを利用すればソロでも素材を集めやすいのが救い。
獰猛素材は仲間と力を合わせて集めよう。