低危険度モンスターのギルドクエストに対応した装備を効率よく集める方法のひとつ。
読み方は「うらー」ではなく「みぎらー」。
目次
概要 
MH4 
- 発掘装備の見た目は、そのギルドクエストのモンスターによって決定される。
しかし、危険度が低いモンスターのギルドクエストは報酬の質・量共に悪く
クリアマラソンでの収集の効率が悪い。
しかも、それらのギルドクエストに限って生産武器とは見た目が異なる武器が設定されている。 - そこで目的の発掘装備を効率よく集める方法のひとつが「右ラー」である。
2頭のギルドクエストでは- 発掘装備の見た目は左に表示されたモンスター。
- 報酬の質は良いほう。
- 報酬の量はおそらく合算で決定される。
「目当ての発掘装備が出るモンスター+報酬の質・量がよいモンスター」
の2頭クエストが最も効率が良いことになる。
報酬の質が良いモンスターはジンオウガ亜種・ブラキディオス・キリン亜種、
それに加えて危険度6のモンスター全般となっており、
このうち2頭クエストになりうるのは
ジンオウガ亜種・ブラキディオス・キリン亜種・ラージャンの4頭である。
この4頭であるが、
ジンオウガ亜種は慣れれば比較的楽な相手ではあるが、報酬の量は普通である。
ブラキディオスは今作最強とも謳われるため、正直やるメリットは薄い。
キリン亜種は報酬量こそ少ないものの、睡眠爆殺や砲撃ですばやく倒すことが出来る。
ラージャンはレベル76以上で激昂化する強敵であるが、
集会所のものと攻撃パターンに大きな違いが無く報酬量が多い。
という特徴がある。 - この中でも報酬量の多さやハメが可能であることからラージャンが好まれる。
そしてターゲットの右がラージャンであることから「右ラー」と呼ばれる。- ラージャン2頭の場合は「ラーラー」と呼ばれることもある。
こちらは場合によっては最初からラージャン2頭が合流していることがあり、
ハメもしづらく、こやし玉も効かないため、かなりの高難度クエストに変化する。
- ラージャン2頭の場合は「ラーラー」と呼ばれることもある。
MH4G 
- MH4Gになってもギルドクエストの報酬の決定システムはほぼ踏襲されていたため、
この右ラーの試みが再びなされている。
…が、G級におけるラージャンはローリングアタックを筆頭に素の状態でも大幅強化、
しかも狂竜化どころかその更に上である極限状態になるようになり、MH4から難易度が飛躍的に上昇している。
そのため、現状では「プロハンでも更に一部の実力者向けの、ハイリスクハイリターンな稼ぎ方」となっており、
とてもお手軽とはいえないものとなった。- 更に今作ではラージャンの発掘武器テーブルが古龍種と分けられ、
同じ武器が出土するモンスターは前作同様恐るべき強敵であるイャンガルルガのみ。
その外見は評判が良い武器種が多く、またガルルガと比較してもやはり質・量とも勝るため
複数のみならず単体クエでも需要は高くなっている。
ただし単独でも相当の強敵な上、体力が多いので極限状態との戦闘が長引きやすいという短所がある。
そこで右に危険度が低く極限化もしないモンスターを配置し、複数クエにすることで体力を少なく抑え、
結果的に再極限化する回数を減らしやすい「左ラー」の需要が単体以上に高い。
- 更に今作ではラージャンの発掘武器テーブルが古龍種と分けられ、
- MH4Gではイビルジョーもギルドクエストに参戦。
ラージャン同様、報酬量の多さから「右ジョー」という形式のクエストも登場している。
とはいえイビルジョーも高レベルになると極限化。
さらに極限状態時の硬化部位がラージャンは後脚のみなのに対し、
イビルジョーは脚・尻尾先端部などの一部部位を除いたほぼ全身が硬化。
ダメ押しとばかりに元々の体力の高さがレベル上昇により更に倍増。
結果として本作のギルクエ登場モンスターでは最大級の体力を誇り、
数値にしてなんと単体で15312、2頭でも10718とラージャン単体(10440)を上回ってしまっている。
もちろん極限化の仕様上、何度も再極限化してしまうことは完全にハメでもしない限りほぼ避けられない。
そのため報酬を目当てとした場合は比較的体力が少なく楽に回せるラージャンの方がやはり人気が高いようだ。
しかし効率厨が大手を振って蔓延っているのが今作のラージャン部屋であるため、
いわゆる「強武器」でない武器種を担いでいるだけでキックアウトの対象になってしまう場合がほとんど。
HR200以下はどんなに強い武器であろうと蹴るなどのケースもしばしば見受けられるが。
また次点で人気のあるテオ・テスカトルも武器種による相性差が極端に出るため、
やはり大剣や双剣などの特定武器種でしか参加させてもらえないことが多い。
対してイビルジョーはどの武器種でも等しく強敵である反面で、どの武器でも極端に相性が悪いという事は無い。
また超体力を誇るが故に単純作業のハメが難しく、プレイヤーの実力が真に試されるという側面が強い。
そのため今作のイビルジョー部屋は色々な武器種を使いたいというプレイヤーや
拘束はほどほどにガチで戦いたいというプレイヤー達が集う場所にもなっている。
スラッシュアックスやランスなど、効率部屋では2秒で排斥されてしまう武器でも
問題なく活躍できるのがイビルジョーであるため、これらの武器使いからの人気は特に高い。
もちろん、見た目の良い発掘武器も多いので「強武器」を使うプレイヤーからも結構人気である。
ややニッチながらもラージャンとはまた違った需要を見出されていると言えよう。- ちなみにラージャンと違い、「左ジョー」というクエストもそれなりに人気がある。
上記の通りイビルジョーのクエストで出る発掘武器は見た目の良い物も多いのだが、
単体クエストでは莫大な体力からくる再極限化が避けられないことがネックとなる。
そこで左にメインのイビルジョー、右にドスランポスなどの与しやすいモンスターを置くことで
イビルジョーの体力を削り倒しやすくするというものである。
この場合の右のモンスターは完全にオマケであり、なるべく楽に倒せるモンスターが好まれる。 - 運が良いと(悪いと)誰もが恐怖する右(左)ラー左(右)ジョーが降臨する。
降臨した場合どちらもG級個体な上レベル136以上で極限化するため危険度はその比ではない。
報酬自体は非常に豪華でインパクトも大きいクエストであることは間違いないため、一定の需要はある。
- ちなみにラージャンと違い、「左ジョー」というクエストもそれなりに人気がある。
- 本作のG級防具では一部テンプレのようにラージャン相手のスキルは組みやすくなっており、
前述のように本作ではラージャンテーブルの発掘装備も人気が高いため
(具体的にはイビルジョーとラージャンだけは、確定枠が封じられし装備×2と多くなっており、
かつ英雄の装備が混ざらないので、報酬自体はモンスター内で最も安定している)
結果的にはプロハンの間では右ラー・ラージャン2頭問わず前作と同様に人気を得ている。- 本作では操虫棍とチャージアックスも発掘装備として出土するようになったが、
なぜかアックス/棍というカテゴリとなり、スラッシュアックスとチャージアックスだけは
一つのクエストでどちらかしか出ないという事態になってしまった。
そのためラーラーではスラッシュアックスだけは絶対に出ない。
よって、ラーラーを問題なく回せる腕前があり効率を重視したいというハンターの中でも、
なぜかスラッシュアックス使いだけがラーラーの恩恵にあずかれない羽目になった。
なお、同様にジョージョー(左ジョー)ではチャージアックスが出土しないが、
こちらは先述の通りイビルジョーの耐久力が高いために難易度が高く、スラッシュアックスほどは問題になっていない。
まるでボウガンだな
- 本作では操虫棍とチャージアックスも発掘装備として出土するようになったが、
- ただし上述のように難易度が無印MH4から飛躍的に上昇したため
ハメ無しの真っ向勝負や、ハメの準備が必ずしも前提でない野良パーティでは
クエスト成功率が著しく低くなってしまっており、
安定してクエストを回すためには極限状態などの仕様も相まって
アイテムや罠を駆使したハメまがいの戦法がほぼ必須となってしまっており、
プレイヤーの間では批判の声も出ている。
これらの点で「プロハンや効率プレイ向きでの稼ぎ方」というのが無印MH4以上に極めて顕著となっている。- 厳密に言うと、これはラージャンというよりも極限状態の強さが主であり、
そのあおりを受けたラージャンが不憫と言えば不憫である。
- 厳密に言うと、これはラージャンというよりも極限状態の強さが主であり、
- なお、この右ラーの状況と、古龍ギルドクエストの報酬が別枠化したことにより、
(特にシャガルマガラ、テオ・テスカトル、オオナズチのデザイン系統はラージャン系統ではほとんど出ない)
結果としては無印MH4と比べると受注されるギルドクエストの種類が多様化・細分化されることとなった。
とはいえ、その理由が理由のため、決して良い傾向ではないが。 - また極限強化ラージャンやイビルジョー、さらに古龍も上手くいかないプレイヤーの場合は
そもそも発掘装備を諦めるというのも多くなっている。
MH4Gでは通常の生産装備の性能も向上しており、極限強化でのフォローも出来るため、
武器種によっては発掘装備に近いものを生産でも入手できる。
(大剣のブラックミラブレイド、ヘビィボウガンのディスティアーレなど)
これらの武器は中堅程度の発掘武器ではまるで及ばないほどの威力を備えているため、
言ってしまえば高レベルギルドクエストであろうとも生産装備で十分なのである。
というかそれらの武器種では右ラーを連戦しても生産を超える装備には滅多に出会えないため、
ラージャンや極限状態が苦手なプレイヤーにとっては苦行そのものでしかない。
類似事例 
MHW:I 
- MHW:Iでは類似システムである調査クエストにラージャンが出現するようになり、
複数頭クエでは右ラーも出るようになった。
しかし、調査クエストの特別報酬枠はターゲットモンスターで均等に配分されてしまううえ、
歴戦の調査クエストに至っては危険度は1番左のモンスターによって決定され、
ラージャン本来の危険度よりも報酬がさがってしまうことがある。
そのくせ受注条件はラージャンの危険度に合わされてしまう為、
MR100未満ではクエストそのものを受注できなくなってしまう。
そのためMHW:Iの右ラーはほとんど周回されることはない。- 上記のシステム上、むしろ左ラーとでもいうべき配置の方が都合がいい。
ただし、そもそも歴戦の調査クエストの主目的は特別調査枠であるため、
枠数が同じなら単体だろうが複数だろうが報酬の質は変わらない。
そのためギルドクエストとは異なり、枠数さえ多ければ単体のクエストの方が良いだろう。
- 上記のシステム上、むしろ左ラーとでもいうべき配置の方が都合がいい。
MHR:S 
- MHR:Sでも類似システムである傀異討究クエストが登場し、
こちらも2頭クエストで右ラーが発生することがある。
傀異討究の2頭クエストは精気琥珀を稼ぐ目的で周回されることが多く、
2頭の総合的な狩りやすさが良質なクエストにつながるとされる傾向にある。
その点で見るとMHR:Sでも十分な強豪であるラージャンが含まれるクエストは、
人によっては狩猟難度が高まるために敬遠されることも考えられる。
一方で、傀異化モンスターに強力無比な操竜攻撃を確実に叩き込めるため、
逆に傀異化を相手取る時間を減らせる良クエストと目されることも。- 今作では属性武器が大幅な強化を受けているため、
ターゲット全ての弱点が同じ属性である物が好まれる傾向にある。
EX★5(最大Lv.100)時点で特に注目されていたのは、
氷属性の通りがやたらと良いディアブロスの傀異化個体と、
同じく氷属性が弱点で非常に肉質の柔らかい紅蓮滾るバゼルギウスの組み合わせである。
この組み合わせは「ディアバゼ」などの愛称で呼ばれており、何の因果か右側が古龍級生物という共通点がある。
激昂したラージャンと組み合わさり「ラーラー」となるクエストが発生するようになった。
右ラーどころか左右ラーである
言うまでもなくどちらも結構な難敵であり、ディアバゼのように安定・高速な周回が出来るわけではないが、
報酬の精気琥珀・尖の排出量が多く、ターゲットがラージャン種のみであるために
氷属性武器を担ぐハンターが続出している。
また、上述のディアバゼやその派生である、エスピナスと紅蓮バゼルの組み合わせの「ナスバゼ」と違い
効率を考えずに好きな武器で周回することが出来る...という点で人気でもあるため
どちらかといえば4Gの頃の「右ラー」というよりも「右ジョー」に近い扱いとも言える。
さらに、どちらも操竜最強格であり、操竜のみで一万ダメージ近くを双方に与えられる。 - 今作では属性武器が大幅な強化を受けているため、
- Ver13.00からは激昂したラージャンが傀異化して登場。
相変わらず武器種を問わずに相手がしやすく、当然のように報酬の出も良いため
ラーラーはもちろんのこと単ラーや遂には左ラー*1も重宝されている。
余談 
- 「右ラー」と呼ぶのは若干疑問ではあるが、ラージャン2頭のギルドクエストも流行している。
このギルドクエストはとにかく報酬の質も量も最高級であり、最高性能の発掘装備を集める際に重宝される。
ただしラージャンには(拘束を解く時以外)こやし玉が一切効かないという事実をくれぐれもお忘れなきよう。
ハメを最大限活用し素早く1頭を片付けないと、波状攻撃のど真ん中に晒されて大変な事になる。
ソロでやる時は、合流されずに済むことはまず無いので、冗談抜きで乱戦に慣れておかないと厳しい。- MH4Gでは前述のようにラージャンのテーブルでの装備が他に無いものになっている上
全般的に見た目の人気が高いため、右ラーよりもラージャン2頭のほうが主流と言っても良い。
4Gでは2頭クエでの1頭あたりの体力が4のそれより抑えられている印象があり、
さらにラージャン自体の体力も低いので、
上級者のPTであれば極限化するレベルであっても最初の極限状態解除後
2度と極限化する事無く合流もしないまま1頭ずつ手早くかつ確実に終わるケースも少なくない。
…がラージャンの気分次第ですぐに合流してしまうこともある。
そうなったら後はもう、クエスト失敗一直線。なす術もなく大老殿送りである。
- MH4Gでは前述のようにラージャンのテーブルでの装備が他に無いものになっている上
- 意外と勘違いされがちだが、右ラーは発掘装備目当てなら最も効率が良い、というわけではない。
実際のところ発掘武器の厳選はお宝エリアによる採掘リセマラが一番効率的であるという意見が根強い
(無論お宝エリアはエリア1で青鉱石が3つある、次のエリアで爆死できる…などの条件を満たすことが前提である)。
それでも右ラーが大流行したのはお守りや鎧玉など発掘装備以外の報酬も得られること、
そしてちゃんと狩ゲーができて精神的によりキツい炭鉱夫にならなくても済むということが理由としては大きい。
よって右ラーは「狩猟を楽しみつつ好みの発掘武器をそれなりの効率で厳選する」ものであるといえる。- なお上記はハメを考慮しない場合の話である。
これはハメという行為自体が激しく賛否両論であり、右ラーでもラー2頭でもハメまくるというプレイヤーもいれば、
ハメはしないしハメ利用者と一緒に狩りもしたくないというプレイヤーもいるからであり、
ハメをする場合としない場合とでは当然発掘装備厳選の効率が大きく違う。
本家シリーズにおいては後者の考えが基本的に多数派を占めており、
ゆえに右ラーは一般的に効率で言えば「それなり」で、炭鉱夫には及ばないと理解される。
- なお上記はハメを考慮しない場合の話である。
- 4では高レベルのラージャンの副産物として、通常のクエストでは入手がやや難しいとされる
金獅子の尖角、羅刹の金角や金獅子の闘魂を比較的高確率で得られる。
レベル91以上にもなると基本報酬に金角は6%、闘魂は8%の確率で含まれるようになる。
発掘装備を求めるハンターにとって生産武器の価値は低く、それを製作するのに必要なモンスター素材も
報酬に出たところで無用の長物として売り払われてしまうことも多いが、
ラージャン武器は最終的にレア7に至るため勲章(○○の褒章)獲得に役立てることができるだろう。- 4Gではいくらクエストのレベルを上げても激昂個体にはならないため、
素材を集めるには激昂個体が登場する通常クエストをキッチリ部位破壊までこなす必要がある。
ただ本作では生産武器でも性能が高いためか、角の破壊は幾分かは楽になったようだ。
- 4Gではいくらクエストのレベルを上げても激昂個体にはならないため、
- 右ラーの大人気っぷりを公式も認めたのか、4発売から間を置いて出版された
「モンスターハンター4 ギルドクエスト マニアックス」では
帯に「右ラージャンは最高ニャ!」と書かれている。
それでいいのかラージャン。
- バサルモスが左側の場合は、バサラーと呼ばれることが多い。
また、亜種の場合はMH4発売よりちょっと前に大ヒットした商品とかけて「桃ラー」と呼ばれることがある。
関連項目 
モンスター/ラージャン
システム/ギルドクエスト
システム/発掘装備
モンハン用語/蔦ラン
モンハン用語/バサラー
モンハン用語/ディアバゼ - MHR:Sにおける類似事例