システム/希少種

Last-modified: 2022-10-05 (水) 14:58:37

目次

現実世界における希少種の定義

  • 現実世界における「希少種」という言葉は環境アセスメント用語の1つであり、
    種や亜種の中でも存続基盤が脆弱な種のことを指す。
    • 具体的には、生息環境が変化すると絶滅の危機に瀕する可能性のあるもの、
      若しくは既に種の存続の危機が始まっており、今後さらにそうした傾向が進行する恐れのあるものをいう。
      簡単に言えば「ちょっとしたことが原因でも絶滅しやすい生物」ということである。
      つまり、モンハンの希少種とは違い物凄くか弱い存在、という事になる。大切にしてあげよう。
    • 現実で言い表す希少種をモンスターハンターの世界観で当てはめるとすれば、
      個体数が少ないとされ二人以上での狩猟が禁止されているモノブロスが最も近いか。
  • 亜種に関してもそうだが、決して通常種より強い個体の事を指す言葉ではない。
    後述するモンハン世界では多くの希少種で見られる「先祖帰り」によって
    同じく太古に栄えた古龍種達と競合する実力を取り戻したが故、なのかもしれない。

モンハンにおける希少種

  • 限られた地域で極めて稀に確認されるという特殊な亜種モンスター
    比較的珍しいとされる通常の亜種よりも更に希少な存在であり、滅多にお目にかかれない。
    特に高い実力を評価された一部のハンターだけがその狩猟を許される。
  • 希少種の狩猟クエストの一部は隠しクエストとなっており、
    設定の通りギルドに実力を証明しなければ、つまり特定の条件を満たさなければ受注できない。
    しかし、条件を達成した後は自由に受注する事が出来るようになる。
    その条件は異なるが、殆どがHR一定以上か、飛竜、魚竜、海竜、獣竜を多く狩猟することが条件である。
  • 非常に手強い存在だが、通常種や亜種と比べて紅玉天鱗などのレア素材が
    比較的入手しやすいというメリットもある。
    また中には、通常種や亜種からは入手できない、希少種限定のレア素材を持つものもいる。
    そのせいで、通常種や亜種武器に比べて武具の生産及び強化が大変面倒となることも。

シリーズ毎の変遷

MHG~MHP2G

  • MHGにて、亜種モンスターと共に希少種という概念が登場。
    シリーズ初登場の希少種は、今なお希少種の代名詞的な存在であるリオレウス希少種リオレイア希少種
    彼らはプレイヤーから「金銀夫婦」、英語圏では"Metal Rath"といった愛称で親しまれている。
  • 初登場のMHGでは、希少種はG級にのみ姿を現すご褒美的な存在であった。
    というのも、この時代の「亜種」は追加モーションや仕様の変更といったものが殆どなく、
    弱点属性や弱点部位が異なるだけの「色違いモンスター」であり、
    リオス希少種も例外ではなかったからである。
    故に行動パターンも通常種と大差なく、残念ながら裏ボス然とした実力は期待できなかった。
    一方、出現条件はやたらと厳しく、キリンを除いた全ての大型モンスターに最大金冠を付けた上で、
    それぞれの通常種と亜種のクエストを両方クリアしないと出ないという超やり込み仕様であった。
  • 以降、MHP2Gまでの作品群においても、狩猟可能ランクなどを除いてこのような状況は変化しなかったが、
    MHPでは事実上の村最終クエスト抜擢されるなど、
    それなりにインパクトのある登場もしている。

MHP3

  • MH3では亜種とともに希少種も全種リストラされたが、
    MHP3にてリオレウスとリオレイアの希少種が復活した際には
    以前とはまるで別物と言わんばかりのとんでもない強化が施された
    本作では、大型モンスターの討伐数が合計100体以上になると希少種のクエストが追加される。
    • 最高ランク帯にのみ登場する点は旧作と共通するが、肉質の硬化や行動パターンの大幅刷新など、
      通常種とは全くの別種ということを強調する大胆な調整がなされ、
      裏ボスらしい実力者としてハンターから恐れられることとなった。

MH3G

  • MHGで元祖希少種であるリオス希少種が登場して以来、新希少種の音沙汰は無かったが、
    MH3Gにて、満を持してナルガクルガ希少種ラギアクルス希少種が新登場
    いずれも通常種や亜種とは一線を画した特徴と戦闘力を持つ強敵である。
    • ナルガクルガ希少種は月夜の古塔に登場し、姿を消す能力を持つ。
      また、尾を用いた攻撃の際に大量の毒棘を発射する能力を得た。
    • ラギアクルス希少種は、ナバルデウスの根城である海底遺跡に出現する。
      新たなアクションとして追加された3つの巨大な渦潮を発生させる攻撃には、
      アマツマガツチが竜巻を発生させるモーションを流用されている。
      両種とも、能力や戦闘フィールドの雰囲気も相俟って、古龍種の如き風格すら感じられる。

MH4(G)

  • MH4ではリオス希少種の続投に加えて、ティガレックス希少種が新登場。
    一方、ナルガクルガとラギアクルスは通常種が不参戦のため希少種も未登場となった。
  • ティガレックス希少種は、HR50になるとクエストの受注が可能となる。
    ナルガクルガ希少種と同じく塔で相見えることとなるが、こちらは頂上での対決となる。
    最大金冠サイズの通常種を遥かに超える巨体を持つ本種は、
    発達した前脚の爪により爆発性の粉塵ばら撒く能力を持つ。
    また、極度の興奮状態に陥ると、怒り状態をさらに超えた「爆轟状態」に変化する。
    3Gで登場した2種と同様、古龍をも彷彿とさせる、通常種を遥かに超越した戦闘能力が特徴。
  • 希少種モンスターには、本作独自の要素である狂竜化極限状態の個体が存在しない。

MHX(X)

  • ほぼ全てのメインモンスターが登場した本作であるが、新規希少種の追加はならず。
    ナルガクルガ、ラギアクルス、ティガレックスの希少種も復活せず、リオス希少種のみの参戦となった。
  • 一方、本作では金銀夫妻にも獰猛化個体が存在する。
    通常の希少種をさらに超える手強いモンスターとなっている。

MHW:I

  • MHWorldでは一切の希少種が登場していなかったが、
    MHW:Iではリオレイア希少種、リオレウス希少種が満を持して復活した
  • 本作での彼らは更なる進化を遂げ、劫炎状態という強化状態を手に入れた。
    また、互いのブレスを合体させることで辺り一面に巨大な爆発を起こす合体技も追加された。
    過去作と比べても圧倒的な実力で、裏ボスの座に相応しい強敵に仕上がっている。
  • 両種とも導きの地や龍結晶の地に登場するが、どのフィールドにおいても非常に奥まったエリアに出現する。
    そしてエリア移動を一切せず、こやし玉による強制エリア移動も無効化する
    この性質は恐らく過去作において希少種モンスターのクエストによく使用されていた
    塔の秘境などの決戦場型フィールドを再現するための策と思われる。
  • MHWorldでは捕獲したモンスターは拠点に運び込まれ、眠っているモンスターの近くの研究員に話しかけると、
    一部のモンスターについては専用のセリフを聞く事が出来た。
    これはMHW:Iでも同じなのだが、希少種は何故かアステラとセリエナ、
    どちらに運び込まれても汎用的なセリフしか聞くことができない。
    滅多に見つからない希少種を捕獲したのだから、専用のセリフがあってもよさそうなものだが…。

MHR:S

  • MHRiseではMHWorld同様一切の希少種が登場していなかったが、
    MHR:Sの無料タイトルアップデートVer.11にて金銀火竜、およびナルガクルガ希少種が復活した
    金銀火竜は半ば常連のような扱いではあるが、
    一方でそれ以外の希少種がシリーズを超えて復活した例はナルガクルガ希少種が初である。
  • 更にタイトルアップデート第2弾では完全新規の希少種として(せん)狐竜タマミツネ希少種が登場。
    完全新規の希少種が登場するのはMH4のティガレックス希少種以来、実に9年ぶりとなる。
    また、タマミツネには二つ名個体やヌシ個体は存在していたものの亜種にあたる個体は存在しないため、
    亜種に当たる個体をすっ飛ばしていきなり希少種が追加されるのは前代未聞の事態*1であり、
    登場が判明した際にはハンターたちの間でも驚きの声が広がっている。

MHF

  • MHFはベースが「亜種」の変化に乏しいMH2ではあるが、彼らが実装された当時からの方向性として、
    亜種や希少種に通常種と大きく異なる性質を持たせるというものがあったようで、
    ヒプノック希少種とエスピナス希少種も行動が大幅に変化し、もはや別モンスターと化している。
    だが悲しいかな、彼らの実装から間もなくしてプレイヤーの関心は「剛種」の装備に移行してしまい、
    リオス希少種達と違い凄腕のクエストも用意されず、
    剛種の装備の次に関心を持たれるようになった特異個体も長らく登場しなかったため、
    多くの人間からすっかり忘れ去られる存在であった。
  • そんな彼らだが、エスピナス希少種はMHF-G5、ヒプノック希少種はMHF-G9でG級対応・特異個体化を果たし、
    最前線環境へのリバイバルを果たした。
    • エスピナス希少種はG級最高ランクのG★7クエストに該当し、
      ほぼあらゆる攻撃技が毒属性やスリップダメージを伴うなど、
      通常のG級クエストのモンスターの中でも極めて凶悪な性質を持つだけでなく、
      討伐難易度に見合った高性能の武具が揃っており、一躍その名をG級ハンターに知らしめた。
    • ヒプノック希少種はG★5と他のG級希少種よりは低いが、
      より強力になった体術でハンターを攻め立てる。
      武具もエスピナス希少種のものほど有名にはならなかったが、
      精錬装飾品がかゆいところに手が届くような優秀な性能となった。
  • 一方のリオス希少種もG級クエストにおける通常G級モンスター枠としては最高難度の★7に設定されており、
    特異個体・G級個体ともに炎や毒を巧みに操る新たな技を会得している。
    両者のハードコア専用2頭クエストも存在しており、このクエスト限定のクリア報酬素材がある。*2
    また、過去にはこのクエストをアレンジした金策クエストも存在した。
    • ちなみにかつては凄腕(HR5)で挑める個体も存在した。
      凄腕の個体はどちらも特異個体として定義されているが、
      上述したハードコアモードの個体とは姿や使用するアクションが異なる。
      実装としてはこれらより遥かに前の時代のもので、いわば初期型の特異個体である。
      HR帯刷新後も、イベントで「HR5」のリオス希少種がターゲットとなっているクエストではこの個体が出現する。

MHST

  • RPGの本シリーズにも、リオス希少種とティガレックス希少種が登場。
    ストーリークリア後の登場となり、オトモンとしても頼もしい活躍を見せる。
    ティガレックス希少種に関してはアップデートでの追加となった。

MHST2

  • 続編であるMHST2でも前作同様の3種がアップデートにて追加された。
    特にリオス希少種は、アップデートのトリを飾る第5弾の追加モンスターとして抜擢されるなど、
    全モンスターの中でも破格の待遇である。

MH-R

  • メインシリーズに登場する全ての希少種(当時)が登場し、オトモン化することができた。
    • 派生作品とはいえ、メインシリーズの希少種が勢揃いしていたのは今作のみである。
      サービス終了が悔やまれるところ。
  • 今作では希少種は「夢幻の塔」のボスとして登場し、中でもリオス希少種は夢幻の塔関連のストーリーにも関わっていた。
    • 元々水棲のラギアクルス希少種に関して、なぜ塔に出現するのかについては一応理由付けされている。

希少種モンスター一覧

メインシリーズ

飛竜種
リオレウス希少種
リオレイア希少種
ナルガクルガ希少種
ティガレックス希少種
海竜種
ラギアクルス希少種
タマミツネ希少種

MHF

鳥竜種
ヒプノック希少種
飛竜種
エスピナス希少種

MHO

分類不明
滅星竜

余談

  • MH4シリーズ以降は長い間新種追加の音沙汰がなかった希少種であるが、
    MH3Gからそれ以降に登場した希少種は既存の古龍種を彷彿とさせる特徴を併せ持つようになった。
    これらが制作側の意図によるものなのかは現状は不明。
    • 他の本家希少種と比べると、古龍種の特徴と接点の無いリオス希少種であったが、
      MHW:Iで再登場した際には、時間経過で「劫炎」と呼ばれる強化状態に移行し、
      扱う火炎ブレスや熱エネルギーを大幅に強化するようになった。
      時間経過でエネルギーを蓄積し、エネルギー強化状態に移行する古龍種と言えば、
      やはり思い起こされるのはMHWのラスボスだろうか。
      …もしくは伝説の黒龍だろうか? 実際、ムフェト・ジーヴァもミラボレアスも、
      BGMや見た目など、リオス種(特にリオレウス)との共通項の多いモンスターである。
      奇しくも頭に攻撃を加える事で弱体化が狙える点も同様である*3
  • 本編作品では一貫して希少種全体が古龍・古龍級のモンスターと同程度の扱いをされており、
    MHR:Sではリオス希少種が古龍や古龍級相手に優位に戦う登場ムービーも見られる。
    • その一方で、小説版などでは相応の実力を持つハンターにとっては
      決して倒せない相手というわけではないようで、
      第三弾にて登場したキオはリオス希少種から作れる武器防具を装備しており、
      さらに第五弾に登場したエスラ・シャーラ姉妹に至っては
      希少種を積極的に狩猟しているという驚愕の事実が語られる。
      積極的に狩猟していると言える程遭遇出来るのなら、それは最早希少でも何でも無い様な…
      同作品の世界観における古龍種が討伐不可の存在として描かれているのに対して、
      希少種はあくまで既存種の上位個体扱いらしい*4
      小説版は公認とはいえあくまで外伝作品であるため、この辺りの相違は致し方ないだろう。
      当時は劫炎状態などの強化要素も無く、希少種の世界観上の立ち位置もより不明瞭だったことも原因かもしれない。
  • 希少種はどういう訳か、頭部の肉質が固いモンスターが多い。
    希少種の代表とも言えるレウス・レイア希少種はMHG~MHP2Gの時には
    原種の頭の斬肉質が80に対し25となっており、原種と比べれば固い程度のものだった。
    代わりに打撃と弾肉質は40であり、ゴリ押しもできるが一応役割分担もできる肉質と言える。
    しかし続くMHP3で再登場した際には全武器種で19以下という異常なまでの硬化を果たし、
    MHP3屈指の火力と新規モーションによりハンター達は阿鼻叫喚となった。
    さらにMH3Gにて初登場した希少種両名にいたっては
    ナルガクルガ希少種は全武器種一律で20、ラギアクルスは斬打15に弾18とやはりこちらもガッチガチ。
    これにより、当時は「次の希少種は何が来るか分からないが、とりあえず頭は固い」とまで言われるようになった。
    • 制作側も流石にこれはマズイと思ったのか、金銀夫妻は部位破壊すれば肉質が軟化するようになり、
      新登場したティガレックス希少種は通常時こそ一律20と固いものの部位破壊で40以上、
      爆轟状態で60以上と改善傾向にある。
      またMHW:Iにクラッチクローによる傷付けで一時的ながら能動的に肉質を軟化させたり、
      クラッチクローが廃止されたMHR:Sでのレウス・レイア希少種は劫炎形態移行時に、
      ナルガクルガ希少種は状態に関係無く頭部の肉質が軟化するようになったりと、
      ある程度戦い易くなる調整も成されている。
  • MHR:Sの時点まで一貫して、
    希少種は何れかのシリーズでメインモンスターを務めたモンスターにしか存在が確認されていない*5
    この法則が続くのか、それとも外れる日が来るのかは開発陣のみぞ知る所である、といった所だろう。
    • 亜種の存在するメインモンスターの多くに希少種が用意されているが、
      現在のところジンオウガディノバルドの希少種は確認されていない。

関連項目

システム/亜種
システム/原種
ゲーム用語/裏ボス
モンハン用語/古龍級生物
モンハン用語/特殊個体


*1 ヒプノック繁殖期を亜種として数えるならば
*2 ただし、銀レウスのGX防具の強化にしか使用されない
*3 ただし、リオス希少種は一時的に強化形態が解かれるに留まるのに対し、ミラボレアスは永続的に最終形態限定でだが技が弱体化する。
*4 さらに現時点で確実に狩猟されていると分かるのは金銀夫婦のみである。
*5 唯一当てはまらないのはリオレイアだが、リオレイアは多くのワイバーン骨格モンスターのベースとなった存在である上、無印のタイトルロゴに描かれている。そういう意味では十分「メインモンスター」と同等の扱いを受けているといえる。タマミツネはMHXのメインモンスター郡「四天王」の一角。