- 種族
- 魚竜種
- 別名
- 紅溶岩竜(こうようがんりゅう)
- 登場作品
- MHF
- 狩猟地
- 火山
目次
生態・特徴
- メゼポルタではその存在が知られている、紅色の外殻に身を包むヴォルガノスの亜種。
その外見から「紅溶岩竜」とも呼ばれる。
- 外殻はやはり固まった溶岩によって形成されているが、
亜種のそれは紅蓮石や獄炎石などの火山性の希少鉱物を豊富に含んでおり、
その影響によって固まっていてもなお非常に高い熱を保有する。
この熱は剥ぎ取られた後でも冷えることは無く、取り扱いを間違えると大火傷をする。
あまりの高温のせいか、水や冷気を利用した攻撃を受けてもほとんど効果が無い。
まさしく「焼け石に水」である。
そのヴォルガノス亜種に有効な属性ダメージを与えるには、龍属性を用いるほかない。
- 通常種と比べて素材の希少性が高く、重宝されているが、
興奮時には通常種を上回る凶暴性と運動能力を発揮するため非常に危険。
そのため、比較的ハンターランクが高い者でなければ狩猟の許可は下りない。
概要
- 溶岩竜ヴォルガノスの亜種。別名:紅溶岩竜。
通常種はMHP2GやMHX、MHWにも登場しているが、亜種はMHFにのみ登場する。- シーズン1.5リファインアップデート当日の2007年12月5日に実装された。
実はヒプノック繁殖期より僅かにデビューが早い。
あちらは二日後の7日から体験クエストが配信されている。
- シーズン1.5リファインアップデート当日の2007年12月5日に実装された。
- 黒い体色を持つ通常種とは異なり、やや暗い紅色の体色を有する。
体を覆う溶岩が紅いのは紅蓮石などの希少な鉱物を含んだ溶岩によって熱を保っているため。
その熱量の高さゆえか水属性と氷属性が殆ど効かなくなっており、弱点属性は龍属性。
また、麻痺耐性も通常種の2倍近くまで上昇している。
かつての上位個体は通常種共々ランクに見合わない強烈なステータスを有していたが、
現在はリファインによって攻撃力・耐久力が大幅に低下している。
- 上陸しながらのホーミング突進や3連ブレスを繰り出すなどといった独自の行動を有し、
戦闘能力は当時恐れられていた通常種をさらに上回る。
- 通常種以上の戦闘能力を持つため、上位から狩猟が解禁される。
同期のヒプノック繁殖期と同様、HR3(旧HR31)とHR4(旧HR51)の個体によって排出素材が異なる。- 初期はHR51に「紅の鎧と黒き鎧」(グラビモス亜種との同時クエスト)位しかなく、
素材集めを面倒くさがるハンターも見受けられた。
- 初期はHR51に「紅の鎧と黒き鎧」(グラビモス亜種との同時クエスト)位しかなく、
奇種
- HR5(旧HR100)以上の亜種。凄腕クエストにて登場。
こちらも上位までと比較して飛躍的なステータス向上が見られる。
ただしG9.1以前は上位が圧倒的に強かったため、
攻撃力こそ上がっているものの、 体力も弱点も上位とほとんど変わっていなかった。
にもかかわらず、肉質が全体的に柔らかくなり防御率も上がっているため、
上位個体より弱くなっているといっても過言ではない状態になっていた。
G10よりこの不均衡が是正され、凄腕ランクのモンスターとして猛威を振るう。
特異個体
- 見た目の変化
- 牙が赤い
- 頭の突起が大きくなっている
- 胸鰭や尾鰭がシャープに
- 色の赤みが増している
- 通常種の特異個体化から5年の歳月を経てG9でついに登場。
同アップデートではヒプノック希少種とエスピナス亜種の二体も引き連れて
MHF黎明期の本家の名残を強く残す亜種モンスターが全てG級に出揃うことになった。
- 運営の言によると本当はG8で実装予定だったようだが、
新コンテンツとの兼ね合いでG9に見送られたという。- G8期間中にて配信されたクエスト「煮えたぎる真朱?」の依頼文には、
上記を裏付けることが書いてある。
後のG9ではクエスチョンマークを外した「煮えたぎる真朱」が配信されている。
- G8期間中にて配信されたクエスト「煮えたぎる真朱?」の依頼文には、
- 同アップデートのヒプノック希少種特異個体同様、
亜種モンスター特異個体でありがちだった「通常種特異個体行動+亜種専用行動」ではなく、
全ての追加行動が新規行動となっており、通常種の特異個体行動は一切行わない。
つまりこれが何を意味するかというと、俗にいう「ビターン」に予備動作が存在しないということである。
ヴォルガノス通常種特異個体は「一部では手加減して下さっている」と言われていたが、
亜種特異個体は手加減なしで攻め込んでくるため注意が必要である。
ただし通常種特異個体で厄介だった地中潜り行動がオミットされているため、
その分戦いやすくなっているとも言えるが。
- 新技としては、海獣達のような転がり攻撃や、
その場で尻尾を地面に着け、回転させると同時にマグマを噴出させる技を身につけている。- 前者は軽く転がってすぐ元の姿勢に戻る起き上がり小法師のような動き、
後者は回転した勢いを殺しきれずたたらを踏むような動きが入る。
どちらも愛嬌を感じさせる動作であり、一部のハンターの琴線に触れたという。
- 前者は軽く転がってすぐ元の姿勢に戻る起き上がり小法師のような動き、
G級
- 2016年1月13日より、亜種のG級クエストも解禁された。
難易度は通常種と同じ★6。
- 通常種同様、這いずり時に火山弾を噴出させる。
また、溶岩に居る状態から勢い良くジャンプした…かと思えば猛烈な勢いで陸地へ突撃し、
陸地に激突すると同時にエリアのほぼ半分にマグマを噴出させ、
当のヴォルガノスは高く舞い上がり、エリア後方で巨大な地割れを起こすほどの背面プレスを行う。
この技は、ここ最近の強豪モンスターが繰り出す技にも決して引けをとらない程の派手さであり、
多くのハンターの度肝を抜いた。当然、威力もド級。- ちなみに、この技はヴォルガノスが溶岩に居るときに行う
単発ブレスや溶岩飛ばしなどの代わりに設定されているようで、
G級亜種はそれらの技を使用する事はない。
- ちなみに、この技はヴォルガノスが溶岩に居るときに行う
- 武器は大剣、太刀、ガンランス、そして新規デザインの狩猟笛。
いずれも複属性の「炎属性」を有し、赤色と紫色だけという極端なゲージ配分が特徴。
- 防具は「ヴォラGシリーズ」。
G9の新スキル「閃転」を全部位に備えている。
余談
- MH4周年を記念して行われたMHFオリジナルモンスター人気投票では、
ヴォルガノス亜種は全19体中18位と残念な結果に終わっている。
ワースト4位にヒプノック種以外で唯一入っているため、少し浮いてしまっている。- 通常種は3位と健闘しているため、そちらに票が流れたというのも一因だろう。
- ヴォルガノス亜種はヒプノック繁殖期より僅かながら登場時期が早く、
「MHF産のオリジナル亜種系モンスター」の嚆矢とも呼べる存在である。
ただし、本人よりも「ヴォルガノス亜種そのもの」というインパクト絶大な見た目の頭防具、
「ヴォルアポカリプス」の方が見掛ける機会が多い……といった事象も発生していた。- ヴォル頭とも通称されるこの頭防具は単体で優秀なスキルを発動できるため、
ネタ装備のような外観ながらも多くのハンターが利用していた。
このため、亜種のイメージが広場で見た「変な装備のハンター」で上書きされる人もいた。 - ちなみに、この「ヴォルアポカリプスG」は亜種本人よりも先にG級へと進出していた。
独特な性能に磨きが掛かっており、タイムアタックなどで使用される場面が見受けられる。
- ヴォル頭とも通称されるこの頭防具は単体で優秀なスキルを発動できるため、
- 通常種であるヴォルガノスは本家の開発チームとの共同開発ということもあり、
MHF以外にもちょくちょく出演していたのだが、
本種はMHF限定モンスターということもありメインシリーズには影も形もなかった。
しかし、MHR:Sにてエスピナス及びその亜種が登場。
これによりFオリジナルモンスターのメインシリーズ参戦も現実味を帯びてきた。
その中でもヴォルガノス亜種は通常種が既にメインシリーズに参戦済みということもあり、
通常種が未参戦のMHR:Sでは参戦はできなかったものの
今後の作品においてその姿を見られる可能性が一番高いFオリジナルモンスターでは?
と一部では期待されている。
素材
- 紅溶岩竜の仙鱗
- G級ランクに認定された個体から得られる、異彩を放つヴォルガノス亜種の鱗。
武具・防具・装飾品と様々な用途で重宝される。
G級未満の個体から得られる鱗は通常種のものと区別されず、まとめて「溶岩竜の上鱗」として扱われる。
- 紅溶岩竜の甲殻
- ヴォルガノス亜種の外殻には紅蓮石などの火山性の鉱物が多く含まれており、そのために熱を保ち続けている。
この外殻こそが「紅溶岩竜」と呼ばれる所以である。
剥ぎ取られてもなお灼熱の熱気を放ち、近づく者の身を焦がす甲殻は「紅溶岩竜の堅殻」、
G級ランクに認定された個体から極稀に剥ぎ取れる、
様々な鉱石が熱で混じり合い、抜群の耐熱性を得るまでに至った甲殻は「紅溶岩竜の溶鉱殻」と呼ばれる。
- 紅溶岩竜の牙
- ヴォルガノス亜種の牙。灼熱のマグマに耐えうる強度を持つ牙はあらゆるモノを砕く。
飛竜の外殻でさえも風穴を穿つほど鋭く強硬に発達した牙は「紅溶岩竜の鋭牙」、
どんなに硬質な鉱石でも熱で溶かして容易く噛み砕いてしまうほどの熱量を持つ牙は「紅溶岩竜の赤熱牙」、
極めて強力で特異な個体から稀に剥ぎ取れる、
熱で溶けかかったものが再び固まり、驚異的な硬度を持つようになった牙は「紅溶岩竜の溶牙」と呼ばれる。
- 紅溶岩竜のヒレ
- ヴォルガノス亜種のヒレ。加工せずとも刃のような鋭さがあり、武器の素材として人気。
加工する際は慎重を極める程の切れ味を持つヒレは「紅溶岩竜の上ビレ」、
G級ランクに認定された個体から得られる異彩を放つヒレを「紅溶岩竜の仙ビレ」、
特異な個体から稀に剥ぎ取れる、鋭利さと滑らかさを兼ね備えたヒレを「紅溶岩竜の旋ビレ」、
より強力な個体から稀に剥ぎ取れる、滑らかな光沢を放つヒレを「紅溶岩竜の刃ビレ」、
その更に強力な個体から稀に剥ぎ取れる、凄まじい切れ味と熱を持つ最上級のヒレを「紅溶岩竜の凄ビレ」と呼ぶ。
- 煮えたぎる紅殻
- 溶岩の高熱で煮えたぎってヴォルガノス亜種の身に付着した堅い甲殻。
一部クエストでのみ入手可能で、特別な頭防具の素材となる。
更に屈強な個体が登場するクエストで得られる異常なほど堅い甲殻は「煮えたぎる紅堅殻」と呼ばれる。
関連項目
モンスター/ヴォルガノス
防具/ラヴァシリーズ
武器/ヴォルガノス武器 - ヴォルガノス素材から作られた各武器へのリンクあり。
BGM/火山戦闘BGM - ヴォルガノスのテーマBGM「マグマを纏う炎魔」の記述あり。
モンスター/アルガノス&ゴルガノス - 古塔で発見された近縁種。素材の位置もヴォルガノス亜種の後ろである。