- 種族
- 飛竜種(竜盤目 竜脚亜目 (不明) 前翼脚竜上科 ベリオ科)
- 別名
- 氷牙竜(ひょうがりゅう)
- 英語表記
- Frostfang Barioth
- 登場作品
- MHW:I
- 狩猟地
- 渡りの凍て地
目次
生態・特徴 
- 寒冷地に君臨する飛竜として恐れられている氷牙竜ベリオロス。
その中でも、非常に厳しい寒冷な環境にて長く生き抜いてきたと思しき個体が確認された。
一般的なベリオロスとは異なる容姿を有し、とりわけ牙は凍て付き変容が著しい。
その様子は二振りの「氷の刃」を携えた古豪とでも言うべき風格すらあり、
この特殊な個体は「氷刃佩くベリオロス」という別格の存在として扱われている。
- ベリオロスは幼体の頃には柔らかい体毛で覆われているが、
成長して甲殻が発達すると共に毛は抜け落ちていき、顔面に毛は殆ど残らない。
しかし、氷刃佩くベリオロスには通常個体と比して豊富な体毛が認められ、
特に頬や下顎などに口髭のように体毛が生え揃っているという差異が見られる。
また、通常個体と異なり全身に氷の結晶が付着しているらしく、
体色は一般的な「白」というよりは「青白い」色味になっている。
そしてその特徴が最も色濃く出ているのが名前の由来ともなった巨大な牙である。
本来のベリオロスであれば琥珀色の牙が露出しているところが、
当個体では鋭い氷の結晶に覆われたことで寒々しい色の「氷刃牙」と化しており、
通常種の牙よりも更に鋭く、凍り付いてしまった獲物の肉でも容易に削ぎ落として喰らう事ができる。
なお、これらの特徴は後述する特異なブレス攻撃の多用が一因とも考えられている。
- 極低温のブレスを口から放つ能力を有し、それを活かした狩りを得意とする。
極低温ブレスを地面に吹き付けることで一時的に氷の結晶を表出させ、
その凍らせた地面に獲物を追い込み、動きの鈍った相手を仕留める。
このようなブレスを扱えるように独自に発達した内臓器官を有すると考えられるが、
それと思しき器官は氷刃佩くベリオロスの体内から取り出すと同時に急速に壊死して萎んでしまい、
瞬く間に素材としても研究資料としても無価値なものと化してしまうため、研究が進んでいない。
- 更に驚くべき報告として、大きな荷物を背負った調査員達が、
強大な古龍種である「冰龍イヴェルカーナ」と本種が激しく争う状況に巻き込まれたという。
事実確認が急がれるが、一般的なモンスターに過ぎないベリオロスが特殊個体となった事で、
多少なりとも生態系の地位に於ける変化があったと見られる。
- 氷刃佩くベリオロスの素材から生産される武具は眩いほどの白銀に輝き、
泰然自若な白騎士の闘志と鋭い冷気を宿すという。
装備すれば氷牙竜の絶技の体現者となり、永久凍土を守りし者として称えられるが、
通常よりも堅実で力強い「最後の白騎士」に打ち勝ち、その素材を手に入れる事は困難を極める。
概要 
- メインシリーズでは初となる「既に亜種が存在するモンスターの特殊個体」である。
- 本件とニアミスではあるが、かつて黒龍ミラボレアスの亜種とされていた
紅龍の特殊個体は“亜種の”特殊個体である。
そして現在では紅龍は黒龍の亜種の関係ではないとする事が多い*1ため、
そうした点でも氷刃佩くベリオロスが初の事例であろう。
- また、特殊な個体である「二つ名持ちモンスター」を含めると多数のモンスターが該当するが、
二つ名、ヌシ、そして特殊個体はそれぞれ完全に独立した種とされているため、
やはり「特殊個体」に絞ると本種が最初のモンスターになる。
- 本件とニアミスではあるが、かつて黒龍ミラボレアスの亜種とされていた
- 開発陣の発言や各種ゲームサイトの情報によると、
「厳しい寒冷地の環境下で長年生き抜いてきた特殊な個体」であるらしい。
これが正しいのであれば、メインシリーズにおいては銀嶺ガムートが最も近しい存在と言えよう。
また、特定部位の変化が著しい点を含めMHFに存在した辿異種を連想する人も居るようだとか。- 更に、「地面に意図的に設置した物に獲物を追い込む」という生態については、
奇しくも同じ骨格でMHFに実装されたヒュジキキというモンスターと類似している。 - MHXRにおいては、ベリオロスの特殊種として、「ベリオロス凍氷種」が存在している。
あちらは毒属性も扱う、紫色の部位が見られる等の差異は存在するが、
それ以外の外見的特徴は酷似しており、事前に公開されたデベロッパーズダイアリー Vol.6の告知映像の最後で
PV公開時のような匂わせ演出があった際には、一部では本種の正体がこの凍氷種ではないかとも予想されていた。
- 更に、「地面に意図的に設置した物に獲物を追い込む」という生態については、
- 通常個体のベリオロスは(作品にも依るが)暖色寄りの白い体色に黒い棘が目立つ外観なのだが、
特殊個体は体の大部分に薄く氷の結晶を纏っているらしく、やや青白い見た目になっている。
特に変化が加わっているのが、口外に露出した氷牙竜の代名詞たる巨大な牙。
鋭い氷の結晶に覆われたことで本当に氷の牙そのものになっている。
それ故に英語表記にもFrostfang(フロストファング……結氷の牙)として採用されている。
また、通常のベリオロスよりも豊富な体毛を有する点で明確な違いがあり、
頬や喉を覆うように毛が生えている点が老獪な印象を際立たせている。- 「顔に毛が豊富に生えている」というのは従来のベリオロスにはない特徴である。
加齢により体毛が印象的な変化を遂げるという性質は派生作品含め幾つか例があるものの、
幼体の項にもある通り、ベリオロスは成長すると多くの毛が抜け落ちる設定があり、
旧作より体毛の表現が強化されたMHW:I版ベリオロスを見ても顔に毛は殆ど見受けられない。
これについては過酷な環境がベリオロスの生態に影響を与えた説と、
老齢の個体になると抜け落ちた体毛が再び生えてくるとする説がある。
この体毛と老齢という設定から一部では「ベリオ爺」「おじいちゃん」などと呼ばれたりする
- 「顔に毛が豊富に生えている」というのは従来のベリオロスにはない特徴である。
MHW:I 
- 大型アップデート第4弾(ver.14.00)の隠し種として破格の扱いを受けている。
この第4弾は禁忌モンスター「アルバトリオン」が目玉モンスターとして予め公開されていた。
アップデートの予告でアルバトリオンが煌黒龍ならぬ広告龍として喧伝されていたのだが、
もう一体の実装モンスターである氷刃佩くベリオロスは長らく存在すら公表されていなかった。- 初めて存在が示唆されたのは、
アップデート内容の詳報を伝える先述したデベロッパーズダイアリー Vol.6の告知映像の最後の数秒で、
各種情報の後に暗い吹雪の中に潜む謎めいた青い眼光のシーンが描かれた。
この時点で僅かに映った特徴や、独特の咆哮から「ベリオロスらしい」と看破する人は多かったが、
ベリオロスには見られないはずの牙の隣に見える体毛から、これを否定する意見もまま見られた。
この為、映像のモンスターは先述の凍氷種やトア・テスカトラではないかという予想も存在した。 - その後告知通りに公開されたデベロッパーズダイアリーにて正体が判明することとなる。
極短い期間ではあったものの、「シリーズ屈指の隠しモンスター」が大々的に宣伝され、
一方で存在を秘されていた別の存在が居たことに驚く人は多数見受けられた。
- 初めて存在が示唆されたのは、
- 初登場はイベントクエスト「終の白騎士」にて実装。
初日配信日は2020年8月7日で、狩猟地は渡りの凍て地である。
なんとこのクエスト、実装早々に通常個体を飛ばして歴戦の個体として登場する。- 非歴戦個体はMHW:I発売1周年記念のイベントクエスト「老士の高踏」で登場した。
闘技場での狩猟で、報酬は金・銀の錬金チケットが出やすいものになっている。
終の白騎士と違い歴戦の個体でないためかMR18から参加できるが、氷牙竜チケットが排出されず装備は作れない。
装備製作に関しては歴戦の個体を狩猟してチケットを集めなければいけない。 - 非歴戦個体が存在しなかったことから、当初はその先例として、
イャンガルルガの歴戦個体として出現する傷ついたイャンガルルガと似た扱いではないかと考えられていた。
- 非歴戦個体はMHW:I発売1周年記念のイベントクエスト「老士の高踏」で登場した。
- 受注可能ランクはMR24~なので、ストーリークリア後すぐに挑むことも可能だが
追加モンスター、かつ歴戦の個体扱いなだけあって攻撃力はかなり高く設定されており
MR解放直後の生半可な装備では一撃でキャンプ送りにされることも充分有り得る。
同時に解禁される激昂したラージャンや猛り爆ぜるブラキディオス等にも劣らない攻撃力を誇るため
たかがベリオロス、と侮らないようにしたい。
- なお、本種は猛り爆ぜるブラキディオスや激昂したラージャンと同じく、
調査クエスト、ストーリー、及び登場ムービーは存在しない。
ただし、フリークエスト化するあちらと異なりイベントクエストのみでの登場なので
配信期間を逃すと戦えなくなってしまう点には注意したい。
戦闘能力 
- 通常個体との差異として大きく取り上げられているのが「極低温のブレス」。
これを地面に吹き付けるとその地点に氷の結晶が生成され、触れると「凍結状態」になってしまう。
足を取られて動きが鈍るというイヴェルカーナのブレスに近い性質の設置技であり、
基本的に前方一帯に吹き付けるが、一直線上に遠くまで設置されるケースも見られる。
これで退路を塞いで動きを鈍らせ、獲物に痛打を与えるのが基本戦術となるようだ。
イヴェルカーナのブレスと同じくガード強化を付けた状態でもガードは出来ない上、頻度が高い攻撃の為、
ガード重視の立ち回りだと苦戦する。- ハンターが凍結状態になると特定の技を優先して繰り出すルーチンになっているようで、
氷刃佩くベリオロスの近くで凍結状態になると大ジャンプ牙突き刺し、
遠くだと下記のチャージブレス、空中だと空中チャージブレスを放ってくる。
どれも喰らうと大ダメージ必至なので、常に体力は十分残しておきたい。 - 凍結状態は耐寒の装衣や不動の装衣でも無効化できないため、
氷の結晶を踏まない立ち回りが基本になる。
とは言え耐寒の装衣の方には凍結状態の時間を短縮する効果があるので、
踏んでしまった時の為の対策としては有用である。
- ハンターが凍結状態になると特定の技を優先して繰り出すルーチンになっているようで、
- なお設置された氷の結晶はスリンガー松明弾で溶かすことが可能。
既に燃えている場所に設置ブレスが着弾すると、氷の結晶も配置されず当然凍結状態にもならない。
エリアに複数配置するだけでかなり行動しやすくなるはずなので、試す価値はある。
- また、ティガレックス亜種が大咆哮する際と似たよう構えを取ってから
チャージブレスを放つのも確認されており、こちらは
地面に着弾した瞬間に氷塊が発生してハンターを吹き飛ばす。
威力も高く、喰らうとカチ上げられてしまう大技である。
- その他の基本的な攻撃方法は通常個体のベリオロスに準じているが、
突進攻撃が往復するようになってたり、
ジャンプ突進攻撃が2連続かつ2回目は氷刃により範囲拡大されていたりと、
アレンジが加えられているものが多い。- 新技として、その場で地面を叩きつける噛みつきを行うモーションが追加されている。
地味ながら範囲攻撃を結構な速さでやってくるので不意を突かれやすい。
- 新技として、その場で地面を叩きつける噛みつきを行うモーションが追加されている。
- 氷刃佩くベリオロスは両牙の破壊でブレスが弱体化する。
ベリオロスの攻略法である「部位破壊によって弱体化する」点は重要性がより増している。
その代わりなのか、通常個体と違って牙は二段階破壊となっている。- ただし、氷刃佩くベリオロスはカウンター行動を備えているため油断は禁物。
怯んだ際に態勢を立て直し、即座にブレスを吐いてくることがある。
- ただし、氷刃佩くベリオロスはカウンター行動を備えているため油断は禁物。
- ブレスの頻度が増えた代わりに、通常個体と比べると滞空時間が短くなり、
回り込みの頻度も減ったため、攻撃後のスキをかなり狙いやすくなっている。
このため特に剣士の場合、ブレスにさえ対応出来れば通常個体よりも相手しやすい、という意見も多数見られる。
武具 
- 防具はEXオルムングシリーズ、通例通りα、βが存在する。
旧作のG級装備のような「氷の騎士」のイメージを基にし肩や胸の鎧などに共通の意匠も見受けられるが、
細身の騎士といった旧作と違い、毛皮を多く用いたやや重装備な見た目となっており、
腰にサーベル風の直刀の剣を吊るす腰装備が目を引く。
頭部は、男性用はαがベリオロスの顔を模し、
βが男性は牙を角飾りとした騎士の兜のようになっているフルフェイスとなっている。
女性用はαが牙を角に見立てた鬼のような仮面を着け、βは腰まで届く長髪のウィッグとなっている。- 発動スキルはシリーズスキルが1部位で抜刀術【力】、3部位でKO術・極意。
更に抜刀術【技】と納刀術も発動し、見切りや攻撃といった汎用的な火力スキルを備える部位もあり、
一式では抜刀攻撃とそれによるスタンを活かした攻撃的なスキル構成と言える。
スキルの性質上、抜刀を頻繁に行う大剣や太刀でしか活かしにくくも見えるが、
βになると腰を除いて見切りor攻撃+スロットという構成になるので、
他武器種でもパーツ運用しての汎用性は高い。 - 一部位でシリーズスキルが発動するというのは今までにはない特徴で、
1部位だけのパーツ運用のついでに抜刀術【力】が発動するので、抜刀攻撃をさほど多用しない武器でも
普段よりちょっと多めに頭に抜刀攻撃をするよう意識すればスタンを狙うことができるようになるかもしれない。
同じく抜刀攻撃を強化するスキルが多いラヴィーナシリーズとは、冰気錬成を残す場合でも抜刀術【力】が、
KO術・極意を残す場合でも属性会心が発動させられるためかなり相性がよい。 - オルムングという名称は、ドイツの叙事詩「ニーベルンゲンの歌」に登場する魔剣「バルムンク(Balmung)」と
朝鮮語で氷を意味するオルム(얼음)を組み合わせた言葉と思われる。
- 発動スキルはシリーズスキルが1部位で抜刀術【力】、3部位でKO術・極意。
- 武器の性能は、ざっくり言えば通常個体武器の会心率を下げて他のステータスを強化したような感じ。
物理偏重と属性偏重の中間、悪く言えば器用貧乏なところもあった
攻撃力と属性値が底上げされたことで総合的な火力が上がって一線級になり、
また斬れ味が長い白に匠延長可能な短い紫と、達人芸での紫運用も他の斬れ味スキルでの運用も
斬れ味スキル無しの運用にも立ち回れる万能さを発揮する。- 通常種に比べると落ちた会心率だが、それでもまだ比較的高いラインで利用がしやすい。
唯一の弱点と言えば通常種同様のスロット無しによる拡張性の乏しさだろうか。
スロットLv4がどんどん出てきている中で無しは流石に苦しいか。
環境がインフレしてきてなければスロット無しでも十分すぎる強さだが。 - ちょうどアルバトリオンに刺さりやすい氷属性なので、明確な使い道があるのもメリットか。
同時期に戦えるようになる猛り爆ぜるブラキディオスや(激昂した)ラージャンも
氷属性を弱点としているので先に作る価値は十分にある。
また実はミラボレアスも龍・火ほどではないが多少氷も通るので、
手持ち素材の都合によってはこれが活躍することもある……かもしれない。 - アップデートで追加実装された新規モンスター武器では珍しく、
一発生産の他に通常個体武器からの派生強化が可能になっている。
ただ、派生元が通常個体の最終強化ではなくその1、2段前から派生となる。
派生のツリーのどこかに一発生産できる武器もなく一から派生強化をするのは非常に面倒。
やるとしたら、通常種武器の最終強化が必要ないハンターが強化の巻き戻しで
派生元に巻き戻して派生強化するくらいだろうか。
ほとんど使い道のなかった強化の巻き戻しがこんなところで活きるとは。
生産に際して要求される素材は大して変わらないため、素直に一発生産をした方が手間がかからないだろう。 - 現在ではマム・タロト及びムフェト・ジーヴァの入れ替え、アルバトリオンの属性入れ替えを除いた
全てのイベントクエストが常時配信となった為、MR24以上ならいつでも作れる。
高い属性値を持つ皇金武器のためにマム・タロトを待つ必要もなくなり、
ストーリーにおけるアルバトリオン対策はいつでも十全に行えるようになり極めて便利になった。
もちろん、猛り爆ぜるブラキディオスやラージャンへの対抗策としての便利さも更に高まっている。
- 通常種に比べると落ちた会心率だが、それでもまだ比較的高いラインで利用がしやすい。
- オトモ装備はEXオルムネコαシリーズ。
防具は女性用βのような長髪のウィッグの頭装備、胴は鎧ではなく貴族的な服に毛皮のコートを羽織っている。
武器のEXオルムネコサーベルαは高い氷属性に加え、背中ではなく腰に提げて納刀する特殊仕様である。
余談 
- 「佩(は)く」とは靴やズボンに使われる「履く」の意味でも用いられることがあるが、
大抵は「刀剣を腰に提げる」場合に用いられる。
西洋の剣はもとより、日本の刀でも打刀が当たり前になる以前の太刀では刀を佩いていた。
いわゆる多くの人が思い浮かべる刀を腰帯に直接差しているのとは違い、
鞘と腰を革のベルトや紐を介して吊り下げる。- ちなみにUSJとのイベントクエストの依頼文にある「氷の刃を佩びた~」は「おびた」と読む。
- ベリオロスはMH3での登場以降、殆どの寒冷地フィールドに姿を見せ
「寒冷地の代表的なモンスター」としての地位を確立しており、
MHW:Iでも「(古龍であるイヴェルカーナを除いた)渡りの凍て地の主級のモンスター」として認識されている。
MHW:Iのストーリーも寒冷地をメインとしたものであるので、寒冷地をフィーチャーした作品として
特殊個体の実装に踏み切ったのかもしれない。
一方、メインモンスターやディアブロスなどのシリーズ頻出組よりは登場作品が少なく、
ここにきてまさかの特殊個体への選出を驚かれたモンスターと言える。- 旧作における特殊個体は一部の古龍級生物など相当な強豪モンスターに宛がわれることが多かったのだが、
MHW:Iでは凍て刺すレイギエナが登場し、
どちらかというと亜種の一ジャンルのような扱いになったようにも見受けられる。
そういった意味では、レイギエナと同格のベリオロスは特殊個体になる事自体に違和感はない。
- 旧作における特殊個体は一部の古龍級生物など相当な強豪モンスターに宛がわれることが多かったのだが、
- イベントクエスト「終の白騎士」の報酬には高確率で王鎧玉や金のたまご等の高級品が並ぶ。
現状、防具の最終強化には割ととんでもない量の鎧玉と多額の資金が必要となる為、
救済クエスト的な意味合いもあるのかも知れない。- 大竜玉や封じられた珠も出るので、そちらを目的に周回する
ジンオウガ猟に飽きたハンターも多い。
- 大竜玉や封じられた珠も出るので、そちらを目的に周回する
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとのコラボ企画に『モンスターハンターワールド:アイスボーン XR WALK』
というものがあるが、これを体験することで、MHW:Iでの先行プレイが可能になるプロダクトコードが
配布されるはずだったイベントクエストの一つに
『USJ・氷刃を薙ぎ、舞え!』というものが告知されていた。
氷刃佩くベリオロスの武器は氷属性の優秀なものであり、
これは同年3月に実装された猛り爆ぜるブラキディオスや激昂したラージャン、
そして延期にならなければ5月に実装予定であったアルバトリオン
(特別任務は炎活性状態から始まる)に対して有効なものである。
当のコラボイベントは新型コロナウイルスの影響により開催予定が2022年1月まで延期されたが、
本来は2020年3月20日から開催予定であったため、これらの情報を鑑みると、
もしかすると本種は本来このコラボで実装される予定のモンスターだったのかもしれない。- 実際に、2020年10月1日から一般配信された『USJ・氷刃を薙ぎ、舞え!』は、
通常個体の氷刃佩くベリオロスを狩猟するクエストだった。
- 実際に、2020年10月1日から一般配信された『USJ・氷刃を薙ぎ、舞え!』は、
- 上記の通り基本的には本種の通常の個体とは「老士の高踏」でしか戦えない。
配信期間が短く、同時配信の歴戦の激昂したラージャンに人気が集中したこともあってか、
既にやり込んでいるハンターからはこちらのクエストはそこまで重要視されなかったのだが、
ある意味で非常に重要な要素として捕獲時のセリフが聞けるという点があった。
普段は歴戦の個体としか戦えないことから歴戦の個体用の汎用セリフだったのだが、
氷刃佩くベリオロス固有のセリフが確認できたのは老士の高踏の配信中のみであった。
聞く機会があまりに限られていたことから、調査員のセリフをここに記載する。- パターン1
- いや… すごい。本当にすごい。
こんなベリオロスが存在しただなんて。 - 通常種と、何がどう違うのだろう。
知りたいことが たくさんあります。
- いや… すごい。本当にすごい。
- パターン2
- いやもう、この姿はまさに「氷刃を佩く」。
そう呼ぶにふさわしい。
- いやもう、この姿はまさに「氷刃を佩く」。
- パターン3
- 彼を一目見た途端、なんとも言えない風格、
威厳、誇り。そんなものを感じました。 - もし、滅びかけた、冷たい風の国に仕える最後の騎士、
そんな物語があったとして、 - そこに彼が登場したとしても、
私は納得するかもしれません。
- 彼を一目見た途端、なんとも言えない風格、
- パターン1
- MHW:Iに登場する、サイズ変動ありのモンスターの中では唯一となる
「調査クエストが存在せず」「導きの地にも登場せず」「救済クエストも無い」モンスターであるため
金冠が非常に集めにくい。
勲章には関わらないため趣味の範疇となるが、もし狙う場合はかなりの根気が必要になるだろう。- 渡りの凍て地のイベントクエストでは初期位置が固定なので、歩数による判別がやりやすいのが救いか。
- 英語名の通り、MHW:Iでは"Frostfang"は氷刃佩くベリオロス(という種)を指しているが、
実は"Frostfang"はMHW:I以外でも特定のベリオロスを指す語になっている。
それはMHSTの登場人物アユリアのオトモン「ヒョウガ」である。
素材 
- 特殊個体固有の素材も存在する。
毛皮・爪・牙がそうであり、それ以外の部位は通常個体と同じとなっている。
先にアップデートで追加された特殊個体達と違って、フレーバーテキストは全て定型文である。
- 銀雪を冠した毛皮
- 氷刃佩くベリオロスの毛皮。
汎用性が高く、幅広い用途に使われる。
- 氷河を砕く剣爪
- 氷刃佩くベリオロスの爪。
鋭い材質で、武器によく使われる。
- 白銀の氷刃牙
- 氷刃佩くベリオロスの牙。
鋭い材質で、武器によく使われる。
…と言いつつ、防具作成にも体術の護石最終強化にもそこそこの本数が必要となる。
意識して部位破壊を狙いたい。
関連項目 
モンスター/ベリオロス
モンスター/ベリオロス亜種
武器/ベリオ武器 - ベリオロス素材を用いた各武器へのリンクあり
防具/ベリオシリーズ
モンスター/凍て刺すレイギエナ - 同じく凍て地に適応した特殊個体
モンハン用語/特殊個体