モンスター/氷刃佩くベリオロス

Last-modified: 2020-08-08 (土) 18:17:24
種族
飛竜種(竜盤目 竜脚亜目 (不明) 前翼脚竜上科 ベリオ科)
別名
氷牙竜(ひょうがりゅう)
英語表記
Frostfang Barioth
登場作品
MHW:I
狩猟地
渡りの凍て地

目次

生態・特徴

寒冷地に君臨する飛竜として恐れられている氷牙竜ベリオロス。
その中でも、非常に厳しい寒冷な環境にて長く生き抜いてきたと思しき個体が確認された。
一般的なベリオロスとは異なる容姿を有し、とりわけは凍て付き変容が著しい。
その様子は二振りの「氷の刃」を携えた古豪とでも言うべき風格すらあり、
この特殊な個体は「氷刃佩くベリオロス」という別格の存在として扱われている。
ベリオロスは幼体の頃には柔らかい体毛で覆われているが、
成長して甲殻が発達すると共に毛は抜け落ちていき、顔面に毛は殆ど残らない。
しかし、氷刃佩くベリオロスには通常個体と比して豊富な体毛が認められ、
特に頬や下顎などに口髭のように体毛が生え揃っているという差異が見られる。
また、通常個体と異なり全身に氷の結晶が付着しているらしく、
体色は一般的な「白」というよりは「青白い」色味になっている。
その特徴が最も色濃く出ているのが名前の由来ともなった巨大な牙であり、
本来のベリオロスであればオレンジ色の牙が露出しているところが、
当個体では鋭い氷の結晶に覆われたことで寒々しい色の「氷刃」と化している。
極低温のブレスを口から放つ能力を有し、それを活かした狩りを特徴とする。
極低温ブレスを地面に吹き付けることで一時的に氷の結晶を表出させ、
その凍らせた地面に獲物を追い込み、動きの鈍った相手を仕留める。

概要

  • 氷牙竜ベリオロス特殊個体。名前は「ひょうじんはくベリオロス」。
    MHW:I大型タイトルアップデート第4弾として、実装された。
    • メインシリーズでは紅龍に次いで2体目の「既に亜種が存在するモンスターの特殊個体である*1
  • 開発陣の発言や各種ゲームサイトの情報によると、
    厳しい寒冷地の環境下で長年生き抜いてきた特殊な個体」であるらしい。
    これが正しいのであれば、メインシリーズにおいては銀嶺ガムートが最も近しい存在と言えよう。
    また、特定部位の変化が著しい点を含めMHFに存在した辿異種を連想する人も居るようだ。
    • 更に、「地面に意図的に設置した物に獲物を追い込む」という生態については、
      奇しくも同じ骨格でMHFに実装されたヒュジキキというモンスターと類似している。
    • MHXRにおいてはベリオロス凍氷種という特殊個体が先行して登場している。
      あちらは毒も扱い紫色の部位もあるが、それ以外の外見的特徴は結構似通っている。
  • 通常個体のベリオロスは(作品にも依るが)暖色寄りの白い体色に黒い棘が目立つ外観なのだが、
    特殊個体は体の大部分に薄く氷の結晶を纏っているらしく、やや青白い見た目になっている。
    特に変化が加わっているのが、口外に露出した氷牙竜の代名詞たる巨大な牙
    鋭い氷の結晶に覆われたことで本当に氷の牙そのものになっている。
    それ故に英語表記にもFrostfang(フロストファング……結氷の牙)として採用されている。
    また、通常のベリオロスよりも豊富な体毛を有する点で明確な違いがあり、
    頬や喉を覆うように毛が生えている点が老獪な印象を際立たせている。
    • 「顔に毛が豊富に生えている」というのは従来のベリオロスにはない特徴である。
      加齢により体毛が印象的な変化を遂げるという性質は派生作品含め幾つか例があるものの、
      幼体の項にもある通り、ベリオロスは成長すると多くの毛が抜け落ちる設定があり、
      旧作より体毛の表現が強化されたMHW:I版ベリオロスを見ても顔に毛は殆ど見受けられない。
      通常よりも厳しい環境下で過ごしたことで生態に変化が生じたのだろうか?

MHW:I

  • 大型アップデート第4弾(ver.14.00)の隠し種として破格の扱いを受けている。
    この第4弾は禁忌モンスターアルバトリオンが目玉モンスターとして予め公開されていた。
    アップデートの予告でアルバトリオンが煌黒龍ならぬ広告龍として喧伝されていたのだが、
    もう一体の実装モンスターである氷刃佩くベリオロスは長らく存在すら公表されていなかった。
    • 初めて存在が示唆されたのは、
      アップデート内容の詳報を伝えるデベロッパーズダイアリー vol.6の予告映像にて、
      各種情報の後に暗い吹雪の中に潜む謎めいた青い眼光のシーンが描かれた。
      この時点で僅かに映った特徴や、独特の咆哮から「ベリオロスらしい」と看破する人は多かったが、
      ベリオロスには見られないはずの牙の隣に見える体毛から、これを否定する意見もまま見られた。
    • デベロッパーズダイアリーにて正体が判明することとなる。
      極短い期間ではあったものの、「シリーズ屈指の隠しモンスター」が大々的に宣伝され、
      一方で存在を秘されていた別の存在が居たことに驚く人は多数見受けられた。
  • 初登場はイベントクエスト「終の白騎士」にて実装。
    初日配信日は2020年8月7日で、狩猟地は渡りの凍て地である。
    なんとこのクエスト、実装早々に通常個体を飛ばして歴戦の個体として登場する
    現状、非歴戦個体は登場しない。
    • 公式情報では「今回のクエスト"では"歴戦の個体として登場!」という一文があるため、
      素直に解釈すれば非歴戦個体も存在しているようにも見受けられるが……
    • 非歴戦個体が存在しない点では、MHW:I内で先例が存在する。
      イャンガルルガの歴戦個体として出現する傷ついたイャンガルルガと似た扱いとなる。
  • なお、猛り爆ぜるブラキディオスや激昴したラージャンのように、
    調査クエストには現れず、ストーリーも存在しない。
    ただし、フリークエスト化するあちらと異なりイベントクエストのみでの登場なので
    配信期間を逃すと戦えなくなってしまう点には注意したい。

戦闘能力

  • 通常個体との差異として大きく取り上げられているのが「極低温のブレス」。
    これを地面に吹き付けるとその地点に氷の結晶が生成され、触れると「凍結状態」になってしまう。
    足を取られて動きが鈍るというイヴェルカーナのブレスに近い性質の設置技であり、
    加えて線を描くように吹き付けるため、一直線上に設置されるケースも見られる。
    これで退路を塞いで動きを鈍らせ、獲物に痛打を与えるのが基本戦術となるようだ。
    • 凍結状態は耐寒の装衣や不動の装衣でも防げないため、
      氷の結晶を踏まない立ち回りが基本になる。
    • なお設置された氷の結晶はスリンガー松明弾で溶かすことが可能。
      既に燃えている場所に設置ブレスが着弾すると、氷の結晶も配置されず当然凍結状態にもならない。
      エリアに複数配置するだけでかなり行動しやすくなるはずなので、試す価値はある。
    • また、ティガレックス亜種が大咆哮する際と似たよう構えを取ってから
      1点にブレスを放つのも確認されており、こちらは
      地面に着弾した瞬間に氷塊が発生してハンターを吹き飛ばす
      通常個体の用いる竜巻ブレスの強化版といったところだろうか。
  • 基本的な攻撃方法は通常個体のベリオロスに準じているが、
    突進攻撃が往復するようになってたり、
    ジャンプ突進攻撃が2連続かつ2回目は氷刃により範囲拡大されていたりと、
    アレンジが加えられているものが多い。
    • 新技として、その場で地面を叩きつける噛みつきを行うモーションが追加されている。
      地味ながら範囲攻撃を結構な速さでやってくるので不意を突かれやすい。
  • 氷刃佩くベリオロスは両牙の破壊でブレスが弱体化する
    ベリオロスの攻略法である「部位破壊によって弱体化する」点は重要性がより増しているようだ。
    その代わりなのか、通常個体と違って牙は二段階破壊となっている。
    • ただし、氷刃佩くベリオロスはカウンター行動を備えているため油断は禁物である。
      怯んだ際に態勢を立て直し、即座にブレスを吐いてくるとのこと。

武具

  • 防具は「EX オルムング」シリーズで、通例通りα、βが存在する。
    旧作のG級装備のような「氷の騎士」のイメージを基にし共通の意匠も見受けられるが、
    細身の騎士といった旧作と違って毛皮を多く用いたやや重装備な見た目となっており、
    腰にサーベル風の直刀の剣を吊るす腰装備が目を引く。
    また頭部は「ホワイトタイガー」のような感じを出すためかベリオロスの顔の意匠が見られる。
    女性用のβ以外はフルフェイスとなっており、顔は殆ど見えなくなる。
    • 性能面では一部位だけでシリーズスキルが発動するという特徴がある。
      発動スキルは抜刀術【力】で、三部位以上装備することでKO術・極意も発動する。
      スキルの性質上、抜刀を頻繁に行う大剣や太刀でしか活かしにくいのが難点だが、
      見切りや攻撃をはじめとする基本的な火力スキルも搭載されているため、
      抜刀術【力】を今までよりも手軽に導入できるようになっている。
      使いやすく他の防具とスキル効率が似ている頭や腕を1部位使うのが人気な模様。
  • 武器はそれまで追加実装された特殊個体とは打って変わって、
    単独生産ではなく、通常個体武器の強化派生になっている。
    ただし要求素材が多くなるが、直接生産も可能である。
    • 性能を軽くまとめるなら、通常個体武器の会心率を下げて他のステータスを全て改善したようなものである。
      一線級の武器には少し見劣りするものの、紫ゲージが出現したこと、
      攻撃力と属性値が上がったことなどから、
      過剰で持て余していた会心率の分実戦に持ち込みやすくなっている。
      ちょうどアルバトリオンに刺さりやすい氷属性なので、明確な使い道があるのもメリットか。
      同時期に戦えるようになる猛り爆ぜるブラキディオスや(激昂した)ラージャンも
      氷属性を弱点としているので先に作る価値は十分にある。

余談

  • 「佩(は)く」とは靴やズボンに使われる「履く」の意味でも用いられることがあるが、
    大抵は「刀剣を腰に提げる」場合に用いられる。
    西洋の剣はもとより、日本の刀でも打刀が当たり前になる以前の太刀では刀を佩いていた。
    いわゆる多くの人が思い浮かべる刀を腰帯に直接差しているのとは違い、
    鞘と腰を革のベルトや紐を介して吊り下げる。
  • ベリオロスはMH3での登場以降、殆どの寒冷地フィールドに姿を見せ「寒冷地の代表的なモンスター」としての地位を確立しており、
    MHW:Iでも「(古龍であるイヴェルカーナを除いた)渡りの凍て地の主級のモンスター」として認識されている。
    MHW:Iのストーリーも寒冷地をメインとしたものであるので、寒冷地をフィーチャーした作品として
    特殊個体の実装に踏み切ったのかもしれない。
    一方、メインモンスターディアブロスなどのシリーズ頻出組よりは登場作品が少なく、
    ここにきてまさかの特殊個体への選出を驚かれたモンスターと言える。
    • 旧作における特殊個体は一部の古龍級生物など相当な強豪モンスターに宛がわれることが多かったのだが、
      MHW:Iでは凍て刺すレイギエナが登場し、
      どちらかというと亜種の一ジャンルのような扱いになったようにも見受けられる。
      そういった意味では、レイギエナと同格のベリオロスは特殊個体になる事自体に違和感はない。

素材

  • 特殊個体固有の素材も存在する。
    毛皮・爪・牙がそうであり、それ以外の部位は通常個体と同じとなっている。
銀雪を冠した毛皮
氷刃佩くベリオロスの毛皮。
汎用性が高く、幅広い用途に使われる。
氷河を砕く剣爪
氷刃佩くベリオロスの爪。
鋭い材質で、武器によく使われる。
白銀の氷刃牙
氷刃佩くベリオロスの牙。
鋭い材質で、武器によく使われる。

関連項目

モンスター/ベリオロス
モンスター/ベリオロス亜種
武器/ベリオ武器 - ベリオロス素材を用いた各武器へのリンクあり
防具/ベリオシリーズ
モンスター/凍て刺すレイギエナ - 同じく凍て地に適応した特殊個体
モンハン用語/特殊個体


*1 特殊個体に「二つ名持ちモンスター」を含まない場合。