MH4Gに登場する大剣。
イベントクエスト「マギ・炎の魔人からの試練」をクリアすると手に入る、
「バルバッドの宝剣」を用いて生産できる。
アラジンの杖に続く、『マギ』コラボ武器第2弾。
概要 
MH4G 
- 性能を簡単にまとめると
- 攻撃力は属性大剣としては標準的な1296
- 斬れ味は素で白10、匠で+白30・紫20
- なかなか実用レベルの火属性520
- 高めの会心率20%
- スロットは無し
- G級大剣としては攻撃力、属性値、斬れ味のいずれも飛びぬけた部分こそないものの
いずれも及第点には達しており手堅く纏まっている。
しかし、コラボ武器故に極限強化ができないと言う弱点によって、ライバル武器に遅れを取ってしまっている。
- ライバルとしては同じく火属性生産大剣の輝王剣リオレウスとフレイムミラブレイドがある。
- まず輝王剣は、攻撃力・斬れ味の素の白の長さ&匠で得られる紫の長さ・属性値・スロット数の全てにおいて
こちらを上回っている。
唯一こちらが勝っているのは会心率で、会心率込みの物理期待値では一応輝王剣を上回っている。
しかし、大剣という武器種はよほどのことがない限り抜刀会心を発動させて抜刀攻撃をメインとするので、
プラスの会心率はあまり活きない。 - フレイムミラブレイドは攻撃力では倍率にして20もアモンの剣に遅れをとるものの
斬れ味は素で白10とアモンと同等、匠で得られる紫は倍の40、属性値は1000と
これまた倍近い大差をつけられてしまっている。スロットは0で同じ。
しかし前述の極限強化ができないと言う点により、フレイムミラブレイドに極限強化【攻撃】を施すと
武器倍率で並んでしまい、斬れ味ゲージと属性値で劣るだけの下位互換になってしまう。
- まず輝王剣は、攻撃力・斬れ味の素の白の長さ&匠で得られる紫の長さ・属性値・スロット数の全てにおいて
- 作製難易度と作成可能時期はどうなのかというと、確かに一発生産なので作成難度は低いといえるかもしれないが
作成時に要求される素材には轟竜の天鱗が含まれているため、それほど低いとは言い切れない。
とはいえ、当武器を作れるイベントクエストの内容はティガレックス希少種を1体狩猟するというものであり、
一応強化個体ではあるものの、通常個体と体感できるほどの差を感じられない微強化止まりであり
またイベントクエスト故か、またキティには天鱗とは別に大爆心という固有レア素材が用意されているこもあってか
轟竜の天鱗は割と出やすいのが救いか。
キティ素材も少し使うものの、当武器を作るための専用チケットを集める過程でまず集まる程度のものであり
真紅蓮石を調達するのに手間取らなければ、素材を集める事は比較的容易で生産しやすい。
とはいえG級ティガレックス希少種を倒す事自体が結構なハードルなので
レウス通常種・希少種やミララース(ミラバルカンの特殊個体)と比べて楽かどうかは人によるか。 - 次に作成可能時期であるが、相手がティガレックス希少種であるため、受注資格がG級特別許可証となっており、
輝王剣やフレミラと作成時期がほぼ同じであり、作成可能時期での差別化は厳しい。
- 余談だがキー素材アイテムの「バルバッドの宝剣」のアイコンは眠り投げナイフと同じ。
今までは投げナイフアイコンは全て支給専用品の投げナイフ系列そのもの以外では使われていなかったため、
予備知識無しだと突然報酬アイテム欄に投げナイフが並んだように見えて驚かされる。
MHX 
- クロスにも引き続き登場した。
今回は「マギコイン」なるアイテムをキー素材としている。
これは同じコラボ先であるアラジンの杖においても同様。
今回は強化が可能になっており、最終段階で「アモンの剣X」と銘を変える。
- 性能は
- 最終形としてはかなり低めの攻撃力180
- それを補う火属性50と会心率15%
- 素の状態で大剣としては長めの青、だが匠+2をつけてもほぼ青でオマケ程度の白だけ
- スロットはやっぱりなし
となっている。
- 結論から言えば前作とほぼ立場は変わっていない。……というか性能としてはやや低下している。
素の攻撃力、斬れ味を重視されがちな大剣の真逆を行く特性について変更がない上にこれでは致し方ない話か。
性能的にも抜刀術でかすんでしまう会心率、匠2を苦労してつけてもほんの一瞬で終わる白ゲージ、
かといって鈍器も発動しない素青とスキル的にもどこにもかぶらない隙間にすっぽり入ってしまっている。
その上スロット0でスキル自体が付け辛いのだからいかんともしがたい。
ライバルは非常に影が薄いが実はひそかに登場していたクリムゾンゴートか。
あちらはこちらよりさらに火属性が10高い60な上防御+20のおまけつきだが会心率は0%である。
また斬れ味は青、緑ともに短く通常ならアモンの圧勝である。
だが、ゴートは匠+2をつけると大剣ならなんとか運用可能な程度の白ゲージが出てくる。
相手にしっかりスキルを整えられてしまうとなかなかに厳しい。
アモンは最終強化にアカムトルムの宝玉まで要求されるので作成時期も遅い。
…でそのクリムゾンゴートでさえ通常種・希少種・二つ名と三種のレウス剣や新参のアーレー等の争いに
入っていけているとは到底言えないので…まあそういう事である。
- 運用するのなら会心率を強化し属性会心か火属性強化かをつけてさらに個性を伸ばすやり方が良いだろうか。
それらを発動させ火属性に弱いモンスターや部位に溜め斬りを当てれば、十分ダメージソースには成り得るだろう。
いずれにしても匠は忘れた方がよさそうである
MHXX 
- コラボ武器だがG級強化もちゃんと登場。「アモンの剣XX」に強化される。
限界突破に獰猛化G級ゴア・マガラの素材を使い、
究極強化にはテオ・テスカトル、ディノバルド、アカムトルムなど様々な素材を使うので
強化は易しいとは言えない。
- 気になる性能のほどは攻撃力300、火属性54、会心率20%と属性偏重武器とすれば平均的な範疇。
斬れ味も素で白20が出ている。ただし匠で伸ばしても白が+50されるのみで紫は出ない。
- 弱くは無いのだが、リオレウス希少種の大剣輝煌剣リオレウスが
ほぼ完全な上位互換として立ちはだかる。
同じ攻撃力300で火属性60、スロット1、素で白30が出ており斬れ味+2で紫30が出る。
会心が無いこと以外全ての面で上位互換である。
抜刀状態で戦うエリアルスタイルやブレイヴスタイルの場合は会心率が差別化になるが、
ギルドやストライカーなどで地上の抜刀溜め3を主軸に戦う場合は素の会心率は死んでしまう。
- リオレウス希少種のG級獰猛化個体は屈指の難敵なので
アモンの剣が色んな素材を広く使う事を加味しても作成難易度は輝煌剣リオレウスの方が高いが、
それでもなおこの性能差は如何ともしがたい。
- 後述のギミックのお陰で、見た目装備としてはかなり嬉しい武器となっている。
今作では防具合成で防具の見た目を自由にカスタマイズできるようになったため、
納刀時にあまり防具を隠さないこの武器はふらっとハンター用にオシャレする際などに非常に有り難い。
見た目 
- 二作品とも性能的にはお世辞にも優秀とは言えないアモンの剣ではあるが、当武器はコラボ武器である。
この武器の存在意義にして最大の特徴はやはり、ギミックだろう。
なんと、納刀時は2つに折りたたまれるどころの話ではなく、短剣になって腰の横に差される。
知らなければ片手剣と言われても遜色ないほどの大きさで、
視点の方向によっては所持している剣が見えず手ぶらに見えてしまうほど。
抜刀すると剣がいきなり巨大化し、大剣の中でもかなり大きい部類に入るほどの長さの黒い大剣が構えられる。
納刀状態での小ささに加え、納刀される位置が背中ではなく腰であるために背中がガラ空きになり、
ファッション装備としては非常に高い性能を誇る一品。
- MH4Gでは作成時のプレビューで見られる姿は短剣状態のものなので、
ゲーム内で力を発現した大剣の姿を見るには実際に生産して抜刀してみなければならない。
一方でMHXでは作成時のプレビューから抜刀状態の姿を見ることができる。
元ネタ 
- 「アモンの剣」とは、火のジン(精霊)である「アモン」を宿し、その力を具現化させた剣。
灼熱の力によって鉄さえも切り裂いてしまうため、防御が不可能な剣とされる。
MH4Gのゲーム内でも分かるようにかなり巨大な剣だが、見た目に反して軽く、
特別な怪力が無くても十分に振り回せるようになっているらしい。
- 4Gで作成素材となっている「バルバッドの宝剣」とは、バルバッド王国に伝わっていた宝剣で、
バルバッド先代国王からシンドバッドが授かり、それが第三王子であるアリババに託されたもの。
当初はアリババがお気に入りである普通のナイフに宿っていたアモンの力がこの宝剣に受け継がれ、
ジンの力を宿す「金属器」になった。
- この「金属器」となった宝剣を媒介に、ジンの力を引き出し具現化して身に纏う「魔装」を行い、
形になったものが「アモンの剣」と呼ばれている大剣である。
- 本来はこの「魔装」はジンの力が眠る迷宮を攻略し、
ジンに認められ契約した者*1だけが行える武器の使用法である。
- ちなみに、この魔装も原作ではあまり使われていない。
この魔装はアリババ本人の戦闘スタイルである王宮剣術とマッチしておらず、
修行の末に大きさを抑える事が出来るようになったため、
現在では「アモンの宝剣」として片手剣に近いサイズで落ち着いている。
- この王宮剣術とは、相手の攻撃を避けたりいなしたりしつつその直後の隙を狙ってカウンターを見舞うと言う、
モンハンのランスや片手剣に近い動きとなっている。
MHXXではこれに近い動きが出来るブレイヴスタイルが登場したため、それなりに原作再現は可能となった。