MH2から登場しているハンマーの1つ。東方由来の武器とされている。
後述の理由から、MH3Gにおいて変な方向に知名度が高い。
目次
概要・性能
- ブルファンゴやドスファンゴの素材から作られており、
デザインも勇猛な牙を持つ猪を模したものとなっている。
- しかし、所謂雑魚や中ボスの素材から作られているためなのか、
強化も下位や良くて上位の早い段階で止まってしまう。
そのせいもあり、攻撃力や斬れ味は他のハンマーとは比べ物にならないほど劣悪で、
攻撃力は1000にも満たないし、斬れ味もデフォルトでは短い緑ゲージしか得ることはできず、
斬れ味レベル+1を発動させても緑ゲージが50延長されるだけという誰得の有様。- MH3Gでは、一応覚醒させると水属性を得るものの、その属性値はたったの90。
本当に雀の涙ほどのレベルである。
それ以前に、MH3Gでは覚醒がG級に到達しないと発動できないので、
上位で強化が止まってしまうブルタスクハンマーが覚醒の恩恵に預かれるということは、
残念ながらまず考えられない。
- MH3Gでは、一応覚醒させると水属性を得るものの、その属性値はたったの90。
- ただMHP2Gでは一応やろうと思えば最序盤で作れるうえに、
攻撃力936という下位としては破格の攻撃力を持つ。
やや短いとは書いたが、それでも下位ならば緑ゲージ30は充分な数字だろう。
上竜骨×6が若干苦戦するだろうが、集会所☆3のドスガレオスあたりを何戦かこなせば揃う範疇。
そしてこの高攻撃力だけに、一番最初に作っておくとそのまま上位まで突っ走れる一本。
iOS版が出ている今、MHP2Gに関しては再評価されるかもしれない。
またウカムルバス討伐後はブルタスクハンマーGが作成可能。
性能的には龍頭蓋棍Gのほぼ下位互換、攻撃力とスロットが同じで匠で出る紫がこちらの方が短い。
ただし、あちらは竜頭殻10個が必要で、
こちらの厄介な素材はファンゴの頭5個程度で済むので思い入れがあれば作ってみよう。
- MHXでは過去作とは異なり、独立した生産ツリーとなった。
LV2でクックピックとヒドゥンブレイカー、
LV3で龍頭蓋棍と王鎚カミナリ、
LV4でガノヘッドに強化可能と、派生先が非常に豊富に。
ブルヘッドハンマーのまま強化していくと、LV6でブルタスクハンマーとなる。
攻撃力220、素で極短の青、匠+2でようやく白ゲージ、スロット2と、一線級とは言い難い性能。
一応オストガロア撃破前に作れる上、レア素材も一切使わないので利点はある。
- 続くMHXXではLV9で究極強化、猛槌ブルクラッシャーとなる。
性能は攻撃力340、素で長い青、匠で白が出現、据え置きのスロット2。
本作の強ハンマーとして名高い堅骨戦槌ケミキに一歩及ばないのが辛いところ。
ボーンハンマーから分化した矢先に水を開けられるとは……
- また、MHFではHC武器Ver.のものが存在しており、最終強化のブルメテオストライクは、
といった具合に、非常に高い性能を誇っている。
無属性と言うことで相手を選ばず、製作難度やレア度も(他と比べると)低いため、
低SRの内に担げるハンマーとしては最適。
- このように、一部の作品を除けばお世辞にも使い勝手は良いとは言えず、
典型的なネタ武器として、多くのハンターからは見向きもされずに終わった…かと思われたのだが……。
需要
- しかし、MH3Gでは、このハンマーを量産したというハンターが思いのほか多い。
それは一体何故なのか?答えは至って簡単で、
「作製が格段に容易で、量産しても他の武器と比べてコストパフォーマンスが高いから」である。
- ここで思い出していただきたいのが、勲章「竜職人のトンカチ」の存在である。
この勲章は各武器の最終強化系をそれぞれ10個作成することで取得できる勲章である。
しかし幸いなことに重複が許されており、同じ武器でも10個作ればその武器種のノルマは達成できるのだ。
同じ武器を量産するなら製作難易度の低い武器の方が楽なのは言うまでもない。- ドスファンゴがいないMH3Gにおいて、ブルタスクハンマーの主な材料はブルファンゴ素材である。
そのため製作難易度の低さは全武器中トップクラスと言っても過言ではない。
結果、勲章取得のためにブルタスクハンマーを量産するハンターが多くなるというわけである。- 一応断っておくと、MH2~MHP2G、MHP3におけるブルタスクハンマーは、
親玉のドスファンゴの素材を使って強化するというルートを採っていたため、
MH3Gほど製作難度は低くはなかった(他の武器に比べればかなり作りやすいが)。
- 一応断っておくと、MH2~MHP2G、MHP3におけるブルタスクハンマーは、
- ドスファンゴがいないMH3Gにおいて、ブルタスクハンマーの主な材料はブルファンゴ素材である。
製作過程
- どれほど製作が簡単なのか、具体的に、過程を辿ってみることにしよう。
- 1. ボーンハンマー
- 必要素材:なぞの骨*2 棒状の骨*2
値段:750z
武具屋で店売りしているので、生産せずに直接購入するのもアリ。
↓- 2. ボーンハンマー改
- 必要素材:竜骨【小】*5 セッチャクロアリ*1
値段:1500z
竜骨【小】は行商ばあちゃんからも購入できる。
↓- 3. ブルハンマー
- 必要素材:ファンゴの毛皮*2 鳥竜種の牙*5 棒状の骨*3
値段:5000z
鳥竜種の牙も行商ばあちゃんから購入可能。
なお、ファンゴの毛皮はレア度1なので、一応他のユーザーから受け取ることも可能である。
↓- 4. ブルヘッドハンマー
- 必要素材:ファンゴの毛皮*2 ファンゴの大牙*2 大きな骨*3 氷牙竜の毛皮*3
値段:8800z
ここに来て大型モンスターの素材を要求される(とはいえ、どれも下位素材だが)。
大きな骨は基本的にアオアシラ、ラングロトラ、ウルクススのクエストを回すことになるが、
一応、低確率(下位:5%、上位:20%)ながらポポの剥ぎ取りでも入手可能。
ベリオロスの「氷牙竜の毛皮」は、ふらっとハンターで集められる。
誰ともすれ違えず、ふらっとハンターが利用できないとしても、
相手は下位個体なので、強力なG級武器・防具があれば瞬殺できるだろう。
↓- 5. ブルタスクハンマー
- 必要素材:ファンゴの毛皮*5 ファンゴの大牙*4 ファンゴの頭*1 王族カナブン*5
値段:12500z
王族カナブン*5が少々ネックか。
水没林や渓流は虫素材の採取ポイントが多いので、そこで重点的に集めよう。
ふらっとハンターを利用するのも手。
- このように、ブルファンゴ以外の素材も、全てフィールドで拾ったり、行商人から買えたり、
ふらっとハンターで集めたりできるため、入手が容易である。
- ブルファンゴの素材も、港下位で「ブルファンゴたちの大集会」という
ブルファンゴの20頭討伐クエストが用意されているので、それをマラソンすればがっぽり手に入る。
- さらに、ブルタスクハンマーをこの手段で製作した場合
生産から強化完了までの合計でかかる費用は1個あたりたったの28550zである。
余談
- このように、圧倒的な製作難易度の低さを持つブルタスクハンマーだが、
ぶっちゃけそれ以外には殆どメリットはない。
そのため、勲章を取得し終えたらさっさと売却されてしまうことが殆どである。
製作された後、ボックスの肥やしにされて結局一度も使ってもらえず、
最終的に売り払われてしまうとは、何とも不憫な武器である。
- ブルファンゴの素材を使った武器は、他にスラッシュアックスのワイルドアックス改とグランドダッシャー、
ランスのワイルドボーランス、ワイルドボーランス改、猛槍ドスファンゴがある。
しかし、それらは強化先が存在する(グランドダッシャー→バウンドローラー、
猛槍ドスファンゴ→ディオスティンガー)ため、ファンゴの武器としての面影を失ってしまう。
なお、ブルタスクハンマーも、MHP3ではここで強化が打ち止めにならず、
ヒドゥンブレイカー系統へと強化されていった。