MHP3以降の作品に登場するスラッシュアックス。
ラングロトラ素材を使用しており、麻痺属性を有する。
目次
概要・性能 
MHP3 
- 作成にはファンゴ素材を使用したワイルドアックスから強化していく必要がある
(さらに元をたどればユクモノ剣斧になるが)。
必要素材は赤甲獣の甲殻4個、赤甲獣の爪3個、麻痺袋1個、大きな骨2個と5900z。
村☆4以降で作れるようになるが、それ以前から作れるグリムキャットよりも斬れ味が低い。
また、強属性ビンを搭載しているが素の麻痺蓄積値も低いので、作成しても使われることは少ない。
- …が、それはあくまで作成段階での話。
強化していくと麻痺蓄積値では劣るものの、斬れ味攻撃力共に上回るため十分運用に値する能力となる。
定点攻撃が得意なスラアクと麻痺の相性の良さはわざわざ語るまでもないだろう。
尤も集会浴場の上位に上がる必要があるのだが。
一応バウンドローラー改は上位にあがってすぐ強化できる(必要な上位素材は垂皮竜の上皮5個のみ)。
…だが、あまりに存在感が薄いことと、中途半端な性能が合わさり、実際空気になっている。
MH3G 
- G級の追加により「紅剣斧ヴァーミリオン」へと強化可能になった。
攻撃力1058、麻痺180、斬れ味は青と少々頼りなさそうに見えるが、
実はグロンド・ギガやレイジングテンペストと同じく、斬れ味レベル+1発動により紫となる。- 紫ゲージの長さは30。
覚醒武器を除くと殆ど青や白止まりである麻痺武器の中では最も長く、
破格の性能であると言える。
空きスロットが2つあるのもポイントが高い。 - 紫ゲージの長さは30。
- だが、強属性ビン搭載である事を含めても属性値が少々心もとなく、
ネブラXがそろっているなら、斬れ味レベル+1がいらない
ギガゲイルアズライトのほうが優先されがちである。- MH3Gではオンラインプレイができないという仕様上、
支援系武器の採用率が低い事も災いしてどちらも採用率は低い。- のちにオンラインに対応したHDverが発売されたが、
残念ながらそれでも爆破一強の状況は崩せず、採用率はあまり増えなかった。
- のちにオンラインに対応したHDverが発売されたが、
- MH3Gではオンラインプレイができないという仕様上、
MH4 
- 今作にはラングロトラが登場しないが、竜人問屋の助けで続投。
同じ交換素材組のアサルトアックスから派生する。
強力なライバルであったゴアゲイルアズライトがリストラされ、ついにヴァーミリンガーの独壇場…
と思われたがそうは問屋が卸さなかった。
- 派生元が同じで、絞蛇竜の素材から作られる、パラフリックアックスの存在が問題となる。
どちらも素で青、匠で白ゲージを得るが、パラフリックの方が長い白が出る(というか匠の増加分すべて白になる)。
さらに攻撃力もあちらのほうが高く、スロットも多い。おまけに防御力+15のボーナスがある。
肝心の麻痺属性値もヴァーミリンガーが240(+強属性ビン)、パラフリックが250と大差ない。
ただし、あちらは麻痺ビンのため、斧モードでは麻痺属性がつかないという最大の欠点がある。
覚醒を付ければビン以外は同じ土俵に立てるが、
その分でこちらは状態異常強化ができたりするので、差別化の余地は十分にある。
3Gよりは活躍の場が増えたと言えるだろう。
- …これら2つよりも麻痺属性値の高い剣斧も続投しているが…
猫武器のため物理性能はいろいろとお察しである。
MH4G 
- 交換素材でG級のラングロトラの素材が追加され、
G級武器である紅剣斧ヴァーミリオンが復活した。
- 3Gでは強属性ビンではあるが元の属性値が低く使えない武器という扱いだったが、
今作ではかなりの強化を受けている。- G級武器としては低い攻撃1188
- 突然跳ね上がった麻痺400、これに強属性ビンが拍車をかける。
- 素でかなり長い青ゲージに斬れ味レベル+1で僅かな紫と白ゲージ
- 地味に増えたスロット2
- 唯一の強属性ビンの麻痺剣斧ということからか属性特化武器として強化を受けた。
斬れ味で見れば3Gの頃から紫が短くはなっているものの素の青ゲージが非常に長くなっており、
剣モードであれば弾かれ無効なためそのデメリットも受けにくい。
攻撃力は上がっているように見えるが3Gとは倍率が異なるため実際は下がっている。
たった10の違いではあるが表示上は上がっているのに下がっているとは…。
今作では麻痺を使う敵が増え、ライバルもいるのでは? と思いそうだが…。- スロット数に優れ防御ボーナスも付き麻痺ビンではあるが属性値も320と高めなバジリスク
- スロットこそないものの素で属性を持つ麻痺武器としては低くない攻撃に強撃ビンが付き、
属性値も240と悪くない大虎口ザボアラギ - 非常に高い攻撃力に加え、麻痺ビン装填のハデス
また、ハデスとザボアラギは物理重視タイプのため最初から住み分けができている。
ザボアラギの強撃ビンに勝てないハデスは泣いていい。
因みに作成時期が一番早くレア素材を必要としないため、G級中盤までの攻略にも使える。
(バジリスクはレア素材2個に加えG2の素材を使用、ザボアラギはG2のレア素材を1個使用する。
ハデスは作成にレア素材は要求されないが古龍素材を要求してくるため作成時期はG3なのが玉にキズ。)
- ちなみに、この武器はG級闘技大会の角竜と黒角竜討伐で使用できる武器の一つになっている。
防具で高級耳栓が発動していることもあり、
段差を利用した乗りや高い属性値を活かした麻痺で、拘束を取りやすい。
さらに定点攻撃に優れるスラッシュアックスの性質も相まって非常に戦いやすくなっている。
また、斬れ味に白はないものの角竜には固い部位が少なく長い青ゲージのおかげで継戦能力も非常に高い。
MHX 
- 今回も続投。
ラングロトラ復帰に伴い下位から作成できる。
- 最終強化はヴァーミリンガー。攻撃力170、強属性ビンに斬れ味+2で白が出現と悪くないように思えるが、
肝心の麻痺属性値は18。ビン込みでも22*1であり、実用最低限程度である。
さらに、売りであった空きスロットを失っている。
- 本作には攻撃力150だが強撃ビンで実質180とこちらを上回り、属性値も22でこちらと並び、
短いが匠無効の白ゲージとスロット1つを持つ甲刃ダーカーソニック、
攻撃力190と麻痺ビン28、斬れ味+2で白50、とどめのスロット3におまけの防御+15まで付き、
剣モードではことごとくこちらの上を行くパラフリックアックスとライバルは多い。
最終強化に獰猛化狩猟の証IIを用いる関係上作製時期はダーカーソニック同じ★7となり、
HR解放直後にはパラフリックアックスが作製可能になる。活躍の場は限られるだろう。
同期の牙獣種のスラッシュアックスが躍進を遂げた中、この不遇ぶりは泣いていい。
- ちなみにヴァーミリンガーの解説文には誤植があり、
本来は最終強化前の武器名である「バウンドローラー」とあるべき箇所が「ヴァーミリンガー」となっている。
MHXX 
- 続くMHXXの究極強化でいつも通り紅剣斧ヴァーミリオンとなる。
攻撃力280、属性値25、限界突破以降はスロットが1つ付く。斬れ味は素で白20、斬れ味レベル+2で紫30。
- 難しい素材は獰猛化ガララアジャラから手に入る「獰猛な強麻痺毒液」くらいであり、作製は比較的簡単だが、
せっかく獰猛ガララを倒したのにパラクラックアックスではなくこちらを作る利点があるかはかなり微妙。
余談 
- 武器銘のバウンドローラーは読んで字の如く、ヴァーミリオンは英語で朱色を意味する。
アリクイの学名をヴァーミリンガー(Vermilingua)といい、ラテン語で「ミミズのような舌」という意味。
いずれもラングロトラの特徴を上手く捉えていると言えよう。