MHFから登場する狩猟笛の一つ。
ここでは同じランポス種であるギアノス、ゲネポス、イーオスの素材で作られた武器についても解説する。
目次
概要
ランポスバルーン
- モンスターが「鳴く」という行動を再現するのをコンセプトにしているのか、
全体的な見た目はランポスに似ている…というか、ランポスの頭部そのものなデザインが特徴。
具体的には巨大なランポスの頭に蛇を思わせる吹き口を付けたような感じ。
そのため、ロビー装備などでネタ的に見せたい時のインパクトは十分である。
演奏時にはランポスの顔の下に付いている鳴き袋と思わしき部分が膨らんだり萎んだりする。
恐らくこの部分がバルーンたるゆえんなのだろう。
見た目の通り、演奏音もランポスの鳴き声。鳴き声の他にも何かの笛らしき音が入り込んでおり、
何となく楽しそうなメロディである。
- 性能を言えば、所詮はランポスといった所であまり期待はできない。
強化を重ねてドスランポスバルーンにしても攻撃力624、斬れ味は短い緑、スロット無しと
やはり最序盤の狩猟笛といった性能である。- ちなみに、ドスランポスバルーンまで強化すると先端の頭部までドスランポス化してトサカがつく。
同じ時期で作れて赤音符を持つボーンホルンかウォードラムを担ぐハンターの方が多いだろう。
しかし体力回復【小】&解毒や体力回復【中】&消臭、暑さ無効といった地味に役立つ旋律を持つので、
アイテム制限などでクーラードリンクが持ち込めないクエストでは役に立つ事もあるだろう。
見た目は面白いのでもっと強くしてもいいかもしれないが…だからってHC武器化されても困るけど。
- MHFではドスランポスバルーンで強化は終わらず、
ドスランポスからイーオスかギアノス、ランポス改からゲネポスへ強化できる。- ガルムメモを使う、ドスランポスバルーンからコメスタバルーンの派生も増えた。
音色は紫緑赤になったが、青ゲージが短い。
この音色でかつレア度4までならかなり強力。 - SP武器にサクランポスSPがある。ピンク色だがランポスの新種ではない。
ちなみに桜ともランポスとも関係なさそうだが、ネムリ草や催眠袋を使っているので睡眠属性を持つ。
余った属性押しつけられただけ? 聞こえんな
- ガルムメモを使う、ドスランポスバルーンからコメスタバルーンの派生も増えた。
MHP2G
- ヒプノックやヴォルガノスと一緒に逆輸入された。
生産段階でランポスの上鱗を使うため、こんなナリでも上位武器である。
音色が紫緑黄に変わり、スロ3になるなど、MHFに比べればかなり強化された。
最終強化でドスランバルーン改となり、属性や会心率はないが攻撃力1404と高め。どうしたランポス。- ウカムルバス討伐後にはランポスバルーンGが作成可能。
スロット、音色は変わらず攻撃力1352と下がっているので、トサカが無い見た目を楽しむものである。
ちなみにドスランポスの頭などは使用しないが、ランポスの皮を50枚も集める必要がある。 - 本当にどうでもいいことだが、MHFでは最終形がドスランポスバルーンなのに対し、
MHP2Gではドスランバルーンとなっている。語呂の問題だろうか。
- ウカムルバス討伐後にはランポスバルーンGが作成可能。
MH4
- ランポスと共にこの笛も復活。
序盤から登場し、ボーンホルン改からの強化の他、一発生産も可能。
音色は再び変更され白黄赤となり、攻撃力強化を吹けるように。- 強化先は「ランポスバルーン改」かバサルモスの「ガンズ=ロック」。
ランポスバルーン改を選べばその先は当然ドスランバルーンへ強化…
されず、何故かシャミセン【烏】への強化となり、ランポスバルーンの面影はここで早くも失われてしまう。
下位武器に格下げを食らった挙げ句ただの踏み台にされてしまったドスランポスの心中やいかに。
- 強化先は「ランポスバルーン改」かバサルモスの「ガンズ=ロック」。
MHX
- 続投。生産時期は早いが序盤の使い勝手はやはりベルダーホルンなどの初期武器に譲る。
今作の武器強化システムの変化により、ランポス素材のまましっかり最後まで強化可能となった。
最終強化形蛇笛ランポスの性能は、- 攻撃力220、会心率0%。
攻撃小が吹けることを加味すれば、無属性としては悪くない方。 - 斬れ味は素で長めの緑、匠の増加分は全て青。
弾かれ無効の狩猟笛としては大きな欠点ではなく、今作初出の鈍器スキルでの活用も可能。 - 音色は白黄赤
吹ける旋律は攻撃力強化【小】、火属性防御強化【小】、高周波と多くはないが堅実。 - うれしいスロット3
音色が上位の紫にならない事に抵抗を覚えるかもしれないが、
黄赤音色は白が紫になった所で火属性防御強化【小】が【大】になる程度しか吹ける旋律に変化がないため、
あまり気にならない。
スロット3を完備、笛吹き名人を外すことが可能*1と、スキル・防具の自由度がかなり高く、
愛用者は多い模様。 - 攻撃力220、会心率0%。
- また、ドスランバルーンも続投されており、ランポスバルーンLV3から派生可能になる。
最終強化は大蛇笛ドスラーン。どんどん短くなってないか…? - 性能は、
- 低い攻撃力180
- 斬れ味は素で青20、匠で白10
- 音色は紫黄赤
- 引き続きスロット3
前述の通り音色の差がほとんどなく、更に攻撃力の差が40と大きいため、
斬れ味を加味しても部下に勝てない、と少々残念なことになっている。リーダー…
MHXX
- 蛇笛ランポスはG級ランポス素材でG級上がりたてでもサクッと限界突破可能。
攻撃力が30上がっただけだが、上位までの鈍器スキルをそのまま使いまわせば火力は十分。
攻略用のオトモとしてはそこそこの性能である。- G級セルレギオスの千刃竜の破刃と幻鳥竜玉を加えて究極強化。蛇笛ランポス【群青】となる。
攻撃力は一気に90も跳ね上がり、340。
乗算効果になった鈍器スキルを足せば、374。
これに攻撃力強化【小】が乗るので瞬間火力はかなりのもの。 - 流石にイクセハウカムのような化け物と比べると瞬間火力では劣る。
が、こちらはスロ3とカバー不要の斬れ味緑による圧倒的自由度と
G級セルレギオスさえ倒せれば究極強化できる作成難易度の低さでアドバンテージを取っているため、
鈍器狩猟笛としては非常に扱いやすい一品に仕上がっている。
- G級セルレギオスの千刃竜の破刃と幻鳥竜玉を加えて究極強化。蛇笛ランポス【群青】となる。
- 大蛇笛ドスラーンのG級強化も蛇笛と同タイミングだが、
究極強化の大蒼蛇笛ドスランポスはなんと獰猛化狩猟の証VIを要求してくるためかなり遅い。
気になる性能だが、素で白ゲージの攻撃力300、スロ3、音色は上位と同じである。
流石に白ゲージと緑ゲージともなれば子分よりも火力はだいぶ上回るが、
白ゲージが非常に短いという残念な点は強化前をしっかり引き継いでいる。
匠を付けても紫ゲージは現れないし、
独自路線を歩んでいる子分と比べるとライバルが多すぎてあまり日の目は見られない。
ギアノスバルーン
- その名の通り、ランポスバルーンのギアノスバージョン。攻撃力、音色は変わらないが氷属性を得た。
見た目も白い鱗に水色のトサカとギアノスらしく変化。しかしドスではないせいか立派なトサカは没収された。
最終強化でドスギアバルーンとなる。あれ、ドスギアノスの実装って…
攻撃力1040、氷属性180という性能になるが、相変わらず赤音符を持たないためなかなか担がれない。
そしてドスになってもトサカは戻らなかった。
MHP2G
- MHP2Gにも登場。最初の狩猟地が雪山になっている関係からか、最序盤からでも作成できる。
…のだが、活躍できる時期に問題があった。上記の通りに上位素材を使わずに序盤で作れるのだが、
下位の時点では村クエ☆2の改までしか強化できず、後は上位までお預けとなってしまうのだ。
ギアノスバルーン改の性能は攻撃力520、氷属性150、斬れ味は黄色と、
これから控えているモノブロスやディアブロス対策には明らかに心もとない。
大多数のハンターは他の狩猟笛等を担ぎ、このギアノスバルーン改が使われる事は無いに等しかった。
- そんな下位クエスト時代をしのぎ、ついに上位へ。
ドスギアノスバルーンとなり、攻撃力、属性値共にMHFと同じ性能へと昇華した。
…が、ここで強化が止まってしまう。上位とはいえ序盤の序盤の時点で。
そう、G級が存在する今作において、この武器はG級強化という未来を得られなかったのである。
追加された亜種の多くが氷弱点である事を考えると、ここで止まってしまうのはあまりにも痛かった。
- ちなみに演奏音だが、ランポスバルーンとは違って鳴き声というよりも唸り声に近くなっている。
正直に言って楽しさは感じられず、何やら威嚇でもされているかのような感じを受ける。
個々の演奏音にそれぞれファンがいるというカリピストの中でも、これが好きという人はなかなか見られない。
MHX
- 雪山が復活してもドスギアノスは復活できなかったMHXにも登場。
ドスギアノスがいないため、ギアノスバルーンのまま強化していくことになる。
そのため、最終強化である白蛇笛ギアノスまで強化しても音色は白緑空、つまり生産時から全く変わらない。 - その性能は…
- 平均的な攻撃力200
- 低くはないが高くもない氷属性22
- 斬れ味は素で微量の青ゲージを持ち、斬れ味レベル+2で白ゲージも出現
- 安定のスロット3で拡張性は十分
ならばと属性値を見ると、こちらも物足りない。
有用な旋律があれば…と見ても、聴覚保護ぐらいしかない。
聴覚保護の使える氷狩猟笛には巨響・武ゥ応音音音ーという、
色々な意味で強力な存在がいるため、そちらでも出番はないだろう。ボスが復活しなかったからなのか?
MHXX
- 今作ではボスが復活。限界突破して強化することで白蛇笛ギアノス【銀】となる。
今度こそその性能が生かせるか? と見てもその性能は…- 氷狩猟笛の中では中間レベルの攻撃力330
- 微妙な氷属性27
- 斬れ味は青ゲージを持ち、斬れ味レベル+1で白ゲージも出現
- スロット3
- 音色は白緑空のまま
ライバルだった(?)武ゥ応音音音ーMAXが素で白ゲージ、斬れ味レベル+2で紫ゲージを得ているため、
物理性能では食い下がることができない。
他の旋律を、と思っても耐だるまは同じく復活したベリオロスのグィロ=フリギドゥスが持ってくるので、
こちらでもやはり出番がない。
最終強化の早さに最後の希望を見出しても、
獰猛化狩猟の証Vはともかく才覚の証はG★4にならないと入手できない。
最終強化するまでは攻撃力230と上位の笛相当の火力しかないため、繋ぎにもなれない。
- 何よりも悲惨なのがせっかくボスであるドスギアノスが復活したのに、
ドスギアバルーンへと派生することができなかったことである。
たとえ派生できたとしてもドスランバルーン同様に見向きもされなかった可能性もあるが、
登場することすらできなかったのは哀れというほかない。
ゲネポスバルーン
- MHFにのみ登場。ゲネポスバージョン。
ゲネポスらしく麻痺属性を持ち、演奏音もゲネポスのものとなっている。
音色は白緑空だが、
強化してハイゲネポスバルーン(ドスゲネポスではない)になると紫緑空となり、
体力回復【大】や聴覚保護【大】などの大いに役に立つものが吹けるようになる。- ゲネポス素材の笛にはもう一つ、げねぽおるジュニアから強化していくげねぽおるシリーズがある。
見た目はエレキギターで、音もかっこいいエレキギター風である。
最終強化のげねぽおるデラックスは攻撃力1092、麻痺属性220、スロット2、防御+46に紫緑赤と
凄腕でも通用するほどの性能なので、こちらは担がれることが多い。
- ゲネポス素材の笛にはもう一つ、げねぽおるジュニアから強化していくげねぽおるシリーズがある。
- SP武器に雷&麻痺属性のゲネポスプーガラSPがある。カラーリングはショッキングバイオレット。
説明文によれば、「もっと刺激を!」という声に応え使い手も痺れる仕上がりになったようだ。
イーオスバルーン
- ゲネポスと同じくMHFにのみ登場。
ハイイーオスバルーンになっても攻撃力は988と上記の二つと比べると低いが、
440という高めの毒属性と防御+28のボーナスが付いている。
そして音色が紫青赤と念願の赤色が入っているため、他と比べると優遇されている。
ただし上記のゲネポスバルーンもそうだが、派生と強化に汎用素材を使う上に、
匠を付けても青しか伸びないのは要注意。
- SP武器に龍&毒属性のグラファイーオスSPがある。黒色で龍属性のためなんとなくガブラスっぽい。
汎用性の高い龍と毒に加え、紫青赤の音色を持つので登場時から長く愛されてきた。
ネブラコルスの実装で担ぐ人は減ったが、SP武器限定の剛種適性試験などでは活躍してくれるだろう。
余談
- このようにモンスターの頭を模した狩猟笛はMHP2G以前にはいくつかあるが、
MH3以降にはこういったデザインの狩猟笛が何故か少ない。
MHXになってクック笛、ゲリョス笛、カブラ笛、ブランゴ笛と一気に増えたが。
- ランポス、ギアノス、ゲネポス、イーオスとそれぞれの特徴を活かして分けられているので、
鳥竜戦隊の武器にはぴったりである。
関連項目
モンスター/ランポス
モンスター/ドスランポス
モンスター/ギアノス
モンスター/ドスギアノス
モンスター/ゲネポス
モンスター/イーオス
武器/ランポス武器
武器/げねぽおるデラックス
武器/グラファイーオスSP