武器/鯨鯢といふ名の白骸

Last-modified: 2024-08-19 (月) 21:35:47

我、嘗ての鯨鯢の名を墓碑に銘ずる者。
我が尾の一振りを以って魂の輪廻を断ち切らん
(鯨鯢といふ名の白骸)

天の邦に暴悪の衝撃を。
有象を遍く断ち、寂寞の世を作らん。
鯨鯢といふ名の白骸、最終型。
(白骸の暴盾斧)

我、嘗ての鯨鯢の名を天上に銘ずる者。
我が尾が顕現する時天を翔ける星団の矛となる
(極星護斧ガント)

虚無を望む暴徒に星団の反抗を。
寂寞を誘う風から上天を護る。
極星護斧ガント最終型。
(寂寞ナル護斧星ガント)

目次

概要

  • MHXにおける集会所のラスボス、オストガロアの素材で作られたチャージアックス。
  • 黄道十二宮を外れた鯨鯢宮(くじら座)の名を冠する武器。
    他のオストガロア武器同様、骨でできた素材の隙間から発光するエフェクトがある。
    鯨とはいうもののそれらしい特徴は殆どなく、盾にあしらわれた模様はむしろドラゴンの頭部に近い。
    • そもそもくじら座は現実の鯨とは直接関係がなく、英雄ペルセウスに退治された怪物を指す。
      こいつに特に名前がなく、海獣全般を指す単語で呼ばれたため翻訳の際に「くじら座」になったのである。
      怪物の姿も諸説あり、ドラゴンのような外見でも間違っているわけではない。
      • 一般にくじら座の絵を描く際には鯨というよりもオットセイのような姿が用いられる。
        モンハンで喩えると大体ポカラドンである。残念ながらコイツには全く似てない
  • 骸素材を用いて鯨鯢といふ名の白骸が生産でき、
    上位で手に入る本体素材を用いて派生させると極星護斧ガントとなる。
    それぞれ最終強化すると白骸の暴盾斧寂寞ナル護斧星ガントとなる。

鯨鯢といふ名の白骸

MHX

  • 下位オストガロアの撃退で手に入る骸素材や発光する粘液を用いて生産できる。
    生産時点では下位最大の攻撃力と、劣悪な斬れ味と会心率を持つ。
    上位の討伐クエストで手に入る上位の骸素材や、発光する上粘液、骸龍の残魄玉を用いて
    LV5で最終形の白骸の暴盾斧となる。
  • その性能は、
    • 全盾斧中2位の攻撃力260
    • LV1から変わらず低い会心率-25%
    • やや物足りない龍属性16
    • 素で緑30斬れ味+2青30
  • そしてこの武器に内蔵されているのはまさかの強属性ビン
    属性値が控えめなのでスキルで強化しても威力はあまり伸びず、相性は決して良くない。
    と、白骸武器の例に漏れず癖が強い仕上がりとなっている。
    これが武器倍率依存榴弾ビンだったら
    クーネエンカム凶華のように活躍できていたのだが、残念である。
  • 火力はあまり上がらないが、ビン効果を無視するのはそれ以上に下策…。
    よってビンは主に狩技に回すのが良いだろう。
    エネルギーブレイドは攻撃力ベースのダメージなので高い威力が期待できる。
    剣モードのみと開き直ってヒーリングボトルを使ってみるのもアリ。

MHXX

  • MHXXではG級強化先が登場。
    究極強化で白骸暴盾斧メンカルとなる。
  • 改めて解説する必要があるのか謎だがその性能は、
    • 全盾斧中堂々1位の攻撃力380
    • 素では緑だが斬れ味+2で十分な白ゲージが出現!
    • なんと1.3倍以上に上がった龍属性22
    …以上である。
    会心率もビンも据え置き。知ってた
  • 相変わらずネタ同然の性能であるが、腐っても攻撃力は1位。
    エネルギーブレイドの威力だけなら最高級…と思うのは早計。
    今作最強のチャアクと名高い角王盾斧ジオブロスは攻撃力370に匠でしっかり紫が出る化け物。
    同じ斬れ味+2の条件下では、
    結局エネルギーブレイドでも負けてしまうのである。
    八方塞がりとはこのこと。
  • 余談であるが、今作では兄弟とでも言うべきチャアクが新たに追加されている。
    銀嶺武器屈指の残念武器として高い知名度を誇ってしまっている弟であるが、
    ここで全力溜とメンカルの性能を比べてみよう。
    同攻撃力にほぼ同じ属性値、素で緑だが匠で白ゲージが出現と、ここまではほぼ同等であるが、
    全力溜はメンカルより30%高い会心率、狩技ゲージボーナス、おまけの防御ボーナスを持っている。
    属性が違うので一概に比べられるものではないが、
    こうしてみるとメンカルは全力溜に輪をかけて残念な気がしないでもない。
    白ゲージの長さやスロット、製作難易度では勝っているので、全面的に負けているわけではないが…。
    妖しき霧幻ガルグカシと比べればどんぐりの背比べだって?おっしゃる通りです

極星護斧ガント

MHX

  • 集会所上位のオストガロアから得られる本体素材を用いて、鯨鯢といふ名の白骸LV3から派生させる事ができる。
    鯨鯢といふ名の白骸の劣悪な斬れ味から一転し、非常に長い青ゲージが現れる。
  • 2回の強化が可能で、骸龍の残魄玉2つ用いて
    寂寞ナル護斧星ガントに強化できる。
    その性能は、
    • 元より低い攻撃力190
    • 会心率は0まで改善
    • 更に低下した龍属性10
    • 素で極めて長い青ゲージ白10、匠は無効
    • スロット2
    見ての通り、斬れ味やスロットが強化された代わりに
    属性値と攻撃力が残念なことになってしまっている。
    一方で内蔵されているビンは榴弾ビン派生強化前にくれよ。
    この属性値で強属性ビンではヒーリングボトルしか使い道がないため、
    スタンや減気を狙える榴弾ビンだっただけマシではある。
  • チャージアックスは復帰したナルガクルガとアルバトリオン双方の武器が追加されなかった*1という事情から、
    実戦的な性能で斬れ味ケアが一切不要な武器は事実上この極星護斧ガント系統のみである。
    燼滅合刃バルドレッド鉤爪盾斧【荒騎虎】といった一戦級の二つ名武器には瞬間火力で劣るものの、
    彼らにはスロットを持たない弱点がある。こちらは斬れ味スキルを全て切って攻撃スキルをガン積みする、
    生存スキルによって安全性を確保するなど、スキルの充実化によって活躍を目指したい。

MHXX

  • MHXXではもちろんこちらもG級強化に対応。
    …したのだが、こちらもなんとも言えない性能。
    究極強化で極星寂護斧ガンガロアとなるが、その性能は、
    攻撃力310に龍属性12、斬れ味は超短い紫に長めの白、超長い青…といったもの。
  • 前作では斬れ味ケア不要という唯一の特権を持っていたが、
    今作では赫醒盾斧ジルバッド鎧裂盾斧ドナデギリなどが追加され、もはや唯一のものではない。
    そして前者は同じ龍属性とはいえ強属性ビンなので土俵が違うとしても、
    後者には榴弾ビンチャアクとしては勝ち目は低いと言わざるを得ない。
    白ゲージ以上を維持しつつ龍弱点を相手取る時は、一応ドナデギリを上回りうるものの、
    それなら黒龍盾斧封龍盾斧【界分】を使った方がいい。
  • ちなみに匠等を抜いた素の状態では、意外にも龍属性盾斧で物理期待値1位である。
    龍属性としては属性値が、無属性としては攻撃力が足りない、という帯に短し襷に長し状態な上、
    業物でも厳しい紫の短さもあって採用率は低いが…
  • 結局ほとんどの極星武器の例にもれず、使い道のない武器としての烙印を押されることとなった。
    メンカルと違ってネタ武器と言えるほどの性能ではないのは不憫というべきか幸いというべきか。

余談

  • 寂寞は見慣れない熟語だが、公式ガイドブックによると読みは「せきばく*2
    ひっそりとして寂しいさまや、心が満たされず物寂しいさまを表す言葉である。
  • 鯨鯢もあまり見慣れない熟語だが、「げいげい」又は「けいげい」と読み、
    鯨はオスのクジラ、鯢はメスのクジラを意味している。

関連項目

モンスター/オストガロア
武器/ガロア武器
武器/サイドアルシャマリ - くじら座ι星の名を持つヘビィボウガン。


*1 後のXXにてアルバトリオン、MHW:Iにてナルガクルガの武器が実装された。
*2 日本語としては「じゃくまく」と読む場合もある。