「トレイス・オブ・ダークニンジャ」

Togetterまとめ

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登場人物

あらすじ

ネオサイタマ郊外北部に広がる不毛の荒野。ここは暗黒メガコーポ諸企業が紛争を繰り広げる交戦可能域、通称「キルゾーン」だ。
今週の紛争当事者であるロクハラとヤルキ重工の争いの間隙を縫い、宝漁りに励むスカベンジャーの中に、不敵な態度を崩さぬゴリン・ボンズ・ヘアの男あり。
彼の名はオッドジョブ。かつてザイバツのセンシとしてアマクダリと戦ったが、その後いかなる理由か現世に取り残され、混沌の10年を生き抜いたニンジャである。

首尾よく仕事をこなし、地下シェルターから目当ての電子基板を回収して地上に出たオッドジョブだが、そこで彼は信じられぬものを目にする。
それは、キルゾーンの荒野に浮かぶ巨大な陸地……そしてその上に建っている城……然り、彼が10年前に属していたザイバツの本拠地、キョート城である！
直後、彼の目の前に現れたのは……！

「ゲエエエーーーッ！ダ、ダ、ダークニンジャ＝サン！」

……キョート城から単身ネオサイタマに降り立ったザイバツのグランドロード・ダークニンジャ。彼の目的は、城を現世に縛り付ける力、いにしえのハヤシの呪いの解除方法を見つけることである。
否応なしにダークニンジャの従者となってしまったオッドジョブは、彼の信頼を勝ち取り生存のチャンスを掴むべく、共に調査に乗り出す。

「版ごとに異なる記載……一致せぬ言葉……ハヤシの呪いを打ち破ったのは、何らかのレリックか……」
「かのツルギは歴史の混乱の果てに、現在は大英博物館の所蔵となっているぞ」
「収集した情報を総合した結果……ツイてますぜ。ロンドンに行く算段をつける必要がなくなった」「何処だ」「博覧会です」

ネオサイタマ大学図書館、イタバシ・ソラコスル・タワー、マジェスティック・エキシビション。数々のランドマークを巡ったダークニンジャの足取りは、やがて我々がよく知るあのピザ屋へと向かう。
だが、因縁の二人の邂逅は、さらなるケオスの先触れに過ぎなかったのである！

「ドーモ。ダークニンジャです」
「ドーモ。ダークニンジャ＝サン。ニンジャスレイヤーです」

解説

第4部シーズン5の7話。本格的な登場はシーズン2以来となるダークニンジャと、彼に見出されてしまったはぐれザイバツニンジャ・オッドジョブを主役に据えたエピソード。
本作は時系列が過去に遡るという変則的な構成となっており、前半部では前話「ゼロ・トレラント・サンスイ」の結末に至るまでの「ダークニンジャの軌跡」が綴られる。「ジ・インターナショナル・ハンザイ・コンスピラシー」で起こった博覧会の事件とも関わってくる内容のため、未読のヘッズは先に読んで備えておくと楽しみが倍点だ。
ダークニンジャの目的は果たされるのか？そしてオッドジョブはうまく立ち回ることができるのか？張り巡らされた謎と伏線を解き明かす、全12セクションの大長編が幕を開ける！