Top > 山姥切長義

山姥切長義

Last-modified: 2019-12-14 (土) 13:39:15
158番
どうかしたかな? そんなにまじまじと見て山姥切長義(やまんばぎりちょうぎ)打刀
ステータス(MAX)
生存36(41)打撃36(53)
統率34(42)機動40(48)
衝力28(50)範囲
必殺35偵察34(39)
隠蔽36兵装備スロット2
装備可能刀装
投石/軽歩/重歩/盾/軽騎
ランクアップチャート
山姥切長義山姥切長義 特(Lv20)
刀帳説明
山姥切長義。備前長船の刀工、長義作の刀だ。
俺こそが長義が打った本歌、山姥切。どこかの偽物くんとは、似ている似ていない以前の問題だよ
公式Twitterの紹介
備前長船長義作の打刀。長義は長船派の主流とは別系統の刀工となる。
写しであると言われている山姥切国広と共に伯仲*1の出来。美しいが高慢。
より正確に言えば自分に自信があり、他に臆する事がない。
(公式ツイッター本丸通信12

※ステータスは刀帳に表示されている初期値のもの カッコ内の数値は錬結・内番で強化できる限界値

CV:高梨謙吾、イラストレーター:⑪(クリックするとセリフ一覧が開きます)

ゲームにおいて Edit

現在の入手方法

  • 入手不可

過去の入手方法

イベント報酬
イベントドロップ


ステータス

  • 機動が打刀内で3位。反面、統率は陸奥守吉行宗三左文字と並んで下位から2番目。
    また、初期値・最大値ともに合計が山姥切国広南泉一文字と全く一緒。
    • 山姥切国広と比較した場合、彼より生存が2、機動が1高く、反対に統率が2、偵察が1低くなっている。
    • 南泉一文字と比較すると打撃・偵察がそれぞれ1、統率が2高く、反対に機動・衝力がそれぞれ1、必殺が2低くなっている。
    • このステータス配分はランクアップ前後でも一致している。

他の刀剣男士との会話

  • 内番「手合せ」を山姥切国広との組み合わせで行うと、通常とは異なる内番台詞(A)を聞くことができる。
  • 内番「手合せ」を山姥切国広 極との組み合わせで行うと、通常とは異なる内番台詞(B)を聞くことができる。
     

その他

  • 2018年10月31日から開催されたイベント「特命調査 聚楽第」で実装された。「特命調査 聚楽第」のお知らせ動画
    • フードつきマントで顔を隠していた「謎の人物」こと、時の政府から遣わされた「監査官」の正体。本丸に訪れて通達を行い、聚楽第では審神者の部隊に同行して評定を行う。
      • 監査官から評定「優」を獲得すると、別れ際に再会を示唆する言葉が残された直後、本丸帰還時に「政府から特命調査 聚楽第の調査報酬が贈られました」というメッセージが表示され、顕現の演出が入って彼が刀剣男士として仲間になる。
    • これまでの追加実装のように事前に刀剣男士としての紹介はされず、イベントお知らせでは「(監査官の立ち絵に被せるように)優獲得で…」と優をとると何かがある匂わせ方をされていたサプライズの確定報酬。
    • 11月9日*4に公式Twitterで改めて刀剣男士としてのキャラクター紹介が行われた。
    • 彼を入手できずにイベント終了すると、こんのすけから「(前略)監査官はすでに政府へと帰還されたとのことです。…彼はいったい何者だったのでしょう?」と言われる。こんのすけは監査官の正体を知らない…?
  • 当初から山姥切国広のキャラ設定文や台詞で「霊剣『山姥切』」として言及されていた刀剣であり、3年10ヶ月越しの実装となった。
  • 聚楽第報酬の初回入手時とドロップでは台詞が異なる。入手時のボイスが2種類用意されているのは太鼓鐘貞宗に続き二振り目。
  • 回想55~57は未開放だと刀帳のタイトル画面には彼だけシルエットで表示され、タイトルは『???』になっている。

小ネタ Edit

モチーフとなった刀剣について

  • 刀 銘:本作長義天正十八年庚寅五月三日ニ九州日向住国広銘打/天正十四年七月廿一日小田原参府之時従屋形様被下置也長尾新五郎平朝臣顕長所持*5
    • 銘は、「この長義の打った刀は、天正十四年(1586年)七月廿(二十)一日に小田原城に参府した際に北条家当主から長尾顕長へ下賜されたもので、天正十八年五月三日に九州日向国の国広がこの銘を刻んだ」という内容。~国広銘打までが差表、天正十四年~は裏に記されている。
    • 「本作」とは「この作品は」という意味で、長義が打ったものであるという但し書のようなもの。写しに対する本歌という意味ではない。
    • この時の北条氏は既に氏直が家督を譲り受けていたが、後北条氏には嫡男が年頃になると家督を譲り二頭政治を行う習わしがあり、父の氏政も統治に影響を及ぼしていたため、どちらから拝領したとするかは資料によって分かれる。
    • このような所有者やその由来を明らかにするために入れられた銘を切付銘という。
    • ご覧の通りとても長いため、「本作長義…(以下58字略)」と省略されることもある。文化庁には名称として銘が登録されているが、それすら省略されている。
    • 後述する山姥という化物を斬った伝説から「山姥切」と呼ばれる。
      刀剣乱舞のキャラクター名に使用される以前から「山姥切長義」と呼ぶ人もいるが*6、号(個別の名前)については記録がなく、重要文化財としての個別の刀剣名にあたるのは銘(持ち手に刻まれたサイン)の登録のみとなっており、徳川美術館では「本作長義」と呼称している。
  • 刃長71.2cm 反り2.4cm 目釘孔3つ
    • 磨上によって現在の姿になっており、作刀時は太刀か大太刀と思われる。
      作刀から追刻銘されるまでに200年以上開きがあり、目釘孔の数から複数回の磨上が行われている可能性もある。
      顕長が拝領した時点で既に磨上無銘だったのか、国広が追刻銘だけでなく磨上も依頼されたのかなどの詳細は不明。
  • 南北朝時代の刀工である長義の作。長義は備前長船の中でも長船四天王の一人に数えられ、また相州正宗の弟子として正宗十哲にも名を連ねている。長船本流とは異なり、自由奔放な作風が特徴。すさまじい切れ味を示す刀が伝わり、「八文字長義」や「六股長義(非現存)」が挙げられる。
    • ながよし、ちょうぎと読み方が分かれるが、本作では「ちょうぎ」。
    • 本ゲームにおいて刀派の指定がないのは、先述の通り同時代の長船の主流である兼光一派(光忠→長光→景光→兼光の流れ)とは別系統であり、備前風に相州風を加えた「相州伝備前」または「相伝備前」と言われる作風を作出して「備前にありながら最も備前離れした刀工」とも言われることからか。
    • 長船四天王とは、長光・兼光・元重・長義を指す。
    • 正宗十哲という名称は後世に付けられたものであり、現存する長義の年号銘入りの作例から正宗の直弟子とは考えづらいものの年代は近く、作風の点から正宗の影響を受けた刀工の一人とみなされる。
  • 刀身は南北朝時代の特徴から身幅広く豪快な姿をしている。備前の小板目に杢まじりの鍛えに、相州風に地刃が沸付き、大模様に乱れた刃文を表すなど、相州伝備前の典型といわれる。地刃共に健全で長義の最も優れた作品の一つと言われている。
    長義の刀は桜花に喩えられるほど華やかな刃文が特徴的。共に最上作であり作刀期間も重なる時期があることから、長義は兼光とよく比較され、兼光は梅花に喩えられる。

本歌と写し

  • この刀への銘打ちに先立って同年二月に作刀されたのが、写しである山姥切国広である。
    美術工芸品や日本刀において写しの元となった基準作品・実物は、和歌の本歌取り*7にならって「本歌」と称される(「本科」と書かれることもある。山姥切国広は手紙の中で「本科」と書いている)。
    • 本歌と写の関係にある二振だが、その姿はそっくりというほど似ているわけではない。
      現代では写しは本歌の姿をなるべく模造するのが主流だが、この時代の写しについての意識は異なっている。峰の形状と樋先の位置関係などは正確だが、反りを含めた全体の姿形や茎の仕立てなどには差異がみられる。二振りを並べた画像
    • この二振りはどちらも重要文化財の指定を受けている。専門家の間では写しは本歌には及ばないのが通例とされているが、この二振りには当てはまらない。本歌と写しともに国宝・重要文化財となっている作品は他には皆無であり、双方ともに高く評価されてきたことが見て取れる。この二振りのように写しと本歌が両方とも著名かつ両者にとって代表作であるのは稀有な例。
  • 山姥切国広ほど著名ではないが、他の名刀と同様に写しは複数存在する。
    堀川国広の古参の弟子である阿波守在吉も慶長二年(1597年)に長義写しを作刀している。阿波守在吉は現存する作品がとても少なく、最高傑作がこの長義写しとも言われる。
    現代においては、全日本刀匠会現会長の三上孝徳氏(刀匠銘 貞直)に昭和六十三年*8平成十二年に作刀された、山姥切が磨り上げられる以前の元々の大太刀の姿を想定した写しもある。
    また、山姥切国広の写しも存在し、昭和四十五年榎本貞吉作がニトロプラスブースで展示された。

山姥切

  • 北条氏政(あるいは氏直)が長尾顕長に贈ったという長義の刀は、昔信濃国(現在の長野県)戸隠山中に棲んでいた山姥なる化け物を退治したという説がある。
    • 伝説の舞台となった戸隠山の麓の戸隠地区や鬼無里地区には、紅葉伝説と呼ばれる鬼女退治の伝説が伝わっている。
  • 山姥切の逸話は本歌と写しの双方にある。
    国広の刀が山姥を斬ったために付けられたとされる史料と、元々は長義の刀についていた号でそれの写しであるから山姥切国広とされる史料があり、本来どちらが「山姥切」の呼称だったのかは不明。
  • 本歌の号については、尾張徳川家の記録には「山姥切」についての記述がない。
  • 新刀に妖怪切りの刀はないといった説がネット上に(出典元が幻◯名刀辞典の山姥切の項?)存在するが、
    人間に化けた大狐を退治した七股政常(相模守政常入道)や、大蛇を退治した倉敷国路(出羽大掾国路)、河童を退治した有馬包国(駿州住包国造(南紀住重国))など、化け物退治の逸話をもつ新刀の刀を怪談と名刀(昭和十年発行)で確認できる。
  • 刀剣乱舞の設定では、山姥切国広は山姥退治の逸話を持つ「山姥切」の写しであって写しは山姥を斬っていないと記憶していたが、の手紙では意外な展開が描かれる。また、回想から南泉一文字・山姥切長義も本歌は山姥退治の逸話を持つと認識していると窺える。

かつての所有者

  • 長尾顕長は戦国時代の武将、足利長尾家の当主。国広が銘を入れた天正十八年(1590年)は小田原合戦と同年で、顕長は北条氏の居城である小田原城に籠城し戦ったという説がある。
    顕長が国広に命じたかは定かではないが、この頃に刀の由緒について銘を切っている。
    豊臣秀吉の軍勢が小田原に押し寄せた同年の五月、敗戦を察した長尾新五郎顕長が、小田原へ参府した際に北条家五代氏直から拝領した本刀に銘を切らせたとわかる*9
    小田原城付近に限っては、予想したような死闘は起きなかったが、北条氏直はこの戦いで和睦の条件をのみ開城降伏する。その後、当初の和睦条件を翻した秀吉により、氏直の父氏政は弟氏照以下家臣二人と共に切腹を命じられる。氏政の首は京の秀吉の元へ送られ、聚楽第の橋にさらされた。氏直は徳川家康の娘の夫であったことから助命されて高野山に送られ、翌年に赦免されるも志半ばで病死している。顕長は所領を召し上げられ、一時佐竹氏の傘下に入るも、その後浪人となった。
    • この戦いが起こった一因には、天正十六年(1588年)に秀吉が氏政・氏直親子に聚楽第行幸の列席を求めたが氏政が拒否したという説もあり*10特命調査 聚楽第においては、1590年の聚楽第に本来居るはずのない氏政が居たことから、秀吉による小田原征伐が起きなかった世界、あるいは起きたものの氏政が切腹しなかった世界と思われる。
      小田原征伐や銘入れについて踏まえた上で、敵に占拠された聚楽第中心部に自身と関係が深い元主・氏政の存在が確認されていても、「これが正史でない以上、当人であるかどうかは瑣末なこと」と言い切れる山姥切長義の冷静さには驚かされる。

回想について

  • 南泉一文字と顔見知りと言われているのは尾張徳川家に伝来した繋がりだと思われる。

来歴

  • 後北条家に伝来し、1586(天正14)年に長尾顕長に下賜される。1590(天正18)年、堀川国広が銘入れを行う。
    • これらの経歴は国広が打った銘により判明している。
  • 1681(延宝9)年6月に徳川綱誠が152両1分で買い、尾張徳川家に伝来。
  • 1939(昭和14)年に重要美術品に指定。指定時の所有者は尾張徳川黎明会。
  • 1949(昭和24)年2月18日重要文化財指定。
  • 1997(平成9)年に東京国立博物館で行われた「日本のかたな展」では山姥切国広と同時に展示。
  • 現在も、尾張徳川家ゆかりの徳川美術館で所蔵されている。
  • 近年も複数回の展示がされており、2016年には徳川美術館で催された「徳川美術館の名刀」展に後藤藤四郎鯰尾藤四郎物吉貞宗と共に公開、また2018年7月~9月にも同館の「英雄たちの戦国合戦」展にて公開されていた。
    直近の展示は、2018年9月29日~11月25日に京都国立博物館で開催された「京のかたな」展。刀剣乱舞コラボの刀剣ではなかったが、ゲームに実装された後期からは注目度が上がった。
     

キャラクターデザイン

  • 監査官のときに着ていたフード付きの丈の長いマントとは形が異なり、カードイラストで肩に巻いている布は四隅があり装飾がされている。
    監査官の立ち絵では目元は一見すると影になっていたように見えるが、画像を拡大すると目の周りが開いていて額に肌色も見えるため黒いマスクを着けていたと推測される。
  • 刀派こそ長船ではないものの、長船派で共通する衣装の特徴は一致している。
    • 三つ揃いの暗色系シングルスーツスタイル、手袋、腰の部分に波打つ線と腕に二本線の入るジャージの内番着。
    • 一方でネクタイではなくクロスタイ、ジャケットの襟にラインがある、ジャージにフードがあり右肩にエンブレムがない(立ち絵の角度で見えていないだけの可能性もあるが)など独自の要素も見られる。
  • その関係性から山姥切国広とある程度対となるデザインと推測される。
    • 髪の色が銀と金、瞳の色が青と碧、胸元のタイがクロスタイと巾ネクタイ(フォア・イン・ハンド・タイ)。
      肩からかけた帯の色、シャツをしまっているかどうか、手甲装着位置の左右、マントの素材感や身に着け方など。
  • 紋は山の意匠に三つ巴紋が9つ(最後の3つは黒く潰れているが)。山は山姥切伝説と後北条氏の三つ鱗紋、とりまく三つ巴紋は長尾氏の九曜巴紋、これらに由来していると思われる。
  • 2019年2月10日開催のワンダーフェスティバルの「刀剣乱舞-ONLINE-」ステージ八にて、ボイスを担当する高梨謙吾氏は役作りについて以下のように語っていた。
    高梨「とにかくキャラクター造形的に、言葉を見るだけでもプライドがめちゃくちゃ高いんです。なので、そこだけをストレートにやりすぎちゃうと「嫌な奴だなぁ」とかって捉えがられがちなキャラかと思ったので、随所にわかりやすく隙をつめこればなっていう気持ちを込めてスタッフさんと相談しながら収録させて頂いたんですけど、それが皆さんにちゃんと上手く伝わっていればいいなとは思います」
    松澤(MC)「たしかに今の話を聞くと納得ですね。ちょっと隙があるというか、ついていてあげなきゃみたいなところもあって」
    高梨「そういうフックになるような部分もいっぱい随所に詰め込みたいなと思って。淡々と台詞をやっているだけだとやっぱりなかなか伝わらないので、わかりやすくニュアンスを込めたりとかっていうことをやりましたね」
  • 山姥切国広極実装と山姥切長義の実装記念描き下ろしイラスト(公式Twitter本丸通信より)

っはは、皆のコメントを取ってしまったかな? Edit

鍛刀成果の報告はレシピ報告内に、
ドロップ報告に関してはステージドロップ内にあるコメント欄にて行なっていただけると幸いです。

2015/02/02に設定されました当wikiガイドラインに基づき、入手・ダブり報告【のみ】・未入手の愚痴【のみ】のコメントはおやめ下さい。

ガイドライン周知のため、暫定的に折りたたんであります。




*1 よく似ていて優劣のないこと。中国語で長男と次男(兄弟)の意味もあり、兄弟設定ではないようだが山姥切国広とはそれほど関係性が深いことが窺える。
*2 メンテナンス後~メンテナンス前
*3 メンテナンス後~メンテナンス前
*4 無課金であっても平均値で入手できるラインを数日過ぎたタイミング
*5 「京のかたな展」を特集した女性セブン第56巻第43号(2018年11月15日発行)にて、キャラクターのモチーフになった刀剣として徳川美術館から本作長義(以下略)の写真が提供されている。
*6 刀剣春秋792号
*7 歌学における和歌の作成技法の1つで、有名な古歌(本歌)の1句もしくは2句を自作に取り入れて作歌を行う方法。
*8 刀 銘 安芸国 三上貞直作之 昭和六十三年戌辰年二月日。直近では「真剣少女の日本刀展」で八文字長義の関連の刀剣として展示された。
*9 徳川美術館の名刀
*10 小田原市公式サイト>小田原合戦