アメリカ RankVI 攻撃機 F-117

概要
Update 2.41 “Firebirds”にて追加された。史上初のステルス機にしてWarThunder初のステルス機である。
機体情報(v2.51)
必要経費
| 必要研究値(部隊RP) | 400,000 |
|---|---|
| 機体購入費(SL) | 470,000 |
| 機体購入費(GE) | 7,200 |
| 乗員訓練費(SL) | 130,000 |
| エキスパート化(SL) | 450,000 |
| エース化(GE) | 2,200 |
| エース化無料(RP) | 890,000 |
| バックアップ(GE) | 55 |
| 護符(GE) | 2,400 |
BR・報酬・修理
| 項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
|---|---|
| バトルレーティング | 8.7 / 8.7 / 8.7 |
| RP倍率 | 2.14 |
| SL倍率 | 1.20 / 3.30 / 6.00 |
| 最大修理費(SL) | 3,033⇒4,167 / 8,500⇒11,679 / 10,231⇒14,057 |
機体性能
| 項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
|---|---|
| 最高速度(km/h) | 1,038⇒1,059 / 987⇒1,050 |
| (高度0m時) | |
| 最高高度(m) | 10500 |
| 旋回時間(秒) | 41.8⇒38.4 / 42.9⇒40.0 |
| 上昇速度(m/s) | 23.9⇒46.4 / 23.9⇒34.0 |
| 離陸滑走距離(m) | 1100 |
| 離陸推力(kgf) | 3,780x2⇒4,080 x2 |
| 毎秒射撃量(kg/s) | 0 |
| 燃料量(分) | min 21 / max 71 |
| 搭乗員(人) | 1 |
| 限界速度(IAS) | 1,021 km/h |
| フラップ破損速度(IAS) | (フラップ無し) |
| 主翼耐久度 | -3G ~ 6G |
レーダー
無し
火器管制装置
| 分類 | 有無 | 対応兵器 | 対応バンド |
|---|---|---|---|
| 火器管制装置 Lead Indicator | × | - | - |
| 連続算出命中点 CCIP CCRP | 〇 | 爆弾 | - |
固定武装
無し
弾薬
無し
追加武装
| 凡例 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 記号 | 意味 | 記号 | 意味 | |
| RKT | ロケット | BOM | 爆弾 | |
| AGM | 対地ミサイル | AAM | 対空ミサイル | |
| GUN | 機関銃/砲 | CM | 対抗手段 | |
| MINE | 機雷 | TPD | 魚雷 | |
| 分類 | 名称 | パイロン | ||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | - | ||
| BOM | 500 lb LDGP Mk 82 | 1 | 1 | |||||||||||
| BOM | 1000 lb LDGP Mk 83 | 1 | 1 | |||||||||||
| BOM | 2000 lb LDGP Mk 84 | 1 | 1 | |||||||||||
| GBM | GBU-10 Paveway II | 1 | 1 | |||||||||||
| GBM | GBU-12 Paveway II | 1 | 1 | |||||||||||
| GBM | GBU-16 Paveway II | 1 | 1 | |||||||||||
| GBM | GBU-27 Paveway III | 1 | 1 | |||||||||||
| GBM | GBU-31 JDAM | 1 | 1 | |||||||||||
| GBM | GBU-38 JDAM | 1 | 1 | |||||||||||
無誘導爆弾
| 名称 | 重量 (kg) | 爆薬量*1 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
|---|---|---|---|---|---|
| 500 lb LDGP Mk 82 | 240.9 | 117.59 | 82 | 7 | 119 |
| 名称 | 重量 (kg) | 爆薬量*2 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1000 lb LDGP Mk 83 | 446.8 | 272.43 | 94 | 11 | 145 |
| 名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
|---|---|---|---|---|---|
| 2000 lb LDGP Mk 84 | 893.6 | 578.61 | 117 | 18 | 205 |
誘導爆弾
| 名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) | 誘導 方式 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| GBU-10 Paveway II | 943.93 | 578.61 | 117 | 18 | 205 | Laser |
| 名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) | 誘導 方式 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| GBU-12 Paveway II | 277.14 | 117.59 | 82 | 7 | 119 | Laser |
| 名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) | 誘導 方式 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| GBU-16 Paveway II | 495.3 | 272.43 | 94 | 11 | 145 | Laser |
| 名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) | 誘導 方式 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| GBU-27 Paveway III | 991 | 286.39 | 95 | 11 | 148 | Laser |
| 名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) | 誘導 方式 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| GBU-31 JDAM | 893.6 | 578.61 | 117 | 18 | 205 | GNSS |
| 名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) | 誘導 方式 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| GBU-38 JDAM | 253.1 | 117.59 | 82 | 7 | 119 | GNSS |
機体改良
| Tier | 名称 | 必要量(RP) | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
|---|---|---|---|---|
| I | コンプレッサー | 7,100 | 11,000 | 250 |
| 胴体修理 | ||||
| Mk83 | ||||
| GBU-16 | ||||
| II | 新しいブースター | 8,000 | 13,000 | 280 |
| 機体 | ||||
| 耐Gスーツ | ||||
| GBU-27 | ||||
| III | 主翼修理 | 8,800 | 14,000 | 310 |
| カバー交換 | ||||
| Mk84/GBU-31 | ||||
| GBU-10 | ||||
| IV | エンジン | 46,000 | 73,000 | 1,600 |
カモフラージュ
研究ツリー
解説
特徴
WTにて初実装されたステルス機。特に真正面に対しては高いステルス性を持ち、高性能なレーダーでもヘッドオン状態での遠距離からは探知しにくく、また機体の排熱に関しても徹底的に抑制されている為赤外線ロックできる距離も他の機体より短い特徴を持つ。ただし側面・後方のステルス性能は正面方向に比べると幾分か劣る為探知されやすい点には注意が必要である。
立ち回り
【アサルト】
攻撃機扱いなので使用はできるがペイロード・速度共に頼りない。
対空キルもできないのでボーナスアイテムも取得できない。何より2回しかない榴弾砲ウェーブしかスコアを稼ぐ機会を狙えない為効率がすこぶる悪い。最も非推奨のモードである。
【空AB】
--加筆求む--
【空RB】
固定武装がなく追加武装は爆弾のパイロンが2個だけと基地爆ないし前線破壊が主目的となる。ただこの場合でも先に基地を取られたりそもそも破壊報酬がゲロ不味であるので、敵を誘引してのサプライズキルや、ぐいっと迂回上昇し敵飛行場上空に待機して敵が帰投したタイミングでの爆弾キルなどテクニカルなキルを積極的に狙っていこう。
【陸RB】
PavewayかJDAMの選択であるが陸戦の特徴上複数キルを狙えるPavewayの使用が主になる。
Ver.2.51より寒冷マップでない限り高度10km程まで飛行機雲を引かなくなったので存分に高度を上げて爆弾を投下し誘導しよう。Pavewayを誘導する際の保持する高度の目安として、基本的にはMANPADSの射高である高度5kmがデッドラインと覚えて高度6~7kmは維持したいところ。IRシーカーやSAMのレーダーには確かにロックされにくいが下げ過ぎると普通にロックされてしまうので、慢心せずしっかり高度を保持した上で爆弾を誘導しよう。
戦況によってはヘリパッドに落としてヘリキルを狙うのも良し、味方が押し込んでリス付近に固まっているときはJDAMを放り投げるのも良いだろう。
【空SB】
タグが出ないモードであり主戦場…ではあるがステルスも完璧ではなく、角度によってはレーダーに映る(搭載機が少ないBRではあるが)、それでいてRWRはない、車両を破壊すればキルログは残る、NPCの対空兵器には反応される、赤外線誘導のミサイルも普通にロックオンされる、対レーダー性とは逆に夜間攻撃用の真っ黒い機体が遠目でも目立つ(昼間攻撃試験用塗装、通称デイホーク・グレイドラゴン塗装が課金)など過信は絶対禁物。最大爆装でも2000ポンド2つしかないということもあってやはり用途も限られる。
史実の夜間攻撃同様、ステルス性を担保するための高濃度の雲がある暁闇など悪天候の視界不良の環境が主戦場。この悪天候下においてはBR帯最強の高解像度サーマルと高機能HUDが物を言う。またアフターバーナーなしとはいえF/A-18と同じ系列のF404エンジン双発ということもあって見た目以上に上昇力は高く雲まで昇るのは速い。戦後後退翼世代とはパワーが違う。
たった2発の爆弾だけ抱える本機の用途は以下の3つ
前線攻撃
パターンとしてさらに2つ。戦車を攻撃するか対空砲を攻撃するか。味方に前線攻撃がいる場合は対空砲から、いない場合は戦車を直接攻撃する。使用するのは2000ポンドGPS誘導爆弾、GBU-31JDAM。高度3000mで7000m先まで届く。この距離なら完全に対空砲圏外である。現在の前線は車両が動かないので遅延信管を最大10秒で使用、雲から出て投下後即雲中に戻って旋回。キルログから読める推定位置と現在位置が離れるように行動する。2000ポンド爆弾なら周辺の装甲車や対戦車砲を巻き込むこともあって現在の主用途。
車両縦隊攻撃
使用するのはGBU-27ぺイヴウェイ3、2000ポンドレーザー誘導爆弾。爆薬の多いGBU-10を使いたくなるところだが、高度によっては誘導が時間切れになる。こちらは移動目標なので着発信管。レーザー誘導のカメラ範囲が狭く、エアブレーキがないので減速困難、レーザー照射中は隠れられないということもあって難易度は高い。また雲の高度次第では対空圏内に侵入してしまう。
小基地攻撃
使用するのはGBU-31なのだが、2000ポンド2発だけでは破壊できない。8割しか削れない。これが少々問題で小基地を8割だけ削ったという情報が地図に残るので意外と目立つ行動。ただし的が大きいので雲から出ずにCCRPだけで爆撃することができるので目視で探す相手からは探知不能攻撃ができる。
ステルス度は高いが3往復で2個しか割れない都合、あまり効率はよくない。それでもやる場合はスコアと小基地復活の関係上まず1個小基地を完全に割り切ってそれから2個目に移行する。8割だけ削った小基地を量産すると味方から顰蹙を買う上にスコア効率がよくない(完全破壊報酬の与ダメの50%ボーナスが入らないから)
史実
1970年代中期、国防高等研究計画局(DARPA)は、アメリカ国内の航空機メーカー5社に対しステルス戦闘機形態の研究契約を締結した。当初ロッキード社は、1960年代以降戦闘機の開発経験が皆無であったことを理由に参入を見送られていたが、同社のスカンクワークス部長ベン・リッチの主導のもと自主開発研究を行い、国防高等研究計画局に働きかけ追加参入を成功させた。
最終的にノースロップ案とロッキード案に絞られ、ノースロップ案はレーダー波の乱反射を低減させるために丸みを帯び機体に鋭角を生じさせない形状で、当時からサンディエゴのシーパークで有名だったシャチに似ていることから"Shamu"とあだ名されたのに対し、ロッキード社の物は当初からレーダーを特定方向にのみ反射させるために角張った形状を持っていた。最終的にロッキード案が採用され1976年の4月から開発が開始された。ちなみにノースロップ案は後にB-2爆撃機の開発に生かされている。
ロッキード社は開発にあたってレーダーや赤外線からの探知以外にも、目視や飛行機雲、自身が発する電波や騒音なども考慮した上で最適な形状を導いた。その後ハブ・ブルーと呼ばれる試作機が完成し極秘裏に試験が始まったが事故で損失。だが、得られた飛行データは極めて貴重な物で、特にステルス性能に関してはE-3早期警戒管制機のレーダーを持ってしても極めて近距離での探知しかできないという優れた物であった。1978年11月、アメリカ議会は極秘に実用型ステルス戦闘機の開発を承認、本格的な開発に移行した。
1983年に量産機の部隊配備が開始され、パイロット教育は操縦特性が似ているA-7Dで行われた。ここまでは全て極秘裏に行われその存在が公にされることはなかったが、1988年にアメリカの軍事情報誌がF-117の存在について言及し、最終的に国防総省は同年11月にF-117の存在を認めた。ただこの時点で実機の画像や性能、メーカーなどは詳細は明かされていなかった。
実戦参加は1989年のパナマ侵攻が最初で、1991年の湾岸戦争では爆弾が命中するシーンの映像などが連日テレビで流され、ハイテク戦争を印象付け、F-117の存在を一躍有名にした。
しかし1999年のコソボ空爆において初の被撃墜事例が発生。パイロットは脱出して救助されたものの、残骸はセルビア軍の回収された。残骸の一部は中華人民共和国に引き渡されJ-20などの開発に活かされたという説がある。
2000年代になると高いステルス性を持つF-22 ラプター、B-2が配備されたことに加え、高い機動性を持つステルス戦闘機であるF-35 ライトニング IIも将来配備される予定であることと、これらのステルス機が「1時間飛ぶと30時間メンテナンスが必要」と米議会で質問されたように、F-117も機体表面のステルス能力の維持に時間がかかり、費用も高くつくことから、2008年4月22日をもって全機が退役した。
しかし2014年頃からF-117が飛行しているところを目撃されたことから、米空軍はいまだなんらかの用途で飛行可能なF-117を数機保存している可能性が浮上。その後の度々飛行してる姿も目撃され、国際的な軍事演習であるレッドフラッグでも飛行が確認された。
割と堂々と人前に出した割に公式な発表はなく、何機が再就役したのか・どのような任務に就いているのか等は一切不明なままであったが、2021年に軍民共用空港であるフレズノ・ヨセミテ国際空港白昼堂々と飛来。これと前後して米空軍はF-117の復活を公式に認めた。ステルス機であることを生かし、演習における敵役を引き受けているらしい。
現在では順次廃棄処分されており、再び退役する予定である。
小ネタ
なぜかプリセットが存在しないが、実はストックでも無誘導爆弾(500lb)が使える(カスタムロードアウトで設定する必要あり)。
外部リンク
コメント
【注意事項】
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