ヘリコプター入門講座

Last-modified: 2024-05-14 (火) 01:02:57

目次


はじめに

あなたはヘリコプターと言ったら何を思い浮かべるだろうか。アパッチ?コブラ?ハインド?それともイロコイ?
Warthunderではそれらのヘリコプターで空を自由に駆り敵戦車を撃破し、時には対空砲で、ある時にはジェット機に撃墜されるだろう。それらは間違いなく楽しいことだ。しかし扱いを知らずして楽しむことはできない。
現状ヘリコプターに関しては海軍にでさえもあるチュートリアルすら無く、基礎は各機体ページや英語wikiと睨めっこして自力で学ぶか他人に聞くしかない状態である。当ページはその問題を解決すべく作られたページである。

機体について

Ver2.13現在ゲーム内には通常機体、プレミアム機体を含めて累計50機以上のヘリコプターが実装されている。

汎用ヘリコプター

2つあるヘリコプターの分類のうち片方が汎用ヘリコプターである。こちらはUH-1などの人員輸送や観測を主目的とした機体に対戦車ミサイル搭載能力を付与したものが殆ど*1で基本的には軽装甲であり武装もそこまで豊富ではなく電子機器も少ない。RWRすら装備していないものも多く基本的にはBR9.0~8.3に設定される。
例:UH-1BO 105H-34Mi-4など。

戦闘ヘリコプター

他の目的を前提に作られた汎用ヘリコプターに対して戦闘ヘリコプターとは対戦車戦闘もしくは地上攻撃を前提として作られたものが戦闘ヘリコプターである*2。機体は汎用ヘリコプターに比べ胴体は細く絞り込まれ、逆に全長は大型化したものが多い。最初から戦闘を前提に設計されているため防弾装備が充実したものが多くエンジンもパワーがあるものが搭載されている。汎用ヘリコプターではほぼ無かった可動式の銃座機関砲を持つものが多く対空ミサイルを搭載するものも少なくないため敵航空機に対する耐性もそれなりに持ち合わせている。
BRは9.7~11.3が基本でRWRを始めとする自己防衛用装備も多数装備している。
例:AH-64AH-1Mi-24など。

 

操作

WT公式チャンネル:「Guns, ATGMs, and Two Whirly Rotors: Flying Helicopters 101 / War Thunder」

loading...

キー設定

機体操作

ーー追記求むーー

武装操作

ーー追記求むーー


武装

WT公式チャンネル:「Using helicopters in combat 101 / War Thunder」

loading...

対戦車ミサイル

MCLOS (手動指令照準線一致)方式

この誘導方法はミサイルとして最も原始的な操作方法であり、ミサイルの誘導手がミサイルを目視でスティック入力などで敵に誘導する方式でありゲーム内でもRakJPz 2Type 60 ATMではWASD誘導*3として実装されている誘導方式でもある。ただしヘリコプターではそれらの地上車両とは違いプレイヤーの負荷軽減のため後述のSACLOS同様マウス誘導が可能となっておりあまり意識する必要は無い。


SACLOS (半自動指令照準線一致)方式

この誘導方式が最もヘリコプターのミサイルとしてメジャーである。


LOSBR (レーザービームライティング)方式

この方式を採用しているミサイルの例としては9M127 Vikhrが挙げられる。この誘導方式はSACLOSが「母機がミサイルの操縦を司令する」のに対して「ミサイル本体が母機の指示に従って自律的に操縦する」という点に差がある。なんのこっちゃとなる方は多いだろうが心配はいらない。なぜならゲーム内での操作感はSACLOSとほぼ同じだからである、相違としてはSACLOSと違い複数発同時誘導ができるという点である。と言っても別々の方向に照準できる訳ではなく同じ方向に向け複数発の誘導ができるということであるが、敵が1発のみでは倒せないことが想定される時や敵が複数台密集している際には同時誘導を活用することによってキルペースを向上させることが出来る。ただし同時誘導を行う場合は一定距離以内に発射を行う必要があり、ある程度間隔を広げすぎてしまうと既に発射された弾の誘導は解けてしまうので注意が必要である。


SALH (セミアクティブレーザーホーミング)方式

高ランクの西側ヘリが搭載しているAGM-114B HellfireAGM-114K Hellfire IIが採用している誘導方式である。誘導の原理としては母機から標的に向けレーザーを発射し、その反射光に向かってミサイルが自律的に突入するといった方式で、ペイブウェイなどの誘導爆弾などでもこの方式は見られる。
またこの誘導方式は前述の3つの誘導方式とは違いマウスの誘導の通りには飛ばず、発射後に直接標的に向かうのではなく一度高度をとってから標的に突入するという癖の強い挙動を取るためミサイルの位置は目視ではなくミサイル残弾数の右隣に表示される [ ] で囲われた着弾までの秒数を示す数字で判断することになる。LOSBR同様複数発同時誘導も可能でありキルペースを高めることも出来るが、レーザーの反射光に誘導が依存するため誘導レーザーが草木に遮られたりスモークによって拡散されてしまうと誘導失敗率がかなり高くなってしまうことに注意。


IIRH (赤外線画像ホーミング)方式

PARS 3 LR及びSpike-ER?は当ゲーム内においてこの誘導方式を採用するミサイルである。この誘導方式は前述4つの誘導方式とはどれとも違い発射後にプレイヤーの操作がいらない、いわゆるF&F(ファイアー・アンド・フォーゲット)であることが最大の特徴で敵の目に晒される時間を極力まで減らすことが可能である。操作方法としてはミサイル発射キーでシーカーを開き標的をロックし発射することでその後は自動でその標的に向け誘導してくれる。ただし標的が障害物によってミサイルから確認できなくなると誘導は解け、命中することは無いことに注意が必要。


対空ミサイル

ツリー後期のヘリコプターには対戦車ミサイルの他に対空ミサイルを装備している。これらは大きく分けて2種類あり、ひとつがStingerやMistralのような元が歩兵が運用することを想定され設計されたMANPADS。もうひとつがR-60MやAIM-9L/Mのような固定翼機でも運用されているフルサイズのミサイルである。前者は小型故に推力や誘導力など本体性能で劣るものの年代が比較的新しいためシーカーは優秀で比較的良好なフレア耐性を持つ。対してAIM-9LのようなフルサイズAAMは固定翼機が搭載しているものをそのまま積んでいるため追尾性能や射程が良好で撃墜可能性もかなり高いものとなっているが、シーカーは古いものもあるため注意が必要。


ロケット

ほぼ全てのヘリコプターが装備できる。固定武装を持たないヘリコプターの場合はこれをメインに扱っていくことになるだろう。
弾頭の種類は、お馴染みのHEAT、直撃必須のSAP-HE、炸薬量によってソフトターゲットからMBTまでなんでもござれのHE、と様々。
使用する場合は敵に肉薄しながら射撃することがほとんどだが、CCIPを持つヘリコプターであれば離れた距離から狙いを定めて射撃する方法もある。また特殊な使用方法として自機に飛翔してきたミサイルめがけ射撃し、近接信管を作動させて迎撃するという使い方もできる。
特に難しい操作がいらないという単純さ故に、ミサイルのような精確さがなく世代が新しいヘリコプターに乗り換える度に影が薄れていく装備ではあるものの、その可能性は無限大であることを忘れないでほしい。

機関砲

ゲーム内においてヘリコプターが搭載する機関砲には大きく分けて
ほぼ空対空戦闘のみに用途が限定される小口径機関砲(7~12mm)
空対空戦闘に加えある程度の対地もできる中口径機関砲(20~30mm)
空対空戦闘には劣るが対地攻撃に強力な大口径機関砲(30~40mm)
の3つに分けられる。
小口径機関砲はミニガンやブローニングなどであり貫通力もあまりなく基本的に対地攻撃には使えない。*4基本的にUH-1などの汎用ヘリコプターが装備し、可動式ではなく固定式であることが多い。
対して中口径機関砲はAH-1Sなどが装備するM197バルカン砲のようにある程度の貫通力(50mm前後)を持ち対空戦闘のみならず軽装甲車両、さもすればMBTの足止めには必要十分な威力を発揮する。基本的には可動式銃座に搭載される。
最後に大口径機関砲。こちらは前2種とは違い砲弾に化学エネルギー弾を装備することが多く基本的に弾速はそこまで速くない。対空戦闘より対地戦闘寄りで軽装甲車両はもちろんMBTの天板を抜いて撃破することも可能なものが多く戦車アサルトなどでは非常に強力である。こちらも基本的には可動式銃座に搭載される。


爆弾

ソ連を中心とした一部機体には固定翼機と同じように無誘導爆弾を搭載可能なものがある。しかし無誘導爆弾はATGMやロケットと比べさらに目標まで接近しなければならないこと、搭載量が限られること、命中精度が期待できないことなどにより使用しないことがほとんどである。一応爆弾用のCCIPもあるが他の武装が強力であるため使うことはない。

ヘリコプターの機能について

Flare/Chaff (フレア/チャフ)

カウンターメジャー(英:Counter Measure、対抗手段)とも。
主にミサイルに対する防衛手段の一つ。
フレアは高熱で燃焼する火の玉のようなものを空中に散布し、赤外線誘導ミサイルのシーカーを欺瞞する。
赤外線誘導ミサイルが、エンジンの排熱に向かってくることを逆手に取った防衛手段*5
エンジンの出力を落としたり、エンジンの排熱口をシーカーに向けない*6ことで、効果をより高めることができる。

チャフは大量の金属片をばら撒き、レーダーなどに影を出現させることでロックオンを解除したり、はたまたレーダーで誘導するタイプのミサイルのシーカーを誤魔化したりもできる。レーダーに対しては有効的な手段ではあるが、IRHミサイルや赤外線探知装置などに対しては効果が薄いので、注意しよう。

両者とも下記MAW (ミサイル接近警報)と連動して展開できる機種もあるが、一方で撒きすぎによる枯渇が問題視されることもある。必要なときにのみ使うようにもできるが、IRHミサイルだと気づいたときには手遅れになることも。
IRCCMを持つミサイルには無効化されたりもする。

フレアチャフ
効果IRHミサイルの欺瞞
赤外線探知装置など、熱源でロックオンする機器の妨害
レーダーに対する一時的な妨害
レーダー誘導ミサイル(SARH、ARH)のシーカーの欺瞞*7


CCIP (弾道計算機)

ーー追記求むーー

RWR (レーダー警報受信機)

Radar Warning Receiverの略称である。この機能は比較的多数のヘリコプターが搭載しており最もスタンダード、かつ重要なものである。
機能としては自機に対して届いているレーダー波の波形、方向を可視化するものである。ただし性能が低いRWRなどは反応しないレーダーもあるため注意が必要。
捜索レーダー波を受信している時は警報音が断続的に鳴ることと右下のインジゲーターの反応により通知され、レーダーロックされた際には絶え間ない警報音と右下のインジゲーターの方位線により通知される。ただしADATSSIDAM 25等の光学追尾装置に対してはロックされても通知されないため注意。
さらに、下記MAWとは別にRWR自体がレーダー誘導ミサイルの発射を検知する機能を備えていることも多い。


MAW (ミサイル接近警報)

MAWとはMissile Approach Warning、つまりミサイル接近警報の略称である。機能はその名の通りミサイルの接近、及び当該ミサイルの方向を知らせてくれるものであり通常であればミサイル発射直後にでも警告が出るため即座に回避行動を取るのが通常である。MAWのセンサーの死角に入ったなどで警報が切れることがあるが、油断せずに到達想定時間までは警戒を怠らないようにしよう。
MAWはフレア自動放出機能も連動して搭載されているがフレアで欺瞞できるのはAIM-9やR-60程度でSAMに対してはほぼ無効なので陸RBでは敵から目立たなくするためにフレア自動放出をoffにするのも悪い選択肢ではないだろう。
ちなみに実はミサイルのみならず、自機に向けて飛んできた無誘導のロケット弾にも反応する。


LWS (レーザー警報装置)

Laser Warning System (レーザー警報)の略称である。こちらは本機に向けられたレーザーを検知するものでMAWと同じく360°カバーするが分解能は90°毎の四方向でしかないため詳しい方角までは分からない。検知できるレーザーはHellfireのようなセミアクティブレーザーホーミングの誘導レーザーはもちろんKa-50/52のVikhrやADATSのようなレーザービームライディング、果てはレーザー測距までありとあらゆるレーザーを検知する。ただし惑星のレーザーは指向性が曖昧なので少し離れた場所に向けられたものも検知してしまうのが少し残念である。
レーザー測距を受けたと思ったら機体を少しは動かして戦車砲の直撃を回避するぐらいのことはした方が良い。

IRCM (赤外線妨害装置)

InfraRed CounterMeasureの略称。実装されている中盤以降のヘリコプターの大半に搭載されている装置である。
効果としてはフレアと同一で赤外線誘導AAMを妨害するものであるがフレアと同じくECCM非搭載のAAMに対してしか効果を発揮しない。またT-90Aの搭載するIRCMとは方式が違い、対AAM専用の装備であるためTOW等のSACLOS方式のミサイルなどに対しての効果はない。
ONにしていても何らかのデメリットがある訳でもないので常時ONにして保険程度に思っていた方が良い。


HIRSS (赤外線抑止システム)

Hover InfraRed Suppressor Subsystemの略称である
主にソ連のヘリコプターで改修することによりエンジン排気口取り付けられる物体のことで主にエンジン排熱を分散させることで赤外線誘導ミサイルの熱誘導源を減らすための改修である。装着することにより赤外線誘導ミサイルの被ロック可能距離を縮めることが出来ると思われる[※要検証]


光学式追尾装置

ーー追記求むーー

レーダー

ーー追記求むーー

実戦に出よう

試合のシステム


戦車アサルトアーケード

ーー追記求むーー

戦車リアリスティックバトル

航空機や戦車などと同じように、SP(スポーンポイント)が必要。

また、搭載する武装によって必要SPは異なり、ミサイルを搭載するとSPが上昇し、無武装だと減少するのが一般的。

戦車シュミレーターバトル

ーー追記求むーー

ヘリコプターPvE

ーー追記求むーー

立ち回り

戦車アサルトアーケード

戦車リアリスティックバトル

ーー追記求むーー

戦車シュミレーターバトル

ーー追記求むーー

ヘリコプターPvE

コメント


*1 UH-1B(JP)AB 205 A-1除く
*2 AH-1Gはロケットのみ装備
*3 RB/SB準拠
*4 史実では対空戦闘はほぼ行われず基本的に柔目標に対する機銃掃射に使用された。
*5 エンジンの排熱よりも高い温度で燃焼できれば、そちらに誘導される。
*6 フロントアスペクト状態にする。ただし、画像誘導ミサイルには効果はないので、注意が必要。
*7 ただし、Pantsir-S1XM975らのSACLOS方式の対空ミサイルには効果が薄い。