WarThunderとは?
概要
BIRDS of STEEL(邦題:蒼の英雄 Birds of Steel)を世に送り出した、"Gaijin entertainment"社製MMOコンバットゲーム*1。
基本プレイは無料。一部ゲーム内課金要素あり。PC版のオープンベータは2012年11月11日に開始。
その後もどんどん機体は増え続け、2014年1月22日、最も数多くの機体が登場するフライトシミュレーションゲームとしてギネス世界記録に認定された。*2
Windows、macOS、Linux、Playstation 4、Xbox One、およびPlayStation 5、Xbox Series X/Sに対応し、クロスプラットフォームが展開されている。日本では2016年8月から、DMM GAMESによる配信が開始された。
主な特徴
多彩な航空機、多彩な戦車
航空機はアメリカ、ドイツ、ソ連、イギリス、日本、中国、イタリア、フランス、スウェーデン、イスラエルの10ヵ国を中心に、課金機体等としてルーマニア、オーストラリアから総勢500機以上が参戦。最初こそ複葉機などの古めかしい機体がメインとなるが、研究を重ねるにつれて零戦やF6F、Bf109、スピットファイアといった、第二次世界大戦で活躍した有名な機体が出揃う。ジェット機になると、Me262やミーティアに代表される黎明ジェット機から始まり、MiG-15やF-86などの戦後第一世代機、ミラージュIIIやサーブ35などの第二世代機、MiG-23、F-4などの第三世代機を経て、MiG-29やF-16といった現役の第四世代機が登場する。
戦車も上記10か国を中心に南アフリカやフィンランドなどから総勢300両以上が参戦。M4シャーマンやIV号戦車、T-34やチャーチル、チハといった各国の有名な戦車や自走砲のほか、対空戦車なども数多く登場。研究ツリーの後半になるとT-54やM60、レオパルト1などの戦後戦車も登場し、果ては現役の第三世代主力戦車や2010~20年代に採用や改修がなされた最新鋭車両が研究ツリーに並ぶ。
艦艇はアメリカ、ドイツ、ソ連、イギリス、日本、イタリア、フランスの主要7か国を中心に、カナダや南ベトナムなどから参戦している。2016年12月よりクローズドベータ・テストが開始され、2018年10月24日からオープンベータ・テストの状態にある。2023年現在、艦艇ツリーは沿岸艦隊と外洋艦隊に分類され、沿岸ツリーはPTボートやSボートに代表される魚雷艇から戦後に建造されたフリゲートまでを擁している。外洋ツリーは綾波型やフレッチャー級といった駆逐艦から始まり、軽巡洋艦、重巡洋艦と規模が徐々に大きくなっていき、最終的にかの有名なドレッドノートなどの弩級戦艦、そして全国家ではないが超弩級戦艦まで到達する。
多様なゲームモード
ゲームは、大きくシングルプレイヤーモードとマルチプレイヤーモードに分かれており、さらに難易度別に「アーケードバトル(AB)」、「リアリスティックバトル(RB)」、「シミュレーションバトル(SB)」に分かれる。詳細はこちら(空軍)およびこちら(陸軍)
空軍マルチプレイヤーモードでは、ABにおいては、地上戦力や敵基地・飛行場の殲滅を狙う地上攻撃(Ground Strike)、1~3つの飛行場を敵味方で奪い合う支配(Domination)、1つの空域を占領すべく空中戦を展開する制空(Domination)、地上目標に基地に航空機などあらゆる敵戦力の殲滅を狙う前線(Frontline)がある。RBでは、国家ごとに敵味方に分かれて決められた作戦を遂行したり阻止したりする作戦(Operation)、SBでは一定数のポイント獲得および時間切れまで非常に長時間の戦闘を展開する永久対立(Enduring Confrontation)が中心となる。
陸軍マルチプレイヤーモードでは、ABにおいては、1つの拠点を取り合う制圧(Conquest)、3つの拠点を取り合う支配(Domination)が中心。RBやSBでは、3つのゾーンを順番に占領するブレイク(Break)や、お互いがそれぞれ1つずつ陣地を占領済みの状態から始まるバトル(Battle)が中心となる。
また、空・陸のそれぞれで、味方と協力して敵の波状攻撃から地上基地を守るアサルト(Assault)がある。
シングルプレイヤーモードでは、かつて実際に起こった戦いを基に、陣営、西暦、勝利条件、難易度を設定してプレイするダイナミックキャンペーンやあらかじめ用意されたミッションをプレイするシングルミッションがある。
このほかにも、ユーザーが作成したユーザーミッションや、マップ、天候、難易度、ゲームモードなどを自由に設定し、セッションを立ててプレイするカスタムバトル、さらには専用のパックを買うことで前作「Birds of Steel」の日米太平洋戦争キャンペーンがプレイ可能になるヒストリカルキャンペーンがある。
アカウントとサーバー
Gaijinアカウントは全世界で共通であり、サーバーはUS(北米)、RU(ロシア)、EU(ヨーロッパ)、SA(東南アジア)の4種類。マッチングは全サーバーを横断して行われるため、設定によってはマッチングにかかる時間をかなり短くすることができる。また、任意で1つまたは複数のサーバーに制限することも可能。貧弱サーバーなのでイベントなどではすぐ落ちる。
通貨概念と課金
WarThunderにはゲーム内通貨が大きく分けて2種類存在する。それがSL(シルバーライオン)とGE(ゴールデンイーグル)。
SLはゲーム内の一般通貨。新しい機体や車両の購入及び搭乗員の初期育成・エキスパート育成、機体・車両の修理、改良、及び弾薬の補充などで消費される。
各種バトルへの出撃、挙げた戦果および獲得した勲章、戦闘勝利などによって獲得することができる。
GEはゲーム内の課金通貨。SLや課金機体・車両の購入、搭乗員の経験値購入及びエース育成、プレミアムアカウント購入などで消費される。但し、課金専用弾といった戦闘に有利になるアイテムは一切存在しない。
課金のほか、ログインボーナスやGE Wagerの成功によっても獲得することができる。
外部リンク
Gaijin EntertainmentによるWarThunderのホームページ
DMM GAMESによるWarThunderのホームページ
英語版WarThunder Wiki
コミュニティサイト"WT Live"英語版