| 収録拡張 | カード名 | コスト | カード種別 | 効果 |
| Nocturne | Shepherd | 4 | Action | +1 Action Discard any number of Victory cards, revealing them. +2 Cards per card discarded. (Heirloom: Pasture) |
| 夜想曲 | 羊飼い | 4 | アクション | +1 アクション 好きな枚数の勝利点カードを公開して捨て札にする。捨て札にしたカード1枚につき、+2 カードを引く。 (家宝: 牧草地) |
概要
勝利点カードを捨ててその倍の数ドローするアクションカード。
岐路と違いアクションは増えず、勝利点を捨て札にする必要があるが、ドロー枚数は破格の2倍。
牧草地によって屋敷の点数が実質1枚2点になっているので、勝利点密度を上げつつ点数行動として積極的に集めに行くのもよい。
勝利点と一緒に手札に来ないと何もできず、やや不安定なデッキになりがちだが、うまく回れば引ききりも容易である。
利用法
羊飼いは勝利点カードの密度が高いデッキで真価を発揮するため、羊飼いを使う場合は専用の構築をするのが基本。
デッキが完成すれば羊飼いだけをドローソースに引き切りをすることも容易である。
羊飼いと勝利点カードを集めつつ、邪魔な銅貨は可能な限り圧縮したい。逆に羊飼いデッキで屋敷を圧縮することはほぼ無いだろう。
- 羊飼いや屋敷など安いカードをかき集めたい戦法の特徴上、購入権の増えるカードや工房系などとはぜひ組み合わせたい。
- 大量の勝利点を抱える関係上、属州枚数で相手に負けても、その他の点数の合計で十分勝利を狙うことが可能。
- 家宝の牧草地で屋敷の点数が実質2点になっているのも追い風となる。
- 勝利点を買い込んでもデッキの出力が劣化しにくく、むしろ回りやすくすらなる。そのため、羊飼いデッキは長期戦に強いと言える。
- 一度軌道に乗ればものすごい勢いで手札が増えていくが、初動が安定しにくいのが欠点。この欠点を補えるカードと組み合わせると安定する。
- それ以外で特に相性が良いカードの例には次のようなものがある。
- 一方、民兵のような手札破壊系アタックは天敵。
- 手札3枚の内訳を羊飼い、勝利点2枚にしても、その羊飼いの4ドローでコンボを継続できなければ駄目で、事故が起きやすい。
- カメレオンの習性があれば、勝利点から2金を出力できる。
- 岐路と異なり公開できるのは勝利点のみである。そのため、パトロンなどとはコンボ不可。
- リシャッフルのタイミングには特に注意が必要。このカードでデッキを回した場合、捨て札には勝利点が凝集していることになり、その状態でリシャッフルしたまま引き切らないと次の手札が勝利点だらけになってしまい事故の元になる。
詳細なルール
- 羊飼いを使用するゲーム開始時に、初期デッキの銅貨1枚を牧草地に入れ替える。
- 入れ替えた銅貨は、サプライの山札に戻す。
- 複数の種類を持つカードの場合、その中に勝利点を含めば勝利点カードとして扱う。
- 手札から0枚の勝利点カードを公開して捨て札にする(=何も公開せず捨て札にしない)こともできる。この場合、何も起こらない。
- カードを引くのは勝利点を捨て札にした後である。
- そのため、シャッフルが入ると新しいデッキには捨て札にした勝利点がすべて含まれることになる。
関連カード
| 名前 | コスト | 種別 | 効果概要 | |
| 牧草地 | 2 | 財宝-家宝 | 勝利点 | 羊飼いを使用したゲーム開始時に銅貨と入れ替わるカード。屋敷1枚につき1点の価値がある。 |
余談
羊飼いの効果は「好きな枚数の勝利点カードを公開して捨て札にする」となっており、華やかな城などで発生していた『好きな枚数を捨て札にする場合、捨て札置き場の一番上に置かれたもの以外が本当に特定のカードだったのか、他プレイヤーが確認できない』という瑕疵がなくなっている。
