概要
工房系の亜種となる、持続の夜行カード。使用してから獲得まで間が空き、獲得したカードが直接手札に入る特徴がある。
村鍛冶屋のようなコンボデッキならば、足りない方を手札に直接加えることで動きを大きく安定化できる。
一方で、引ききりデッキではカードがすぐに獲得できないことがデメリットにもなりうる。加えて、持続カードの性質としてシャッフルにうまく含まれず使用回数を稼げないケースもある。
工房以上にサプライの中に組み合わせて役立つ4コスト以下のカードがどれほどあるか次第で価値が変動するカードと言える。
利用法
- 手札を見てから獲得するカードを選べる。今の手札に足りないものを即座に手札に加えられる点が強み。
- 例えば羊飼いが手札にあれば勝利点を、勝利点ばかりであれば羊飼いを手札に加えることで、そのターンの動きを安定化させられる。
- 村鍛冶屋で足りない方をたせるのはありがたいが、コスト5以上のカードは獲得できないためこの特徴を十分に生かせるサプライは案外限られる。
- それでもターン開始時疑似1ドローではあるため、安定感を高めることには寄与してくれる。
- 宝の地図のような複数枚手札にあると強力なカードを揃える。タイミングが合わなければ他のカードを集めればよいため無駄になりにくい。
- ステロ系のデッキでは、銀貨を手札に加えて8金に届かせる、今打ちたいアクションカードを持ってくるなど柔軟に活用しやすい。
ターミナルドローで引いても問題なく使える点も嬉しい。
- ターン開始時の手札枚数を増やせる効果であるため、市街や羊飼い、侯爵などとの相性も良い。
- 引き切りデッキでは、高コストな上に持続であり使用回数が少なくなりやすいことがデメリットになりやすい。
カブラーを経由せずに直接欲しいカードを購入した方が早いケースもあるため、カブラーの特徴であるターン開始時に選んで手札に加わることが活かせるサプライかよく検討したい。
- 工房系のカードだが、ターン開始時にカードを獲得する効果のため、橋のようなコスト軽減カードと組み合わせるのが難しい。
- 工房系であり、墓地と組み合わせて獲得時効果で手札を一気に廃棄するのには向いている。これらは同じセットで一緒に登場することが多いので、頭の隅に置いておきたい。
- ちなみにこの時、手札に獲得した墓地自身も墓地の獲得時効果で廃棄することができる。
詳細なルール
- ターン開始時にサプライのコスト4以下のカードを獲得し手札に加えるのは強制である。
- 運河の効果などでカードのコストが下がった場合、下がった後のコストが4コスト以下であれば獲得できる。
- ポーションや負債をコストに含むカードは、どちらもコスト4(コイン)以下までのカードに含まれないため、獲得できない。
- カブラーで獲得できるカードは、正確には「コスト 4コイン0ポーション0負債以下のカード」とみなされるため。
- イベント・プロジェクトはカードではないため、獲得できない。
- カブラーの効果で獲得されるカードは、捨て札置き場を経由せずに直接手札に獲得される。詳細はリンク先参照。
関連カード
余談
グリム童話の「小人と靴屋」を題材にしている。
コメント
- コンボよりもステロ向きだと思う。ターミナルドローと併用可能だし、とりあえず最低でも銀貨は保証されてるし。 --