収録拡張 | コスト | カード種別 | 効果 |
夜想曲 | 2 | アクション | +2 カードを引く |
リアクション | クリーンアップフェイズ以外にこのカードを捨て札にするとき、このカードを脇に置き、ターンの終了時にあなたの手札に加えてもよい。 |
概要 
クリーンアップフェイズ以外で捨て札になると手札に戻ってくるアクションカード。村落などで利益を得るために捨て札にされた場合でも戻ってくる。
手札破壊対策として見ると、例えば民兵を受けた場合には3枚+忠犬の枚数だけ手札を残すことができる。大衆のようなデッキ破壊からでも手札に戻ってくる。その他のアタックに対してはあまり意味が無い。
そのまま使った場合はカードを2枚引くだけであり、弱くはないがそれだけを目的に購入するほどではない。やはりリアクション効果によって初期手札枚数が増えることを活かすのが基本になるだろう。
利用法 
- 保管庫や工匠などで捨て札にすることで、次のターンの手札を増やし、次のターンに使う保管庫や工匠の生産力を更に上げる。毎ターン8枚捨て続けることができれば、常に属州の購入すら可能である。
- 保管庫の場合、相手が使用した場合でも忠犬を捨て札にしてリアクションすることで、次の自分ターンの手札を減らさず、かつ若干質を上げて開始することができる。相手の保管庫に対して忠犬2枚でリアクションすれば、実質+1ドローとなる。
- 物置とは特に高相性。手札交換系カードの中でも捨て札にする機会が多く、その上購入増加があるので忠犬を集めやすいのも利点。
- 森の迷子状態の効果を利用する場合に、捨て札にするカードとして最適。一度これを行うと、森の迷子状態が解除されない限り、手札に戻ってくる忠犬を再度捨て札にしてリアクションすることで祝福を受けつつ手札5枚でターンを開始することができる。
- 「手札から捨て札になっても、すぐに戻ってくる」という効果は、手札破壊系アタックへの対抗カードではあるはずだが、寵臣には余り対抗策とならない。
寵臣のアタック効果は「手札5枚以上のプレイヤーは手札を全て捨て札にし、+4ドロー」であるため、馬商人や物乞いや外交官とは違い、この効果を防ぐことができない。
手札を捨て札にする効果に忠犬でリアクションできるが、それをするとターン終了時にまた手札が5枚となるので、次のプレイヤーの寵臣のアタック効果をまた受けてしまう。
結果、「一応忠犬を含め手札5枚で自分のターンを開始できるが、手札、デッキの他のカードは捨て札にされ続けた」ということになり、余り良い行動にはならない。
詳細なルール 
仕切り線以下はクリーンアップフェイズ以外に捨て札にしたとき誘発する捨て札時効果である。
- 脇に置いた忠犬を手札に加えるタイミングは脇に置いたターンの終了時である。
- 自分のターン中にリアクションした場合は、その自分のターンの終了時。新しい手札5枚を引き終えてから手札に加える。
- 他のプレイヤーのターン中にリアクションした場合は、そのプレイヤーのターンの終了時に手札に加える。
- 獲得したばかりの忠犬は捨て札に置かれるが、このときはリアクションできない。
- リアクションは任意のため、脇に置かずにそのまま忠犬を捨て札にすることもできる。
- 宰相、名馬、ゴミあさり、使者、凶兆、薬草集めの「デッキを捨て札に置く」効果ではリアクションできない。
- クリーンアップフェイズには、どんな方法でどこから捨て札になってもリアクションできない*2。
- 「期待する場所」にカードがない場合の「カードの使用」の処理により、家臣で忠犬を捨て札にしたときは、以下の処理となる。
家臣で忠犬を捨て札にした場合
- 忠犬のリアクション効果により、忠犬を脇に置くかどうかを選択する。
- 忠犬を脇に置いた場合、家臣の効果で忠犬の使用を試みることができるが、忠犬は「期待する場所(=捨て札置き場)」にないことが明白のため、家臣の効果による忠犬の使用は実行されない。(旧ルールではこの場合でも忠犬を家臣の効果で使用できた)
(忠犬のリアクション効果により、ターンの終了時に忠犬を脇から手札に加える処理は問題なく処理される) - 忠犬を脇に置かなかった場合、家臣の効果で忠犬の使用を試みることができ、忠犬は「期待する場所(=捨て札置き場)」にあるため、捨て札置き場からプレイエリアに移動して使用が実行される。
- 忠犬を脇に置いた場合、家臣の効果で忠犬の使用を試みることができるが、忠犬は「期待する場所(=捨て札置き場)」にないことが明白のため、家臣の効果による忠犬の使用は実行されない。(旧ルールではこの場合でも忠犬を家臣の効果で使用できた)
- 忠犬のリアクション効果により、忠犬を脇に置くかどうかを選択する。
コメント 
- 家臣忠犬の項目について、2019年のルール変更(2021年6月追記)の「アクションカードの使用条件」に基づいた修正を求めます。2019年のルール変更とエラッタ -- 2021-09-13 (月) 16:04:54
- ↑の指摘対応を行いました。また、加えて別途コメントにあった「家臣で忠犬リアクションしても使用できる」旨の説明コメントも現行ルールとそぐわなくなってしまいましたので削除させていただきました。 -- 2021-09-21 (火) 21:54:54
- 夜想曲のカードのほとんどが新ルール(夜行、家宝、祝福、呪詛)に関係しているため、それらに関係ない王国カードが忠犬、コンクラーベ、ネクロマンサー、悲劇のヒーローと4種類しかない。その中でもネクロマンサーはゾンビを用いるし、コンクラーベと悲劇のヒーローは独特な効果を持っているから、このカードしか他の拡張になじみやすいカードがないといえそう。 -- 2023-03-03 (金) 20:34:27
夜想曲(王国カード) | ||||||
コスト2 | ドルイド | ピクシー | 追跡者 | 忠犬 | 修道院 | 守護者(■) |
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コスト3 | 愚者 | レプラコーン | 秘密の洞窟 | 取り替え子 | 夜警 | ゴーストタウン(■) |
コスト4 | 詩人 | 恵みの村 | コンクラーベ | ネクロマンサー | 羊飼い | 暗躍者 |
悪魔の工房 | 悪魔祓い | 墓地 | ||||
コスト5 | 呪われた村 | プーカ | 聖なる木立ち | 悲劇のヒーロー | 迫害者 | カブラー(■) |
納骨堂(■) | 悪人のアジト(■) | 吸血鬼(■) | 人狼(■) | 偶像(■) | ||
コスト6 | 夜襲(■■) |