| 収録拡張 | カード名 | コスト | カード種別 | 効果(※日本語訳はDominion Onlineより) |
| Promo | Church | 3 | Action | +1 Action Set aside up to 3 cards from your hand face down. |
| Duration | At the start of your next turn, put them into your hand, then you may trash a card from your hand. | |||
| プロモ | 教会*1 | 3 | アクション | +1 アクション 手札を最大3枚脇に伏せて置いてよい。 |
| 持続 | あなたの次のターンの開始時にそれらを手札に加え、その後、手札1枚を廃棄してよい。 |
概要
手札を次のターンに持ち越す効果と、次のターンに手札廃棄を行う効果を持つ持続カード。
使用ターンに直接的な恩恵がないが、3枚まで先送りできるのは自由度が高く融通が効く。
ターミナルアクションが被る事故を軽減してテンポよくアクションカードをプレイしたり、余らせた村を次ターンに回す停泊所のような使い方が可能。
廃棄効果については、持続した次ターンかつ1枚までなので、圧縮の主体とするにはペースが遅い。
とはいえ1つ目の効果を利用すれば廃棄対象は最大で8枚の中から好きに選べるので、中盤以降でも安定した圧縮ができるのは強みである。
利用法
軽圧縮カードとして採用できるが、廃棄タイミングが持続した次ターンかつ対象が1枚のため、圧縮テンポは比較的遅め。
以下に挙げるような、手札調整能力を活かした使い方をしたい。
次ターンにカードを持ち越すことを利用する
- 男爵やプーカなど、特定のカードと一緒に手札に有って欲しいカードが働かなくなるリスクを軽減する。
- 同様に、玉座の間系のカードと他のアクションが一緒に手札に来ないリスクも軽減できる。
- 宝の地図や愚者の黄金など、複数枚集まると強力なカードが揃う確率を上げる。
- 単純に、余った財宝やアクション権が足りないターミナルアクションを次ターンに持ち越すだけでも有用。
- 引ききりデッキでは、初動となるアクションカードを多めに積んで余った分を次のターンに回すことで、勝利点でデッキが汚れてきても安定した動きを保ちやすくなる。
- リシャッフル時に弱いカードが新たなデッキに含まれないようにする。
- 次の山札から弱いカードを除けておく疑似圧縮として機能する。単純な廃棄速度は遅いが、リシャッフル直前にプレイできれば、その弱点を補うように運用できる。
- 初手で購入する場合、2枚採用も候補となる。Churchを4ターン目にプレイできるなら、本命のターミナルアクションを初手ではなく後から追加する方が安定性が高まることもある。
- 終盤ではデッキが作り直される直前に勝利点カード等を持ち越すことが可能。
- Church自身が廃棄効果を持つカードであることを利用し、初手を青空市場-Churchとして青空市場のリアクションを積極的に狙う、という戦法も強力。
次ターンの手札が増えることを利用する
- 保管庫や市街のような、手札枚数が増えることにメリットがあるカードと組み合わせる。
- Churchを使用したターンはむしろ手札が減るので、連発は難しいが、先述の「カード持ち越し」効果を考えれば効果的に組み合わせやすい、とも言える。
- 複数枚のChurchと岐路(or羊飼い)を組み合わせれば、大量ドローを安定した形で繰り返し行える。
- 「Churchで勝利点と岐路を持ち越しておく→次ターン、岐路を使用し『勝利点が増えた手札』を公開することでカードを大量に引く→(岐路のドローで岐路やChurchを引く)→Churchを使用して勝利点と岐路を持ち越しつつ、毎ターン属州を購入(&銅貨などを廃棄&強力なアクションを使用する)を狙う…」と繰り返せる。
- 「持ち越し」と「Churchの持続」を考えると、レプラコーンや魔法のランプの追加効果が得やすい。
- 手札が多い状態でカードを廃棄できるので、従者や呪いの鏡などを狙って廃棄しやすい。また、青空市場のリアクション効果を得やすくなる。
- なお、手札が増えるのは「次ターンの開始時」なので、民兵などの手札破壊アタックはそこまで怖くない。その反面、手札にあること自体に意味があるリアクションカードとはあまり相性が良くない。
- 手札枚数を偏らせられる観点では疑似策士のように使うこともできるが、こちらは増えた手札から別のChurchを使って調整を繰り返す方がロスが無いだろう。
使用ターンに手札が減ることを利用する
- Church使用後に、書庫などの一定枚数カードを引くカードを使用すれば、「Churchを使用したターンは無駄になりがち」というデメリットを軽減できる。
詳細なルール
- 持続全般のルールついて、詳細は専用ページを参照。
- 持続カードがターン終了時に何らかの理由により場を離れている場合、【持続効果】はターン終了時にすべて失われる、というルールがある。
Churchがターン終了時に場を離れている場合、脇にカードを置き続けることになる。詳細はリンク先を参照。
- 持続カードがターン終了時に何らかの理由により場を離れている場合、【持続効果】はターン終了時にすべて失われる、というルールがある。
- このカードは使用したターンのクリーンアップフェイズには捨て札にならず、次のターンのクリーンアップフェイズに捨て札になる。
- Church使用時に脇に置くカードの枚数は0枚でも良い。また、その場合にもChurchは持続することに注意。
- 使用時に「次のターン開始時に手札1枚を廃棄してもよい」という効果が予約されるため、やることが残っている扱いとなり、使用したターンのクリーンアップフェイズに捨て札にならない。
- Church使用時に脇に置くカードの枚数は0枚でも良い。また、その場合にもChurchは持続することに注意。
- 脇に置いたカードを次のターン開始時に手札に加えるのは強制だが、手札1枚の廃棄は任意である。
- Churchの効果の厳密な処理は以下の通り。
Churchを使用した
- +1アクション、手札から3枚以下を脇に伏せて置く。
- 次ターンの開始時に「ターンの開始時」効果の処理順を選ぶ。
- 「Churchの持続効果」を発揮することを選んだ場合、「(1)で脇に置いたカードを手札に加え、その後、手札1枚を廃棄して良い」という効果を処理する。
- (3)の処理がすべて終わってから、(まだあるなら)他の「ターンの開始時」効果の処理を行う。
※(3)の処理は「脇に置いたカードを手札に加え、その後、手札1枚を廃棄して良い」という一連の処理である。この一連の処理の間に他の「ターンの開始時」効果の処理を割り込ませることはできないので注意。
- 上記の厳密な処理を把握しておかないと、特に「玉座の間などで複数回Churchを使用した」という場合に無意識にプレイミスしてしまうことがあるので注意。以下に例を示す。
玉座の間でChurchを2回使用した際の正しい処理
- 玉座の間でChurchを2回使用する。
- 1回目のChurchの効果で、+1アクション&手札から【地下墓所とリッチ】を脇に置く。
- 2回目のChurchの効果で、+1アクション&手札から【望楼】を脇に置く。
- 次ターンの開始時に「ターンの開始時」効果の処理順を選ぶ。
- 「1回目のChurchの持続効果」を発揮することを選んだ場合、「(2)で脇に置いた【地下墓所とリッチ】を手札に加え、その後、手札1枚を廃棄して良い」という効果を処理する。
- 「2回目のChurchの持続効果」を発揮することを選んだ場合、「(3)で脇に置いた【望楼】を手札に加え、その後、手札1枚を廃棄して良い」という効果を処理する。
※5と6のどちらを先に処理するかは選べるが、一方の一連の処理を終えるまで、もう一方の処理を行うことはできない。
玉座の間でChurchを2回使用した際の(ありがちな)誤った処理
- 玉座の間でChurchを2回使用する。
- 1回目のChurchの効果で、+1アクション&手札から【地下墓所とリッチ】を脇に置く。
- 2回目のChurchの効果で、+1アクション&手札から【望楼】を脇に置く。
- 次ターンの開始時に「ターンの開始時」効果の処理順を選ぶ。
- ここで、『「Churchの持続効果」を発揮することを選び、「(2)と(3)で脇に置いた【地下墓所とリッチと望楼】を手札に加え、その後、①地下墓所を廃棄して銀貨を獲得→②獲得した銀貨を望楼のリアクション効果でデッキトップに置く→③リッチを廃棄し地下墓所を獲得→④獲得した地下墓所を望楼のリアクション効果でデッキトップに置く」と処理する』としてしまうと、プレイミスとなる。
※この例では、『(2)と(3)で脇に置いたカード全てを手札に加えてから2枚廃棄する』という本来ではできないハズの動きができてしまっている。
- また、上記のようなプレイミスの原因となるため、「玉座の間などで複数回Churchを使用した」という場合には、以下のようなプレイミスを予防する工夫が必要だといえる。
- 『1回目の使用で手札何枚を脇に置き、2回目の使用で手札何枚を脇に置くか』を明確に宣言する。
- 『1回目で脇に置いたカード群』と『2回目で脇に置いたカード群』も場所を明確に離して置くなどして、次ターン開始時に誤って一度に手札に加えてしまわないようにする。
余談1
余談2
コメント
- 最近は変わった効果の持続カードが多いので、もうプロモカードとは思えないくらい普通の効果だと思えてしまう。 -- 2023-02-19 (日) 21:05:38
- 廃棄対象は8枚から選べるっていうか、繰越す3枚をそもそも4枚(初期手札5枚からChurchを使用した場合)から選んでるよね。柔軟な(故に性能を掴むには曖昧な)表現をするなら「Church使用時点の手札と持続ターン初期手札から」1枚選べる。助言者とか狩猟団でサポートすると隅々まで綺麗にできそう。 -- 2025-03-03 (月) 17:58:26
- 「『(3)で脇に置いたカード2枚を、Churchの効果で2枚とも廃棄する』という本来ではできないハズの動き」について、
玉座の間等で同じChurchが再使用されていたとしても、ターン開始時の処理順序は自由に決めて良く、「2枚脇に置いた2回目のChurchの持続処理」→「3枚脇に置いた1回目のChurchの持続処理」という処理順序で行うこともできる認識です。ことChurchの持続処理同士については、プレイミスとならない(できないはずの処理をしてしまうことはなく、正しくは無いが省略でしかない処理となる)と思うのですが合っていますでしょうか?(伏せて脇に置いたカードって自由に確認してはいけないんでしたっけ?原住民の村は明確に「相手には非公開だが自分には公開情報」の旨がカードから読み取れますけど。) -- 2025-03-06 (木) 18:06:08 - ↑ご指摘正しいので、かなり工夫して[玉座の間でChurchを2回使用した際の(ありがちな)誤った処理]の文面を修正しました。 -- 2025-03-07 (金) 22:17:42
- ↑なるほど、「プレイミスとならない」は短慮でした、そう思っていると廃棄時効果周り(青空市場あたりでもおきる…?)でトラブルになるところでした。編集ありがとうございました。 -- 2025-03-08 (土) 16:59:49
| 持続カード | ||||||||||
| 王国カード | 停泊所 | 灯台 | 漁村 | 隊商 | 前哨地 | 策士 | 商船 | 船着場 | 地下牢 | 道具 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 魔除け | 隊商の護衛(■) | 沼の妖婆(■) | 呪いの森(■) | 橋の下のトロル(■) | 雇人 | 女魔術師(■) | 資料庫 | 守護者(■) | 秘密の洞窟 | |
| ゴーストタウン(■) | 納骨堂(■) | 悪人のアジト(■) | カブラー(■) | 夜襲(■■) | 貨物船 | 研究 | 村有緑地(■) | 艀 | 門番(■) | |
| 首謀者 | 輸入者 | 王家のガレー船 | 追いはぎ(■) | 契約書(■) | 航海 | 駐屯地 | 要塞(■) | 将軍(■) | 霊術師 | |
| サル | アストロラーベ(■) | 船乗り | 潮溜り | 封鎖(■) | コルセア(■) | 海の魔女(■) | 海賊(■) | 岩屋 | 調査 | |
| 檻(■) | 秘境の社 | 現場監督 | セイレーン(■) | 密航者(■) | キャビンボーイ | 上陸部隊 | 旗艦 | 豊穣(■) | ゴンドラ(■) | |
| 縄(■) | 乗組員 | 拡大 | ロングシップ | 操舵手 | 切り裂き魔(■) | フリゲート船(■) | 埋められた財宝(■) | 川船 | 侍(■) | |
| 王子 | Captain | Church | ||||||||
| サプライ外 | チャンピオン | 幽霊(■) | アンフォラ(■) | 尽きぬ杯(■) | 船首像(■) | 宝石(■) | ||||
