概要
呪詛によるアタックに加え、5コストまでのカード獲得を行う夜行カード。これらをアクション権も使わずに行えるため非常に強力。
また、使うたびにコウモリと入れ替わるのが特徴。つまりデッキ2周ごとに1回しか使用機会がないため、かなりペースが遅い。
かといって大量に購入すると今度はコウモリの餌が確保できなくなったりと癖のあるカードである。
2枚購入し、交互にコウモリと吸血鬼1枚ずつを維持できれば十分なことも多い。
利用法
- カード獲得・廃棄とコンボデッキの構築に便利な効果が揃っており、さらに相手の足止めも期待できる。
- 夜行カードであり、購入フェイズ後にカード獲得を行う性質上、石切場やティアラの恩恵を受けることができる。
また、別カード獲得後に獲得したい行人やデストリエの獲得にも向いている。
- アクションが増やせなくても、橋などのコスト減効果を持つターミナルアクションと組み合わせられるのも良い。
- 職人と同様に5コスト以下のカードを獲得するが、大学と異なり獲得するカードにコスト以外の制限が「吸血鬼は獲得できない」という条件しか無いので、終盤に公領を獲得して点数を伸ばすこともできる。
- 繰り返し使うにはコウモリから復活させるために廃棄財が要るので、相手による呪い撒きなどが無い場合銅貨などを自分で買って調達する必要が出る場合もある。
- 使用したら必ずコウモリと交換されてしまう。
- 狼の巣、博物館、品評会などの所持カードの種類数を参照するサプライでは、ゲーム終了間際に要注意。
- 例えば、狼の巣がある場合、吸血鬼とコウモリが1枚ずつ入っている場合と片方だけが2枚入っている場合とでは6点もの差がついてしまうため、呪いを廃棄したり公領を獲得したら点数が下がった、ということもあり得る。
- (最初の獲得時以外は)望楼などで獲得時効果を絡めて使用を早めることができない。山村で捨て札から拾うか、使者などのデッキを全て捨て札にすれば、次の使用が早められる。
- 下記の通り、闇市場から手に入れた吸血鬼は、コウモリになることはない(しかも「吸血鬼は獲得できない」のデメリットも実質的になくなる)ため、意外と使いやすい*1。
詳細なルール
- 吸血鬼の使用に対して堀などでリアクションを行う場合、使用者が呪詛を公開する前にリアクションするか選ばなければならない。
- 吸血鬼の使用者は、呪詛を公開する前に他のプレイヤーにリアクションの有無を尋ねるのが望ましい。
- 他プレイヤーが呪詛を受けてから、5コスト以下のカードの獲得を行う。
- 橋などの効果でカードのコストが下がっている場合、下がった後のコストを参照する。
- ポーションをコストに含むカード(ブドウ園など)、負債をコストに含むカード(技術者など)は、どちらもコスト最大5(コイン)までのカードに含まれないため獲得できない。
- 吸血鬼で獲得できるカードは、正確には「コスト最大5コイン0ポーション0負債までのアクションカード」とみなされるため。
- 誰かがカードを獲得する度にコストが変化する行人と組み合わせる場合は特に注意が必要。
- イベントやプロジェクトはカードではないので獲得できない。
- コウモリとの交換はカードの獲得ではない。詳細は「交換」を参照。
- 吸血鬼は交換カードの中でもトラベラーとは異なる強制効果であり、必ず交換を行わなければならない。
- 交換はクリーンアップフェイズ時の処理ではなく、使用時効果の一環として処理される。タイミングには注意。
- ドミニオンオンラインでは自動的に交換処理が行われるが、実機プレイの際は交換を忘れないように注意したい。
- 闇市場デッキから獲得した吸血鬼は、吸血鬼を戻す場所が無い(闇市場デッキに戻さない)ため、コウモリと交換することはない。よって、コウモリは使用しないことになる。
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