AARキャンペーン/アルマ次元探索艦隊探索日誌/第一章

第一章:鹵獲のすゝめ

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いかだで戦い抜くのは無理

「いきなりひどい目に遭った・・・。何とか逃げたけどあの後『マーター』に捕捉されて危うく爆殺されるところだったし・・・。あれ？」

「あれって『インフィニティ』だよね？なんでこんなところに？」

「・・・。」

「こんなに近づいているのに反応しない・・・。」

いかだだからこそ為せる方法

ここで解説です。
『インフィニティ』は画像の通り、共通装備の無線傍受機を除くと正面指向のカメラと後方と下方を除く全方位をカバーする360度レーダー、それに精度向上用のトラッカーしか索敵装備が存在せず、後方に無線通信を行わないビークルが接近してもインフィニティにはそのビークルが見えません。

同じことが姉の『エターナル』にも言えます。（こちらも無線傍受機以外には後方が見えない索敵装置とトラッカーしかありません）
ただ、エターナルはインフィニティと比べて燃費が悪く、装甲もやや脆いのでどちらかと言えば纏まった補給が困難なアドベンチャーでは燃費が良く、防御性能も比較的高いインフィニティの方に軍配が上がります。
当然、他にも特定の方向に対して無線傍受機以外の索敵装備では見えない死角が存在するビークルはいくつか存在しますので、うまいこと死角をとれたならこっそり接近し、うまいこと支配してやりましょう。
それと、こちらは例外的なものですが、攻撃用武装を一切持たない『コンジット』も鹵獲目標としては候補として挙がります。（そこそこ素早いので乗り移るまでが大変ですが・・・）
それをそのまま使うのもよいですが、資源に余裕が出来たら自前のより高性能なビークルに更新してしまうと良いでしょう。
注意事項ですが、エターナルとインフィニティに限らず、『パニック』や『トライデント』等といった現地建造機能を持つビークルは鹵獲したらその機能を黙らせておきましょう。
勝手にビークルを建造しだして面倒くさいことになります。

なお、何故今回インフィニティを題材にあげたのかというと、私が実際にアドベンチャーで出会ったことも有りますが、誤爆の危険性が少ない武装に良好な燃費と耐久性、そしてテンタクルパドルとスポナーによる僚艦建造能力といった風に、とりあえずこの先生き残るのに役立つ要素がひとしきり揃っているためです。

いかだを壊されるわけにはいかない

「確か『インフィニティ』のAIは艦の後ろの方に埋め込まれていたはず・・・。あった。」

「トリニティ・ガード第三工場『アルマ・アンゲルス』が命じます！『TGインフィニティ』、目覚めなさい！」

「・・・！」

「当面はこれで凌ぐしかないかな。いかだはドッキングステーションで後ろに連結、自動建造機能は停止させておいて・・・。」

「つまり私は牽引船という訳ね。尤も、私もそんなに強いわけじゃないから遅かれ早かれ別の子と交代しないとね。」

「いかだも近いうちに別のビークルに更新しないと・・・ラッキーヒットを喰らってイチイチ大破していたらいつまでたっても赤貧生活よ・・・。」

「マスター。気づいているかどうかわからないけど、今のマスターはそのいかだが本体として登録されているみたいだよ？」

「え！？」

「気づいていなかったみたいね・・・。つまり、そのいかだが完全に破壊されるとマスターも問答無用で死ぬことになるよ？」

「そんなぁ！？！？」

※重要事項：いかだとプレイヤーは運命共同体

このモードの敗北条件は二つあります。
１：プレイヤーアバターの死亡。
２：初期いかだの完全消滅。
つまり、初期いかだが轟沈すると問答無用でゲームオーバーとなります。
このモードでは自軍ビークルHPが一定値を切っても撃破判定は出ませんので、いかだをちゃんとしたビークルに更新すればこの条件を満たす前にアバターの方が死ぬ場合が多いのであまり気にする必要はありませんが、初期いかだの場合は核ラムの直撃を喰らった場合、アバターバフで核爆発にアバターが耐えられても、高確率で初期いかだの方が消し飛んで敗北条件を満たしてしまいます。
悪いことに、最初の方から『マーター』や『ハラッサー』といった核ラムビークルや『ザ・フレイドソウル』のようなラム特攻ビークルがしれっと沸くのでそれによって初期いかだが焼却される恐れが高いです。
しかし、初期いかだを別のビークルに更新するにしても資源をかなり消費するので資源が貯まるまでは何とかこれで通すしかありません。一番確実なのは、牽引用ビークルのドッキングステーションで初期いかだを水中に沈めておくことです。
ラム特攻ビークルはその大半が水上の敵にしかまともに攻撃できないので、とりあえず初期いかだが致命傷を負う危険性を下げることができます。
他にも初期いかだをステルス潜水艦に改装して勝手に喰い合う敵ビークル達が落とした残骸資源をかすめ取って資源を確保するという手もアリです。
ただ、BPを使った改築の場合、触手と資源箱を搭載した建造支援用の小型ビークルが無いと改築に非常に時間がかかってしまいます。