アイテム/強撃ビン

Last-modified: 2024-11-05 (火) 23:24:43

目次

概要

  • 弓とスラッシュアックス(スラッシュアックスF)に装着できるビンの一つ。
    どちらも物理性能を引き上げる効果がある。
    アイテムとして存在するのは弓の方で、スラッシュアックス(F)は武器システムとして存在する。
    システム/ビンも参照のこと。

  • 空きビンニトロダケの成分を詰めたもの。
    ニトロダケの成分によって矢の威力を上昇させる。
    最大所持数はMHXとMHFを除き現状一律50個。ペイントビンの次に多く持ち込むことができる。
  • 基本的に、装填することで弓の攻撃力が大きく強化される。
    その上昇率はなんと1.5倍
    適正距離を保って射ればクリティカル距離の1.5倍も乗り、
    最終的な威力は2.25倍にも達する。
    MH4G、MHX(X)の一部例外とMHFを除き、攻撃力を増加させるビンは強撃ビンしか存在しないため、
    弓での強撃ビン使用は、全シリーズ通して常識中の常識となっている。
    装填できない弓も存在するが、それ等は火力面で大きなハンデを負っていると言っても過言ではない。
    可能ならば強撃瓶追加のスキルを発動させて補いたいところである。
    • 一応補足しておくと、強撃ビン装着不可なものは、総じて素で高い攻撃力を持つ傾向にある。
      MHP3での角王弓ゲイルホーンもその一つ。
      50発(+調合)分のブーストを取るか、アイテム無しでの高火力を取るか…という、
      ゲーム開発者の意図を感じられなくもない。
      もっとも、強撃ビンの上昇倍率が非常に高いので、
      (スキルや長期戦を考慮しなければ)事実上の前者一択になっている。
      それに伴い、実際のところは「非対応の高火力弓は強撃ビン追加を付けることで、
      対応している弓を超える攻撃力をたたき出す反面、それによってスキル自由度が犠牲になっている」
      といった形に棲み分けがなされているという感じである。
      • この性質上、強撃ビンを使い尽くしてしまうと大抵のシリーズでは致命的な火力ダウンとなる。
        弓はボウガンと違い無限に矢を放てるが、この性質上短期決戦向けと評するプレイヤーもいる。
  • 強撃ビンの効果で1.5倍の補正がかかるのは物理威力だけである。
    属性がない分、物理攻撃力が高く設定されている無属性弓だとその効能を十二分に発揮させられるが、
    逆にダメージが属性頼りの弓だと、あまりビンの効能が発揮されない事になる点は留意されたい。
    ただ、強撃ビンは属性を上書きするわけではないので、
    属性強化ビンがあるMHXを除けば、属性重視の弓でも素で強撃ビンを装着できるなら、
    強撃ビンを第一に装着する選択肢は特段問題はない。
    • 属性値が高い弓は溜め1や溜め2を連発することが前提となっているものも多いので、
      もし強撃ビンが装着不可能な場合、効果の割に発動させにくい強撃ビン追加のスキルより、
      属性攻撃強化のスキルを付けた方が結果的にはアイテムの節約及び火力の向上に繋がる可能性が高い。
  • 何故か店売り価格がかなり高く、大抵の作品で単価32z
    これはボウガンにおけるLV3貫通弾やLV3散弾、属性弾各種よりも高い値段である。
    持てる数が少ないとはいえ、MHF以外のシリーズでは序盤に頭を悩ませることになる。
    • 上位突入前後で報酬金が高くなり、所持金が安定してくればそれほど負担にはならないが、
      下位の段階でクエスト毎にこれを店買いするのは間違いなく金欠破産を招く。
      だったら調合すればいいじゃないかと思うかもしれないが、
      ただでさえ序盤は物資不足から未拡張の農場であってもフル回転であるのに加えて、
      ニトロダケは爆薬、元気ドリンコの原料でもあるので非常に消費が激しいのが悩みの種である。
    • このため、仮に弓オンリーにこだわってプレイした場合、
      村★4ぐらいまでは強撃ビン対応弓であっても強撃ビンなしで立ち回ることになる事も多い。
  • MHP3にて活躍していた多くの弓が、MH3Gにて強撃ビンを使用不可能にされてしまった。
    一応護石に「強撃瓶追加+10」のついたものが存在するので、入手さえできれば発動は容易。
    それが無ければ装飾品で追加することになるのだが、
    如何せん5スロットで発動できるものではなく、実際は護石が無いと上手くいかなかったりする。
    とりあえず没収という手抜きとも感じられる弱体化方法に、怒りを感じた弓使いも多いとか。
    • その埋め合わせなのかは分からないが、MH3Gの属性弓は性能
      今作のモンスターは全体的に肉質が硬く、これら属性武器が抜群に刺さるため、
      武器種としては弱体化したのに全武器種の中でもトップクラスの討伐速度を叩き出すという
      謎すぎる状況になっていた。
  • MH4GのOPムービーでは、強撃ビンの作り方と原理が細かく描かれている。
    弓使いのハンターがディアブロスに向けて撃ち込んだ矢が小爆発していることから、
    矢自体の威力に爆発の衝撃を重ねることで物理威力を高めているのだと見られる。
    また、使用の際には矢尻にビンの中身を流して付着させるようになっているようだ。
    さて、気になる作り方だが…
    砕いたニトロダケをビンに入れて軽く振るだけ。
    こんな単純な作業で1割の確率で失敗するのは何故なのだろう。
    描写されていない部分で非常にデリケートな熟成を行っているとか、
    あれはごく一部分とか他にも理由はあるのかもしれないが、
    もしや振り方にコツでもあるのだろうか。
    その割には軽く談笑しながら片手間でやっているようにも見えるのだが…。
    間違うと何かの拍子にニトロダケが勝手に爆発でもしてしまうのかもしれない
    • ちなみにわざわざ現地で採取して調合をしているのだが、
      空きビンは99本持ち込めるのに対し、ニトロダケは20本しか持ち込めないのを考えると、
      おそらく強撃ビン50本と調合分20本を使い切ってもまだ足りないほど難しいクエストを行っているのかもしれない。
      開発側の意図を汲むならば、調合シーンを挿入することによって
      視聴者に世界観上のハンター生活を味わってほしいということなのだろう。
    • 余談だが、この弓使いは現地でニトロダケを採取して強撃ビンを作っていたのだが、
      実際の旧砂漠でニトロダケを採取できるポイントは一切存在しない
      しかしゲーム中で存在しないだけで、本当は何処かで採取できる場所があるのかもしれない。
  • MHXでは強撃ビンにLV1とLV2のものが追加された。
    以前と同じニトロダケを使用した倍率1.5倍の強撃ビンはLv2とされ、
    新たに火薬草を原料とし倍率が1.3倍に抑えられたLV1強撃ビンが追加された形となっている。
    多くの弓ではどちらかしか使えず、強化していくとLV2が使用可能になるかわりにLV1が使えなくなる。
    これに伴いスキルの強撃瓶追加の内容が変わっており、10ポイントでLV1が追加、15ポイントで全LV追加となった。
    合計100本持ち込みという強みをスキルで発揮するようになったため、
    昔に比べて強撃瓶追加の需要は高まったと言える。
    要するにLV1は序盤用の強撃ビンが作られたということだろう。
    …が、こちらも店売り価格は高めで単価21z
    とてもではないが序盤から大量に買って使える金額ではない。
    調合で調達しようにも今回は火薬草が手に入る量が少な目とあって、50本を使い続けるとあっという間に枯渇する。
  • MHWorldでは効果が1.35倍に落ちた。
    元が1.5倍ゆえに相当落ちているが、それでも充分強い。
    また強撃ビン追加のスキルが未登場のため、撃てる弓と撃てない弓で火力差が生まれてしまっている。
    • とはいえ持込無限で全弓対応になった接撃ビンにも1.2倍の効果が追加されたことや、
      強撃ビンが無い分を攻撃力等で補っているものもあったりと、
      一概に強撃ビンが無いから火力が出ない、という弓は少なく、
      大抵は本体性能の問題*1で使われないことが多い。
    • 本作からはクエスト中にいくらでも補充が利くというシステム面での大幅変更があったため、
      倍率が落とされているのはこのあたりの兼ね合いであろう。
  • MHRiseにおいてはMHWorldの時と基本的な性質は同じ。だがほとんどのクエストの支給品で50本入っている
    そのためお金や資材の少ない序盤でもクエストに行くと50本まではタダで使える。
    マルチで弓使いが複数いた場合はそうもいかないが。
    しかも持ち帰ることもできるのでクエストに行く度に50本づつ増やすこともできる。
    よってアイテムとしての性質は前作と変わらないのだが
    コストがかさんでいた従来作と異なり
    貧乏性、または本当に貧乏なハンターも気兼ねなく使いやすくなったことが違いと言える。
  • MHFでは強撃瓶追加スキルが無く、当初は属性値補正も弱かったため、
    強撃ビンの無い弓は何をどう足掻いても使いものにならないという評が一般的であった。
    その関係で、サービス黎明期を除き追加実装されるすべての弓に強撃ビンが装着可能となっている。
    また、MHF-G8アップデートで強撃ビンを含む各種ビン、及びそれらの調合素材の所持数が大幅に上方修正された。
    強撃ビンに関して言うと、増加後の所持数が80本、その調合素材であるニトロダケが50個
    調合込みで計130本もの強撃ビンを使用可能となっている*2
    更に、それまで強撃ビンの特権であった「攻撃力の強化」も、1.4倍ではあるが状態異常ビン、
    打撃ビンに追加された。
    進化武器限定の打撃ビンを除くと属性値が上書きされてしまうため、強撃ビンの価値は一切低下していない。
    後述する贅撃スキル発動時などに、火力の致命的な低下を防ぐために異常ビンを持ち込むなどが主な利用法である。
    • MHFでは一定の条件を満たすと、ビン(状態異常ビン、打撃ビン含む)の威力補正を増加させることができる。
      剛種、進化、遷悠、天廊、G級武器ではデフォルトでビンの威力補正が+0.1されており、
      強撃ビンでは1.6倍、その他のビンでは1.5倍になる。
      更に天嵐以降の剛種系統武具(始種防具では全武器対象)で条件を満たすと+0.1、
      秘伝スキル「弓技【弓鬼】」発動で+0.1、
      贅撃スキル発動時にはビン消費が常時2倍になる代わりに+0.2される。
      これらの効果はすべて重複するため、全部合わせると強撃ビンでは2倍になる。
    • MHF-Zアップデートでは、消費特効スキルや極ノ型「溜め連射」の存在から、
      ニトロダケの所持量が99個に上方修正された。

スラッシュアックス

  • アイテムではないが、スラッシュアックスに搭載されるビンのひとつに強撃ビンがある。
    こちらは「剣モード時の物理攻撃力を1.2倍*3にする」という効果がある。
    • 詳しくはシステム/ビンの該当項目を参照してもらいたいのだが、
      MHXまでは基本的に強撃ビン一強といって差し支えない状態であった。
      MHXXあたりからそんな状況に徐々にメスが入っており、
      最新作のMHR:Sでは「別に一強というほど強くはない」というのが共通認識となっている。
    • ちなみに、MHFに登場したスラッシュアックスFの方の強撃ビンはそこまで突出した強さにはなっていない。

余談

  • スラッシュアックスFという例外を除くと、
    「強撃ビン」という概念は武器バランスに大きな影響を及ぼしがちである。
    スラアクも弓も手数型とされる武器種なので、属性との相性は悪くないのだが、
    それでも(よほど属性値が突出していたら話は別だが)
    「強撃ビンがない(対応していない)武器よりある(対応している)武器の方が強い」という見識は多く広まっている。
    • 最近のスラアクは強撃ビン第一からは抜け出しているものの、
      弓の方はまだまだ強撃ビンの存在が武器選択において大きな要素となりがちである。

関連項目

アイテム/ビン
システム/ビン
スキル/~弾追加


*1 属性値が低い、要求スキルが重いなど、大抵別の問題が絡む
*2 ちなみに「空きビン」に関しても99個まで持ち込めるように上方修正されている。
*3 MH3では1.25倍