深い青に淡い緑の色が映える
強弓。矢尻に塗擦された粘菌が
獲物を貫き内部で爆裂する。
(ディオスアロー)
砕竜の怒りを宿した機弓。矢は
放つ度に爆撃を巻き起こし、
獲物を無慈悲に粉砕してゆく。
(爆砕の征矢、破岩弓イクサプロド)
MH3Gから登場した、砕竜ブラキディオスの素材から作製される弓。
目次
概要
- ミサイルを模したというブラキディオスのデザインも相俟ってか、
どことなく戦闘機を連想させるデザイン。
本体はブラキディオスの頭殻と尻尾を模しており*1、それぞれにべったりと粘菌が付着している。
ブラキ素材で作られているので弓自体は爆発しないようだが、
もしこれが暴発でもしたらかなり悲惨なことになるだろう。- また、矢そのものにも当然ながら粘菌は付着している。
確認し辛いが、弦にも付いている。
- また、矢そのものにも当然ながら粘菌は付着している。
性能
MH3G
- 本作の新要素である爆破属性を引っ提げ、堂々の初登場を飾る。
初期銘は「ディオスアロー」であり、その後「改」を経て
「爆砕の征矢」、「破岩弓イクサプロド」へと変化していく。
- MH3Gのパッケージモンスターを務めるブラキディオスの弓だけあって、
その実力はかなりのもの。- まず目玉の爆破属性値は200。
弓は手数で攻める武器であり、この数値でも予想以上の爆破を引き起こしてくれる。 - 次に攻撃力は312。
また、3Gの弓としては珍しく強撃ビンをデフォルトで装填できる。
そのため、溜め3が拡散矢の弓の中では無属性武器含めて最強の物理性能を持つ。 - そして、矢の溜めレベルは以下のとおり。
溜め1 溜め2 溜め3 溜め4
(要装填数UP)連射LV2 連射LV3 拡散LV5 貫通LV5
皇弓フォルニカや白雷弓ボルトクルス等が存在する。
しかし前者二張りは強撃ビン装填不可。後者は強撃ビンこそ装填可能だが、溜めの3段階目が拡散3と微妙*2。
対するイクサプロドは3段階目がしっかり拡散5。
主人公としての貫禄がうかがえる。
貫通矢は相手を選ぶので装填数のスキルは臨機応変に発動させるといいだろう。
爆破属性の特徴をしっかりと押さえた性能である。
ボウガン自体爆破を非常に使いにくい武器種とはいえ、
同じブラキ素材のガンナー武器なのにこの性能の差は一体…。 - まず目玉の爆破属性値は200。
- さすがは元祖爆破の主…なのだが、天敵とも呼べる武器が存在した。
そう、例の覚醒パチンコこと大鹿角ノ破弾弓である。- パチンコの恐るべき能力は、
生意気にもイクサプロドよりも高い爆破属性値350を、
溜め1の拡散LV3でバンバン放てることにある。
そのため爆破の回数が尋常でなく、
しかもこの爆破のゴリ押しだけでほとんどのモンスターがどうにかなってしまう。
あまりのお手軽さに、イクサプロドでさえ使うだけ面倒とまで評されてしまった。
もっとも、これはパチンコの操作方法が普通の弓の操作方法とは
まったく異なっていることが原因の一つなのだが…。
- パチンコの恐るべき能力は、
- もちろんパチンコの能力がおかしいことに目をつむれば、イクサプロドの能力は前述の通り高性能。
拡散弾強化や弱点特効を搭載してしまえば、物理火力はパチンコの追随を許さない。
パチンコは爆破属性に大きく頼った性能なので、
ソロであればナルガクルガ希少種、アルバトリオンなど相当肉質が硬い相手以外なら
火力(=タイム)・立ち回りの安定さの面でこちらに軍配が上がる。
蓄積がランダムな爆破だけでなく高めの物理性能で安定したダメージを与えられるのが強み。
パチンコは手軽さが売りだが、物理火力はこちらが上。
普通の弓を使いこなせる実力があればパチンコより討伐時間は断然早い。- とはいえ、他武器使いならあちらで事が足りるのも事実。
ある意味、パチンコがというよりは爆破属性の強さに振り回された、のかもしれない。
むしろパチンコに覚醒爆破なんて付かなければ、
属性値の問題や強撃ビン非対応の弓が増えた本作において弓一強がありえた。
そして、この目の上のたんこぶの存在は以後の作品全てにおいてジンクスとなるのである…。
- とはいえ、他武器使いならあちらで事が足りるのも事実。
- 更に言っておくと、イクサプロド系統は作成難易度が他のブラキ武器よりかなり高い。
上位段階のブラキ武器は「改」への強化に必ず砕竜の宝玉を使うのだが、
他のブラキ武器は1個で済むのに対しディオスアローは何故か2個も要求されてしまう。
一発生産でも何故か1個消費する羽目にあうので、作成時はハンターボウから派生することを強く推奨する。- さらに、冒頭でも書かれているが、形状を見てもらえばわかるように当然ながら砕竜の尻尾も要求される。
こちらは直接生産では3個、ハンターボウからの派生でも1個要求される。
尻尾を切断しやすい武器ならともかく、よりにもよって矢切りでしか切れない弓に使うとは…。
いったい何の嫌がらせだろうか。- 一応、砕竜の尻尾や宝玉・天殻は捕獲報酬でも入手できる。
武器を変えるのが面倒なら捕獲用麻酔玉を持っていこう。
また、「JUMP・俺が主人公だ!」では、
乱入してきたブラキディオスを狩猟するとフリーハント報酬で尻尾と宝玉を入手できることがある。
ただし、こちらは形式が大連続狩猟クエストなので、捕獲報酬との併用はできない。 - ちなみに尻尾が必要なのは生産時だけで、強化過程では尻尾は一切要求されないので安心されたし。
- 一応、砕竜の尻尾や宝玉・天殻は捕獲報酬でも入手できる。
- さらに、冒頭でも書かれているが、形状を見てもらえばわかるように当然ながら砕竜の尻尾も要求される。
- かの化物退治の際にもおすすめな武器である。
ブラキディオスに対して爆破属性で行く、というのはあまり意味がないと思われるかもしれないが、
これには理由がある。
弱点属性である水属性の武器で挑んでも悪くはないのだが、
水属性に弱いのは頭くらいで、その他の部位には大して水属性攻撃が効かない。
頭以外に尻尾も弾攻撃の弱点であり、側面から拡散矢を放つと同時に射抜く事ができる。
また弱点特効はどちらの部位にも適用され、ダメージは更に上昇する。
高い物理攻撃力と、部位を選ばない爆破属性により有効な攻撃が可能なのである。
しかし化物ブラキからすれば、自分自身の能力である爆破攻撃に加え、
自分よりも弱い個体から造られた武器によって葬られるのは釈然としないだろう。
その化け物から作られた武器がアレな性能なのは内緒。- 事実、初の10針報告があがったのもイクサプロドであった。
- かなりスペックの高い武器ではあるのだが、パチンコがお手軽すぎて印象が薄くなってしまった不遇な武器である。
もっとも、先程の通りダメージソースを完全に爆破ダメージに依存しているパチンコと比較しても
イクサは物理攻撃力がパチンコよりも高く、蓄積エフェクトが発生せずとも
継続して高い物理ダメージを与えられるという安定性を持っているので
パチンコの完全下位互換では無い。
弾肉質の柔らかいモンスターと戦う場合はこちらを使うと良いだろう。
問題は、MH3Gの弾肉質が全体的に不遇であるということだが…。
覚醒武器に完全にお株を奪われたハンマーに比べれば最終候補として使われる分健闘したと言えるだろう
MH4
- MH4でもブラキディオスの続投に伴い、本武器系統も続投。
ただし、爆砕の征矢で打ち止めである。
- 攻撃力228、爆破190、溜め3で拡散Lv4、スロット2、素で強撃ビン対応と相変わらずハイスペック。
爆破属性が高いこと、拡散弓であることから、爆破蓄積においては申し分ない性能。
今作では作成に尻尾を要求されなくなったのだが、代わりに新素材の砕竜の骨髄が必要になった。
また、最終強化の爆砕の征矢にする際に宝玉が1つ必要になる。
- あのパチンコが弱体化されてしまったのもあって一線級の爆破弓として返り咲いた。
…と思いきや、復活したかの炎王龍テオ・テスカトルの弓が新たな爆破属性武器として現れたのだ。
あちらは攻撃力、属性値ともにこちらを下回っているが、強力な剛射に対応した連射弓である。
そのため爆破蓄積能力の征矢、ピンポイント爆破の凄弓と、十分に差別化できていると言え、
他の武器群に喰われがちな今作のブラキ武器としてはかなり健闘している*3。
MH4G
- MH4GではG級の解放と共にイクサプロドが復活、さらに特殊個体の素材を使用することで
レア度10の「砕光の閃矢」へと強化できる。
MHX
ディオスアロー最終進化型。
大量の粘菌を塗布した矢が対象
を抉り、無残に爆散させる。
(爆弓ツァーリアロー)
砕竜の憤激、ここに極まれり。
爆砕の征矢の最終型は、一つの
文明すら跡形もなく爆砕する。
(破岩弓イクサプロド)
- MHXではブラスコルダから派生。通常素材で強化すると爆弓ツァーリアロー、
ディオスアローLV2から獰猛素材で強化すると爆砕の征矢から破岩弓イクサプロドへ強化される。
- イクサプロドの方は、攻撃力220、爆破17、溜め3が拡散LV4、スロットなし、
LV2強撃ビンとLV2属性強化ビン対応とかなり優秀。
しかし、ライバルが強力すぎた。- 爆破弓としてのライバルは言わずと知れた勇気と希望の凄弓。
一応、拡散矢強化さえ発動できればイクサプロドの方が高威力ではある。
しかし相手は攻撃力230・爆破30・連射LV4を全て持ち合わせた究極の汎用弓。
そのうえ、睡眠ビンまで装填できる。
決して扱いやすいとは言えない爆破拡散弓でこれに立ち向かうのは、かなり分が悪い。
更にスキルポイントが偏っている傾向にあるR装備で連射矢強化や貫通矢強化が容易に発動できるのに対し、
拡散矢強化のSPを持つR装備は無く、防具全体で見ても発動させにくいというのが足を引っ張っている。
決して残念武器というわけではないのだが、なにもかもがイクサプロドにとっては逆風となってしまった。 - 拡散弓として見る場合も、これまた本作屈指の優秀弓の一つであるTHEデザイアが立ちはだかる。
以前は剛射が使える代わりに攻撃力が低かったので比較以前の別物だったが、
本作ではなんと攻撃力230に会心率25%と素の状態で物理火力がこちらを完全に上回った。
今までの強すぎではなく優秀なポジションから一転、物理にせよ属性にせよ両方を器用にこなせるライバルが
2張も出現してしまったため、他のブラキ武器と同じくかなり隅に追いやられている。- ただし、こちらは爆破属性に属性強化ビンもしっかり備えるため、
爆破によるダメージでデザイアより速攻性に勝っている。
決して全てで劣っているわけではなく、強化途中での活躍も含めれば出番は充分ある。
- ただし、こちらは爆破属性に属性強化ビンもしっかり備えるため、
- 一応溜め2が連射矢LV4なのでエリアルで運用を…と考えると叛逆弓カーマレギオンの存在が気になる。
あっちは同じ攻撃力でLV2強撃ビンが装填でき、会心率20%と溜め2がLV5、固有の接撃ビン強化…と
安定した強さを持つが、爆破属性は無く溜め3が未解放と差別化はされている。
言うとなれば破岩弓は爆破追加ダメージと属性強化ビンの短期型の連続狩猟向け、
叛逆弓は会心率と70個相当の強撃ビンで長期戦の体力が高い獰猛化単体狩猟担当と住み分けができている。
ソロで乗りによるサブタゲ達成を考慮するなら採用の余地もあり。
- 爆破弓としてのライバルは言わずと知れた勇気と希望の凄弓。
- 爆弓ツァーリアローの方にも一応触れておくと、攻撃力200、爆破14、他はイクサプロドとほぼ同じと
まるっきり下位互換であるため、こちらの分岐で進める価値は無い。
通常個体の素材だけで強化が終わるので作製時期が少し早いが、
上述のTHEデザイアの強化前のTHEキャプターが同時期に作れるため、やはり分が悪いのであった。
せめてどこか一点だけでも勝っている要素の慈悲を与えてあげても…- 強いて言うなら作成難易度か。
イクサプロドは爆砕の征矢LV2の時点で獰猛化狩猟の証IIIを要求されてしまう。
そのうえ最終強化で砕竜の宝玉を2つも要求されるため、難易度はかなり高い。
もっとも、ツァーリアローも1つ要求されるのだが。- ただ、宝玉を使わない爆砕の征矢LV2の時点で既にツァーリアローより強いというのが涙を誘う。
その後のイクサプロドへの最終強化が、爆破属性値が2上がって、
属性強化ビンがLV1からLV2に変わるだけという、要求素材に見合わない慎ましいものなのだが。
- ただ、宝玉を使わない爆砕の征矢LV2の時点で既にツァーリアローより強いというのが涙を誘う。
- 唯一の下位互換ではない違いは装填数UPをつけた場合に出る溜め4の射撃タイプだが、
何故か過去作ではイクサプロドが持っていた貫通が出現する。
なお、本作でのイクサプロドの溜め4は連射タイプである。
こちらは貫通であちらは連射…やっぱり下位互換じゃないかと言ってはいけない
- 強いて言うなら作成難易度か。
MHXX
- MHXXでは猛り爆ぜるブラキディオスが再登場し、
破岩弓イクサプロドから砕光の閃矢へ派生できるようになっている。
したがって今回は3種類の究極強化が存在するが、どれも溜め3が拡散で爆破属性という特徴がかぶっているため、
それぞれの性能の差が小さくなってしまっている。
なお、曲射は3種類とも爆裂型となっている。
- ディオスアローの究極強化は爆弓エクスツァーリ
- 攻撃力300
- 爆破属性16
- 溜め段階は重射3-連射4-拡散4(-貫通4)
- 対応ビンはLV2強撃、LV2属性強化、接撃、減気
- スロットはなし
- 爆砕の征矢の究極強化は砕巌弓イクサプロド
- 攻撃力290
- 爆破属性19
- 溜め段階は重射3-連射4-拡散4(-連射4)
- 対応ビンはLV2強撃、LV2属性強化、接撃、減気
- スロットはなし
どちらも誤差程度なので、好みで選んで構わない。
- 砕光の閃矢の究極強化である砕光閃靭矢シュブラクについてはこちら。
- 内輪ではほぼ誤差の争いを繰り広げているが、爆破弓として比較すると、
新たに増えているのは貫通タイプの震怒と大禍の爆裂弓のみであり、拡散タイプはこの3種類のみである。- 属性値で比較するとヒット数を考慮して連射のみ0.8倍で計算しても、
上位から全く属性値が変わっていない剛勇と宿望の凄絶弓が30×0.8=24となりシュブラクと同等である。
あちらは攻撃力が280で強撃・強属性のビンがLV2になっており矢のタイプが違うとはいえ、
部位破壊を目的の一つとする爆破属性武器としては特定の部位を狙いやすい連射矢が有利である。
- 属性値で比較するとヒット数を考慮して連射のみ0.8倍で計算しても、
- 拡散弓としてみると、圧倒的攻撃力380で痛恨会心によって強烈な性能を発揮する少し風化した弓、
攻撃力こそエクスツァーリと同等の300だが
両レベルの強撃ビンが装填可能で装填数UPとの相性もいいシャープシューター、
固定ダメージという点では攻撃力330とスロット3に毒ビン強化を持つ大魔導弓レメゲティアなどが存在し、
一番高いエクスツァーリですら300しかない物理性能では非常に厳しくなってしまっている。
MHW:I
- 有料大型アップデートにてブラキディオスが参加。それに伴いブラキ弓も登場。
初期武器である鉄弓をクルルアローIへ派生させ、マスター素材で1回強化させるとディオスアローへの派生先が出現。
天殻や紅蓮滾るバゼルギウスの素材を用いて晴れて「爆弓ツァーリアロー」へと強化される。
そのステータスは…- 攻撃力288(基礎攻撃力240)
- 爆破属性値360
- 会心率0%
- スロットLv1が1枠
- 対応するビンは接撃ビンと爆破ビンのみ
- まず攻撃力に関しては、下から3番目の数値である。
MHWorldから弓の溜め補正は属性にかかるようになり、「チャージステップ」を用いた連撃が
弓の新たな基本戦法となったため、片手剣や双剣同様属性値が重要に。
そのため低攻撃力は然程大きな意味をなさないように思えるが、アップデート後のMHW:Iでは
弓の殆どのアクションで属性補正が下げられる修正が入った。
そのため多少なりとも攻撃力の低さは、火力を出す上で足を引っ張りがち…。
まあ後述する属性値を見れば、物理火力は補助的なものとしか見られなくなるが。 - 属性値を見ると360と圧倒的な数値を叩き出す。
これがどれほどかと言うと、生産爆破弓全体から見て、2位と60もの大差を出している*4。
これは属性値に溜め補正がかかる事を考えると、かなりのアドバンテージとなる。 - そして、最大の注目ポイントは強撃ビンを没収されたことである。
前作クロスシリーズまでは強撃ビンは対応しており、純粋な火力アップ要因として機能していた。
そのため、強撃ビン持ちに差をつけられてしまっている。- ……のだが、今作の強撃ビンの倍率は1.5倍からMHXX時のLv1強撃ビン相当の1.35倍に引き下げられた。
また接撃ビンに物理ダメージ1.2倍の補正がかかる事、元々低い攻撃力である事を考えると、
強撃ビンに対応していようがあまり変わらない。
- ……のだが、今作の強撃ビンの倍率は1.5倍からMHXX時のLv1強撃ビン相当の1.35倍に引き下げられた。
- 以上のことから、この弓は爆破属性をふんだんに利用した戦い方がメインとなる。
爆破属性強化をLv4まで積めれば、驚異の480となり、
ここまで来れば耐性はあまり気にしなくてもいいレベルとなる。ウルム片手剣?あいつは別。
マスターランクでは爆破属性が強化されているため、高い爆破属性値を持つこの弓により、
強力な爆破の嵐がモンスターを襲う事になるだろう。- 運用方法は通常の弓と同じようなもの以外にも、爆破ダメージを利用した部位破壊特化も可能。
その際は破壊王を優先に入れる必要がある。肉質ガチガチのモンスターに使ってみては如何だろうか。
- 運用方法は通常の弓と同じようなもの以外にも、爆破ダメージを利用した部位破壊特化も可能。
砕光の閃矢
MH4G
爆発的な速度で矢を撃ち出す
砕光の弓。猛る砕竜の激しさで
獲物に次々と爆矢を叩き込む。
- MH4Gではイクサプロドに特殊個体の素材を使用することでレア度10の「砕光の閃矢」へと強化できる。
スペック自体も、攻撃力324、爆破230、溜め3が拡散Lv5、スロット2、強撃ビン対応と
爆砕の征矢をそのままサイズアップしたものであり、
相変わらず元のモンスターのヤンキーっぽさからは考えられない優等生である。
- 爆破弓としての対抗馬としては、勇気と希望の凄弓がそのままサイズアップした連射弓、勇気と希望の凄弓IIや
紅龍特殊個体素材から作成する貫通弓の破滅と厄災の紅蓮弓があるが、
どれも得意とする相手が違うため十分に差別化が可能だろう。- なお、装填数UPをつけると破滅と厄災の紅蓮弓に拡散Lv5が、こちらに貫通Lv5が付くため、
担いでいける相手がまるっと逆転する。
住み分けができていると思えばいいのだが、何だか奇妙な感じである。
そもそも4Gの貫通矢はモーション値自体お察しなので装填数UPを付けるメリットは無いが。
- なお、装填数UPをつけると破滅と厄災の紅蓮弓に拡散Lv5が、こちらに貫通Lv5が付くため、
MHXX
砕光の閃矢、最終強化型。
爆矢は豪雨の如く降り注ぎ、
大地もろとも獲物を滅する。
(砕光のイラプトプロド)
- 砕光の閃矢の最終強化は砕光のイラプトプロド、究極強化は砕光閃靭矢シュブラクとなる。
- 攻撃力270
- 爆破属性24
- 溜め段階は連射4-連射4-拡散5(-貫通5)
- 曲射は爆裂型
- 対応ビンはLV1強撃、LV1属性強化、接撃、減気
- スロットは2つ
唯一溜め3の拡散がLV5になっているためその点では1歩リードしている。
しかし最大の欠点として強撃・属性強化のビンがLV2ではなくLV1しか装填できなくなっているため、
拡散LV5が使えるがむしろ物理性能は低下してしまっている。
その上強みである属性値が拡散LV4と5で変化がないのも向かい風。
また、他のブラキ弓2張は持久力を高めるために強撃瓶追加を発動させることもあるが、
あれらはLV1で済むのに対しこちらは全レベル追加が必須となる。
不滅の炉心殻と砕竜の天殻の両方を使うという作成難度も考慮すると製作は趣味の領域になるだろう。
- 他のブラキ弓も含めた総評に関してはこちら。
MHW:I
- アップデートにより猛り爆ぜるブラキディオスが参戦し、弓にも装備が実装された。
一発生産でそのまま最終強化となる砕光の閃矢だが、その性能は…- かなり高い攻撃力360
- 悪くない会心率0%
- 拡張性が高いLv4&Lv2スロット
- まあまあの爆破属性210
- 対応瓶は強撃、接撃、爆破の3種類
- 通常種武器とはうってかわって十分すぎる攻撃力を手にした他、
強撃ビンにも対応したことで物理火力がかなり期待できる。
また、爆破属性は少し下がったものの、ダメージソースとしてはまだまだ考慮できる値である。
さすがに属性特化赤龍武器にはダメージでは負けるかもしれないが、
これ1本でなんでもいけるというのはかなりの強みであり、
物理重視の爆破弓としては最高の性能である。
- 物理重視の常として赤龍武器と比較されることは多い。
まず攻撃力だが、攻撃力強化V×4の赤龍武器と同値で、
爆破属性値は状態異常強化V×3の赤龍武器と同値である。
スロットはLv2が1つこちらが多い。
攻撃力強化VIは+18するので、Lv2スロットに無傷で+5とするのが限界な砕光の閃矢は、
単純な物理性能だけでいえば赤龍武器に譲ることになる。
しかしこの場合だと、爆破属性はたったの120になり補助的な役割ぐらいにしか機能しないだろう。
また、弓は単に火力スキルだけがDPSに絡む訳ではない。
体術をはじめとするLv2スロットのスタミナ系スキルの恩恵が大きいので、
あと1Lv体術が積めたら…という場合などでは砕光の閃矢が有利になる。- もし近接武器のようにLv3スロットであれば、各種弾強化を赤龍武器より1Lv多く積めることになり、
かなり火力面でリードできたはずである。
総合的に見ればいい勝負になっている。- 攻撃力がかなり高いので、赤龍武器のほうでも言及されているが、
駆け上がり射撃、竜の一矢、竜の千々矢などに特化させたネタプレイにも適している。
地雷にならないように注意しつつ、興味があれば運用してみよう。
- もし近接武器のようにLv3スロットであれば、各種弾強化を赤龍武器より1Lv多く積めることになり、
余談
- 最終形態の「破岩弓イクサプロド」はなかなかインパクトのある銘だが、
由来は「爆発する」という意味の動詞「explode(エクスプロード)」だと思われる。
- MHXで追加された「爆弓ツァーリアロー」系の名前の由来は、
旧ソ連が保有していた史上最大の水素爆弾「ツァーリ・ボンバ」(Царь-бомба)からと思われる。
TNT換算で第二次世界大戦で使われた爆薬の総量の50倍もの爆薬量に相当し、
実験では半分の出力に落とされてなおリトルボーイ(広島型原爆)の3,300倍もの威力を発揮し、
その衝撃波は地球を3周もしたというとんでもない代物である。
派生内では属性値は最低のため、正直名前負け感は否定できない。- ちなみに、「ツァーリ」(Царь)だけだと「皇帝・帝王」という意味になるため、
爆弓ツァーリアローを直訳すると爆弓’’帝王の矢’’になってしまい、
爆破属性のライバルの武器に付けてもそこまで違和感がなかったりする。
- ちなみに、「ツァーリ」(Царь)だけだと「皇帝・帝王」という意味になるため、