MHWorldの舞台となっている大陸。
MHWの主人公が元々住んでいた大陸(現大陸)から渡航する場面から物語が始まる。
※MH3~MHXXにおいて非公式通称として使われた「新大陸」についてはモンハン用語/新大陸を参照されたし。
概要
- MHWorldの世界において、古くから存在自体は知られていた大陸。
この場所に向けて古龍種が海を越えて移動する「古龍渡り」という現象が知られていたが、
海路・空路の不安定さから渡航にはリスクがあり、新大陸の調査や開拓は行われてこなかった。
人々が住む現大陸とは異なる独特な生態系が確立し、知られざる生物が多数生息している。
また、「古龍種が目指す場所」として古龍種との何らかの関わりを指摘する人も見られ、
「新大陸古龍調査団」による調査開始後、徐々に古龍種との結びつきが明らかになっていく。
- 新大陸では古代竜人や獣人族を除く先住のヒトが存在することは示唆されておらず、
ゲーム内で新大陸に登場するヒト(とアイルー)は、いずれも派遣された新大陸古龍調査団、及びその子孫から成る。
調査団が新大陸に渡った理由については上記リンク等も参照してほしいが、
最初の渡航から40年近くが経過しているにもかかわらず、調査の拠点を除くとヒトが住める地は作られていない
(これはあくまで調査目的だからという側面もあるのだろう)。
- 新大陸では導蟲、スリンガー、防具の剣士ガンナー共用化など、
従来のシリーズでは見られない革新的な技術が多く採用されているのだが、
これらは全て調査団の手で開発、研究されたものであることがゲーム内で語られる。
工房の親方曰く「生きるために必要だった」とのことで、新大陸の厳しい環境がうかがえる。
ちなみに調査団の古いメンバーの中には、
当時から存在する剣士専用防具を未だに着こなしスリンガーを使えないハンターも居る事から、
剣士(ガンナー)専用防具が廃止されたことについての設定上のフォローが成されていると言える。
- 新大陸において現在のところ名前が判明しているフィールドとして、
「古代樹の森」「大蟻塚の荒地」「陸珊瑚の台地」「瘴気の谷」「龍結晶の地」
「大峡谷」「地脈回廊」「地脈の収束地」「闘技場」「地脈の黄金郷」などが存在する。
MHW:Iからは「渡りの凍て地」「淵源の孤島」「導きの地」「幽境の谷」、
他にもセリエナ内の戦場である「兵器置き場」が追加された。
これらの位置関係はゲーム内の全体マップにて確認することが可能であり、
近隣のフィールドから受けている影響がゲーム内で描かれている場所も存在する。
- なお、MHWorldにおける全体マップでは「古代樹の森」から「龍結晶の地」までの部分が描かれているが、
「龍結晶の地」より先にはまだ陸地が続いており、新大陸はまだまだ未踏の地が存在しているとのこと。
実際、MHWorldにおける一等マイハウスに掲示されている新大陸の地図にはまだ続きがあるようで、
このことから「MHWorldで探索した範囲は半分にも満たないのでは?」と指摘する声も聞かれた。- 続編のMHW:Iで登場した渡りの凍て地、淵源の孤島などは新大陸とは
別の島にあるフィールドだが、導きの地は龍結晶の地の奥地にあると
判明しており、さらにその奥には幽境の谷が存在している。*2
- 続編のMHW:Iで登場した渡りの凍て地、淵源の孤島などは新大陸とは
- 新大陸に生息するモンスターはいずれも独自の生態系を有しているが、
リオレウスやアプトノスなど、現大陸に生息するモンスターもいくつか確認されている。
また、古龍については10年に1度、海を渡って新大陸を目指すという現象が確認されており、
これは新大陸調査の最大の目的にして、ゲーム内ストーリーの中核を成すものとなっている。
新大陸では長年亜種は確認されてこなかったが、ある時期を境に出現するようになった。
調査自体は40年近い歳月をかけてもまだまだ底が見えないようで、ストーリー中で登場するもの以外にも、
新大陸で発見されていない生物がいるかもしれないという見解が示されている。
アップデートで追加されたイビルジョーについても
「新大陸でも新たに棲息が確認された」という旨の設定上のフォローが成されている。- ちなみに本作の登場人物はいずれも現大陸からの渡来者であるため、
現大陸に存在するディアブロスやボルボロスなどを見ても、
基本「未知のモンスターに遭遇した」という反応は示さない。
というか新大陸古龍調査団自体、現大陸における腕利きの技術者やハンターで構成されているためか、
クシャルダオラなどの古龍と相対した過去を持つハンターも複数見受けられるほどである。
一方「痕跡」についてはイビルジョーのように比較的直ぐに該当するモンスターが判明する場合と、
リオレイア亜種のように実物に遭遇するまで「未知のリオレイア」として扱われる場合がある。
後者については40年間の調査で一度も「亜種」が確認されていなかったが故の、
先入観などもあるのかもしれない。 - ゲーム上新登場となるモンスターに関しては新大陸固有のモンスターにも見えるが、
実際にそういう扱いを受けているモンスターはあくまでもごく一部となっている。*3
それ以外の新規モンスターについては5期団などが遭遇時に特別に驚くようなことも少なく、
例えばブラントドスとの初遭遇時には受付嬢がその情報をすぐに調べてハンターに提供している。*4
MHW:IのTipsには「ギルドには様々な情報が集まり、それらと照合されるため完全新種認定は稀」という旨も書かれている。
MHRiseにおいてはプケプケやトビカガチなどが大社跡や水没林に出没しているため、
頻度や事例はともかく、これらのモンスターは現大陸でもすでに確認されていたものと思われる。
- ちなみに本作の登場人物はいずれも現大陸からの渡来者であるため、
- なお本作時点では、新大陸の調査が長期化しているため
「新大陸生まれ・新大陸育ち」の人間も出ているが、
当初はあくまで調査が目的のため、調査が終わったら国(現大陸)に帰るという発言が総司令の口から出ていた。
ゾラ・マグダラオスとゼノ・ジーヴァが関わる異変の解決後は航路が安定し、
国との行き来も容易になった一方で"新大陸で生きる"ことを選択する人も出てきており、
いずれは本格的な開拓が行われるのかもしれない。
- 「古龍渡りの調査」の段階では、新大陸の生態系は比較的安定している傾向にあった。
「確認されている範囲での生態系の強弱で、各地域の"主"と言えるモンスターが定義されている」
のは、その証拠の1つとも言える。
しかし、ゾラ・マグダラオスの古龍渡りによって陸珊瑚の台地や瘴気の谷、
及び今まで未開の地であった龍結晶の地とその奥地への道が拓ける等の地形上の変化、
及び渡りのゾラ・マグダラオスを狙ったネルギガンテをきっかけとした「古龍の活動の活発化」、
そしてゾラ・マグダラオスとゼノ・ジーヴァが関わる異変を引き金に地脈の流れが活発化した結果、
1期団が姿を目撃して以来、姿を見せなかったマム・タロトが目覚めて再び活動を開始するなど、
新大陸の生態系に変化の予兆が見られるようになっている。
余談
- 作中で語られる「五匹の竜の話」には新大陸と思しき島の記述が存在する。
ただし、作中では「青年」と調査団員を同一視するような見解は多く示されるものの、
作中の島について「新大陸のことではないか」と言及する人は見受けられない。
- 開発陣のインタビューにて、「龍結晶の地」より先に陸地がある件に触れられている。
「古龍渡り」に関する物語はMHWorldにて登場したフィールド群にて完結するものの、
「すべてを海で囲うと単なる島になってしまってよくない」との考えから拡張性を残しているとのこと。
そこから先にどのような環境が広がっているのかは現状「ご想像にお任せしたい」とも語られている。- MHW:Iで追加された「渡りの凍て地」に関しても、
新大陸同様にフィールドから更に北上しても陸地があるかのように表現されている。
新大陸自体も「導きの地」追加で少し奥の方が見えるようになったが、まだ奥側に海は見えず拡張の余地が残されている。
- MHW:Iで追加された「渡りの凍て地」に関しても、
関連項目
シリーズ/モンスターハンター:ワールド
世界観/新大陸古龍調査団
世界観/アステラ
世界観/古龍渡り
モンハン用語/新大陸 - MH3~MHXXにおける「プレイヤー間の(非公式の)通称」としての新大陸はこちらを参照。
モンスター/ダラ・アマデュラ - 現在の新大陸が出来上がるまでの成り立ちの一端を担っていると目されるモンスター。