火竜リオレウスの素材から作られる火属性のチャージアックス。
赤熱した刀身とリオレウスの形相を思わせる盾がセットになっている。
本項では二つ名持ちモンスターである黒炎王リオレウスの武器も扱う。
目次
概要
- 剣モードは盾がリオレウスの顔を模したデザインになっており、剣は刃の部分が赤く輝いている。
斧モードに変形すると盾の目に当たる部分が大きく開き、剣モードの刃の様な赤い部分が現れる。
強化途中では通常種の甲殻の赤色だが、ヘルメスレイからは希少種の銀色となる。
- 名称が似ているが、同じくMH4から登場した「焔斧リオブレイアード」とは別物。
斧は斧でもあちらは剣斧、つまりスラッシュアックスである。
炎斧アクセリオン
MH4
- MH4ではリオレイアのチャージアックスであるディア=ルテミスからの強化派生によってのみ手に入る
(後述のようにMH4Gでは最終強化手前の「繚乱の盾斧」を一発生産可能)。
リオレイアの武器からリオレウスの武器へと派生するのは意外と珍しかったりする。
- 下位トップクラスの攻撃力504と、5%の会心率による優秀な物理攻撃力が魅力。
その反面属性値は100と低く、搭載されているビンは榴弾ビンと見事に物理寄りの性能。
属性特化のディア=ルテミス系統と二択を迫られる形になっている。
- 上位素材を投入することで
焔斧ハルバリオン→紅蓮斧ユニオリオン→業火斧ヘルメスレイ→烈日斧ヘルメスイクサ
と強化される。
MHX
- 今作でも続投。
一発生産か、骨盾斧LV4からの派生で入手できる。
最終形は通常種素材で強化した紅蓮斧ユニオリオンか、
LV3時に希少種素材で業火斧ヘルメスレイに派生させた後に強化できる烈日斧ヘルメスイクサ。
- 二つ名武器として黒炎斧アクセロードも登場。
詳しくは後述するが、強属性ビンなので上記2種との単純な比較はできない。
- 通常種・希少種2者の性能を比較すると、以下の通り。
汎用性の高さと榴弾ビンの性能を最大限に活かすのであれば武器倍率が高いユニオリオン、
武器名 ビン 攻撃力 属性 会心率 斬れ味 匠2発動時 スロット 紅蓮斧ユニオリオン 榴弾 200 火20 10% 青40 白50 --- 烈日斧ヘルメスイクサ 榴弾 190 火24 15% 白10 白60 ---
斬れ味の優秀さに注目して扱いやすさを追い求めるのならばヘルメスイクサを選ぶのが良いと言える。
- この2種の最大のライバルはヴォル兄貴の盾斧で、本作初登場の灼斧ヴォルクレイター。
あちらは属性値がおまけ程度の火12で斬れ味も素青20、匠+2でも白20とユニオリオンに劣り、
会心率に至っては-10%だが、
榴弾ビンと相性抜群の高い攻撃力230と、あって嬉しいスロット1でこちらの立場を脅かす。
MHXX
- MHXに登場した3種類共にG級強化出来るようになり、さらに新たな派生先として
ヘルメスイクサから繚乱の盾斧へのルートが独立して追加された。なお、今回はMH4Gとは異なり
金銀希少種両方の素材を使うようになっているが、相変わらず属性強化状態でも金色の部分は光らない。
二つ名武器も当然用意されているためこの武器種だけで4種類とバリエーションが豊富である。
流石はモンハンシリーズを代表する看板モンスターの武器、と言えるだろう。
- それぞれ究極強化を行うことで、通常種由来の紅蓮斧ユニオリオンは獄炎斧アムガリオンに、
希少種由来の烈日斧ヘルメスイクサは煌炎斧ヘルメスノヴァに、
金銀希少種由来の繚乱の盾斧は金華朧銀の盾斧を経由して絢爛盾斧プラティオラとなる。
二つ名武器を除く最終段階3種の性能差比較は以下の通り。武器名 ビン 攻撃力 属性 会心率 斬れ味 匠2発動時 スロット 獄炎斧アムガリオン 榴弾 330 火24 10% 白20 紫30 --- 煌炎斧ヘルメスノヴァ 榴弾 310 火30 20% 白30 紫30 ○○- 絢爛盾斧プラティオラ 榴弾 290 火22 25% 紫20 紫70 --- - 榴弾ビンは武器倍率が求められやすいため最も高いアムガリオンが筆頭候補。
通常種武器らしく、高い火力に微妙な斬れ味という法則に則ったものになっている。
期待値は爪護符込みで素で466もあり、これは火属性チャージアックスの中ではトップ。
全盾斧中無属性部分に関してもトップ10入りを果たしている。
330の倍率とそれを押し上げる会心率10%は他の候補を突き放し、白運用ですら高い火力を有するが、
その短さが心もとない。斬れ味+スキルを搭載して逆恨みなり挑戦者なりを搭載できれば
榴弾ダメージと斬撃のバランスのいい属性武器に仕上がる。
欠点はスロット0くらいなもので、他は軒並み癖がないちょうどいい性能。
グギグギグテンプレでとりあえず担ぐ、というような着回しもできる点で気楽に運用できる。
榴弾運用ならばこの一本であろう。
- しかし攻撃力は劣るものの、そこそこある属性値と念願の貴重な2スロを手に入れたヘルメスノヴァも
十分採用候補に上げられる。
持ち前の会心率20%とスロット2を活かせば超会心ブーストには最も向く盾斧といえる。
会心特化時は白運用ですら期待値600を上回り、伸びしろでは馬鹿にできない。
そこにこの中ではトップの属性ダメージもついてくるのだから作る価値は十分すぎるほどにある。
しかし会心特化型にしてしまうと今度は榴弾ダメージがほかで遅れを取る。
運用方法は高出力をねらうよりも一撃離脱のような戦い方が向いているだろう。
- 斬れ味だけで言えばプラティオラが抜けて素晴らしいものの攻撃力、属性値共に一番低い。
紫ゲージの恩恵が薄い今作ではゲージの長さがメリットになりにくいため、
この中では最も高い会心率を生かしたスキル装備で差別化するしかないだろう。
性質としてはレジェンドアームズに属性がついたと思って良い。
最初から紫、会心率25%、低い攻撃力をバランスが良いと見るか、
中途半端と見るかは使用者によって評価が分かれるところ。
一応、スキルなし比較で比べた場合はヘルメスノヴァとの期待値差は(榴弾は別として)無いも同然。
弱点特効と挑戦者+2と超会心を発動した場合は低倍率に対し、
会心で補っていたところに+20の倍率補正が効いてくる。
紫ゲージの関係で火力は伸びに伸び、怒り状態限定、弱点限定という狭い範囲ではあるが
期待値は620の大台に乗るほどになる。
低倍率高会心素紫ゲージの斬撃の伸びが良いのはこの武器も同じ。
会心強化、痛撃、闘魂と相性が良いのは奇しくもシルバーソルとちょうどいい組み合わせ。
ここに業物と砲術師が入れれるようなお守りがあれば無類の強さを発揮できるが、
砲術師まで狙うとなると最低でも斬れ味6スロット3が必要と、ハードルが高い。
もともと低い攻撃力なので榴弾ダメージはお察しください……というわけで、
砲術師はいっそ外して斬撃特化に仕上げるのも悪くはないだろう。
局地的ブーストでは他を寄せ付けない斬撃特化浪漫運用が可能といえば可能。
獰猛モンスターに担いでいけるなら優秀な戦果を残してくれる。
怒り時に弱点に立ち向かえる腕に自信のある狩人、
該当性能のお守りを持ってる狩人は担いでみてもいいかもしれない。
- 榴弾ビンは武器倍率が求められやすいため最も高いアムガリオンが筆頭候補。
- このように、うまいこと段階的に性能が区分けされている。
この盾斧のデザインが好き!と言うなら全部作って全部使いこなすのも楽しいだろう。
- 3種ともライバルは前作と変わらず灼滅斧ヴォルクラテロ。
今作では攻撃力340と前作程攻撃力に差がないため、アムガリオンに物理期待値で抜かれてしまったが、
攻撃力で勝っているのは変わらないため榴弾ビンのダメージでは勝り、プラティオラ以外の2種と
大差ないレベルまで斬れ味が向上し、スロットも2つに増えたため手強い競合相手のポジションを維持している。- マイナスの会心率を少しでもプラスにされたり火力ドカ盛り装備を組まれたりした場合、榴弾ビンの威力も相まって
レウス盾斧が追いつけない存在に昇華してしまう。それを後押しするスロット2の存在は強大すぎる。
しかし属性値はこの4本の中で最も低い。勿論そのための火力とスロットともいえるが。
各々「盾斧をどんな風に使いたいか」をよく考えて武器選びをするのが望ましい。
- マイナスの会心率を少しでもプラスにされたり火力ドカ盛り装備を組まれたりした場合、榴弾ビンの威力も相まって
- そんなアムガリオンだが、ひとつ残念ポイントが存在する。
究極強化の際に説明文が例のコピペに変わるのだが、
その中の初期武器銘が
「炎斧アクセリオンン」と気合の入った誤植をされてしまっている。- チャージアックスの誤植仲間であるどっかの剣斧はアップデートによって修正されたが、
アムガリオンンの方は3DS版では修正されないままであったものの、
Switch版で無事修正されていた模様。
- チャージアックスの誤植仲間であるどっかの剣斧はアップデートによって修正されたが、
- ちなみにアムガリオンは火竜の天鱗を一つ、ヘルメスノヴァは二つ使うが
プラティオラは一枚も使わない。
まあその代わりにテオやアカムの厚(龍)鱗や獰猛金銀の素材を使うので
制作難度はそこまで変わらないかもしれないが。
MHWorld
- 今作でも続投。鉱石武器から火竜の盾斧を経て最終的に焔斧ハルバリオンとなる。
その性能は- 属性武器にしては高い攻撃力684
- 優秀な会心率20%
- 平均的な属性値火属性240
- 素で長い青40と匠2から現れる白
- あって嬉しいレベル1のスロット1個
- まさかの路線変更強属性ビン
強属性ビンに変わったのは、対となるディア=ルテミス系列が毒属性に変更されたためであろうか。 - 生産難易度もそこまで高くなく、紅玉こそ要求されるものの、
他の素材は上位のレウスと蒼レウスを狩れば容易に集まるものばかりで、
古龍素材を必要としないので攻略武器にはもってこいの一振りと言えるだろう。 - 今回は榴弾ビンではなくなってしまった為汎用性は落ちてしまったが、
火属性弱点のモンスター相手には以前より扱いやすくなった。
尤も榴弾ビンのままだったらタイラントブロスの陰に隠れてしまう為、妥当な調整ともいえる。 - 運用方法は高い会心を活かし属性会心や超会心を絡めるといいだろう。
火属性強化も併用すれば更に火力が上がり、斧モードかと思うような火力を剣モードで出せるようになる。
さすがに超高出力の総ダメージは砲術無撃タイラントブロスに及ばないが、
一発に拘らずに属性武器らしく手数で攻めるのがこの武器の使い方と言えよう。
- MHWのVer.2.00では榴弾ビンダメージの減少及び強属性ビンの属性ダメージがアップ。
超出のダメージ差は縮まったのだが、それでも超出ダメージは榴弾ビンに劣る*1。
間違いなく強化されはしたが他の武器を食うレベルとはお世辞にも言えず、
この武器の立ち位置は全く変わってないと言える。
MHRise
- 無事続投。ハードボーンアームズからの強化で入手可能。
最終強化に獄炎の龍鱗がキー素材となるためかなり遅めの完成となる。
- 最終強化系、紅蓮斧ユニオリオンの性能は…
- かなり高い攻撃力210
- 斬れ味は素で少しの青とそこそこの緑、匠3で白出現。
- そこそこ高い火属性27
- 会心率0%、
- スロットはレベル2が一つ
- 帰ってきた榴弾ビン
- 属性付き榴弾ビン盾斧としては攻撃力、属性値ともに高めで、
これ以上の攻撃力をもつ他の盾斧は属性がそもそも無いかほぼおまけのような扱いなので、
属性によるダメージも十分視野に入るのは大きい。
バランスよくまとまっているため、剣とビンを往復する運用も斧強化運用も
どちらも時々に合わせて選べるのがうれしい。
- 百竜強化は攻撃力強化III、属性強化【火】I、弱点特効【属性】と火力強化を重視している。
攻撃力を伸ばすか属性ダメージを補完するかは悩みどころである…かもしれない。
どうせなら嫁の方に弱点特効【属性】を付与できればよかったのに…。
MHR:S
王者の牙は反逆者へと剥く。
天に座す者、ふたつと要らず
残るのは獄炎宿す強者だけ。
(朱炎斧フレムリオン)
- MRではユニオリオン改を経て、最終強化は朱炎斧フレムリオンとなる。
ユニオリオン改は直接生産も可能だが、順当に強化した場合は天鱗を要求されないため作成難易度は易しめ。
性能の方はというと- 伸び悩んだ攻撃力320
- 素で僅かな紫10。それなりの長さの白が続く
- 倍以上になった火属性60
- 会心率0%・スロットLV2は上位から据え置き
- 百竜装飾品スロットは最高のLV3
- 変わらず榴弾ビン
- 攻撃力はやや寂しいが、高い属性値に素紫の斬れ味、それなりの拡張性を備えバランスよくまとまった一振。
「低攻撃力・高属性値に榴弾ビン」という特徴は過去作においては不遇だったものの、
新技「エアダッシュ」と「即妙の構え」の登場により斧強化運用が見直されたことで、
今作では十分な強みへと転じている。
百竜スロットLV3ということで護研竜珠を装着することで快適性に振った運用も可能。
- MRの盾斧で火属性で榴弾ビンはフレムリオンだけであり特に差別化に困ることはなかった。
しかし、大型アップデート第2弾(Ver.12)でタマミツネ希少種の破邪之衣斧オオモンシロが登場し、
唯一の立場ではなくなってしまった。
といってもオオモンシロは拡張性は破格だが、火属性が極端に低く百竜スロットもLV1。
火が通る相手にはフレムリオン優位であることには変わりないため、あまり気にする必要はないだろう。
- Ver.14&15アップデートにて、傀異スロット拡張によるボーナスが付与され、
本武器は攻撃力、属性値、斬れ味の3要素が強化された。
本武器は最終的に以下の性能がデフォルトになる。- 基本水準以上に伸びた攻撃力345
- 並みの強属性ビンチャアクを鼻で笑う圧巻の属性値78
- 更に伸びた紫30の斬れ味
榴弾ビンとは思えないほど高かった属性値はますます伸び、
更に僅かだった斬れ味もそれなりに伸びる結果となった。
特に属性値の強化は素晴らしく、傀異スロット拡張に加えて傀異錬成で属性強化を最大まで振ると、
その数値は驚異の113にまで膨れ上がる。
アプデ2弾で追加された同じ火属性榴弾ビンのオオモンシロの方も拡張ボーナスの強化内容としては同じだが、
やはり素の属性値であまりにも差があるため、フレムリオンが優位であることは変わっていない。
というか榴弾ビンのくせに強属性ビン含めた火属性チャアク全体で2位の属性値を持つフレムリオンがおかしいのだが
また、アップデートでオオモンシロ以外にもリオレウス希少種やエスピナス亜種の火属性チャアクが追加されたものの、
両方とも強属性ビンのため得意分野である「榴弾ビンでスタンを狙いつつ、高属性値で圧倒する」という運用は
相変わらずフレムリオンが磐石の地位を築いており、最終アプデであるVer.16でも新たな競合先は現れなかったため
火属性榴弾ビンの座は空の王者が守り抜いた結果となった。
MHXR
- 通常種武器の炎斧アクセリオン(☆3)、
希少種武器の業火斧ヘルメスレイ(☆5)と
低難度版希少種武器の業火斧ヘルメスレイ・贋(☆4)、
豪火種武器の豪炎斧ボルカクライム(☆5)の4振りが存在する。
豪火種武器含め、属性は全て火である。
- 炎斧アクセリオンは他の通常種武器同様、
モンスターに火属性ダメージを与える武技「一閃【火】」を持つ。
- 業火斧ヘルメスレイは20秒間与えるダメージが3.5倍になり
回避行動の無敵時間が増える武技「幻影【残】」を持つ。
十分な倍率と効果時間を持ちながら必要Pは50と低く、
回避性能UPによりガードのできない斧主体でも立ち回りやすくなる優秀な性能。
- 業火斧ヘルメスレイ・贋は全員の体力を300回復させる武技「癒しの光【夢心地】」を持つ。
特に目立った効果ではないが、チャージアックスは斧振り回しが
高い武技P蓄積効率を誇るため回転効率は悪くない。
- 豪炎斧ボルカクライムは10秒間与えるダメージが3倍になる
小さな効果エリアを生成する武技「豪火【覇】」を持つ。
俗に「円」と呼ばれるこの効果は生成エリア内にいないと
ダメージアップ効果を得られないが、その代わり
他のハンターもエリアに入れば同等の効果を受けられる。
そのため、モンスターが動かないハメなどでは高い倍率もあって、
拘束役とバフの影響を強く受ける乗算武技持ちの武器とのパーティが組まれることがある。- なお、同様の効果を持つ武器として豪火種の大剣・豪炎剣カリューオーがあるが、
斧振り回しで武技Pが溜まりやすいこちらの方が使いやすいため人気である。 - 見た目は炎斧アクセリオンの色違いであり、
他の豪火竜武器同様輝く赤と金の甲殻と燃え上がる炎エフェクトが特徴的。
- なお、同様の効果を持つ武器として豪火種の大剣・豪炎剣カリューオーがあるが、
業火斧ヘルメスレイ
MH4
- 焔斧ハルバリオン→紅蓮斧ユニオリオン→業火斧ヘルメスレイ→烈日斧ヘルメスイクサ
と強化される。
- 最終強化の烈日斧ヘルメスイクサの性能はというと、
- 相変わらず高い攻撃力684。さらに会心率15%が拍車をかける。
- 低かった火属性も240まで底上げされ、なんとか及第点といったところ。
- デフォルトで斬れ味白を持ち、匠でさらに50伸びる。
- 汎用性の高い榴弾ビン。
流石は銀火竜というべきか。- ちなみに会心を考慮した物理期待値は、かのHTNに僅差で負けて2位。
しかし斬れ味白の長さも考慮すると、十分物理盾斧の最強争いに入れるスペックを持っている。
火属性はオマケと割り切り、オールマイティに活躍できる物理盾斧と見た方が良いだろう。
- が、高い性能の代償として製作難度が非常に高い。
まずディア=ルテミスから強化する時点でいきなり火竜の逆鱗を要求される。
強化でしか手に入れられないため逃げ道はなく、絶対に逆鱗を消費することになる。
その後焔斧ハルバリオンを挟んで、紅蓮斧ユニオリオンへの強化の際には満を持して火竜の紅玉を使用、
製作のハードルが跳ね上がる。
…しかし思い出してほしい。この武器はまだ2回変身を残しているということを。
- 銀火竜素材で業火斧ヘルメスレイへと辿り着くと、さらに烈日斧ヘルメスイクサが待ち構えている。
ここでまたしても火竜の紅玉を要求され、あろうことか炎龍の宝玉まで必要になるのである。
再度の紅玉に加えてあのテオ・テスカトルの宝玉まで並んだ要求素材欄は、もはや壮観ですらある。
- 他の銀火竜武器でもここまでの素材を要求されることはない。せいぜい紅玉を1つ使うぐらいである。
HTNといいノブレスオブリージュといい、なぜチャージアックスの最終強化はこうも鬼畜なのだろうか。
MH4G
- 烈日斧ヘルメスイクサにG級レウス通常種素材を投入して、煌炎斧ヘルメスノヴァとなる。
通常種の素材を投入しても色は銀色のままであり、現に後の作品では希少種武器となっている。
その性能は- 可もなく不可もない攻撃力864
- 据え置きの会心率15%
- 若干上がった火属性も260
- 少し長くなった斬れ味白
- 相変わらずスロット無し
- 一見すると半端な性能に思えるが、それもそのはず、
これからG級銀レウス素材による繚乱の盾斧という強化先が用意されているのである。
リオレウス希少種はイベントクエストでのみ戦うことが可能。
MHX(X)
MHW:I
- リオレウス希少種の素材を投入し、業火斧ヘルメスレイとなる。その性能は
- 属性武器として平均的な攻撃力972
- この攻撃力を更に高める会心率20%
- 充分な火属性330
- 斬れ味は素で長めの白、匠5で白延長と短い紫が出る
- 強属性ビン
- スロットLV2が1つ
と変わらず優秀な武器となった。
- ライバルはディノバルド武器の最終形態斬竜合刃バルドレッド。
- 攻撃力こそ936しかないが業火斧より高い属性値390を持ち、
同じ匠5で紫ゲージが出る武器でありながら素の白も長い。
何より古龍の浄血とテスカト素材さえあれば最終強化が可能な生産難易度の低さが魅力。
攻撃力と会心率でスキルを活用するなど工夫が必要。
- 攻撃力こそ936しかないが業火斧より高い属性値390を持ち、
MHR:S
- 大型アップデート第1弾で追加。
ユニオリオン改からリオレウス希少種の素材を用いて派生させることでこちらに強化できるようになった。
通常種最終強化のフレムリオンと比較すると、- 僅かに伸びて攻撃力330
- 素で白、匠LV4でようやく紫が出るまで低下
- 会心率は15%と躍進
- 属性値は48と大きく低下
- スロットはLV4スロへと拡大、一方で百竜スロットはLV2に縮小
- まさかまさかの強属性ビン
- なぜ元の派生より低い属性値で強属性ビンへ転向したんだと全チャアク使いが首をかしげただろう。
- 一応補足すると本作の希少種武器は通常種武器に比べて属性に比重を置いた仕上がりになっている
(シルバーソル防具も属性ダメージを底上げするスキルで構成されている)。
それならば強属性ビンへの変更は仕方ないとしよう。
しかしほとんどの近接武器で属性値が通常種より高く設定されているにもかかわらず、
この盾斧や操虫棍で属性値が下げられている点は少々不可解である。
フレムリオンより高い属性で強属性ビンは強すぎると思ったからなのか、ただのミスなのか…
ただ、元のフレムリオンの火属性値は榴弾ビンとは思えないほど数値のため
それ以上の数値となると凄まじい事になっていたのは想像に難くない
- 一応補足すると本作の希少種武器は通常種武器に比べて属性に比重を置いた仕上がりになっている
- ただでさえ強属性ビンは女傑たちが鎬を削る激戦区。
下位互換とまではいかないまでも、わざわざこちらに派生するメリットは乏しい。
希少種が強敵である点を除けばMR10で作成可能であることや、
最初から順当に強化していけば天鱗なしで最終段階までたどり着けることなど、作成難度の低さは長所と言える。
繚乱の盾斧
MH4G
- なんと煌炎斧ヘルメスノヴァにレウス希少種およびレイア希少種の素材を用いて繚乱の盾斧に強化される。
リオレウス希少種はイベントクエストでのみ戦うことが可能。
- 繚乱の盾斧の性能は
- 物理武器として十分な攻撃力936
- さらに磨きがかかった会心率20%
- 充分な値となった火属性280
- 実用的な水準となった斬れ味紫20
- やはりスロットは無し
- だがこれで終わらない。
なんと繚乱の盾斧からさらにもう一段階強化でき、
真の最終形である金華朧銀の盾斧が姿を見せるのである。
その性能は- 物理武器として優秀な攻撃力972
- 繚乱の盾斧から受け継いだ会心率20%
- 更に上昇した火属性320
- 匠で斬れ味紫が40
- 最後までスロットは空かず
ナバル盾斧とのツートップは過去の物となってしまったが、
それでも榴弾盾斧としてまさに一級品といえるものとなった。
- ただし、製作難易度も相当に高い。
繚乱の盾斧の時点で「火竜の天鱗」が要求されるだけでなく、
金華朧銀の盾斧への強化には「古龍の大宝玉」まで要求される。- 一方で、明らかに金銀に彩られたデザインや「金華朧銀の」とか言っているにもかかわらず、
金火竜固有素材を一切使わない。
精々最終強化で金火竜との共通素材である煌炎の雫を使う程度である。
これが影響したのかは定かではないが、極限強化しても属性強化しても金色の部分が光らない。
- 一方で、明らかに金銀に彩られたデザインや「金華朧銀の」とか言っているにもかかわらず、
- なお、繚乱の盾斧は強化生産だけではなく、一発生産することも可能。
一発生産では「銀火竜の重殻」と、強化生産よりも多くの「銀火竜の厚鱗」と「銀火竜の靭尾」が必要となるが、
レア素材である「火竜の天鱗」は強化生産と同様の1つだけで済んでしまう。
この手の上位武器の一発生産であるにもかかわらず、
レア素材の必要数が強化の場合と同じというのはかなり珍しいと言える。
上記のようにディア=ルテミスから強化していった場合は非常に長い道のり&多数のレア素材を必要とするので、
場合によっては繚乱の盾斧から一発生産したほうが楽である。
- イベントクエストの配信により、ライバルとしてファミ通とのコラボ武器の「チャージフォックス」が登場。
しかし、スロット数と会心率以外は金華朧銀の盾斧の下位互換であり、
おまけにイベント武器なので極限強化が不可。なので、特に気にすることはないだろう。
配信日がもっと早ければ採用されていたかもしれないが…
- また、物理特化で運用するとなるとライバルは多い。
金華朧銀の会心込みの期待値は283.5だが、無属性武器のみならず
これを上回る属性武器は存在する。
具体的には雷属性の鬼神盾斧【金剛夜叉】や水属性の海王器ナバルレガリアなど。
単純な火力では敵わないが、コイツの長所は摩耗しにくい斬れ味である。
今作の物理重視盾斧は紫ゲージが短いものが多く、その中では
優秀な部類に入る。斬れ味消耗が比較的激しい武器種なので、
扱い易さでは金華朧銀に軍配があがる。
MHXX
- 他二種の火竜盾斧と纏めて解説する。詳しくはこちら。
黒炎斧アクセロード
MHX
- MHXから登場したチャージアックス。
二つ名個体黒炎王リオレウスの素材を用いて作られる。
黒炎斧アクセロードから、最終強化で黒炎斧ハルバロードと銘を変える。
- 性能は以下の通り。
- 攻撃力200
- 火属性25
- 会心率10%
- 斬れ味は素で青50、匠の増加分は全て白
- 強属性ビン
- 二つ名武器の狩技ブースト
- スロット0
雌火竜武器であるディア=ルテミス系統にやや遅れを取ってしまっているものの、
火属性の二つ名盾斧はこれのみなので、
狩技をガンガン使っていきたい場合には出番もあるだろう。
MHXX
- 黒炎斧ハルバロードから、究極進化させることで黒炎王斧アムガロードと銘を変える。
- 攻撃力300
- 火属性31
- 会心率10%
- 斬れ味は素で白50、匠の増加分は全て紫
- 強属性ビン
- 二つ名武器の狩技ブースト
- スロット0
二つ名補正による業物臨戦型運用は相変わらず強力で、
斬れ味も白50、斬れ味レベル+1からすべて紫と、斬れ味に関しては全く問題ない。
斬れ味レベル+1止めの業物運用とすると、スキル選択の幅は広がる。
幸いにも新狩技で多用しやすいチェインソーサーが登場したため、
そこそこある攻撃力を生かせるストライカーなら選択肢の一つになるかもしれない。
余談
- 銘にあるオリオンとは、ギリシャ神話に登場する狩人のこと。死後天に昇ってオリオン座となった神話が有名。
おなじくヘルメスもギリシャ神話の登場人物で、神々の伝令役を務める青年神である。
ちなみに、月穿ちセレーネ、天開きヒュペリオン、星砕きプロメテオルなど、
近年の金銀火竜の武器にはギリシャ神話にちなんだ名前が多い。
- 「繚乱の~」「金華朧銀の~」という銘はライトボウガンと同じである。
- 「プラティオラ」は白金を意味するプラチナと仏語で黄金を意味するオール(Or)を組み合わせたものだろう。
金銀火竜を組み合わせた本武器にはピッタリのネーミングである。
- 斧モードへ変形すると剣の刀身が収納されているのが見受けられる。
……のはいいのだが、何故か幅広で継ぎ目もない刀身を納められそうなスペースがどこにも見られない。
アタリハンテイ力学を応用したのだろうか。
- この武器の初登場作の続編となるモンスターハンター4Gのパッケージアートは、
リオソウル装備のハンターがこの武器を構えてメインモンスターのセルレギオスに立ち向かう構図になっている。
流石はモンハンの看板たるリオレウスの新武器と言ったところか。
- 名前が似ており合体要素もあるが、創聖のアクエリオンとは全く関係ない。
関連項目
モンスター/リオレウス
モンスター/リオレウス希少種
モンスター/黒炎王リオレウス
武器/火竜武器
武器/ディア=ルテミス - 同じく火竜チャージアックス。MH4(G)では本武器の強化元となる。
武器/電斧アクセラクレス - 本武器をオマージュして作られた電竜武器。