目次
概要 
- 千刃竜セルレギオスの素材から作られる弓。
- セルレギオスの物を掴むことに特化した特徴的な脚部を模しており、
構えるとまるでセルレギオスがまさに獲物を捕らえんとしているかのようにも見える。
普通の弓とは反っている向きが真逆であり、セルレギオスの反逆性が見てとれる。
シャルラアルナスル(改)では脚爪は上下で一対だが、
叛逆の穿矢に強化(MHX系列では派生)すると二対となり、弦がX字に張られるようになる。
性能 
MH4G 
- シャルラアルナスルからシャルラアルナスル改、叛逆の穿矢を経て叛逆弓カーマレギオンへと派生する。
- 無属性だが高めの攻撃力と高会心を持つ弓。
その性能を一言で言えば「物理偏重」である。
- レギオス武器の特徴といえば、なんといっても特殊ギミックだろう。
剣士なら斬れ味の自動回復が、ボウガンなら弾丸の自動リロードが回避によって発動するが、
弓には斬れ味の概念も弾のリロードもない。
ならばどうなのかというと、武器ステータス画面には見慣れない”接撃ビン強化”の文字。
これは接撃ビン装填時の攻撃力が1.5倍されるというもの。
つまり、接撃ビンが強撃ビンと同じ効果を持つのである。
現地調合分を含め、強撃ビンを更に実質40個も余分に持ち込めるというのは、
かなり大きなアドバンテージである。- 通常、一クエストにつき強撃ビンは調合分合わせ70個しか持ち込めないが、
この武器なら実質110個まで、つまり約1.5倍の数を使用できることになる。
一見するとレギオス武器の中でもトップクラスに地味な効果に思えるが、
実は極めて強力なギミックなのである。 - 強撃ビンは使用できない武器ならばスキルで追加してでも使うべきと言われるくらいなのだから、
その有用性が窺い知れるだろう。 - ネタではあるが、白補正+強撃補正なので矢切りでの最高火力を誇る。
矢切り弓として尻尾切断の時に使ったりできるかも。
- 通常、一クエストにつき強撃ビンは調合分合わせ70個しか持ち込めないが、
- 最終強化の叛逆弓カーマレギオンの性能は、
- 生産弓第4位の攻撃力384
- これまた生産弓第4位の会心率30%
- ビンは変わらず強撃・接撃・ペイントのみ
- 溜め2で連射5、装填数UPで現れる溜め3も連射5
会心率込みでのダメージ期待値は物理オバケ、ほうきゅんを抜いて生産弓トップであり、
攻撃力を極限強化した際の武器倍率は365.5にまで達する。
今作の最高クラスの発掘武器ですら武器倍率340に届かないものが殆どであることを考えると、
この攻撃力の高さはまさに破格。
高威力・高会心・強撃ビン装填可能・剛射型と、物理弓に必要な要素が非常に高いレベルで噛み合っており、
それに加えて上記の接撃ビン強化が加わるのである。
- しかし、MH4Gでは無属性連射弓のライバルが多い。
前作で猛威を奮い、順当に更なる強化を遂げた絶衝弓【虎翼】や、
魔法具のようなファンタジックなニューカマー、魔弓グリモワールはよく比較対象とされる。
とはいえ、装填数UPこそ必須なものの、この弓は衝弓に会心・剛射で勝り、魔弓には威力・会心で勝る。
増弾のピアスが復活したこともあり、装填数UPスキルは比較的付けやすくなっている。
カーマレギオンは無属性連射弓の中で一歩抜きん出ていると言えよう。- 絶衝弓と比較すると、期待値で此方が大きく上回っており、
それでいて彼方にはない剛射まで使える事から、単純な火力では圧勝と言える。
一方で、彼方も十分すぎる火力を備えており、
減気ビン強化によるスタンと疲労狙いや、爆破ビンによるピンポイント爆破などといった
狩猟を円滑にするための手段を持っている。
そして、装填数UPが不要でスロットも2つ空いているため、スキル自由度では完全に彼方が上であり、
スキル構成によってはカーマレギオン以上に活躍する事も有りうる。
差し詰め、汎用性の虎翼・火力特化のカーマレギオンといったところか。 - 魔弓は装填数UPで現れる溜め4も連射Lv5という特性を持っているため、火力面で特化した場合、
二つの火力差は数値より小さくなるが、それでも尚カーマレギオンの溜め3には届かない。
といってもグリモワールは毒ビン麻痺ビンが装填可能、かつ毒ビン強化が付いており、
そもそもサポートに特化した性能の弓である。物理性能はおまけに近い。
こちらに関しても、搦め手を取るか取らないかで選ぶと良いだろう。
- 絶衝弓と比較すると、期待値で此方が大きく上回っており、
- 極限強化【攻撃】込みの武器倍率は340であり、これは最高性能の発掘武器と同等である。
更に、発掘の方は-10%のマイナス会心がつくのに対し、こちらは+30%。
爪護符・猫飯・怪力の種を含めると武器倍率は37ほど差が付く凄まじい期待値を誇る。
加えて発掘武器には付かない接撃ビン強化もある。
つまり、物理火力では発掘武器でも絶対に敵わない、どころかかなり大きな差で引き離している。
ただし、発掘武器には装填数UPが不要、属性がある、スロットが空く等の点を考えると、
完全に理想性能の発掘武器相手にはやはり勝てない。- 前作では衝弓【虎穿】が物理だけで発掘連射弓を食い尽くしていたが、
これは上位発掘の矢レベルが連射Lv3止まりだった点が大きく、
今作ではしっかり連射Lv5が出るようになっている発掘弓を物理だけで食ってしまうのは難しい。
装填数UPが必要なことにより火力スキルが盛りづらく会心率40%の差は埋められてしまうが、
こちらは発掘武器より40発分多く1.5倍の補正を受けられるので、
クエストがある程度長くかかればこちらが有利になる。
今作のギルドクエストは強撃ビン70発で終わるほど短期戦にならず、
かといって全体防御率0.75とそれほど低くなく40発分の継戦能力が誤差になるほど
極端な長期戦にはならないので、無属性というくくりであれば本武器が有利になる。 - 前作では衝弓【虎穿】が物理だけで発掘連射弓を食い尽くしていたが、
- 一方で、属性付きの発掘武器が相手だと流石に相手が悪い。
弓は手数武器であるためいくら継戦能力が高くとも属性ダメージで逆転されてしまう。
一応、ギルドクエストに登場するモンスターだとキリンなどは属性の通りが悪いので、
属性付きの発掘武器を含めても最適解になる可能性はあるが。
キリン狩りに需要があるかはさておき。
また、極限モンスターは属性攻撃が無効なため、抗竜石属撃を使用しない限り、
属性付き発掘武器であってもカーマレギオンに敵わないということになる。
- 作製・強化に用いるレア素材には千刃竜の反逆鱗や鏡玉は勿論、
面倒なことに叛逆の穿矢への強化時に大地を穿つ剛角×2が求められる。
ディアブロスの頭を狙撃するのに連射弓の相性は悪くないし、寧ろ良いのだが、素材集めはそれなりに厄介。
頑張って砂漠の暴君の角をへし折ろう。
爆弾でいいとか言わない
MHX 
- セルレギオスの続投に伴い、この弓も続投。
初期装備のパワーハンターボウ→ハプル武器の64式連装弓→ティガ武器のティガアローと派生を辿る。
それぞれの派生段階またはシャルラアルナスルそのものを一発生産することもできる。
- 接撃ビン強化の能力は健在。元から対応している強撃ビンと合わせて多くの強撃ビンを連発できる。
装填数UPをつけないと溜め2までしか無いのも同じ。
生産時点の「シャルラアルナスル」では攻撃力150・会心率15%・連射2-連射3(-連射4)、
通常素材での最終強化「叛弓アルナスル」では攻撃力200・会心率15%・連射3-連射4(-連射4)、
獰猛化素材での最終強化「叛逆弓カーマレギオン」では攻撃力220・会心率20%・連射3-連射5(-連射4)。
スロットは無く曲射が集中型で、強撃ビン*1・接撃ビン・ペイントビン以外に対応していないのは全て共通。
- 特性的には十分に強武器といえるのだが、どっこい今作ではライバルと環境が向かい風すぎた。
まず、4Gでの強みの一つであった「剛射である」という点は、
弓の仕様変更と狩猟スタイルによって剛射が使えるかどうかが決まるようになり、
この弓の強みではなくなってしまった。
次に、もう一つの持ち味である「接撃ビン強化」も、強撃ビンがLV1とLV2の2種となり、
新たに属性強化ビンが追加されるなど、火力上昇系のビンが大幅に増えたことにより、
高火力の維持という点では相対的に没個性化してしまった。
特に後者は、この弓の苦手な物理に強く属性に弱い敵に対し有効なのも痛い。- 一応、矢切りにも接撃ビン強化は適用されるので完全に無価値になった訳ではない。
尻尾は欲しいが弓以外の武器は使いたくない人にはありがたい仕様と言えなくもないが、
今作ではボウガンの貴重な尻尾の切断手段である斬裂弾が武器内蔵弾となった
(=調合で作れない)事を考慮してか、クエスト報酬や捕獲報酬で尻尾が出やすい傾向にある。
つまり、わざわざこの弓を担いで尻尾を切る意味が非常に薄くなってしまった。
ブレイドワイヤーなんてなかった
モーション値が特別下がる訳ではないのだが、連射5には矢が固まって飛ぶ特性があったので、
効率よくダメージを与えるにはクリティカル距離で弱点を正確に射抜く必要がある
無属性弓には手痛い弱体化である。- ただ、本作は上位までなのでG級最終強化武器だった前作と比べれば弱体化も当然ではあり、
4Gでの上位最終段階と比較すれば溜め2がLv5になっている分強化されている。
武器倍率は30下がっているが環境の違いがあるため、これは単純な弱体化とは評価できない。
上位武器の衝弓【虎穿】は溜め3で連射5が使えたとか言っちゃダメ
- 一応、矢切りにも接撃ビン強化は適用されるので完全に無価値になった訳ではない。
- とどめに、本作の連射弓に強力なライバル達が存在している。
- その内の一つがはきゅんでお馴染みの覇滅弓クーネレラカム。
装填数UP必須で溜め3が連射4である点までは同じだが、
攻撃力230、会心率25%、LV2強撃ビンとLV1・LV2属性強化ビン、接撃ビン、毒ビンに対応し、
おまけに龍属性16とスロ1も付いているなど、カーマレギオンの完全な上位互換となっている。 - もう一本は、本作で最強の連射弓とも称される勇猛と光明の凄烈弓。
溜め3で同じ連射4を撃つ事ができ、スロットは2空いていて、攻撃力は230もある。
溜め3は標準で解放されており、装填数UPを付けると解放されるのは当然溜め4、しかも連射5である。
それでいてLV2強撃ビンにしっかり対応しているどころか属性強化ビンや睡眠ビンにまで対応し、
実用的な爆破属性30まで持ち合わせる。
正直、僅かな会心率と接撃ビン強化以外のほぼ全ての点で負けてしまっているため
装填数UP前提で考えれば覇弓、抜きで考えてもテオ弓とやたら高性能なライバルが立ち塞がっている。
これはカーマレギオンが弱いのではなく、勇気と希望の凄弓が強すぎるだけなのだが…。
その中でも連射物理弓という方向性まで被ってしまっているシャルラアルナスルの陰は尚更薄い。- 一応ながら、単純に威力で負けているだけの覇弓については
強撃ビンが切れて接撃ビンが切れるまでの間に倒せるのならカーマレギオンの方が攻撃力は上である。
もっとも、強撃ビンの調合分を考慮すれば「強撃ビンが切れて接撃ビンが切れるまでの間」と言うのは
相当限られるし、龍属性の通り具合によってはビンを考慮しても尚追いつけない場合もある。
- その内の一つがはきゅんでお馴染みの覇滅弓クーネレラカム。
- とはいえ、使用する上でのスキルを揃える環境は悪化してはおらず、
本作で新しく登場したアカムトRサクイマキは頭部のみで装填数が8ポイントもあり、
増弾のピアスも闘技大会を武器種問わず全てAランククリアで貰えるため、溜め3の解放自体は容易。
- 強撃ビンLV1追加を発動させると、二種強撃ビンと接撃ビンの調合分と合わせて
脅威の180発分の火力ビンを持ち込むことが可能。
キレアジが今作では交易で容易に入手可能となったため、
接撃ビンの調合撃ちのハードルも大きく下がったのも大きく、
持続火力ではトップクラスなので、非常にタフな獰猛化モンスターや二つ名持ちモンスター、
長丁場が予想されるソロでの大連続クエストで担いでみるのも一興。- ただし、この運用にもライバルが存在する。
隻眼イャンガルルガの隻眼殿のオオユミがスキルなしで溜め2と3が連射LV4かつ強撃ビンを両レベル装着可能、
その上で毒ビンの強化まで持ち、二つ名武器の特徴である狩技ゲージが溜まりやすいという性質を持つ。
あちらはこちらより低いものの攻撃力210に会心率15%と十分な数値を持っており、
こちらが強撃ビン追加と装填数UPを発動させる必要があるのに対しその分を他のスキルに回す事ができてしまう。
- ただし、この運用にもライバルが存在する。
- 溜め2が連射LV5と優秀なのでエリアルスタイルとの相性はかなりいい。
踏みつけ跳躍からのジャンプ下発射→ジャンプ発射が主要攻撃となるので、
集中はおろか装填数UPも必須ではなくなり、その分のスキル枠を火力スキルに割り振れる。
極めれば空中を素早く飛び回り、刃鱗で相手を撃ち抜くセルレギオスの如きプレイも可能。
…無論、弓のエリアルスタイルは非常にクセが強く、使いこなすのは容易ではない上、
火力で剛射の使えるスタイルを超える事は難しいのでネタと割り切る必要はあるが。- さらにこの上をいく、エリアル矢切りというプレイもある。
完全なネタに見えるが、接撃ビン強化により意外と火力が出る。
- さらにこの上をいく、エリアル矢切りというプレイもある。
- カーマレギオンへと最終強化するには、獰猛化千刃竜鱗やレア素材の反逆鱗を要求されるが、
つぎ込んだ素材量に対して会心率が5%上がるだけというささやかすぎる強化であるため、
手前の叛逆の穿矢LV2でも実用上さほど問題なかったりする。
- ちなみに、4Gにて鎬を削った連射弓はこぞって変な調整を受けており、
ナズチ弓は何故か拡散弓に路線変更され、会心率がなくなった代わりに物理面でトップクラスに。
ティガ弓に至っては攻撃力がそこまで特化していないのに、
通常種も二つ名武器も双方強撃ビンとスロット完全没収というトンデモナイ弱体化を食らってしまっている。
猛威を振るった武器が次回作で調整を受ける、新たなライバルに食われるのは珍しくないが、
かつてのライバル達がここまで様変わりしてるのはかなり珍しい。
MHXX 
- MHXXでは限界突破によりG級武器へと強化可能。
究極強化によってアルナスルは乱叛弓アルナスル、
カーマレギオンは叛断ノ覇弓レギオンの銘を冠する。覇弓…覇弓!?
- アルナスルの性能は、
- 攻撃力320
- 会心率15%
- 溜めタイプは連射3-連射4-(連射5)
- 相変わらず強撃ビンはLV1のみ対応、接撃ビン強化はそのまま
- 曲射は集中型
- スロットは2つ
装填数アップさえできれば物理連射弓として申し分ない性能を誇るが、後述するレギオンと比べて勝っているのが
溜め3が連射5であることとスロット1つ分のみであり、物理性能では完全敗北しているのが痛いところ。
また、今作には優秀な無属性連射弓が非常に多いため、わざわざこの弓を選ぶ必要は皆無といっていいだろう。
- 対する覇弓レギオンの性能は、
- 攻撃力330
- 会心率20%
- 溜めタイプは連射4-連射5-(連射4)
- 強撃ビンはLV2のみ対応、加えて接撃ビン強化
- 曲射は集中型
- スロットは1つ
装填数UPを発動させた状態で溜め3を撃つ場合、物理期待値ではスキュラヴァルアローに肉薄する2位である。
さらに、レギオンは接撃ビン強化による継戦能力を持っているため、
無属性連射弓最強の一角であることは間違いない。
ただ、相変わらず環境が逆風となっている。- 装填数UPの発動を前提とするならば溜め4主体で立ち回る真名ウプウアウトや、
聖なる弓Gが大きな壁として立ちはだかる。
どちらも会心率こそないが、溜め4による補正とスロ3によってレギオンより優位に立っている。
特に、剛連射で溜め4を連射できるブレイヴスタイルでの運用では勝ち目はないといっていいだろう。 - 大きな特徴であった接撃ビン強化も刃鱗磨きによって独自の特性ではなくなり、
強撃ビンを両レベル装填出来る弓も増えたことにより、継戦能力でもそれらに劣るという事態に。
装填数UPのスキル負担もあり、強撃ビン110本分でちょうど終わるという仮定下ですら隻眼大弓に敵わない。
また、継戦能力を更に伸ばそうとしても、刃鱗磨き隻眼大弓などに離されてしまう。
- 前作同様にエリアルスタイルとの相性は良いのだが、
こちらにも溜め2・溜め3が共に連射5であるスキュラヴァルアローという壁が立ちはだかる。
本作でよく用いられるスキュラテンプレのスキル構成の場合、物理期待値は完全に同じとなり、
こちらは溜め3が素で撃てない関係上、装填数UPを発動させないと同じ土俵に上がれず、
スキュラテンプレ+装填数UPの構成を実現させるためのお守りのハードルも高い。
仮に実現可能なお守りがあったとしても、装填数UPが不要なスキュラならば、
その分のスキル枠でさらに火力を強化できる事もありうる。
おまけにこちらの溜め3は連射4、あちらは連射5とやや負けていることに加え、
スキュラが睡眠ビン強化を活用した睡眠爆殺や毒ビンでダメージを稼げることを考慮すれば、
接撃ビン強化も大きなアドバンテージになっているとは言い難い。
- 総評としては、前作よりも厳しい状況に置かれていると言わざるを得ない。
使えないほど弱いということは無いが、スキルの制約が厳しい割に抜きんでたものがないので、
よほどこの武器に向いたお守りでも持っていない限り、あえて使う必要はないだろう。
初代覇弓のイクセレラカムにも同じことがいえるのがなんとも皮肉
…と思ったのもつかの間、なんと向こうは溜め2にも明確な活路が存在する。してしまう。
レギオンの明日はどっちだ…?
- なお、前作の連射弓最大のライバルだった勇猛と光明の凄烈弓も無論限界突破することで
G級武器である剛勇と宿望の凄絶弓に強化できるが、かなり控え目な強化に留まった。
しかし、基本性能の自由度と器用さは格段に上回られており、装填数UPで火力の強化もできるため
もう一度ライバルと呼ぶにはこちらの芸が足りなすぎる。
上述の通り、装填数UPの有無に関わらず環境が鬼畜すぎるため、威力とは違う方向で
多くの個性を手に入れ生き抜いた凄烈弓とは最早比較のしようがないなど誰が予想しただろうか…。
MHR:S 
- MHR:Sにてセルレギオスが舞い戻り、この弓も復活した。
今作では骨武器派生のマスターハンターボウ改から派生する。
傀異化素材を投入しては叛弓アルナスルとなる。その性能は……- 攻撃力380
- 会心率10%
- 溜めタイプは連射3-連射5-(連射5)
- ビンは強撃ビンのみ対応、ビン強化はなし
- Lv1スロット2つ、百竜装飾品スロットLv2
なぜか接撃ビン強化は消えてしまっているが、昔の接撃ビン強化と今の接撃ビン強化は仕様が異なるのでやむを得ないか。
無限の接撃ビンが強撃ビン化したら流石に問題だし…
- 攻撃力は強撃ビンが装填できる弓の中ではもっとも高い。しかも会心率がプラスなのでさらに期待値アップ!
他の連射弓を突き放した圧倒的な攻撃力で敵を制圧…とはいかない。- 何故ならこの弓は溜め3までしかないため、当然溜め補正は3のものを強制される。
溜め補正の差を考えると、強撃ビンが装填できる攻撃力360の溜め4連射Lv5とのダメージの差は僅か0.1しかない。
この点でのライバルは闘王弓グラディエンテ改。
強撃ビンだけが装填できることとスロットが被っているうえ向こうは溜め段階解放なしで溜め4が使える。
- 何故ならこの弓は溜め3までしかないため、当然溜め補正は3のものを強制される。
- 攻撃力だけを見れば他の武器が並ぶが、一手早く最大溜めレベルに到達するというメリットは実のところかなり大きい。
小回りが利くという点でも勿論だが、最大火力維持を前提として計算を行っても
闘王弓グラディエンテ改がこちらを上回るには20射程度の手数が必要。*2
スタミナや相手の行動を加味すればそれを上回る時間の溜め維持は極めて困難であるため、
無属性連射弓として見れば最高の性能と言っても差し支えない。- なお、性能自体は高いのだが単純に火力を求めるのであれば属性付きを担いだり
そもそも矢種をよりモーション値の高い拡散や貫通から選んだりするため
取り回しやすさと汎用性を重視した上で連射弓じゃないと嫌という層からしか需要がなかったりする。
- なお、性能自体は高いのだが単純に火力を求めるのであれば属性付きを担いだり
- 「連射弓としては最強クラスの表示攻撃力を持つ」という長所ゆえに、
粉塵纏との相性は実は全弓の中でもトップクラス。
同じく溜め3止まりの運用を余儀なくされる轟弓【大虎髯】改と比べると、
強撃ビンが使えることにより通常火力で優れる反面、溜め段階解放が必要なのでスロットが窮屈なのと、
粉塵纏の火力で見劣りするのが難点。
単純に粉塵纏弓ならばグロズヌィ改という化け物もあるが、
貫通弓は射抜く方向でヒット数が安定しづらい欠点があり、どう撃っても安定したヒット数が出る連射で使うのも悪くない。
MHF 
- MHFにも遷悠武器として登場。
HR段階のシャルラアルナスルを生産し、G級段階の叛弓アルナスル、
そして乱叛弓アルナスルと強化していく。
- 他のレギオス武器同様に特殊ギミック、つまり接撃ビン強化効果はオミットされている。
というより、MHP2G初登場である接撃ビン自体がそもそもMHFには存在しない。
また、MHFでは全ての弓がデフォルトで溜め3まで開放されているよう統一されており、
メインシリーズでは一律でデフォルト溜め2であるこの弓も例外ではない。
具体的には溜め1から順に、連射3-拡散3-貫通4(-拡散4)となっている。
更に曲射タイプも、セルレギオスのイメージと合致するということでか
MHF独自の型である切断型に変更されている。
総じて、本作へ導入されたレギオス武器の中でもかなり独自色の強い性能になっていると言える。
- 上記以外の基礎性能面では、シャルラアルナスルだと、
攻撃力324、会心率30%、対応しているビンは強撃ビンのみ、
遷悠武器ゆえに早食い効果が発動するというもの。
ライバルとしては、イナガミの覇種武器であるネグルドヴェロスが挙げられる。
あちらは攻撃力354、会心率10%であり、他にも曲射タイプや対応ビンなど細かな違いはあるが、
会心率重視ならアルナスル、攻撃力重視ならネグルドという選択肢となるだろう、
- 最終段階である乱叛弓アルナスルへ強化すると、攻撃力624、会心率50%となる。
そして、G級昇格後ということで無属性弓強化シジルが解禁されるため、
その場合は火力を更に高められる。
GR100から当分の間は無属性貫通弓として目立ったライバルも存在しないのだが、
GRを上げていき辿異武器の強化が可能となってくると、
見た目、名前、説明文全てがフザけているくせに攻撃力696、会心率10%という
全くネタではない性能のえるぜグークグワワッ、
攻撃力660、会心率25%に加え自前で閃転強化+1を有し、
閃転強化+2発動時の火力はアルナスルとほぼ同率であるにもかかわらず
装備構成自由度が格段に高いヴィッツリバーンが立ちはだかる。
レギオス武器と言えば、閃転&閃転強化運用で辿異武器と同等以上の攻撃力になるというのが共通性能だが、
その運用法でこちらを上回ってくるこれら2張
(特にヴィッツリバーン)が存在するのではどうしようもなく、
強化が完了したのなら乗り換えるのが無難だろう。
- しかし、アルナスルにはもうひとつの道がある。
装填数UPを用いた溜め4拡散弓としての運用である。
無属性弓の中で溜め4が拡散矢であるものは意外と層が薄く、
アルナスル以外だと進化武器や、この運用法に限って見ればアルナスルが完全に上回る
ティタ・ベスティアなどが並ぶ程度。
つまり通常労力で製作可能な弓の中ではアルナスルが最強クラスの武器なのである。
とはいえ、当然ながら溜め4メインでの立ち回りには手間がかかる。
火力を出すために溜め4維持を心がけて立ち回った結果、
手数が減ってしまっては本末転倒であるのは明白。
連射+空隙のW溜め短縮効果があれば手早く溜め4まで上げきれるが、
その片割れである空隙は一定条件下での時限発動効果であり、あまり安定はしない。
また、状況に応じて溜め3で放とうとしても、
それは拡散矢とは全くクリティカル距離の異なる貫通矢という、
総じて溜め4運用ではとんでもない暴れ馬となる。
しかし凄まじい物理火力を叩き出せることも事実なので、
この火力にロマンを感じたならばどうにか御して扱うのも面白いだろう。
余談 
- 『アルナスル』はアラビア語で『矢の先端』を意味し、いて座のγ2星の名でもある。
間違っても某ロボットアニメの「赤い彗星」のように呼ばないように。
- 最終強化段階の名称がオオナズチのヘビィであるカーマエレオーンとよく似ているが、特に関係はない。
あちらは「カメレオン」をもじったものだろうが、こちらの元ネタはおそらくヒンドゥー教の神様「カーマ」。
鳥に乗って弓をつがえた姿でおなじみの、愛の神様である。
神話内での最も有名なエピソードが、
”『世界の危機を救うために、妻を放り出して苦行中のシヴァに子作りをさせるように』
…と、他の神々からあまりにもあんまりな無茶振り*3をされ、愛欲を煽る矢で射貫いたものの当然のように失敗し、
苦行の邪魔をされた事に怒ったシヴァにあっさりと焼き殺された”事なのは内緒。
- MH3G、MH4に続いてMH4Gにも店頭などでプレイできる体験版が配布されている。
この体験版はあくまで狩猟をお試しプレイするだけの前提であるため、
2、3匹のモンスターと戦って終わりであり、防具やアイテムも固定であり装備の変更はできない。
過去作の体験版では弓を選択するとオーソドックスな溜めレベル3連射弓が選ばれていたのだが、
4Gの体験版で弓を選択するとこの弓が選ばれてしまう。
確かに強力な武器ではあるが、初めてモンハンに触れる人は、弓の扱いについて誤解してしまうかもしれない。