概要
- 弱った大型モンスターが見せる行動の一つ。
足を引きずったり、フラフラと飛行しながら特定の場所まで移動し、そこで自ら眠りに入る。
眠っている間は体力がどんどん回復していく。
しかし睡眠時の初撃のダメージは3倍*1になるため、むしろトドメを刺す絶好のチャンスである。
ただし爆弾の場合、爆発より音効果の方が処理の優先順位が高いため、
音効果判定を出した状態で眠るモンスターへの爆弾ダメージは増えない。
- モンスターが警戒を解いていない場合は基本的に眠らない
(ハンターが目の前にいるのに何が何でも眠ろうとするババコンガなどの例外はいる)。- MHWorldではハンターが同エリア、目の前に居ても構わず眠る。
一方、次回作であるMHW:Iでは近くにハンターが居ると休眠しなくなり、
World仕様に慣れたハンターは間違えやすい。
しかし一度寝入ると、ハンターがモンスターの周りをドタドタ駆け回ろうが、
顔のすぐ前で武器をブンブン振り回そうが、目を覚まさない。
現実の寝起きドッキリよろしく耳の近くで騒音を立てても目を覚まさない者も…
よっぽど疲れているのだろう。
一定時間経過すると大幅に回復した状態で目覚め、再びフィールドを徘徊し始める。
しかし完全に回復することはなく、自ら目覚めるまでに掛かる時間は非常に長い。
見失ってしまっても、目覚める前に発見できるはずである。
………オオナズチ以外は、であるが。- ナルガクルガ(通常種)は樹上で休眠に入る。
攻撃ができず罠を仕掛けることもできないが、近くに寄ると目を覚ます。 - MH3以降は回復率が大幅に抑えられたようで、
目覚めるまで乱入者の討伐に勤しむ等して放置していたにもかかわらず、まだ足を引きずっていたりする。
モンスターによって差はあるだろうが、少なくとも体力を半分近く回復されるといったことは無くなった。 - アオアシラ、ロアルドロスなど足引きずり移動が遅いモンスターの場合、
休眠エリアに入っても休眠地点まで辿り着くのに相応のタイムラグが掛かるので
しばらく待ってから突入しても寝入り様の直前に気付かれてしまう事もある。
休眠時の捕獲が目的の場合は、心持ち気長に待つ余裕の構えを要する。- 殊、アオアシラはMH3系では捕獲が序盤のキークエストであったり
MHX系列では同様のモーションを持つ二つ名が登場したりと
要所要所でこの仕様が仇になり、苦労を強いられる羽目になる。
(勿論、休眠以外のタイミングで自分のペースで捕獲が可能な腕前があれば、まったく問題は無い。)
- 殊、アオアシラはMH3系では捕獲が序盤のキークエストであったり
- MHWorldではハンターが同エリア、目の前に居ても構わず眠る。
- 基本的に足引きずりでの逃走と休眠は捕獲可能ラインを下回るが、シリーズで差はあれど、
休眠により体力が回復してしまう点に違いは無く、特に、捕獲が目当てでクエストに臨んでいる場合
休眠による体力回復が、捕獲の成否を左右すると言う点は意識しておかなければならない。
捕獲可能な体力のギリギリで休眠に入られた場合、
ハンターが辿り着いた時には捕獲不可能なラインまで体力を回復している場合があるため、
休眠 = 瀕死 = 捕獲可能とは安直に思い込まず、捕獲用麻酔玉(麻酔弾)が利かなくても冷静に対処したい。- 麻酔の値も状態異常値として蓄積されるため、
麻酔玉の効果が利いている状態で一気に攻撃を畳み掛ければ、捕獲可能ラインまで体力を削る事は可能であり
体力が下回ったその時点で捕獲が成功する。
これを知っているか知らないかで、麻酔玉での捕獲失敗後の迅速なリカバーの対応効率が大きく変わる。
麻酔玉が利かないからと言って焦る事無く、そのまま素早く継戦へと気持ちを切り替えよう。
- 麻酔の値も状態異常値として蓄積されるため、
- ハンターの中には「殺してしまえホトトギス」精神なのか、
モンスターが巣穴に戻っても眠るのを待たずに速攻で追いかける者もいる。
場合によっては時間短縮にはなるかもしれないが、早く確実に仕留めることを考えれば
たまには「寝るまで待とうホトトギス」精神と心構えで挑むことも大事である。- 但しガンナーですら攻撃出来ない位置で寝るモンスター(ウラガンキンなど)や、
他のモンスターなら寝るのが確定の状況で捕食を行うモンスター(ブラキディオス)もいる。
これらのモンスターが瀕死時に休眠エリアに向かったら、準備が整い次第すぐ突入しよう。
- 但しガンナーですら攻撃出来ない位置で寝るモンスター(ウラガンキンなど)や、
- 大抵のモンスターはうつぶせか横になって眠るが、立ったまま寝るオオナズチやホロロホルルら。
天井にぶら下がるケチャワチャやネルスキュラ、水底に潜るチャナガブル。
場所によって異なるフルフルやガノトトス。丸くなる多くの海竜種やガララアジャラ。
腹を晒して仰向けで眠るババコンガ、ラージャンらおっさんたち。
顎の下に回した翼脚を枕に眠るマガラ属、普段と体勢が変わらないハプルボッカなど寝姿は様々。
立ち寝やぶら下がって寝る姿は睡眠属性の攻撃やシビレ罠で捕獲しても見られないため、
本末転倒気味だが余裕があれば観察してみるのもおもしろいかも知れない。
- かつて古龍種モンスターは休眠に入った瞬間に破壊された部位を復元する能力があった。
ただし、部位破壊報酬はちゃんと出るので修復されても問題はない。
MH4ではこの仕様は削除され、一度でも部位破壊すれば修復されてしまうことはなくなった
(MH2系列のMHFではこの仕様が残っているので注意)。
- MH4で復活したテオ・テスカトルは「スーパーノヴァ」という超弩級の大技を獲得したが、
これは怒り状態が解けた際に確定で発動するという特殊な性質を持つ。
これがどう休眠と関係するかというと、テオ・テスカトルが怒り状態中に休眠に入り、
かつ休眠中に怒りが収まった場合、この時点でスーパーノヴァの発動条件が満たされる。
すなわち、テオ・テスカトルは次に目が覚めた瞬間にスーパーノヴァを繰り出してくる。逆寝起きドッキリ
休眠中にトドメを刺し損ねた場合、逆にこちらが跡形もなく吹き飛ばされかねないので注意。- ただし睡眠武器などで能動的に眠らせた場合は
頭怯みなどと同様に、怒り状態が解けて落とし物をする。
- ただし睡眠武器などで能動的に眠らせた場合は
- ヒプノック(MHP2G除く)やエスピナスは、クエスト開始時から休眠を取っている
(このときだけはハンターの攻撃のダメージが3倍になったりはしない)。
ヒプノックはハンターが近寄ってくるとすぐに起きるが、エスピナスは起きない。
初めから眠りこけているなんてなんという攻撃チャンス、と思ってしまうが、
エスピナスは怒り状態にならない限り全身の肉質が極めて堅く、
並の武器で無暗に攻撃しても弾かれまくるだけなので、むしろ寝てくれては困る。
しかし、起こそうと思って攻撃してもエスピナスは簡単には起きず、
あろうことか眠ったまま角を振り回したり尻尾を振り回すなど攻撃までして妨害してくる。- ちなみにエスピナスの場合はクエスト開始から5分が経過しても自動的に起床する。
普通はそこまで待たないが、闘技場などで2頭同時クエストとして登場したとき、
エスピナスは眠っているからと放置していると、5分経過後にいつの間にか乱入してくることも。
- ちなみにエスピナスの場合はクエスト開始から5分が経過しても自動的に起床する。
- MHXでは休眠エリアに入った瀕死の大型モンスターに発見されると
ハンター側がエリア移動しても休眠しなくなるという仕様に変更された。
閃光玉と同様の理由かもしれないが、一部では「面倒臭い」との評もある。
確かに外敵が近くにいると分かっていながら眠るのはおかしいと言えばおかしいが…。
- MHW以降は生態行動として自発的に休眠するモンスターの姿が見られるようになった。
関連項目
フィールド/巣 - 瀕死時にモンスターが移動して休眠をとる場所
アクション/休息
アクション/足引きずり
システム/睡眠
システム/捕獲
システム/瀕死
モンハン用語/睡眠爆殺 - 寝起きドッキリの1つ