主にステータスを強化する状態の事を指す。英語では"buff"と書く。
概要
- ステータス強化であればほぼあらゆるものが対象となり、モンハンで言えば
怪力の種での攻撃力強化、強走薬のスタミナ無効/軽減効果、狩猟笛の旋律など、非常に多くのものがバフにあたる。- バフを付与する時は「バフをかける」などと言われる。
- ステータスと言っても、単なる攻撃力・防御力などの数値の上昇だけではなく、
風圧無効や移動速度UPなど、数値化しにくい強化状態もバフに含まれることが多い。
戦闘中(あるいは戦闘直前)に後からステータスを強化するものが主にバフと呼ばれる。
こういったものは大抵永続的ではなく、時間経過などで解除されて元の状態に戻る。
- 役割分担が重要なRPGでは、味方にバフをかける人のことを「バッファー」と呼んだりする。
モンハンでも鬼人笛や鬼人の粉塵、硬化の粉塵などでバッファーのようなことができなくもないが、
味方にかけられるバフがそこまで多くない上に顕著な効果を感じにくいためか、
ヒーラーと比べると使用頻度はかなり低い傾向にある*1。
狩猟笛使いはバッファーと言えるが、こちらにはカリピストと言う呼び名が先に定着している。
- バフが強力なゲームでは、敵も自分にバフをかけたり、またはこちらのバフを打ち消してきたりする。
有名な所では『ドラゴンクエスト』での全員のバフを打ち消す「いてつくはどう」だろう。
モンハンのメインシリーズでは現状そのような技を持つモンスターはほぼいないが、
防御力UPは防御力DOWNで打ち消されてしまったりすることがある。
なお、派生作品まで目を広げてみるとその限りではなく、
例えばMHSTシリーズのリオレイア希少種が使う「月輪の咆哮」は相手全体のバフを打ち消す、
上述した「いてつくはどう」とほぼ同じ内容の効果を持っている。
MHF-Gに登場していたG級ミラボレアスも、ゲームジャンルは違うが同じく咆哮でこちらのバフを打ち消す能力を持っていた。
- ステータスには影響しないが、
モンスターやその行動がプレイヤーの視界を遮ぎることを『視界デバフ』と呼ぶことがある。
超大型モンスターのローリングや、残留する竜巻に悩まされたハンターも少なくないことだろう。
これらの行動をとるモンスターは総じて嫌われやすい。
デバフ(debuff)
- バフの対義語であり、こちらはステータスが下がる状態のことを指す。
モンハンで言えば防御力DOWNや属性耐性DOWNなどがそれに該当するが、
ゲームによっては毒や麻痺と言った状態異常もデバフに含めて扱われることもある。- ちなみに、デバフをかける人の事は「デバッファー」と呼ぶ。
- 強大な生命力を誇るモンスターのステータスはちょっとやそっとでは低下しないため
(上述の状態異常を除くと)『デバフ=ハンターのステータスダウン』であったが、
MHRiseにてモンスターに対する属性やられが実装された事により、『ハンターとって有益なデバフ』が登場した。
余談
- 日本のゲーム界に「バフ」という単語を広めたのは、
1999年にサービスを開始した『EverQuest』というMMORPGであるという説が有力。
そして近年コンシューマでも、主に一時的な強化技の多いRPGに同じ用語が持ち込まれ始め*2、
現在ではゲーム全般で自分や味方を強化したり、敵を弱化させることをバフ/デバフと呼ぶ事が多くなっている。- なお『EverQuest』においては、前述のいてつくはどうのような「バフを打ち消す行為」をデバフと呼んでいた。
デバッグ(debug)と言うように接頭語の"de"には「除去する」の意味もある。
- なお『EverQuest』においては、前述のいてつくはどうのような「バフを打ち消す行為」をデバフと呼んでいた。
- 日本でのみ広く語られている俗説に、HPを一時的に増やす"buffer"の略である、というものがある。
しかしそもそも"buff"という英単語自体「磨く」転じて「筋骨隆々」という意味を有するのであり、
当のEverQuestユーザーも、サービス初期から今で言う「バフ」を指して"buff"と呼んでいたそうな。- ちなみにその"buff"の語源を遡ると、スイギュウの革に至る。
つまり"buffer"ではなく"buffalo"である。
- ちなみにその"buff"の語源を遡ると、スイギュウの革に至る。