モンスターハンターを始めるにあたり、自分の分身となるハンターを作る作業。
目次
概要 
- ゲームでの正式な名称は「キャラクタークリエイション」であり、
俗に「キャラクリ」「キャラメイク」といった略称で呼ばれている。
まだ本編を遊ぶ前だというのに、何故かこの時点ですでに楽しい。
キャラメイクだけで一日が終わったというハンターは数知れず。
- ハンターのボイスに関しては、システム/キャラクターボイスを参照。
MHXX以前 
- 初代からMHXXまでのキャラクターメイクでは、以下の項目を設定することができるようになっている。
作品によっては決める順番がある程度決まっている*1。 MHシリーズ(特にMHWorld以降)でも充分に自由度が高いが、
ゲーム業界は広いもので、MHではできないグラマラス設定や身長設定などが行える作品もある。- 体格の設定が難しいのはハード性能やプログラムの都合もあるが、
見た目と当たり判定が大きくズレたり、逆に見た目通りだと性能差が出るのも大きい。
モンハンの場合は豊富すぎる防具もネックか。
キャラクターメイクを行えば、そのハンターは正真正銘、自分だけの分身となる。
オンライン上でドッペルゲンガーに出会った人は、相当な強運の持ち主かもしれない。
或いはキャラメイクセンスがありきたr - 体格の設定が難しいのはハード性能やプログラムの都合もあるが、
- 顔の種類についてはシリーズを重ねる度にさらに要素が増えており、
MH3からは目の色やパーツ(傷やペイント等)までより細かく設定できる。- ラインナップには真剣な表情や目を閉じたもの、傷を負って隻眼になったものまで多数存在する。
フィールドでは顔がドアップに写ることもあるので、お気に入りの顔を念入りに決めておこう。
因みにMH4以降の男性には赤服の宇宙海賊っぽい顔付きのものもある。
しかも何か咥えている
特にメインシリーズの男装備の多くはいわゆる「フルフェイス」であり、
いずれはそのような装備を身に着けるので、あまり気にしすぎるのも無駄かもしれない。 - ラインナップには真剣な表情や目を閉じたもの、傷を負って隻眼になったものまで多数存在する。
- 肌・髪・インナーの色はMH無印の時点から変更可能で、MH2からは
カラーパターンによる細かな色設定もできるようになっている。- なお、初期の作品ではインナーの種類が肌の色によって固定されており、
髪型や髪の色は後から変更できなかった。
髪型・髪の色の変更ができるようになったのはMH2からで、
インナーを着替えられるようになったのはMHP2Gから。 - また、MHP2GまでとMHF(及びMHF出典のMHR:Sの装備)は頭防具に合わせて
髪型も強制的に変更されてしまっていたが、
MH3以降はフルフェイスでさえなければ、元の髪型が反映されるようになっている。
- なお、初期の作品ではインナーの種類が肌の色によって固定されており、
- 従来のキャラクター名は英数字しか使うことができなかったが、
MHFおよびMHP3以降では日本語が使えるようになった。
ゲームによってはデフォルト名や公式サイトで用いられている名称が存在する場合があるが、
モンハンのほとんどの作品においては公式のデフォルト名は存在しない。
説明書などの画面写真でも、「HUNTER1」や「プレイヤー1」のような無味乾燥な名前が用いられている。
あくまでハンターはプレイヤー自身であり、名前は自分で決めて欲しいという配慮なのだろう。- MH3では空欄のままキャラを作成すると、名前を入力する旨の警告が出ずに
デフォルトネーム「HUNTER 」になってしまう。
当時は名前が入力できる機能にすら気づかず進めるハンターが多く、
オンラインでは「HUNTER 」が大量発生していた。- なお、MH3に限りセーブファイルそのものにも名前を付けることができる、と言うか強制させられる。
これ自体は別に有っても無くてもどちらでもいい機能なのだが、
キャラクターメイク時に真っ先にファイル名を付けさせられるという点が非常にまずく、
それをハンター名入力と誤解してしまう人が続出する原因の1つになった。
やはり問題視されたのか、MHP3以降はセーブファイルに名前を付けることはできなくなり、
デフォルトネームで勝手に設定されてゲームが始まる仕様も無くなっている。
- なお、MH3に限りセーブファイルそのものにも名前を付けることができる、と言うか強制させられる。
- ちなみに半角11文字以上のハンターネームは、
メインシリーズではMHP3がMHFと同仕様である以外、MHWorldまで出来なかった。
- MH3では空欄のままキャラを作成すると、名前を入力する旨の警告が出ずに
- 作品によるが、髪形・髪の色・インナーを除いて、
決定してゲームを始めると途中から変更する事は基本的には出来ない。
そのため本気になって悩み抜き、決定に数十分(人によっては数時間)掛かってしまう人もいるらしい。
また、後になって別のハンターの姿を見てから「あっちの方が良かったかも…」と思う人も多いという。
隣の芝生はなんとやら、である。- MHFの髪型については、エクストラコースを利用していれば
後でオリジナルの髪型を選ぶことができるようになる。 - MHP3ではメイクの設定が、MHXでは目の色の設定が開始後に変更可能になった。
またMHXRでは性別の変更が可能である他、MHFとMHSTは共に2017年7月より性別変更に対応する
(ただしMHST以外は有料サービスとなっている)。 - MHWorldとMHFでは性別以外にも、ハンターの外見を再クリエイト出来るサービスがある。詳しくは後述。
- MHFの髪型については、エクストラコースを利用していれば
MHWorld以降 
- MHWorld以降の作品ではグラフィックやシステムの向上により、
過去作品と比べて大幅に自由度が増した。
- MHWorldで設定できる項目は下記の通り。
- ハンターネーム(名前)
- 性別
- 輪郭
- 肌の色、年齢、皺の深さ
- 髪型、髪色
- 眉毛、眉毛の色、眉間の間隔
- 目の形、目の位置、目の間隔、まつ毛のサイズ
- 鼻の形、鼻の位置
- 口の形、口の位置
- メイク(2種類設定可能)
- ひげ
- インナー(下着)及びインナーの色
- ボイス(声)
- 表情
それでも従来作から見ると凄まじい内容となっている。- ちなみに髪型は男女共通の内容になり、男性キャラでも女性向けの髪、
女性キャラでも男性向けの髪型を選択可能。
なので、髭の生えたオールバックの女性キャラ、
女性風メイクを施したツインテールの男性にすることもできる。 - 年齢については肌艶が変化する設定である。
ただし皺も調整しないと、単に年齢をMAXにしただけでは老年風にはならない。
こだわらない人はそちらを選ぶのもよいだろう。
- 2018年春より、なんとキャラクターメイクをやり直せる「狩人の身だしなみチケット」が有料販売される*2。
これを使用することで、容姿はもちろん性別の変更まで可能になる(ただし名前は変更不可能)。
販売開始に先駆け、3月16日からは1プレイヤーにつき1枚だけ無料で提供された。
ただ、繰り返しになるが基本的には有料DLCなので、
髪形・髪(眉)の色・インナー・メイクを除いて、決定してゲームを始めると途中から変更する事は簡単には出来ない。
本作のキャラクターメイクは非常に細かい調整ができるがそれ故にやり直しが効かない事の影響が大きいため、
慎重に行いたい。
また、縮小・拡大を行ったり、背景を変更して朝・夜などに変えてみるのも極めて重要である。- なお、オトモアイルーのキャラメイクについては同チケットでのやり直しは不可能。
MHW:I発売に伴い「オトモの身だしなみチケット」が販売される予定で、
そちらを使って変更する形になる。こちらも名前変更は不可能。
- なお、オトモアイルーのキャラメイクについては同チケットでのやり直しは不可能。
- 2018年2月現在、縮小する(つまりクエストや拠点などの実際に操作できる状態にする)と、
各パーツが縮小用のものに置き換えられるためか、
フォーカスしたものと大きく見た目が変わってしまう現象が起こる。
フォーカス状態で作りこんでもクエストではまるで別人……という事態が起こりかねず、
悲しくもそのような状態になってしまったキャラがネタにされている状況である。
縮小してもパーツが極端に変化しないものはあるため、試行錯誤が行われているようだ。
また、日の当たり方でも見た目は大きく変わってしまうので注意が必要である。
- MHW:I(正確にはMHWのVer.10.11以降)ではキャラクターメイクにも調整が加えられる。
具体的には下記の通り。- プレイヤー、オトモのキャラクターメイキング時のプリセットにランダム設定を追加
- プレイヤー、オトモのキャラクターメイキング時、設定した項目の一覧を表示できるようになる
- プレイヤーの化粧・ペイント設定に、「発光」のパラメーターが追加される
あまりに自由度が上がりすぎて、宇宙人やら怪物やら終いには顔が無意味に光り輝くなど
最早人外の域にまで達してしまったが。
- MHRiseでは概ねMHWorldに近い仕様でキャラメイクが可能。
MHW:Iで追加された、「発光」や「設定した項目の一覧」といった要素も最初から実装されている。
一方で性別表記がタイプ1・2に変更された*3ためか、ボイス設定もタイプ(性別)問わず自由に設定可能になった。
その気になれば男性に相当するタイプ1で女性らしい顔を作ってボイスも女性にして男装ということにしたり、
完全に女性キャラの外見ながら声は明らかに男性という
バ美肉おじさんバーチャルアバターにありがちな状態を再現するなど、
キャラクターメイクのネタの幅は色々と広がっている。
Ver.2.0からは身だしなみチケットも配信されている。
- 大量の武具を実現するため仕方のないことではあるが、体型がいじれないことに対する不満の声もある。
特にハンターがよくしゃべるMHRiseでは少年・少女のようなボイスもあるため、
顔も声も少年風なのに体だけムキムキ、みたいなことになってしまうことも多い。
- MHWorldとMHRiseでは「狩人の身だしなみチケット」、MHST2では「キャラメイクチケット」という名だが、
どちらも有料で購入するチケットを消費しなければキャラクターメイクのやり直しができないのは前述した通り。
だが、このチケットの購入画面を見ると
※このコンテンツは1回しか購入できません と書かれている。
つまりお金に糸目を付けない人であってもキャラメイクを変更できる回数には限界があるのだ。
MHSTシリーズ 
- RPG作品となるMHSTシリーズでも本編と同様にキャラクターメイクが可能となっているが、
大きな特徴としてトゥーン調のグラフィックである事から漫画・アニメ的なパーツが非常に多い。
ネコ目や八重歯、ツインテールといったフェティッシュ特徴的で分かりやすいパーツもあるため、
プレイヤーの性癖好みがモロに出ると一部の界隈でその危険性が注目された。
実際にヒロイン達を差し置いて「自分のライダーちゃんが一番可愛い」と言って憚らないプレイヤーもいたとか…。- 大型アップデート後は、そのヒロイン達含む登場人物のパーツおよびボイスが追加され、
さらにマイハウス内からいつでも名前以外のキャラクターメイクができるようになった。
店売りの装備と合わせほぼ完全ななりきりが可能となっている。
レウスに乗るシュヴァルやアユリア、ライダーとして戦うリリアなど、楽しみ方は多種多様。
- 大型アップデート後は、そのヒロイン達含む登場人物のパーツおよびボイスが追加され、
- 続編のMHST2では使用可能なパーツの数が大幅に増加し、更に個性的な主人公を作成できるようになった。
尚World以降の作品ではあるが、パーツの位置や大きさといったパラメータの細かい調整等を行う事はできない。
だがその代わりにどのような組合せでも破綻が起きず、それなりに整った顔立ちとなるため
気軽に自分だけのカッコイイorカワイイ主人公を作ることができる。- 但し、1では可能だったキャラクターメイクの再作成は出来なくなっている。
メインシリーズと同様の範囲の身だしなみ変更(髪型、髪色、メイク)に留まっており、
全体のキャラメイクのやり直しはこれまた同様に専用のキャラメイクチケットが必要となる。 - 重要な点として、本作の主人公のキャラメイクについては、
彼/彼女の祖父でもあるレドの容姿にも影響を与える。
老齢のレドは目の色が同じという程度ではあるが、
一部イベントで見られる青年期のレドの顔立ちは主人公のそれにそっくりとなる。- 目のパーツなどもしっかり反映されるので、
場合によっては回想でメス顔ハート目*4の青年期レドを拝むことになる。
初見では主人公のキャラクターメイクが青年期のレドにも反映されることを
見破って回避することは事実上不可能であり、
序盤ではことあるごとに青年期のレドの回想が何度も流れるので、
人によっては見るに堪えないムービーシーンになることも…
チケットを使えばアルマなどのキャラの記憶改竄が出来てしまう
軽はずみで主人公をハート目にしたことを後悔するライダーさんもいるとか。
- 目のパーツなどもしっかり反映されるので、
- 但し、1では可能だったキャラクターメイクの再作成は出来なくなっている。
余談 
- 装備やハンターネームのみならず、顔や声までネタにしてしまう驚異的な度胸のハンターもいる。
しかしこの行為は相当上手く作らないと不気味とかキモいと思われるだけだし、
後からイケメン(美女)にすれば良かったと後悔するのは目に見えているので、
安易にそういったハンターを作るのはオススメしない。
しかし上手く作れた時は人気者になれること間違いなしである。
実際に高画質のスクショの拡散が容易になったWorld以降、シリーズ毎の狩猟解禁直後には、
様々なアニメキャラやネットミーム等に寄せて作られたハンター画像がバズる光景が風物詩となりつつある。
全世代に認知度が高く見た目も奇抜なド◯ゴン◯ールネタが多い。
- MH3の説明書には、看板娘のメモで再三に渡り「ハンターはオシャレが命」と書かれている。
三回目に至っては太字で強調されている。
現実的に考えると、命懸けの仕事でオシャレを気にしてる暇は無いと思われるが、
そこまでしてオシャレを押す必要があるのだろうか?
強さだけでなく、見た目も大事にしたいですよね。
- MHFではイメチェンという有料サービスで、一度キャラクターメイクをした後でも、
名前以外の全ての要素は何度でも変更できた*5。
このサービスでしか選べないフェイスタイプ、インナー、ボイスタイプもあり、
特にボイスタイプは著名な声優が声を当てていることで知られる。
また、パートナーに対してもイメチェンサービスを適用することができる。- この仕様は、後のメインシリーズにおける「身だしなみチケット」の着想に繋がったと言えよう。
- MH4及びMHWorld以降はニャんと、オトモアイルーのキャラメイクが可能である。
また、MHRiseからは新たなオトモであるオトモガルク」のキャラメイクも行う事が出来る。
詳しくはリンク先を参照。
MHFのパートニャーもキャラメイクが可能。
ただし毛色の設定など、MH4と比べると自由度はやや低い。
- ちなみにMH世界には竜人族や土竜族などの人類と同等の亜人類も数多く存在しているが、
現在まで基本的に人間(と一応アイルー)以外の種族でキャラを作ることは出来ない。
一応、MHW以降の作品ではメイクや一部の重ね着装備を用いることで他種族に似た見た目ならば作ることが出来る。
- 「プレイヤーの見た目を変更する」と言うタイプのキャラメイクが一般化したのは
ゲームのグラフィック性能が向上した頃からの歴史となるが、
コンピューターゲーム用語としての『キャラメイク』の歴史は実に古くなんと1980年代から及ぶの深さがある。
もっとも顕著に事例を上げればWizardryと説明すれば誰もがイメージできる通り、
元々は「プレイヤーのステータスバランスを変更する」のが本来の『キャラメイク』の概念であり
プレイヤーグラフィックを変更できない、どころか
そもそもプレイヤーグラフィックが存在しない時代からのシステムである。
物理特化で殴り倒す、素早さで翻弄する、属性を駆使して追い詰める、回復や補助に回る、など
それぞれの役割に見合うステータスや職業を自己設定する奥深さは、見た目の変更とはまた違う醍醐味がある。
言葉は同じでも、作業としては完全に別物なので同一概念と言うイメージが掴みにくいが
ゲーム内のキャラクターに自分を投影すると言うキャラメイクの本質はいつの時代も同じである。- モンスターハンター等の近年の装備収集タイプのハクスラ系ゲームでは
プレイ全体の内容そのものがステータスやスキルの追究作業であるとも言えるため
ゲーム開始時にステータスバランスをキャラメイクする事はほとんど無いが
ゲーム自体の流れとしてステータスやスキルを追究する事が目的と言う形へと変化した。
- モンスターハンター等の近年の装備収集タイプのハクスラ系ゲームでは