フィールド/大蟻塚の荒地

Last-modified: 2023-10-31 (火) 23:59:15

MHWorldにて初登場したフィールド。
新大陸に存在し、通常の蟻塚よりも遥かに巨大な「大蟻塚」がランドマーク的存在となっている。

目次

概要

  • 広大な乾燥地帯と、古代樹を水源とした沼地が入りまじる地。
    調査拠点アステラよりも東の海沿いにある、荒涼とした大地が特徴のフィールド。
    従来の作品において砂漠砂原に登場していたようなモンスターが多く登場するが、
    エリアによっては沼地森林、洞窟もあるなど、色々な環境が混在したフィールドとなっている。
    砂地には巨大な蟻塚が立ち並び、水場には色とりどりの植物が生い茂る。
    甲虫など比較的乾燥に強い生物が多く、植物も堅い殻で実が乾燥するのを防いでいる。
    それらの環境を得意とするモンスターも登場するため、討伐対象の種類は富んでいる。
    • このような環境になっている原因には、荒地の西に位置する古代樹の森が関わってくる。
      古代樹の森には豊富な水源があり「天然ダムが決壊する」ギミックとしても機能しているが、
      その水が荒地へと流れ込むことで、この地に広大な沼を形成しているという設定なのである。
      フィールド西部(エリア2・3)が森林である理由は「古代樹の影響が残っている」と説明されており、
      この場所が鬱蒼とした森林と荒涼たる荒地の境目であるが故の環境といえる。
      マップでも明らかに西側から東側へと水が流れ、沼地へと至っていることが見て取れる。
    • 砂漠化したエリアもあるが、他の砂漠フィールドよりも涼しい環境なのか、
      意外にも暑さ対策は一切不要で活動できる。
      MHWorldにはクーラードリンクが存在しているが、これらが必要になることもない。
      本作に導入されている「クエスト内での昼夜の時間変動」との相性が悪かったのだろうか。
  • このフィールドの荒地には、環境生物ハコビアリが築いた蟻塚が様々な場所にある。
    その中でもフィールド北東最奥部にある規模の大きいものは「大蟻塚」と呼び分けられている。
    昼間は色が少し違う巨大な蟻塚……程度の印象だが、夜になると緑色の虫が集まってくる。
    その様子は昼間の武骨な印象とはやや異なり、少し風流を感じる綺麗さである。
  • MHWorldで最初に解禁される古代樹の森と比べると、マップ自体はシンプルに感じられる。
    生態マップでは2層部分に殆どのフィールドが記載され、MHWorldにおいては比較的平面的な構造。
    マップ1層は地底洞窟が記載されるが、それらは荒地部分の地下でありプレイヤーも把握しやすい。
    マップ3層に至ってはエリア5を登った部分しか掲載されておらず、
    実際的には「荒地付近の特定エリアだけ地上と地底がある」と覚えると理解が捗る。
    • エリア総数だけで言えば大蟻塚の荒地は15エリアもあり、古代樹と比べてそこまで少ない訳ではない。
      ただ、古代樹の森はフィールド全域が森である関係で似たような風景が多いが、
      大蟻塚の荒地は「沼」「荒地」「森」と各エリアを景色で区別・認識しやすいこともあり、
      あちらほど場所を覚え込むのが難しいフィールドではない。
    • 主戦場になる場所についても、古代樹の森と比べて開放感のある広いエリアが多い。
    基本的にはマップ2層に表記されたエリアでの戦闘が中心となるが、
    エリア8は真下に地底エリア13があり、これが地形を変えるほどギミックに繋がっている。
  • MHWorldの各フィールドには"主"と呼ばれる生態系の頂点たるモンスターが居るが、
    「大蟻塚の荒地」における"主"は砂漠の暴君ことディアブロスである。
    しかし、様々な環境が入り混じっていることから、特定環境だけをテリトリーにするモンスターも居る。
    このため、沼地ではジュラトドスボルボロス、森ではリオレイアが幅を利かすなど、
    中々群雄割拠の様相を呈している。
    荒地のBGMにもこのことは表れており、「荒野を統べる主たち」という曲名になっている。
    • 後の調査結果も踏まえて、古龍種も含めて生態系を見た場合の真の主を定義する場合、
      上位の段階から存在、
      及び痕跡が確認されていたテオ・テスカトルがそれに相当すると考えられ、
      後のアップデートで遅れて存在が確認されたナナ・テスカトリもそれに含まれると考えられる。

各エリア紹介

  • エリア1・2・3の森林地帯、エリア4・9・10の湿地帯(沼地)の他は概ね荒地となっている。
    岩場や砂地で構成された荒地は見晴らしも良く戦いやすい環境が多いものの、
    古代樹の森と比べて茂みは少ないため、身を隠す場所が少ないネックもある。
    各エリアが広く移動に時間が掛かるため、ファストトラベルも有効活用していきたい。
  • 大蟻塚の荒地における"悪天候"は「砂嵐」。砂煙が立ち込めるのが目印。
    主に荒地エリアで視界が少し悪くなるが、「そういう悪天候である」と気付かない人も居るとか。
    環境生物の出現傾向に影響するが、上記以外のギミックには絡まないため影が薄い。
  • このフィールドにはメルノスとノイオスの二種類の翼竜がおり、捕まって移動することができる。
    が、メルオスは 2⇔4 というかなり近いエリア間しか移動できず、
    ノイオスに至ってはエリア8内を少しうろうろするだけで降ろされてしまう
    古代樹の森の翼竜に比べると移動手段としてはあまり期待できない。

エリア1(2層:南西部)・南西初期キャンプ

  • 大蟻塚の荒地初期ベースキャンプ(BC)がある場所。BCを新設しない限りここからスタートとなる。
    岩場に設営されており、北側にある岩の隙間から荒地へと流れ落ちてくる滝が見られる。
  • BCから出てすぐのエリア南東側は乾いた岩地で、草食モンスターが屯する穏やかな環境。
    そのまま正面の坂道を下ると、フィールド南東に広がる沼地エリア群方面へと移動できる。
    坂道と逆方向に進んで行くと、アステラをすぐ近くに臨むことができ、
    南西の端には古代樹の森同様アステラへの門が設置されている。
    荒れ地とアステラとが隣接していることがうかがい知れる。
    この配置であれば古代樹も見えるはずだが、迫るように配置された岩壁の影になっているようだ。
  • 一方、BCを出て左側へ進んだ場合、水が流れるエリア北東部の広場がある。
    ここの水は比較的澄んでおり、サシミウオなどの魚影も良く見える。
    この小川は水深がやや深いが、上方から垂れ下がるツタに掴まれば浸からずに移動できる。
    小川の先には森林が広がり、その先の道はエリア2へと通じている。
    • 小川の下流側には坂道があり、登った先はエリア5のマップ3層部分に表記された場所に出る。
      小川をそのまま下っていくとエリア4の水場、左手の小道に入るとエリア5下層部に至る。
  • 地味に南部の段差は一方通行である。そして迂回路は狭く、隣接するエリア4には草食竜の卵。
  • BC目の前は比較的安全な傾向にあるが、このエリアは平然と泥魚竜が這いずって行く
    狭い乾いた通路を、ケルビを押しのけつつ猛進する姿はなかなかに異様。
    それどころか爆鱗竜恐暴竜、雌火竜とその亜種まで現れる。
    マスターランクでは猛牛竜や斬竜など、このエリアを通るモンスターが更に増加する。
    安全ってなんだっけ…

エリア2(2層:西部)

  • 古代樹の森と大蟻塚の荒地との境界線にあたる場所なのか、他のエリアとは異なり森林が広がる。
    中央付近には水場があり、古代樹の森を水源としている設定を裏付ける。
    上方の光は大きな樹木の葉で遮光され、他の場所とは大いに異なる景色が広がる。
    リオレイアなどはこれら森林エリアに縄張りを持つが、たまに外部のエリアへも進出する。
    • ギミック的にも古代樹の森に近いものがあり、身を隠せる大きな茂みや
      乗り攻撃を行うための足掛かりとなるキノコが木に生えていたりする。
      メルノスも生息しており、驚かせてからワイヤーを絡ませると沼地エリアへと飛行できる。
  • エリア南側にはエリア1、北側にはエリア3へと続く道がある。
    エリア東側には坂道があり、登っていくとマップ3層に表記されるエリア5へと続く。
    また、坂道を形成するアーチ状の岩場の下を通る道も存在しており、
    この道を潜りぬけた場合は広い荒地のエリア6番北西側へと移動できる。

エリア3(2層:北西部)

  • エリア2とは二つの道で繋がり、森林地帯の終点に当たるエリア。
    西側に小規模な広場はあるが、上方が遮蔽されていることもあって狭く感じられる。
    ドクカズラなどの植物も生えているものの、ここまでくると樹木より岩場が目立ち始める。
    なお、従来古代樹の森でのみ確認されていたプケプケとアンジャナフはここを寝床としている。
  • 南西方向に続く道はエリア2へ、東方向の道は荒地のエリア6西側へと通じている。

エリア4(2層:南部)

  • 南側の小規模な岩地、北側の広大な沼地の2要素で構成されたエリア。
    エリア1から直進した道の先にあり、様々なモンスターが来訪する水場が主戦場となる。
  • エリア南側の小規模な岩地には草食竜の巣があり、卵などを回収できる。
    ただ、周囲を親であるアプケロスがのそのそと歩き回っていることが多く、
    卵を盗んでいる不届き者を見付けると走って対象を排除しようとしてくる。
    なお、この近辺の天井には白い手形がビッシリと付いている。
    よく見ればテトルーの落書きであることは瞭然なのだが、知らずに見上げると驚かされるだろう。
  • エリア北側に広がる沼地には、紫色の花を咲かせた水草が多数生い茂っている。
    他の沼エリアと比べれば水もやや綺麗だが、水深は深く移動に支障が出る場所も多い。
    中央より南寄りは水深が浅く、それを意識すると立ち回りやすくなる。
    • 花がまばらな箇所は水深が深い。花の密集地で戦うようにしよう。
    • 浅い場所には環境生物:シビレガスガエルが見られ、これを利用するのもアリである。
  • エリア南西側にはエリア1から沼地まで続く傾斜のきつい坂道がある。
    水場の北西には、上流に当たるエリア1北部の水場へと通じるルートがある。
    北側に見える岩場の間を抜ける道は、西側がエリア5・東側がエリア7へと通じる。
    そして、水場の下流方向には本格的な沼地であるエリア9・10へと続くルートがある。

エリア5(2層:中部・3層:中部)

  • 2層に描かれる下層部、3層に描かれる上層部に分かれる立体的なエリア。
    フィールド内で最も標高が高い場所があり、マップ3層目を独占している状態にある。
    3層部は細い道のような場所で形成されており、モンスターが侵入し辛いようだ。
    • MHWorldの任務クエストでは、この場所を研究者が荷車を押して進む場面がある。
    • 飛び降りを含め、2層と3層の間で移動手段が存在しない。
      シリーズを通して見ても、同一エリア内で行き来が出来ないのは非常に珍しい。
  • 下層部は東西へ横に伸びる狭い広場を中心に構成されている。
    エリア7と同じく北の荒地・南の沼地を結ぶバイパス的エリアでもある。
    草食竜のケストドンは群れを成してエリア5~6の間でウロウロ徘徊しているようだ。
    • 南西の道はエリア1の水辺、南東の岩場を抜ける道は沼地のエリア4へと通じる。
      エリア4へ続く道の逆側である北方向には広い荒地のエリア6が位置する。
      また、横長の広場を東へと進むとエリア7の南方にある広場へ続く。
  • 上層部は細い岩場で構成され、ツタを登ることで上へ上へと進むことができる。
    岩場に光蟲などが貼り付いていることがあり、スリンガー閃光弾作りに役立つ。
    最も高い岩場はエリアの最高峰ともいえ、フィールドを一望できる隠れた絶景スポットとなる。
    大蟻塚や沼地、その先に広がるフィールド外の広い沼地までよく見通せる。
    • この遠景では細かな植物などは描写されずに表示されるが、
      実は大型モンスターは遠景でもはっきり描写されるため、ここからでも眺められる。
      沼地エリアを観察しているとボルボロスやジュラトドスが活動している様子も確認可能。
      双眼鏡を使えば小型モンスターの挙動も確認できる。
      ジュラトドスのねぐらの更に遠方、誰も進入できない場所で
      アプケロスの群れがのんびりしている様子まで見渡せる。
    • 南西の方の岩場の奥には小さくアステラも見える。

エリア6(2層:北部)・中央キャンプ

  • 枯れ木が目立つ荒涼とした岩場のエリア。マップ上では特に広い部類に入る。
    森林に住まうモンスターと荒地のモンスターが交錯する場所でもある。
    • 南方の岩場には水の湧く狭い洞窟があり、ここに中央キャンプを設置できる。
      外部に出るために少しツタ登りが必要だが、荒地へのアクセスは良い。
  • 岩が多く起伏が激しいが、登れる場所も多い広大なエリア。
    北西の岩場には小規模な洞窟があり、クルルヤックが休息に利用している。
    小さな蟻塚やサボテンなど荒地系モンスターの食料になるものが多く、
    ジュラトドス以外の大抵のモンスターは姿を見せるため、縄張り争いになりやすい。
  • ニクイドリの生息数が特に多く、
    このエリアでモンスターを討伐するとものすごい勢いで大量に群がってくる。
    捕獲すれば調査ポイントを一挙に獲得するチャンスとなる。
  • エリアの真南はエリア5、南東はエリア7などバイパスとなるエリアへ通じる。
    西側の岩場にある道の内、南西側にある洞窟のようなところを抜けると森林のエリア2、
    エリア2の道より少しマップ上方の道を通ると同じく森林のエリア3へと抜けられる。
    そして、東には大蟻塚のある砂地のエリア8へと繋がる道があり、
    北端に位置する場所の下り坂ではエリア8の地下であるエリア13に降りられる。

エリア7(2層:中部)

  • フィールド中央を南北に縦断する、やたらと縦長で道のようなエリア。
    エリア北方は殆ど通路でしかないが、南側にはモンスターが滞在しやすい小さな広場がある。
    • フィールド北方にある岩地・砂地と南方にある沼地を直接繋ぐ道としての役割を持ち、
      バイパス的な存在であるエリア5、エリア11・12とは並行する形で伸びている。
  • エリア北方は西側にエリア6、東側はエリア8へと延びている。
    ただ、エリア8に続くルートには途中に凹状の崖があり、ハンターはやや移動し辛い。
    モンスターは窪んだ場所をあっさり飛び越えて目的地へどんどん進んでいく。
    ここに楔虫がいない事に憤慨したハンターも多いだろう。
    • 移動ルートと方法の関係で、
      ハンターを置いてけぼりにしてここを跳躍していくのはボルボロスが多い。
      誰が呼んだかボルボ谷。
  • エリア南方部分には岩場があり、乗り状態を狙いやすい。
    また、同じ場所にテトルーが待ち構えていることがあり、ツタ罠を掛けてくれることもある。
    実機プレイ動画では沼地で交戦している一部モンスターと戦いやすいように
    このエリアまで誘導している場面も見受けられる。
    • エリア南方へ進むとエリア4へと繋がり、南西の道へ入るとエリア5となる。
  • 目立たないが、エリア11に続く横穴がある。飛び降りれば東側キャンプ目の前。
    キャンプ側からよじ登ってくることも可能。

エリア8(2層:北東部)

  • フィールドのシンボル「大蟻塚」がある砂地が広がるエリア
    遠景では陽炎が揺らめき、従来の砂漠系エリアに最も近い風景が広がる場所である。
    真下にはエリア13が存在し、大蟻塚の荒地でも屈指のギミックが展開される。
    • 翼竜種のノイオスはこのエリアで特に多くみられる。
      ノイオスは刺激すると甲高い鳴き声を発するが、これを後述のギミックに用いることができる。
    • 古代樹の森と同様、刺激した翼竜にはしがみつくことが可能。
      β版ではここのノイオスは移動せず、エリア内をうろうろと徘徊するのみのようだ。
  • 砂丘によって激しい起伏が至る所にあり、MH4G版旧砂漠を連想させる。
    滑走アクションはしやすいが、モンスターの位置が激しく上下するため照準はやや合わせ辛い。
    PTプレイでは、砂丘の死角から突然モンスターが突進してきて轢かれてしまうこともある。
    • エリア北部に聳え立つ大蟻塚だけでなく、多数の巨大蟻塚が屹立している。
      ボルボロスなどの突進を誘導すると、砕けた蟻塚の破片によってダウンを取ることも可能。
      蟻塚が砕けた時にアリが逃げるギミックもこのエリアだと確認しやすい。
  • エリア8最大のギミックとして「地割れ」がある。
    真下には広大な地下空間が広がり、その空間をディアブロスが縄張りとしている。
    エリア8側で爆音を立てた場合、爆音を嫌うディアブロスは大いに苛立ち、
    なんとエリアを貫通しエリア8特定地点を狙って地中から突撃してくる
    この時に発動するギミックが「地割れ」であり、その名通りエリア8の地面に穴が開いてしまう
    • ディアブロスが飛び出してくる穴の位置は予め決まっており、エリア中の窪んだ場所となる。
      よく見ると新しい砂が蓄積したような状態になっており、ギミック発動後は新たな道となる。
    • 地割れギミックが発生した直後は流砂も発生し、エリア13へと砂が流れていく。
      この影響はモンスターも受け、足を取られるとそのままエリア13へと転落してダメージを受ける
      エリア13はディアブロスの縄張りであるため、落ちたモンスターに対して追撃が続くこともある。
      なお、流砂ギミックに関しては蓄積していた砂が無くなれば機能しなくなる。
  • エリア東側には岩場のエリア6へ通じるルートがある。
    南側には道が2つあり、崖を通る道はエリア7へ、洞窟に通じる道はエリア11へ繋がる。
    エリア13へは上述した地割れで生じた穴の他、東側にある坂道からも降りられる。
  • エリア北側の端辺りには飛び降りられる穴がありエリア15に通じているが、
    テトルーを探している最中に初めてここの存在に気付く人が多い。

エリア9(2層:南東部)

  • 沼地を形成するエリアの一つ。エリア4・10と比べるとやや狭い。
    広場になっている部分の多くが泥土に覆われ、ボルボロスはこの場所で休眠する。
  • エリアの外周部は深い泥沼となっており、対策なしではハンターに不利な環境となる。
    ある種の救済としてか、近くには楔虫の居る枯れ木や登れる岩があるため、
    これらも上手く活用して不利を覆していくと良い。
  • 北西の上流へと向かうとエリア4、北東の下流へ降りるとエリア10に向かえる。

エリア10(2層:南東部)

  • 沼地の終着点となる最下流のエリア。西の端を除き、殆どの場所が泥沼となる。
    上流から流れてきたのか、エリア9寄りには枯れた水草が滞積している。
    遠方には数倍の広さの沼地が広がっているが、そちらはフィールド外となっている。
    ジュラトドスはこのエリアの奥で休眠を行う。
  • とにかく行動が制限される深い泥沼が多く、無対策では行動し辛い。
    一方でジュラトドスにとっては非常に過ごしやすい環境であるため、遭遇する機会が多い。
    浅瀬もなくはないが、ジュラトドスが時折作る足場なども利用していきたい。
  • 西側の岩場の間にはそれぞれ楔虫が配置されている。
    ワイヤーを飛ばすことで、沼に浸からず迅速に移動可能。
    場所は限られるが沼から脱出したい場合も便利なので、覚えておくといいだろう。
    何より爽快である。
  • この岩場は虹色ドスヘラクレスやキッチョウヤンマが現れる隠れたレア環境生物ポイント。
    通るときは少し気にしてみよう。
  • エリア西側に移動可能なルートが偏っており、上流方向にはエリア4・9がある。
    ジュラトドスはこのルートを遡上するように移動する。
    また、エリア北側にはエリア11・12へと続く洞窟が存在する。

エリア11(1層:南部・2層:東部)・東キャンプ

  • エリア12とセットで南北を結ぶ道を形成する、全域が洞窟のエリア。
    洞窟内は二つのルートに分かれているが、どちらもエリア10と12を結んでいる。
    地下の1層部分にはモンスター不可侵の場所があり、東キャンプを設置できる。
  • 上層階にあたる2層表記部分はそのまま歩いて隣接エリアへと向かえる。
    クルルヤックなどのモンスターもこのルートで荒地or沼地へと向かうことがある。
    一方、エリア10から見て左手側(西側)のルートに入ると潜水行動を取り、地下へ移動する。
    エリア4側は2層表記部分から降りる崖下から赴ける場所となっている。
    どちらにしろベースキャンプから出るのにはやや時間が掛かる。
  • エリア11で潜る深い水場、エリア12で見られる水は伏流水である様子。
    エリア8から見ると、東側の断崖から滝のように流れ落ちる水の流れがあることが確認できる。
  • エリア11,15のキャンプ共に完全に岩の中。翼竜で飛ぶにはかなりしんどそうに見える。
  • 壁面をよく見るとゾラ・マグダラオスを模した壁画が描かれている。
    ヒカリゴケなどを使うと確認しやすいだろう。そして結構可愛い。

エリア12(2層:東部)

  • エリア11とセットで南北を結ぶエリア。やはり洞窟に近い構造となっている。
    特徴についても概ねエリア11の2層に表記された内容と同じ。
    ただし、エリア12には天井が抜けた広い空間が存在し、戦場になりうる。
  • このエリアはリオレイアなどの巣となっており、飛竜の卵や骨塚などがある。
    クルルヤックはこの卵を狙って洞窟の中へと侵入してくることがあるが、
    卵を回収した後はリオレイアを恐れて大急ぎで現場から退散するという。
  • 巣の付近は東西どちらにも飛び降りることが可能。希少な採取ポイントが配置されている。
    但し、大型モンスターと戦闘するには狭すぎるため不意の落下には注意。
    特に西側は別エリアに逃げることも出来ず、ツタを登らないと復帰できない。
    雌火竜の猛攻を受けると苦戦必至である。
  • 実はこのエリアにもギミックが存在する
    MHWorldでは多種のフィールドギミックがあるがどうにもこのギミックは知名度が低いらしく、
    各種攻略サイトや実況動画でも触れられているケースは少なめ。
    • このエリアには4か所青黒い石のような物体(油)がある。
      独特の光沢があって怪しいものの、特にガイドなどは出ず、普通の攻撃などには反応しない。
      多くのハンターは正体を訝しみつつも単なる背景としてスルーしたと思われる。
      しかし、この油は火属性を伴う攻撃が当たることで
      しばらくの間燃え続け、ハンター側にのみ判定のある火属性のダメージゾーンを作り出す
      簡単に言えばモンスター版スリンガー松明弾である。
      この炎は予想以上に範囲が広く、触れただけで火属性やられに陥るため、非常にハンターにとっては不利になる。
      しばらくすると燃え尽き、以後は反応しなくなる。
      • その正体は荒地で朽ちた植物が蓄積した結果湧いて出た油であるらしい。
    • スリンガー松明弾や爆弾を当てればハンター側が任意に発動させることも可能。
      ただし、モンスターには一切の影響がないハンター限定のお邪魔ギミックであるため狙う意味は皆無。
      このエリアではランゴスタが群れを成しているが、
      ごうごうと燃え盛るギミック側の炎を無傷で通り抜ける一方、
      松明弾による小規模の炎には上手に焼かれていく様子はシュールというかなんというか…。
      ちなみに、ガンランスの砲撃や火属性の武器の攻撃では引火することはないが、
      この油の上で肉を焼くと引火する。謎は深まるばかりである。
      メタ的なことを言うなら、モンスターの攻撃でもないのに
      ハンターの武器による攻撃で引火するのはあまりにも理不尽と判断されたのだろう。
    • ここまで知名度が低いのは、大蟻塚の荒地で火属性を使用するモンスターは意外といるが、
      基本的にこのエリアに入ってくるのはリオレイアとバゼルギウスのみという点にある。
      しかも、このエリアは寝処として使われるため、基本的にはこの場所で戦うことはなく、
      仮に休息をしに来たとしても、モンスターは死ぬ寸前の状態なので捕獲するか爆破するかで
      このエリアでは戦闘が長引かないのが原因の一つだろう。
      しかも発動条件が石に火属性の攻撃が当たることなので意外と当たらず、当たる前に狩猟してしまう場合もある。
      あの爆殺魔は超範囲を爆鱗で焼き払うため、割と発動しやすいが意外と大蟻塚で戦うことが少ない。
      • ただし後に追加されたナナ・テスカトリはこのエリアが初期位置でありこの場所で戦う事が少なくない。
        そして当のナナは理不尽なまでの範囲を延焼させこのギミックを発動させてしまう事がかなり多い。
        元々の設置炎と相俟ってかなり苦しい戦闘は避けられないだろう。
        まぁそんな場所で戦うくらいならある程度放置してから別のエリアで戦った方が良いのだが

エリア13(1層:北部)

  • エリア8の地下にある広大な空間。マップ1層表記の中では最も広い。
    この場所はディアブロスの縄張りとなっているほか、ケストドンも姿を見せる。
    また、大蟻塚ベースキャンプから降りるとこのエリアへ直行できる。
  • エリア内には壁のような岩が立っている場所がある。
    これにディアブロスの突進を誘発すると、お馴染みの角が突き刺さるギミックがある。
    また、エリア内には閃光羽虫が飛んでいることもあり、目眩ましに活用できる。
  • エリア11以外の地底エリアへの入り口としての役割もある。
    エリア西側には岩地のエリア6へ、東側には上方にあるエリア8へと通じる坂道がある。
    また、エリア北東側にはエリア14へと通じる道がある。

エリア14(1層:北部)

  • 北・西・東の三方向から砂が滝のように流れ落ちている地底空間。
    ディアブロスの巣であるらしく、彼は休眠をこの場所で行う。
    また、ネルギガンテなどの古龍種モンスターもこの場所で休眠を行うようだ。
  • エリアを取り囲むように上方から砂が流れ落ち、まるで砂のカーテンのように見える。
    ハンターは内部に侵入できないが、実はこれは単なる背景に留まるものではない。
    その正体は、ディアブロスと密接に紐づいたフィールドギミックというもの。
    • ディアブロスがエリア14で地中潜行を行った際、砂が流れる場所へ移動することがある。
      次の瞬間、なんと砂のカーテンを突き破るようにエリア内へ飛び込んで強襲してくる
      移動経路に生じる兆候を見逃さなければどこから突撃してくるかは判るが、
      見落としてしまった場合は「どこから、誰へ向けて、いつ行うのか」判らなくなってしまう。
  • また、突進攻撃中に流れ落ちる砂の奥へと移動した場合に限り、
    突進動作を突然キャンセルして砂の中へと素早く潜る行動を行い、地中急襲へと繋げてくる。
    こちらもかなりの初見殺しに近い性質を有しており、タイミングも計り辛い。
  • エリアへの進入ルートはエリア13と繋がる南の道のみ。

エリア15(1層:北部)・大蟻塚キャンプ

  • 「大蟻塚の荒地」最奥部に存在するエリア。周囲を岩状の物で囲まれている。
    どうやらフィールドのランドマーク的存在「大蟻塚」に縁の深い場所であるらしく、
    テトルーたちも根城として利用している。
    オトモダチの助力が欲しいクエストではここをスタート地点にすると良いだろう。
  • 大蟻塚キャンプからはエリア13へと降りられる穴がある。
    降りられる、と言ってもエリア13側から見ると少し上がった程度の高さでしかなく、
    ベースキャンプとエリア13を隔てるのは上から伸びた岩?程度であったりする。

フィールドギミック一覧

ギミックエリア発動方法効果備考
蟻塚(大)8モンスターの突進を当てるスタン値を大きく蓄積、
怯ませ効果、
両角破壊前の
ディアブロス種は
角が刺さり動けなくなる
突進が激突したときに
蟻塚は破壊される
他エリアにもある蟻塚(小)は
ギミックはなく破壊されるのみ
大岩713モンスターの突進を当てるギミックは蟻塚(大)と同様 
流砂の地盤8スリンガー音爆弾を放つ
ノイオスに攻撃を当てる
落下ダメージ、大ダウン音効果による発動はエリア13に
ディアブロス種がいる時のみ
エリア13へ繋がる穴が開く
大タル爆弾などの爆弾アイテムでは発動できない
青黒い石12モンスターによる
火属性攻撃が当たる
スリンガー松明弾を撃つ
爆弾を爆破する
ハンターにのみ
ダメージを与える炎の発生
一度しか発動しない
回復ツユクサ2攻撃を加える
零距離で〇
50回復 
回復ミツムシ49攻撃を加える
零距離で〇
100回復エリア4のものは
枯れ木のようなオブジェクト*1
を破壊することで出現
シビレガスガエル4攻撃を加える
零距離で〇
麻痺属性のガスを吐くハンターにも影響がある
閃光羽虫13攻撃を加える
零距離で〇
閃光を放つ 
ドクカズラ3攻撃を加える
零距離で〇
毒沼が出現ハンターも毒になる
綿胞子草3攻撃を加える
零距離で〇
モンスターから身を隠せる 
スタミナライチュウ46零距離で〇2分間スタミナ消費半減 

出現モンスター

小型モンスター
ガライーバ
ケルビ
モス
アプケロス
ケストドン(♂・♀)
ガジャブー
ランゴスタ
メルノス
ノイオス
大型モンスター
ラージャン
クルルヤック
プケプケ
リオレイア(通常種/亜種)
ディアブロス(通常種/亜種)
パオウルムー亜種
バゼルギウス
ジュラトドス
ボルボロス
イビルジョー(通常個体/特殊個体)
ディノバルド
アンジャナフ(通常種/亜種)
オドガロン亜種
テオ・テスカトル
ナナ・テスカトリ
(ネルギガンテ)*2
悉くを殲ぼすネルギガンテ
イヴェルカーナ*3

余談

  • 大蟻塚の荒地は海外ゲームイベントにて初公開された。
    同時にMHWorldのPV第2弾も公開され、特徴的な地割れギミックも当初から示されていた。

関連項目

フィールド/古代樹の森 - 大蟻塚の荒地に沼地が形成された原因。
フィールド/大峡谷 - 背景として連なっているのが見える。
フィールド/アリ塚
BGM/大蟻塚の荒地戦闘BGM


*1 他エリアのものと異なり、ミツムシの巣と思しき物体がある
*2 ベータテスト版のみ。本編ではストーリー中に沼地に出現していた事が示唆されるが、直接邂逅する機会はない。
*3 ストーリー中で新大陸に訪れている間のみ