- 種族
- 甲虫種
- 登場作品
- MHF、メゼポルタ開拓記
- 狩猟地
- 潮島
目次
特徴・生態
- 潮島特有の甲虫種。熱帯林エリアにてその姿を見掛ける。
樹上のいたるところに巣を作っており、群れで生息している。
身体が大雷光虫のように強く発光しているが、そのメカニズム及び意義は不明。
赤い頭部、深緑色の鞘翅、黄色い後翅、紫色に発光する腹部、細長い肢を特徴とする。
また、強い腹部の発光に隠れて目立たないが、かなり長い毒針を尾部に有している。
- 普段は巣に潜んでいるが、木を攻撃するなどして衝撃を与えると巣が木から落ちて壊れてしまい、姿を現す。
巣を壊されて怒っているのか、姿を現すとハンター、モンスターを問わずに突撃し、
一撃を与えると再び木の上に飛び上がって姿を消す。
ハンターがこの突撃を受けると微弱な毒を注入されるほか、ゴゴモアは怯むことが多い。
怯むとは言っても、痛みから怯んでいるのではなく、
近づく紫光虫を嫌がる動作を見せることから、これは反射的な防御反応であるとする説もある。
ゴゴモアの一部の個体はこの甲虫が作る巣を外敵へと投擲する戦法を取るが、
このような個体であっても紫光虫を嫌う傾向が見られる。
- 夕方になると活動が活発化し、巣からは夥しい数の虫が出現するようになる。
概要
- MHFフォワード.2にて、潮島、ゴゴモアと共に実装された。
あまり知られていないが、MHFでは唯一の甲虫種オリジナルモンスターである。
また、2022年現在ではシリーズで唯一となる「毒属性を扱う甲虫種モンスター」でもある。- ただし、MHF末期で公式が取り上げた「オリジナルモンスター」には含まれていない。
後述の観点からも「"MHFの"オリジナルモンスター」という定義が正しいのか厳密には不明である。
- ただし、MHF末期で公式が取り上げた「オリジナルモンスター」には含まれていない。
- MHFのゲーム内では名称が設定されておらず、
プレイヤーがつけた仮称として「毒光虫」という名称で呼ばれる。
資料設定集にて公式名称が出るかと思われたが、
主に取り上げられたのが大型モンスターであったため、記載はなかった。
- その後MHFの公式外伝で、MHFよりも過去の時代の物語と位置づけられた
「モンスターハンターメゼポルタ開拓記」において、
このモンスターと全く同じ外見の「紫光虫」というモンスターが登場。
紫光虫とMHFで毒光虫と呼ばれるモンスターが完全に同一の存在である、
という明確な提示は公式サイドからはされていないが、
MHFでは紫光虫というモンスターは存在しないので、*1
こちらが「毒光虫」と呼ばれていたモンスターの正式名称であろう。- ただし、フォワード.2からメゼポルタ開拓記のサービス開始まで実に3年近くが経過しており、
MHF界隈では紫光虫を「毒光虫」と呼ぶ人の方が圧倒的に多い状況だった。
呼称を見直す動きも当然存在し、紫光虫呼称も開拓記サービス当時よりは定着しているが、
「MHFゲームテキストでは一切登場しない呼称」、「特徴が名前から判りやすい」という点から、
末期まで毒光虫呼びする人もまま見られた。
- ただし、フォワード.2からメゼポルタ開拓記のサービス開始まで実に3年近くが経過しており、
MHF
- 上述したように潮島に登場するモンスターだが、
MHFではどちらかと言えばフィールドギミックの一つとして扱われている。
- 潮島の木を叩くと紫光虫の巣が落ちてきて、その中から怒った彼らが飛び出してくる。
この巣は時間経過で復活し、落とす度に中から紫光虫が出てくる。
要するに無限沸きなのだが、これにより素材集めが格段に楽になっている。
- 大雷光虫と同じく、倒しても死体が残らない。落し物をするのみである。
大雷光虫とは異なり、1匹の虫であることがはっきりと確認できるので、
倒された場合は落し物をするというよりは、本体がそのまま地面に落ちているのだと思われるのだが……。
- この落し物の内容が謎であり、雷光虫か光蟲、あるいは虫の死骸を落とす。
つまり、この虫は雷光虫及び光蟲となんらかの関係があるということになる。
雷光虫と光蟲、両方の特徴を持っているということなのか、
あるいはこれらの虫を捕食でもしていて、倒された際にそれを落としているのか……。
ちなみに潮島には普通の雷光虫、光蟲どちらも生息していて、虫網での採取が可能である。
- 凄腕での落し物は甲虫種の汎用素材となり、このことから甲虫種であると判断できる。
ちなみに落し物の内容は大雷光虫とまったく同じであるが、
確率の違い、さらには落し物の回収効率が格段に良い等の理由で、大雷光虫よりも需要が極めて高い。
G級でもG級専用の甲虫種素材を落とすため、素材集めに適している。- 甲虫種の汎用素材こそ落とすものの、
実のところモンスター扱いされているかどうかすら判然としない。
モンスターリストに載らないので、紫光虫を何匹倒しても、討伐数はカウントされないのである。
- 甲虫種の汎用素材こそ落とすものの、
- 甲虫種では唯一毒を使って攻撃してくるモンスターである。
攻撃されるとハンターは怯むが、ダメージは受けず、毒になるだけである。
この毒は非常に弱く、すぐに治ってしまう。
ハンターに"八つ当たり"しているわけではなく、しっかりと大型モンスターにも突進していく。
潮島の地上で狩猟する主なモンスターがゴゴモアであることから
「ゴゴモアにも向かう」と表現されがちだが、イャンクック亜種やパリアプリアにも向かっていくため、
おそらくは相手を問わない無差別攻撃だろう。- モンスターに対しては紫光虫の攻撃で微弱ながらダメージが発生する。
これはどのモンスターにも言えることだが、特に下位ゴゴモアは体力が非常に低いため、
ラスタやホルクの攻撃によって体力が1まで下がった後に、
紫光虫にぶつかってとどめを刺されるという光景を見かけることもある。
- モンスターに対しては紫光虫の攻撃で微弱ながらダメージが発生する。
- ゴゴモア特異個体はこの虫の性質を熟知しているようで、
なんと巣をひっつかんでぶん投げてくるという誠に罰当たりな攻撃を行う。
もちろん、直撃すると毒を浴びる。そして何故か睡眠の状態異常も引き起こす。
彼らの巣はネムリ草でも含んでいるのだろうか?
メゼポルタ開拓記
- こちらはMHFとは違い、ランポスなどと同様の小型モンスターとして登場している。
群体である大雷光虫とは異なり、紫光虫は1匹のみで単体のモンスターとして扱われる。
- MHFの紫光虫はハンターを短時間毒にする程度の影響力しかないが、
当作の紫光虫はハンター達に傷を負わせることも可能なようである。
MHFの時代よりも凶暴な個体なのだろうか?
余談
- MHFでは登場当時からサービス終了に至るまで「潮島のフィールドギミック」としての側面が色濃く、
外伝作品にて小型モンスターとして登場したために特異な扱いを受けている本種だが、
後年の作品で登場した「環境生物」と仮定するとしっくりくる部分が多い。 このように「小型モンスター未満フィールドギミック以上」の要素を持つ生物群であり、
MHFにおける紫光虫と近似する要素を見出すこともできる。
勿論紫光虫が登場していたMHFに「環境生物」というシステムは存在していないが、
ある意味ではこれらの先達の一つとでも言うべき存在なのかもしれない。
関連項目
モンスター/大雷光虫
モンスター/大蝕龍蟲
アイテム/雷光虫
アイテム/光蟲
フィールド/潮島 - MHFではこのフィールド以外に登場することはなかった。