衝撃を加えると放電する習性を持つ虫。様々なフィールドに生息している。
モンスターや電気エネルギーの影響を受け、様々に変異する事がある。
目次
概要
MH~MHR:S
- 主に虫取りや大雷光虫を倒した時に手に入る虫系アイテム。
雷属性の武器の素材や爆雷針の材料に使われる。
MH3以降ではゲネポスの麻痺牙の代わりにシビレ罠の素材としても使われる。
これは大雷光虫や一部武器に見られる麻痺効果を利用した仕組みとも言える。
武具やアイテムの素材として以外に一般家庭でも重宝されており、
MH世界では点火装置や照明、発電機代わりに雷光虫をしばしば利用している。
- MH3の虫箱では光蟲と違い繁殖させる事は出来ない。
街(オンライン)の素材屋で特売日のみ販売されるが、価格は700zと非常に高価。
しかしジエン・モーランが来ている時は確実に特売日になり、更に半額になる為、ほぼ全てのプレイヤーが買い溜めする。
オンラインサービスが終了した現在では地道に虫あみを振るしか方法はないが…。
- MHP3では虫取り以外に農場からも入手できるようになった。
1回の入手量は数匹程度だが、用途が限られるため、クエスト毎に回っておけばそれなりに貯まる。
- 同様に、MH3Gの虫箱では繁殖ができるように改善された。
行商ばあちゃんからも買うことができ、入手は容易になったといえる。- もっとも、一回の栽培で要求される資源は300pt。10回で3000ptも要求される。
序盤だと大きな資源の元も無いため、モガの森に強力なモンスターが出てこない内は厳しいだろう。
- なおシビレ罠だけなら交易でも入手できるので活用したい。
- もっとも、一回の栽培で要求される資源は300pt。10回で3000ptも要求される。
MHWilds
- MHWildsではなんと新たに環境生物としても扱われることとなった。
皇帝バッタやドスヘラクレスなどにMHWorldで先を越されていたが、
今作でやっとハンターも雷光虫を捕まえて愛でることが可能になったのである。- なお、これに付随して雷光虫が密集した状態であった小型モンスター、大雷光虫も一緒に環境生物になった。
今までもモンスターとして扱われてきたことが異例な存在ではあったが、
大本が環境生物化したのをきっかけとしてか、一緒の扱いになったようだ。
異常発達していても雷光虫は雷光虫ということか。
- なお、これに付随して雷光虫が密集した状態であった小型モンスター、大雷光虫も一緒に環境生物になった。
- MHWorldから更にグラフィックが変更されており、
光蟲などよりも小さな甲虫が複数集まったような見た目になった。
小さな甲虫が集まる様子は割と現実世界のそれに近く、
虫嫌いのハンターからは拒否反応が出てしまうかもしれない。- この雷光虫のグラフィックは、彼らが密集した形態こと大雷光虫のグラフィックで
飛翔している甲虫のものと一致している。
おそらく大雷光虫のグラフィックと整合性を取るために、
MHWorldの大きい甲虫のものから変更されたのだろう。
- なお、MHWorldからグラフィック変更を受けたのは
上記の虫系アイテムの中で本種が唯一である。
- この雷光虫のグラフィックは、彼らが密集した形態こと大雷光虫のグラフィックで
- 雷光虫の群集である大雷光虫は隔ての砂原の落雷で活性化し、
フィールド上に大量発生するが、実は同じタイミングで通常の雷光虫も大発生している。
別に環境サマリーで大量発生と書かれているわけでもないのにドン引くくらい大量に居るので、
初見で生態マップを見たら雷光虫アイコンの多さにびっくりするかもしれない。
- 本体が環境生物になった代わりに、調合アイテムとして新しく「雷光虫の蓄電素」が登場した。
手掴み或いはフックスリンガーの場合は蓄電素のみ、捕獲用ネットの場合は本体と一緒に手に入る。
どういった物質なのかは不明であるが、エキス状の何かであるようだ。- 他の虫系アイテムの場合、大きめの甲虫をそのまま掴んで尻から出る液体をアイテムとして保管するのだが、
小さな甲虫の集まりである本種の場合、複数匹を鷲掴みにして同じことをする。
握り潰さないかちょっと心配
- 他の虫系アイテムの場合、大きめの甲虫をそのまま掴んで尻から出る液体をアイテムとして保管するのだが、
MHNow
- 派生作品の位置情報ゲームであるMHNowにも登場する。
虫素材だがフィールド上では小型の植物採取ポイントや森林エリアでの大型採取ポイントで確率で入手でき、
基本的に雷属性を扱う大型モンスターの武具に加え、ジンオウガやラージャンのように
武器に雷属性が付属する系統の武具の強化に必要とされる。
本作では他の素材と同様に武具を強化する毎に要求量が増加していき、
なおかつ植物系統の素材は他の属性の強化に必要な素材が割り当てられいるのでとにかく多く、
中々入手ができない素材となっているので、なるべく素材売却の対象にするのは避けたい。
- ちなみに、本作では雷光虫を巡って大騒動が勃発したことがある。
ジンオウガがフィールド上にも出現するようになった「野を駆ける雷狼竜」イベントにおいて、
共生関係の縁からか雷光虫を入手するミッションが用意されたのだが、
そこでの入手要求数が10匹と非常に多かったのである。
上記の通り、本作の雷光虫は基本的にフィールド上で、
しかも総合的に見て決して高くない確率でしか入手する事ができず、非常に運が絡む内容となっている。
さらに「納品」ではなく、あくまで「フィールド上で入手」した場合で無いと達成できず、
オトモポーチで入手した場合では対象に含まれない。
そして何よりも問題なのが、このミッションの内容が4ページ中の2ページ目という序盤の方にあったこと。
他のミッションが「大型モンスターを10体討伐する」や「ジンオウガを5体討伐する」と比較的達成しやすく、
その後に控えるミッションも達成しやすいものであった中で、
このミッションだけは明らかに難易度が段違いなのである。
実際ネット上でも「雷光虫が鬼門」や「雷光虫を集めるのが一番難しかった」と阿鼻叫喚な声が多く上がり、
瞬く間に大炎上を引き起こすこととなってしまった。- そんな悲痛な声が運営側に届いたのか、
後に当イベント期間中の最終日前の二日間は植物採取ポイントから雷光虫が入手しやすくなる ように調整され、
これによりこのミッションも達成しやすくはなった事だろう。
- そんな悲痛な声が運営側に届いたのか、
モンスターとの関係
- 放電する性質のあるものに惹かれる習性があり、外部からの電気を吸収して自身の発電力を活性化させる。
フルフルから入手した電気袋を雷光虫に与えると、喜んで飛び付き食べてしまう。
- MHFでは雷光虫によく似た、「紫光虫」を倒した時の落し物でも入手できることがある。
大雷光虫
- 古龍ヤマツカミの体内、或いは落雷の激しい地域などでは活性化・異常成長を起こし、
「大雷光虫」と呼ばれる群体を為す事がある。
こちらはMH2~MHP2GとMHXXでは甲虫種のモンスターとして扱われ、
MHWildsでは環境生物の1種として扱われている。
- MHWildsでは環境生物となり、雷光虫が集まった状態なのが分かりやすくなった。
また、(少なくとも禁足地の)雷光虫が群れを成すのは、繁殖のためである事が判明した。
- MHSTシリーズでは野生のジンオウガは普通の雷光虫だけでなく、この大雷光虫とも共生関係を保っている。
ジンオウガの超帯電に反応したり(MHST)特技「虫寄」を使ったり(MHST2)した時にやってくる他、
最初から同時に出現していることもある。
一方で、オトモンにしたジンオウガは大雷光虫を使役することはできない。
- MHFに存在するヤマクライも異常成長した雷光虫が体内に存在する。
ヤマクライはこれを吐き出して攻撃してくる他、怒り状態移行の際にも撒き散らす。- しかし、この雷光虫は攻撃を加えることでヤマクライに弾き返すことができる。
公式Twitterでは「新感覚!雷光虫を打ち返せ!」と称して大剣溜め4を構えるハンターが映されていた。
バッティングセンター感覚で打ち返された挙句大放電させられるとは……
- しかし、この雷光虫は攻撃を加えることでヤマクライに弾き返すことができる。
超電雷光虫/重雷光虫
- ジンオウガの身体に纏わりつく事でその電力を分けてもらい、規格外な電力を身に纏う事がある。
このような状態の雷光虫は「超電雷光虫」と呼ばれる。
ちなみに英名を「Fulgurbug」というが、これはラテン語で稲妻を意味する「Fulgur」からと思われ、
アンジャナフ亜種の英名にも用いられている。
- ジンオウガ不死種は幽明虫との共生関係を築いているとされるが、
一部の攻撃には通常種と変わらず麻痺効果が付随していること、
そしてシビレ罠に対する挙動も通常種と同じであることなどから、
雷光虫とも引き続き共生しているようだ。
- 金雷公ジンオウガは黄金の電気を発する重雷光虫と共生している。
重雷光虫弾は挙動が大幅に変わり、放物線を描いて発射され、
ハンターに当たらなかった場合は地面に電撃が残留する。- ヌシ・ジンオウガは「重雷光虫」と言う名称は公式で用いられてはいないが、
性質は金雷公のそれとほぼ同じ雷光虫を使役する。
- ヌシ・ジンオウガは「重雷光虫」と言う名称は公式で用いられてはいないが、
電転虫
- MHX(X)やMHR(:S)ではオトモアイルーのサポート行動で「電転虫」と呼ばれる雷光虫によく似た虫を発射する技がある。
この虫は地面に着地するとしばらく周囲に放電するという性質を持っている。- 電転虫の大きさはは猟虫の半分程しかないが、自身の身体より何倍も大きな電撃を発するため、
見た目とは裏腹にかなり強力な電力を持っているようだ。
- 放電が終わるとバキィッ!!と、大きな音をたてて地面の中へ消えてしまう。
電力が尽きると息絶えてしまうのか、演出上省略されているだけでその場から去っているのか、
電転虫に関する詳しい説明は無いため現状では不明である。
- 電転虫の大きさはは猟虫の半分程しかないが、自身の身体より何倍も大きな電撃を発するため、
余談
- あまり知られていないがしっかりとしたデザインがあり、
モンハンフェスタ'11の原画展示コーナーでそれが公開された。
コオロギに甲虫を足して2で割ったような姿をしており、背中には雷の模様のようなものがある。
発電中は光ってその模様がはっきりと浮き出るなど、色々設定も細かい。
…が、ゲーム本編ではその様子は登場しない。
なお、この設定資料は「モンスターハンター イラストレーションズ2」にも収録されている。
実は、MHP3、MH3Gに収録されているジンオウガの生態ムービーや、
MHXのオープニングで一瞬だけ確認できたりもする。- 放電中の電転虫をよーく見てみるとこのデザインによく似ており、雷光虫に近い種であるようだ。
設定資料集の情報から類推するに、おそらく新大陸固有の雷光虫なのではないかと考えられる。
フィールド上では旧作の雷光虫よりも巨大で、これが実寸だとするとかなりの大きさである。- さらにMHW:Iでジンオウガと共に現大陸と同じ見た目の(超電)雷光虫が復活している。
これらの個体群はジンオウガに付随して現大陸からやってきた雷光虫であるとされており、
新大陸のものと見た目が違うのはガーグァ等の捕食者の有無など、環境の違いによるものであるようだ。
こちらもムービー中ではハンターの手と同じくらいのサイズであり、かなりの大きさであることがうかがえる。
- 一方、現大陸が舞台となっているMHR(:S)でもMHWorldと同じデザインになっている。
特に設定資料集等でも雷光虫の形質について言及は無く、なぜ新大陸と同型の雷光虫がいるかは不明。
一か所に寄り集まった見た目に変化している。
紆余曲折を経て最初のデザインに近づいていると言えるだろう。
- ちなみに分類は殻虫目・閃虫亜目・ライコウチュウ科という架空のグループ。
釣りホタルと比較的近い生物とされるが、コガネムシの様な「いわゆる甲虫」とは全く別物である*1。
甲虫と直翅目(コオロギ)っぽい要素がある点ではカンタロスと共通するが、
そのカンタロスとも特に近い関係にはない(同殻虫目なので、コガネムシよりは近いが)。
- ハンター大全によると、バインドキューブなどの武器に利用するため、より大きな電力を得られる「豪雷虫」に
先祖返りさせる秘術があるようだが、人工的に進化過程を遡らせる禁忌の術とされているらしい。
- 現実には夜光虫(ヤコウチュウ)と呼ばれる海洋性の動物プランクトンがいる。
名前はそれっぽいが恐らく偶然だろう。
「夜光」の通り光を発するがヤコウチュウのは生物発光でなので当然放電はしないし、
電気を発する動物と共生したり大型化するも無いが、
大量発生して赤潮の原因になる事はある。- 周囲どころか地平線まで青く輝く凄まじい大規模ではないが、
発光した時の雰囲気はオストガロアが激昂した時に似ていなくもない。
プランクトンは何もヤコウチュウだけではないが…。
- 周囲どころか地平線まで青く輝く凄まじい大規模ではないが、
- なお、モンスターに分類されているのは大雷光虫だけであり、雷光虫自身は基本的にアイテムとしての扱いだが、
MHW:Iの設定資料集ではなんと雷光虫を小型モンスター扱いしている。
単なるミスなのかとも思えるが、大雷光虫や超電雷光虫のポテンシャルを考えると
世界観的には小型モンスター扱いされていてもそこまで不思議ではないのがまた微妙なところである。
関連項目
モンスター/大雷光虫 - 異常成長した個体
モンスター/紫光虫 - よく似た性質を持つ虫その1
アイテム/蝕龍蟲 - よく似た性質を持つ虫その2
モンスター/大蝕龍蟲 - ↑が異常成長した個体
モンスター/ヤマツカミ - 共生するモンスターその1
モンスター/ジンオウガ - 共生するモンスターその2
モンスター/ヤマクライ - 共生するモンスターその3
モンスター/ガーグァ - 天敵
アイテム/シビレ罠
アイテム/爆雷針
武器/フロレーセント
武器/トライデント
武器/バインドキューブ