モンスターの分類カテゴリーの一つ。
甲虫・昆虫がモチーフになったモンスターで構成される。
目次
概要
- 元は昆虫だったものが堅い甲殻を持ったり、巨大化したりしてモンスターとなったもの。
小型モンスターが若干多いが、大型モンスターにも決して侮れない種が属している。
- 小型・大型問わず、甲虫種のモンスターは討伐されると仰向けにひっくり返り、
絶命後も脚をピクピクと動かし続ける。大型は顎がひとりでに動くものも多い。
この妙にリアルな動作は、虫嫌いの人には特に堪えるものとなっている。
尤も虫嫌いな方には甲虫種そのものが厳しいかも知れないが…。- 例外的に、アトラル・カは俯せに倒れ、討伐後は一切動かなくなる。
- 小型モンスターの場合単体では脅威になり得ないが、大型モンスターと同時に出てくると時に脅威をもたらす。
特に、ランゴスタと大雷光虫はガンナーの宿敵である。
元が虫だけに物理攻撃による衝撃には弱く、倒した時に体がバラバラになってしまうことが多い。- ランゴスタ・カンタロス・ブナハブラは低確率ながらバラバラにならないことはあるが、
MHXX以前のオルタロスは確実にバラバラになってしまう。
素材が欲しい場合、毒けむり玉等で毒状態にして弱らせ果てさせることが推奨される。
毒状態にしたからと言って、他の要因で絶命すると砕けてしまうので、焦れて攻撃を加えたりしないように注意。
ハンターの事情なぞ知ったことではないオトモが追撃してしまうこともあるため、
万全を期すならしゃがませよう。
- ちなみに、小型甲虫種は攻撃の際に体力を吸収している。
これは対ハンターに限らず、たとえ同族に攻撃が当たっても吸収する。
そのため、毒状態にしても攻撃を食らい続けていると耐えきってしまうことがあるので注意。
それゆえ、モンスターの体液などを集める際にはブナハブラなどを狩るよりも楽。 - ランゴスタ・カンタロス・ブナハブラは低確率ながらバラバラにならないことはあるが、
- 大型化した種は上記のような儚さなどこれっぽっちも感じさせず、小柄な同族を使役したり、
巨体を生かして体当たりを仕掛けたりするため危険度が飛躍的に上昇する。
甲虫種の中でも異常なまでに巨大なゲネル・セルタスに至っては、大型飛竜と同等以上の戦闘力を誇り
同じく大型モンスターのアトラル・カはXXのラスボスを務める実力を有している。
- 二つ名持ちモンスターや歴戦の個体のような特殊な個体の実装はなく、
ゲネル・セルタス(亜種)が狂竜化と獰猛化に対応するのみである。
世代交代のサイクルが早そうな事を考えるとやむなしか。
- 倒しても倒してもすぐに何もない空中からいきなり湧いて現れる摩訶不思議な生物でもある。
ランゴスタやカンタロスはテレポート能力でも持っているのだろうか?
どうやら現れた直後は無敵時間が存在するようなので、直後にその場で仕留める事は出来ない。- 流石にこれはおかしいと思われたのか、MH3以降ではブナハブラは画面外から飛んでくるようになり、
オルタロスも巣からしか出現しなくなった。 - しかし、地底洞窟のエリア3のような外界と分断された場所では、ブナハブラもテレポートで現れる。
MHXで再び登場したランゴスタ及びカンタロスも、やはり空中から湧いて出る。
- 流石にこれはおかしいと思われたのか、MH3以降ではブナハブラは画面外から飛んでくるようになり、
- 最古参かつシリーズ皆勤賞を誇る種族の1つなのだが、MH3からMH4Gまではそっくり入れ替わっていたため、
同一作品内で5種類以上登場するようになったのはMH4が初と、実は目にする種自体は少なかった*1。
また、3種以上の新規モンスターが同時に追加されたのもMH4が初と実装ペースも遅め。
ゲーム内での存在感はそのお邪魔性能の賜物である。
シリーズ毎の変遷
- 小型の甲虫種自体は初代からひっそりと登場していたが、
独立した甲虫種の非小型モンスターの登場は、
シリーズ開始の初代MHから4年後、MHP2Gのクイーンランゴスタが初。
- MH3では既存の甲虫種が一斉リストラされ、
代わりに空中型・地上型の新人であるブナハブラとオルタロスが登場。
彼らはMH4Gまでコンビで活躍し続け、MHXでは遂に復活した古参コンビと共演した。
- 大型の甲虫種は、MH3以前の作品では実装されていなかったが、
MH4で新種の小型甲虫種モンスターや、
P2G以来久々の甲虫種のボス格である徹甲虫アルセルタスの存在が確認され、
更なる新顔として初の大型甲虫種である重甲虫ゲネル・セルタスも登場している。
- MHXXでは、何と甲虫種初の集会所G級クエストのラスボスとして閣螳螂アトラル・カが爆誕。
甲虫種モンスター初のラスボス格、尚且つ飛竜・古龍以外では初のラスボスの座を勝ち取る快挙(?)を成し遂げた。
ちなみに、別名に「虫」がつかないのも初めてである。- 該当作ではクイーンランゴスタとセルタス亜種を除く甲虫種が勢揃いしており、
牙獣種に次ぐ大賑わいを見せていた。
- 該当作ではクイーンランゴスタとセルタス亜種を除く甲虫種が勢揃いしており、
- MHXXで最盛期を迎えたが続くMHW(:I)では一転。
大型種どころか小型の新種すら登場せず、既存の二種が登場のみという脇役になってしまった。
草食種すら戦力になる中こちらにはこれといった新要素もないため、細々と活動するに留まっている。
体格等を踏まえれば当然なのだが…。
とは言え小型鳥竜&魚竜種が総リストラされる中、草食種以外で唯一小型モンスター皆勤記録を維持した辺りは流石である。
- MHRiseでは登場する種の交代に留まり、またしても小型二種が登場するのみ。
環境生物や導蟲、翔蟲など"甲虫種以外の虫"の活躍の場は広がっているのを思うと皮肉な話である。- MHR:SではMHW(:I)担当組が復活し、再び小型甲虫4種が揃い踏み。
新種・大型種の登場は無かったが、それなりの数にはなった。
- MHR:SではMHW(:I)担当組が復活し、再び小型甲虫4種が揃い踏み。
- MHWildsでは、久しぶりに追加された新規の小型甲虫種として、
蚊をモチーフとしたブブラチカおよび近縁種と思われるネマラチカが登場。
過去作のクンチュウを除く小型甲虫と違い討伐しても砕けないのが特徴的である。
過去作品からは、数少ない既存の小型モンスターの1体としてランゴスタが続投しているほか、
MHXX以来となる大雷光虫がモンスターではなく環境生物として復活している。
余談
- 現実世界での「甲虫種(甲虫目)」とは、「鞘翅目」という昆虫のグループの別名であり、
分かりやすく言うとカブトムシやクワガタムシなどが属する昆虫のグループの事である。
しかしモンハンにおける甲虫種は現実同様の「甲虫目」だけでなく、
架空の目である「殻虫目」を含んだグループで構成されている。- 殻虫目には「突然変異によって巨大化したハチの一種」だというランゴスタや、
アリの様な生態をしたオルタロス*2。
バッタとカブトムシの間の子のようなカンタロスや非モンスターなら釣りホタルが属すとされており*3、
分類の基準が今一判然としないグループである。
しかもオルタロス(アリ型)はランゴスタ(ハチ型)よりカンタロス(バッタ+カブト型)に近い*4。
- 甲虫目もやはり現実そのままではなく、セルタス種はまだ分らなくもない*5が、
カマキリと形容されるアトラル・カやダンゴムシめいたクンチュウも属している*6。- また甲虫種甲虫目のモンスターが登場したのはMH4が初であり、
それまでは甲虫種と呼称しながらも登場していたのは殻虫目のモンスターのみであった*7。
因みに、甲虫目の小型モンスターは分類が判明してる限りではクンチュウのみである。
- また甲虫種甲虫目のモンスターが登場したのはMH4が初であり、
なお現状では甲虫目は「(通常は)砕けないモンスター」、殻虫目は「砕けやすいモンスター」が属している。
両分類の具体的な判断基準は不明だが生物的な系統ではなく、性質による分類なのだろうか。 - 殻虫目には「突然変異によって巨大化したハチの一種」だというランゴスタや、
- 現実において昆虫(というか陸生節足動物全般)が脊椎動物と比べて小さいのは、
内骨格ではなく外骨格で身体を支えているので巨大化すると自重で自壊してしまう事が主な要因とされている。
特に昆虫の場合肺*8ではなく気管系で呼吸を行っているので巨大化すると酸素不足に陥ってしまう。
逆に言うと、そのため体内に骨や肺を組み込む必要がないため身体の小型が容易で、
元より小型に適した進化を遂げた生物だと言える、事実0.1mm程度しかないサイズのハチが存在する。- また、内骨格のおかげでより巨体になれる脊椎動物の存在が、
生存競争において節足動物のサイズに制限をかけているのではないかという説も存在するが、
モンハン世界においては飛竜や牙獣といった強力な脊椎動物に引けを取らないような甲虫種*9が複数確認されている。
ここまで来るとモンハン世界の節足動物自体が現実のものよりはるかに強力か、あるいは環境が適しているのかもしれない。
まあ現実の物理法則がモンハン世界に通用しないのは今に始まったことではないが。
- また、内骨格のおかげでより巨体になれる脊椎動物の存在が、
- 討伐後の脚や顎が動くのは、節足動物の神経構造に由来する。
脊椎動物は生命活動や運動などの主要な役割を全て脳に集約させているが、節足動物は脳以外に複数の神経塊(神経節)を有しており
脊椎動物の背骨よろしく体の中心に存在する神経に沿って神経節が並び、それらが各部位の運動を独立して受け持っている。
さらに消化器官などの内臓の制御も脳に一任しておらず個別の神経節が存在する。
つまるところ、頭がなくとも、どころか体を節ごとにばらばらにしてもしばらく生きていられるのが節足動物なのだ。
彼らがひっくり返る状況は間違いなく彼らにとって死に極めて近い状態ではあるのだが
それでもまだ活動能力を失っていない体節が存在することが脚や顎の動きとして顕在化するのである。- もちろん体節の一部が生きているとはいえ、五体満足な状態に比べればその寿命はもはや幾許もない。
現実の節足動物同様にほどなく活動を停止するだろう。
素材になっても動き続けるようなものも存在するモンハン世界なので保証はできないが
- もちろん体節の一部が生きているとはいえ、五体満足な状態に比べればその寿命はもはや幾許もない。
該当モンスター
- メインシリーズ
モンスター名 別名 英名 初登場作品 ランゴスタ - Vespoid MH クイーンランゴスタ 女王虫 Vespoid Queen MHP2G*10 カンタロス - Hornetaur MH 大雷光虫 - Great Thunderbug MH2 オルタロス 甲虫 Altaroth MH3 ブナハブラ 飛甲虫 Bnahabra MH3 クンチュウ 盾虫 Konchu MH4 アルセルタス 徹甲虫 Seltas MH4 アルセルタス亜種 斧甲虫 Desert Seltas MH4G ゲネル・セルタス 重甲虫 Seltas Queen MH4 ゲネル・セルタス亜種 砲甲虫 Desert Seltas Queen MH4G アトラル・カ
(アトラル・ネセト)閣螳螂 Ahtal-Ka
(Ahtal-Neset)MHXX ブブラチカ - Bulaqchi MHWilds ネマラチカ - Comaqchi MHWilds
- 派生作品