モンスターの分類カテゴリーの一つ。
目次
概要
- 元は昆虫だったものが堅い甲殻を持ったり、巨大化したりしてモンスターとなったもの。
数はそれなりに多いが、割合としては小型モンスターが多数を占める。- 独立した甲虫種の非小型モンスターの登場は、
シリーズ開始の初代MHから4年後、MHP2Gのクイーンランゴスタが初。
- 独立した甲虫種の非小型モンスターの登場は、
- 大型の甲虫種は、MH3以前の作品では実装されていなかったが、
MH4で新種の小型甲虫種モンスターや、
P2G以来久々の甲虫種のボス格である徹甲虫アルセルタスの存在が確認され、
更なる新顔として初の大型甲虫種である重甲虫ゲネル・セルタスも登場している。- カテゴリーは異なるが、蜘蛛の大型モンスターの存在も確認されている
「操虫棍」の存在といい、MH4では“虫”をプッシュしているのだろうか?
- カテゴリーは異なるが、蜘蛛の大型モンスターの存在も確認されている
- 小型・大型問わず、甲虫種のモンスターは討伐されると仰向けにひっくり返り、
絶命後も脚をピクピクと動かし続ける。
この妙にリアルな動作は、虫嫌いの人には特に堪えるものとなっている。
尤も虫嫌いな方には甲虫種そのものが厳しいかも知れないが…。- 例外的に、アトラル・カは俯せに倒れ、討伐後は一切動かなくなる。
- 小型モンスターの場合単体ではただの雑魚だが、大型モンスターと同時に出てくると時に脅威をもたらす。
特にランゴスタと大雷光虫はガンナーの宿敵である。
元が虫だけに物理攻撃による衝撃には弱く、倒した時に体がバラバラになってしまうことが多い。- ランゴスタ・カンタロス・ブナハブラは低確率ながらバラバラにならないことはあるが、
オルタロスは確実にバラバラになってしまう。
素材が欲しい場合、毒けむり玉等で毒状態にして弱らせ果てさせることが推奨される。
毒状態にしたからと言って、他の要因で絶命すると砕けてしまうので、焦れて攻撃を加えたりしないように注意。
ハンターの事情なぞ知ったことではないオトモが破壊してしまうこともあるため、
万全を期すならしゃがませよう。- クンチュウは頑強な甲殻を持っているので、
どんなに強い攻撃を食らってもバラバラに散ることはない。
なので、モンスターの体液などを集める際にはブナハブラなどを狩るよりも楽。 - MHWorldでは毒以外に、スリンガーで捕獲用ネットや石ころ、クラッチクローを撃てばバラバラにせず倒せる他、
昆虫標本の達人というスキルで、直接攻撃してもバラバラになる確率を下げる事が可能
(+3で確実に防ぐことができる)。 - ちなみに、小型甲虫種は攻撃の際に体力を吸収している。
これは対ハンターに限らず、たとえ同族に攻撃が当たっても吸収する。
そのため、毒状態にしても、攻撃を食らい続けてると耐えきってしまうことがあるので注意。
- クンチュウは頑強な甲殻を持っているので、
- ランゴスタ・カンタロス・ブナハブラは低確率ながらバラバラにならないことはあるが、
- 大型化した種は上記のような儚さなどこれっぽっちも感じさせず、小柄な同族を使役したり、
巨体を生かして体当たりを仕掛けたりするため危険度が飛躍的に上昇する。
甲虫種の中でも異常なまでに巨大なゲネル・セルタスに至っては、大型飛竜と同等以上の戦闘力を誇る。
- 二つ名持ちモンスターや歴戦の個体のような特殊個体の実装はなく、
ゲネル・セルタス(亜種)が狂竜化と獰猛化に対応するのみである。
世代交代のサイクルが早そうな事を考えるとやむなしか。
- 倒しても倒してもすぐに何もない空中からいきなり湧いて現れる摩訶不思議な生物でもある。
ランゴスタやカンタロスはテレポート能力でも持っているのだろうか?
どうやら現れた直後は無敵時間が存在するようなので直後にその場で仕留める事は出来ない。
流石にこれはおかしいと思ったのか、MH3以降ではブナハブラは画面外から飛んでくるようになり、
オルタロスも巣からしか出現しなくなった。- しかし、地底洞窟のエリア3のような外界と分断された場所では、ブナハブラもテレポートで現れる。
MHXで再び登場したランゴスタ及びカンタロスも、やはり空中から湧いて出る。
- しかし、地底洞窟のエリア3のような外界と分断された場所では、ブナハブラもテレポートで現れる。
- 最古参かつシリーズ皆勤賞(MHRise時点)を誇る種族1つなのだが、MH3からMH4Gまではそっくり入れ替わっていたため、
同一作品内で5種類以上登場するようになったのはMH4が初と、実は目にする種自体は少なかった
(それ以前はMHP2Gの4種が最多。これでも魚竜類以下である)。
また3種以上の新規モンスターが同時に追加されたのもMH4が初と実装ペースも遅め。
ゲーム内での存在感はランゴスタ・ブナハブラ・クンチュウのお邪魔性能の賜物である。
- MHXXでは、何と甲虫種初の集会所G級クエストのラスボスとして閣螳螂アトラル・カが爆誕。
甲虫種モンスター初のラスボス格、尚且つ飛竜・古龍以外では初のラスボスの座を勝ち取る快挙(?)を成し遂げた。
ちなみに別名に「虫」がつかないのも初めてである。- 該当作ではクイーンランゴスタとセルタス亜種を除く甲虫種が勢揃いしており、
牙獣種に次ぐ大賑わいを見せていた。
- 該当作ではクイーンランゴスタとセルタス亜種を除く甲虫種が勢揃いしており、
- MHXXで最盛期を迎えたが続くMHWシリーズでは一転。
大型種どころか小型の新種すら登場せず、既存の二種が登場のみという脇役になってしまった。
草食種すら戦力になる中こちらにはこれといった新要素もないため
細々と活動するに留まっている。体格等を踏まえれば当然なのだが…。
とは言え小型鳥竜&魚竜種が総リストラされる中、草食種以外で唯一小型モンスター皆勤記録を維持した辺りは流石である。
- MHRiseでは登場する種の交代に留まり、またしても小型二種が登場するのみ。
環境生物や導蟲、翔蟲など"甲虫種以外の虫"の活躍の場は広がっているのを思うと皮肉な話である。- 大型アップデート(事実上の新作)MHR:SではWシリーズ担当組が復活し、再び小型甲虫4種が揃い踏み。
新種・大型種の登場は無かったが、それなりの数にはなった。
- 大型アップデート(事実上の新作)MHR:SではWシリーズ担当組が復活し、再び小型甲虫4種が揃い踏み。
余談
- 現実世界での「甲虫種(甲虫目)」とは、「鞘翅目(しょうしもく)」という昆虫のグループの別名であり、
分かりやすく言うとカブトムシやクワガタムシなどが属する昆虫のグループの事である。
しかしモンハンにおける甲虫種は現実同様の「甲虫目」だけでなく、
架空の目である「殻虫目」を含んだグループで構成されている。- 殻虫目には「突然変異によって巨大化したハチの一種」だというランゴスタや、
アリの様な生態をしたオルタロス*1。
バッタとカブトムシの間の子のようなカンタロスや非モンスターなら釣りホタルが属すとされており*2、
分類の基準が今一判然としないグループである
しかもオルタロス(アリ型)はランゴスタ(ハチ型)よりカンタロス(バッタ+カブト型)に近い*3。
- 甲虫目もやはり現実そのままではなく、セルタス種はまだ分らなくもないが、
カマキリと形容されるアトラル・カやダンゴムシめいたクンチュウも属している*4。- また甲虫種甲虫目のモンスターが登場したのはMH4が初であり、
それまでは甲虫種と呼称しながらも登場していたのは殻虫目のモンスターのみであった*5。
因みに甲虫目の小型モンスターは現状ではクンチュウのみである。
- また甲虫種甲虫目のモンスターが登場したのはMH4が初であり、
なお現状では甲虫目は「(通常は)砕けないモンスター」、殻虫目は「砕けやすいモンスター」が属している。
もしかしたら生物的な系統ではなくそういう分け方をしているのかも知れない。 - 殻虫目には「突然変異によって巨大化したハチの一種」だというランゴスタや、
- 現実において虫(というか陸生節足動物全般)が小さいのは、
骨ではなく外骨格で身体を支えているので巨大化すると自重で自壊してしまう事や、
肺ではなく気管系で呼吸を行っているので巨大化すると酸素不足に陥る為である。
(逆に言うと、そのため体内に骨や肺を組み込む必要がないため身体の小型が容易で、
元より小型に適した進化を遂げた生物だと言える)
小型の種はまだいいとして、クイーンランゴスタやセルタス、
アトラル・カなどの呼吸器官や骨格等はどうなっているのだろう。
まあ現実の物理法則がモンハン世界に通用しないのは今に始まったことではないが- ちなみに古生代の巨大トンボとして知られるメガネウラは、当時の酸素濃度が約35%と高かったために
翼開長70cmにも達する巨体を維持できたと言われている。
- ちなみに古生代の巨大トンボとして知られるメガネウラは、当時の酸素濃度が約35%と高かったために
該当モンスター
- リンク先に一覧表あり。