瑰麗なる鳴神の龍より発現せし
双剣。万雷の如く絶え間ない
斬撃に、百竜は恐れ沈黙する。
(かんなりの神刃)
紅桜、華麗に夢と咲き誇れ。
雷神龍の双剣は焔の如く舞い
踊り、久遠の栄華を彩らん。
(神源ノ雷閃キ)
目次
概要 
- MHRiseで登場した雷神龍ナルハタタヒメの双剣。
- イブシマキヒコのものと同じく左右で形状が異なっており、
左手側は先端が刺股のように分かれたもの、右手側はまるでマイクのようなものとなっている。
右手側が小型の打撃武器のように見えるが、いつものようにこれだけではスタンは取れない。
性能 
MHRise 
- 雷属性武器が充実している今作において最後に登場する双剣。
Ver.2.0までは一発生産から強化先が無かったが、
Ver.3.0にてエンディングとともに強化形態神源ノ雷閃キが追加された。
- 強化されたその性能は、
- 属性双剣としても心もとない攻撃力170
- 属性寄り双剣としてはかなり高い雷属性値33
- まあまあの斬れ味緑と青
- スロットと会心率は無し
- 百竜強化は攻撃力強化III、空棲系特効、雷神龍の魂
このスペックは、各武器カテゴリに1本ずつある雷神龍武器の中で、何故か最も弱い。攻撃力も属性値もである。
ほとんどは攻撃力190前後なのに本武器だけ170しかないという物理攻撃力もさることながら、
そこまで攻撃力を下げて手に入れた属性値が33というのは、
ラスボス素材の武器としては正直物足りない。
同じ攻撃力の属性双剣と比較すると、- Ver.1.0から実装されていた泥翁竜の双剣は
水属性29とLv2&Lv1スロットが1つずつに長い青ゲージ、百竜強化で攻撃か属性を補強 - Ver.3.0で完成した鋼龍の双剣は
氷属性32にLv2スロット1つに僅かな白ゲージ、百竜強化で攻撃か会心率を補強 - Ver.3.0で同時に実装された天彗龍の双剣は
龍属性35とLv2スロット1つに素白90、百竜強化で攻撃補強・竜種特効・属性値1.2倍
ラスボスなのだから、もう一声あっても良かったのではないだろうか…。
というか、スロット数や斬れ味の長さという個性的な部分で負けている気がする- 雷属性双剣同士の比較では、一応ほぼ最高の属性値をマークしている。
ただし、属性値2位の王牙双刃【土雷】が攻撃力200に属性値25とバランスよく強いので、全く楽観できない。
さらに、同時に実装された百竜双刃【瞬息万変】に至っては、
同程度の斬れ味で攻撃力205属性値25や、攻撃力190属性値35を実現できる。
こっちもこっちで何故か1枠目の属性値強化が他の武器種より弱いのだが、それでも追い抜かれてしまう
- 本武器の長所として匠Lv2から白が出ることが挙げられるのものの、
百竜双刃は匠Lv1から白にしても攻撃力190属性値30、素白でも攻撃力170属性値30といった具合であり、
この観点でも苦境に立たされる。
空棲系特効で逆転を狙おうに、
補正値1.05倍のため攻撃力は178となり、なにも解決できていないことが分かる。
属性特化、匠Lv2で白、かつ空棲系特効という持ち味を全て最大限に活かし、
それらを一手に発動させつつ攻撃や会心を万全に補強できるスキル環境でない限り、本武器に未来はない。
ちなみに攻撃スキルを盛ることで倍率は増え空棲系の恩恵も大きくなるが、攻撃力強化IIIと誤差でしかない
- 属性寄りの性能、という事で雷属性弱点の空棲系のモンスターに絞ると
ナルガクルガ、ティガレックス、クシャルダオラが主な相手となる。素材需要は低めだがプケプケにも有効。
宝玉持ちのクシャルダオラがいるのでストーリークリア後の宝玉集めのお供にしたい所だが、
今作のクシャルダオラはMHWに続いて属性肉質が堅く、一番通っても20と5分の1しか通らない。
手数武器と相性がいい毒と爆破も効きやすいので下手をするとライバルが増える。
更に言うとクシャルダオラの第二弱点は龍属性である。
本武器が作れるのと同時に対の双剣である神淵ノ風閃キ、
その先にはバルファルクの双剣である龍天刃ヘスタカミンも作れる。
そして、これらは武器そのものの瞬間火力は兎も角、継戦能力とスキル自由度が圧倒的に高いため、
やはり本武器の立場はかなり危うい。
肉質的に一番雷属性が通り需要もやたらと多い…という事でナルガクルガの刃翼をへし折るにはピッタリだが
MHR:S 
人がつくりし二つの稲妻。
落ちた光は天には還らぬ。
その刃、終に神に届かん。
(神閃・雷禍一双)
- 長らく強化をお預けされるが、MR30で解禁されるマスターランクの百竜ノ淵源ナルハタタヒメを討伐することで
神閃・雷禍一双に強化できるようになる。レア素材淵源の天鱗などを使用した結果の性能はと言うと…- やや低い方だが絶望的ではない攻撃力300
- 圧巻すぎる雷属性69
- 素で紫10+白60
- スロット、会心率、防御力は相変わらず無し。百竜装飾品スロットは2
この属性値は雷属性双剣どころか全属性見ても右に出るものがなく、
雷属性攻撃強化Lv5をつければ属性値は86という最早なにがなんだかわからない数値になる*1。
同時に解禁される傀異化クエストには雷を弱点とするモンスターが多く、
それらを相手取る時にまさに雷神の如き力を発揮してくれるだろう。- もちろん欠点もあり、まず自前のスロットが0であること。
そして、素で紫が出ているとはいえそれが10しかないこと。
これらの事情により扱う上ではスキル調整に難儀することになる。
研磨術【鋭】に頼りたいところだが続く白60と長く、発動に時間がかかる。
素直に剛刃研磨に頼るのがよさそうだが、あえて白ゲージに身をゆだねるのもありだろう。
- ライバルはジンオウガ武器の真・王牙双刃【天業】。
属性値はこちらの圧勝だが、それ以外の攻撃・紫の長さ・白の長さ・Lv2スロット保有において優秀。
また、百竜スロットもこちらと同じLv2のためここでの差別化は考えない方がいい。
物理・属性共にバランスよく整えることでダメージと尻尾をふくむ部位破壊の両立において押し負けてしまう。
こちらはとことん属性に関したスキルをそろえる以外の選択肢は無いため、
斬れ味やスロ0と相談しながらできる限りを尽くしたいところ。- スロ0ではあるものの、属性値60台かつ素で紫がある双剣、
即ち匠にスキルポイントを食われない双剣は本武器が唯一の状態となっている。
属性重視の武器は紫ゲージにする恩恵が大きいので、
総合的なスキル自由度は60台の中ではむしろ高めか。
- スロ0ではあるものの、属性値60台かつ素で紫がある双剣、
- Ver.11.0では傀異錬成で属性値をさらに伸ばせるように。属性特化させると攻撃力305、雷属性78となり、
もはや双剣が持っていい属性値を通り過ぎた値を手にしてしまう。
さらに、ここから雷属性強化Lv5、連撃Lv3をつけて鬼人化すると、
表示上の属性値は驚天動地の142まで伸びる。- 特に雷に弱い傀異化蟹コンビは血や甲殻といった、何かと不足しがちな傀異化素材を持つため、
双剣使いはこれらのモンス周回用に1振り作ってしまうのもよいだろう。
Rise時代から引き続きナルガ相手にも効果的、
尻尾を切るのには不向きだが、刃翼を砕いて転ばせながら傀異化した牙を集められる。 - 属性を落とすことになるが、百竜装飾品のレベルを上げて弱点特効【属性】を入れる選択肢なども考えられる。*2
- 特に雷に弱い傀異化蟹コンビは血や甲殻といった、何かと不足しがちな傀異化素材を持つため、
- その後もVer.を重ねる毎に環境そのものが属性有利に変遷していき、
スキルや錬成で属性がより盛れるようになった結果、
傀異錬成で属性を最大まで積んだ状態で素の属性値は122にも達し、
属痛竜珠のため百竜スロット拡張に回してもなお107もある。
そしてさらに、前者の属性値を雷属性強化Lv5、業鎧【修羅】Lv3、災禍転福Lv3、狂竜症【蝕】Lv3、奮闘Lv3、連撃Lv3
で盛りに盛り、トドメの鬼人化。
これら全てが同時発動した際の属性値は聞いて驚け314。
護石や錬成次第では、ここにさらにVer.16の新スキル、血氣覚醒などを盛る余地もあるだろう。
実戦ではここまでうまく発動することはまずないが、この属性値はもはや一つの領域であり、
最強の雷双剣は何かを議論するときの争点は
「属性を最大まで積んだ雷禍一双」と「傀異錬成を百竜スロット拡張に回した雷禍一双」
のどちらが強いかであって、他の双剣が入り込む余地はないとまで言われている。
欠点であった紫ゲージの長さや物足りない物理火力も、傀異スロット拡張ボーナスによって自動的に克服済み。- 実際、上でライバルとして挙げられた真・王牙双刃【天業】も、今や明確な差があると言っていい。
これは何も極端な属性特化構成の話をしているのではなく、よく知られた7733構成でも同じこと。
というか今の双剣はむしろ属性特化こそメジャーなのでこちらで負けている時点で非常に厳しい。
あげくの果てにはオウガ双剣が唯一明確に勝る攻撃力を活かし、
鬼人化【獣】を用いた鉄蟲斬糸運用で競わせてさえ雷禍一双に辛うじて横並びという有様であり、
双剣に圧倒的な属性値を与えたらどれほどの猛威となるのか、
我々は今その様子をまざまざと見せつけられているといえる。 - ちなみに、属性全振り型か百竜スロット拡張型のどちらが強いかは、割と誤差だったりする……が、おすすめは属性全振り。
属性肉質25以上の部位に対しては拡張型のほうが火力は出るのだが、
実際には少し他の部位を殴っただけで簡単に覆ってしまうためである。
属性弱点をずっと攻撃し続けられる自信があるならスロット拡張でも全く問題はないのだが、
そもそも今作の雷弱点モンスターは強力な相手ほど属性肉質が渋い傾向があり、
特に25以上の部位となると本当に少ない。*3
素材に余裕があるなら二本作成し、相手に合わせて使い分けるのもいいだろう。
1本で属性強化Lv8と百竜装飾品スロットLv拡張のどちらも解放し、
狩猟ごとに付け替える方が安上がりになるが- 一般論としては、属痛竜珠のためにスロット拡張をしても、
その分他の武器は素の属性値を伸ばせるわけで、力関係は覆らないのはおろか、却って広がるばかりなのだが、
他の武器に追いつかれないどころか比較対象は別の構成の自分自身のみというこの武器はなかなか奇特である。
氷属性と違い、属性値二番手の天業も百竜スロットがLv2止まりな点が大きいか。
仮に天業の百竜スロットがLv3だとしても(傀異克服)クシャルダオラとリオレイア希少種、バゼルギウスと言う現実が待ち構えているが。
いずれにしても雷属性も火や水と同様に物理度外視の属性火力を取るか、物理とのバランス取りもしくはスキル自由度をとるかになるか。
- 一般論としては、属痛竜珠のためにスロット拡張をしても、
- 実際、上でライバルとして挙げられた真・王牙双刃【天業】も、今や明確な差があると言っていい。
- なお、この武器の属性値69というのは、
んの因果か兄弟武器である片手剣と全く同じである。
更に言えば、雷属性どころか全属性まで含めてもその武器種の中で最大の属性値という点も共通している。
しかしながら、あちらの手数はこちらほど多くはないこと、そもそも属性が乗らない攻撃も繰り出すこと、
物理モーション値がこちらよりかなり高く*4、低めの物理火力が無視できない欠点であることなどから、
こちらとは違い一強の状態にはなっていない。
ある意味で、兄弟武器とは言われつつもその実武器の本質が全く違うということをよく表した武器であるとも言える。- 物理に関しては双剣全般に言えるが、片手剣より10低い。
もっとも、双剣はモーション値も非常に低いのでむしろ気にするところではないか。
- 物理に関しては双剣全般に言えるが、片手剣より10低い。
余談 
- 強化前の解説文は、雷神龍の恐ろしさをこれでもかと強調しているが、
強化後は百竜の災禍を打ち払い訪れた栄華を讃えるものとなっている。
- 一対の古龍という恰好の題材を前に、「イブシマキヒコとナルハタタヒメの双剣」というものは実現しなかった。
もっとも、実装されたところで通常属性の組み合わせなら何でも御座れな百竜双刃が立ちはだかるが。- しかし、続くMHR:Sでは百竜武器の強化ができず、雷×龍属性の組み合わせは
MRでは事実上存在しない状態となってしまった。
ティガレックスやクシャルダオラ等、有効な仮想敵も居ただけに風雷合一の双剣が無いことが悔やまれる。
- しかし、続くMHR:Sでは百竜武器の強化ができず、雷×龍属性の組み合わせは